「
小首を傾けて、キョロンちゃんが訊ねてくる。
うーん、この事実を伝えたら、今向けられている尊敬の眼差しは失われるかも…
いや!しょうがない!あの時はあれが最善だった!割り切れ!私!
「えーと…簡単に言うとレジスト薬を処方して、
「おー!流石は天才錬金術師マヌーラ先生ですね!成長促進剤まで作れるなんて!どうやって作るんですか?まだ私教えてもらってないですよね?教えてください!」
「いや、あのね、もう教えているんだよ、その、正式名称は成長促進剤じゃなくて、ほらあの我がアトリエの主力商品で、貴族女性中心にかなりの人気を誇る奴だよ、あれ」
「…えっ?あの、ひょっとして成長促進剤って豊胸剤のことですか!」
「はい!その通りです!キョロンちゃんゴメンねえええええええええええええ!」
うおおおお!誠意を見せると共に有耶無耶にするためにキョロンちゃんに抱きついて謝り倒す!
「治療法を閃いた瞬間に手元にあったのがそれだったんだよー。キョロンちゃんの症状も重くてちゃんとした人間用の成長促進剤作るまで持ちそうにもなかったし…、ゴメンね未熟な先生で…」
「うーんまあ確かに、先生と初めてあった時は、結構危ない状態でしたし、死ぬよりはマシかー
てっきり先生のことだから『ロリっ子に豊胸剤使ったら一体どうなっちゃうんだ!?うひょー♡』みたいな感じで使ったのかと…」
「そ、そそそんなこと、あっあるわけなかとよ!我天才錬金術師ぞ!先生なんだぞ!」
何故ばれた!いや弁解した言葉もちゃんと本心だし!全然そんな、そのような知的好奇心は6割くらいしかなかったもんね!
「先生…」(ジトー)
うう…キョロンちゃんの目が冷たい。ごめんよー、こんな先生で。
「はあ…まあいいです…えーと、その、マヌーラ先生♡?私のこの体、先生は好き、ですか?♡」
「え、そんなん勿論に決まってるよ。私の研究が完成したら真っ先にキョロンちゃんと一つになるって心に決めているから」
「んふ♡ならいいです!許してあげます。他の人にどう思われようと、先生が気に入ってくれるならそれでOKです!」
ああああ!可愛い!可愛い!!可愛い!!!絶対に取り戻すからな待ってろよ『相棒』!