「はい、それでは突然ですが、錬金術とはなんでしょうキョロンちゃん」
「えっ!えっとその人の魔法特性を薬や創造物に込めて、触媒によって効果を加減させる技術でしょうか?」
あたふたしながらしっかりと答えるキョロンちゃん。優秀な愛弟子だぁ♡
「そうだね。いきなり概念的なことを聞いても答えられるのはよく勉強している証拠だね。えらい!ご褒美にナデナデしちゃう。」
「えへへ、じゃなくて!このペースじゃ明日になっちゃいますよ!」
おっといけねえ。キョロンちゃんの可愛さについ。
魔法特性とは、ゲーム的にいえば属性のことだ。この世界の人は全員何かしらの魔法特性を持っていて、全員その魔法特性の魔法を使える。
魔法といってもゲームみたいな攻撃魔法ではなく、薪に火を付けたり、コップ一杯の水を出したりするくらいだ。
ただ、ゲームみたいな魔法使いも存在している。魔力は努力すれば努力するほど増える為、才能ある人間が魔力を伸ばして、杖等の魔法触媒を介し、火魔法の最大火力を放つと小さい村なんかは消し飛ばす威力の魔法を打てるようになったりする。
命が軽けりゃ、持てる力もでけえな異世界ファンタジーっていうのは。
「ゴメン、ゴメン。魔法特性を込める性質上、錬金術師はその人の魔法特性が重要になってくるんだよね。では錬金術師に向ていると言われる魔法特性は何でしょうか?」
「はい、身体に影響を与えるとされる光と、精神に影響を与えるとされる闇の特性です。」
魔法特性は全部で6種類ある。王道の火、水、風、土の4種に、特殊な位置づけになりやすい光、闇の2種。人間はこの6種のどれか、あるいは複数を持っている。
王道の4種はそのまま属性攻撃だが、光と闇は光を出す、闇を出すという属性攻撃っぽい物の他に回復魔法(光)と精神操作魔法(闇)が使える。ただこの二つの魔法はある理由から相手に対して物凄く効き辛い魔法だったりする。そこで錬金術を使って薬にすることで実用的にしている訳だ。
ちなみに魔法特性による差別はないといっておこう。
……前世の星座占いくらいの性格診断はあるか?いやどっちかっていうと「これだから光特性は(呆れ)」みたいなあの感じは血液型占いに近いか?そういえば血液型占いに科学的根拠がないっていうけど、そもそも占いなんだから統計という数学的帰納法で示しているだけであって科学がどうとか……おっと思考がズレてしまった。修正、修正。
「はいその通り。もっと言うと薬に使った時に汎用性が高いのが光と闇だからだね。」
「汎用性?」
「例えば、土特性の錬金術師が回復薬を作ると、その薬は土光の薬になる。これだと土特性の人にしか使えない薬が出来上がるんだ。土特性が邪魔をして回復効果がスルーされてしまうからね。」
「あーだから身体に作用する光と闇なんですね。」
この世界は魔力のおかげで人間が結構丈夫だったりする。普通の人でも無意識に魔力で身体を守っているからだ。
この防御は結構優秀で身体に異変を起こす魔力の働きも自動でレジストされてしまう。これにより回復魔法と精神操作魔法はレジストされてしまうのだ。
相手が病気や怪我で死に瀕していると、魔力が弱まるため回復魔法と精神操作魔法は効くようになるが、これではあまりにも限定的な為、薬にすることで経口、吸引、塗布、注射などで魔力防御を突破し、光特性や闇特性を与え続けることで軽傷や健康体であってもレジストされることを防ぐわけだ。
ちなみに力仕事をするときとかにも魔力を使って身体機能を増幅させるため、鍛えれば鍛えるほど前世ではありえないことを人力で可能にしたりする。
この世界の剣士の上澄みは剣の一振りで100人まとめて吹っ飛ばしたり、ぶった切ったりする。無双シリーズかよ。
「そういうこと。闇光の薬なら、少しリラックス効果のある回復薬。光闇の薬なら、少し血行が良くなる精神薬とかになるから、薬の汎用性って意味で光と闇は錬金術師に向いている特性なんだ。」
「なるほどです。でもなんで魔法特性の話を?私の魔法特性は光だから錬金術には向いてますよね?向いているっていわれてうれしかったんですけど。」
「その魔力特性の光が原因で起こる病気なんだよ。
6年前、初めてあったキョロンちゃんは、ガリガリで頬は
「そうだったんですね。光特性の所為で
キョロンちゃんはそう言いながら、机の上にグデーと身体を預ける。たわわに実ったおっぱいがクッションになってる、
んほー♡たまんねぇ!本当によくここまで大きく育ってくれたなぁ!
世界観説明難しい…