[リメイク版]ネメシス君はシャーレ所属   作:猫侍二十二世

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追跡者、アビドスの地へ

 

俺は死んだ

轢かれて死んだ

轢かれそうな子供とかを助けて変わりに死んだとかじゃなく普通に渡ってたら猛スピードのトラックに轢かれて死んだ

そうして気付いたらバイオハザードのネメシスになっていた

…いやなんで?

訳がわからなすぎて頭がどうにかなりそうだった

落ち着いて考えたが多分ラノベとかの転生みたいなもんなのだろう

いやそれでもよりにもよってネメシスかよってなったけど

それから何ヶ月の間なんやかんやあって襲われそうだったリン行政官を助けたら何故か部下として拾われ、連邦生徒会所属になった

連邦生徒会はここ学園都市キヴォトスのトップの…なんか凄い集団である

わかりやすく言うと日本で言うところの内閣みたいな組織だ

拾われた当初はなんで「拾ってくれたんだこの人?」って思ったけど多分徹夜続きの頭で正常な考えができなかったんだと思う、なんか上司の連邦生徒会長が行方不明らしくてそのせいで連邦生徒会内部でも大混乱で仕事が多くなってたみたいだし

入った初日に書類の山を渡されたのは記憶に新しい

こんな量できるわけないだろって思ったけどネメシスの身体のおかげか疲れはあまり感じなかった

まあ、周りの目が気になりすぎたけど…連邦生徒会のビルの中だと基本頭の取ってたから恐怖のあまり気絶してる人もいたにはいた

まあまあそんなことはいいのよ…そんな日々を数日すごして何時も通り書類仕事でデスクに向かっていた時だった

 

「ネメシス、貴方にはこれからシャーレの先生の補佐を務めてほしいの」

 

リン行政官にこんな事を言われた

 

【連邦捜査部S.C.H.A.L.E】通称 シャーレ

 

行方不明の連邦生徒会長が作り、外から呼び寄せた先生がそこの顧問をしている機関で凄まじい権力を持ってる頭おかしい機関である

いやなんでそんな権力持ってる機関にリン行政官ですら知らなかった人顧問にさせちゃうのよ

聞いた話だがなんか指揮能力が凄い人らしい

なんでもその先生が来た日にシャーレの建物まで行く時に襲われたらしく、そこで他学園の人らの協力でなんとかなったらしいけどそこで指揮したのがその先生らしい

軍関係の方なのか?

…ん?なんで手伝わなかったのかって?

他の方向から大量のアホ共が来てたからそれ全員しばき倒してたんだよ

全員病院送りにしてやりました(^^)

ん?死にそうだけど大丈夫なのかって?なんかキヴォトス人銃で撃たれても痛いで済ませるし大丈夫でしょ

まあそんな感じでシャーレにリン行政官と共に車で到着し、シャーレの部室前まで来た

 

コンコン

 

「……………?」

 

コンコン

 

「……………?」

 

2度ノックをしても返事がなくしかたなく開けると

 

「アヒャヒャヒャヒャ、仕事仕事仕事仕事!仕事美味しい!仕事美味しい!」

 

変な奴が居た

 


 


 


 

なんとかシャーレの先生補佐になってから数日たったがこの人大丈夫か?

最初は俺にビビリまくってたけど慣れたらしく今では普通に仕事をしているが、なんか疲れすぎてるせいか電源のついてないタブレット端末に向けて話しかけてる時あるし

まあ仕事美味しいって言ってるヤバイ奴だし仕方ないか

 

(そろそろ休憩にしようかな)

 

デスクから立ち上がり給湯室でお湯を沸かし、インスタント珈琲を自分と先生の分を淹れて持って行く

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ネメシス!アビドスに行くよ!」

 

(…………ハァ?)

 

某猫ミーム顔負けのハァ?が出てしまった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(こいつ馬鹿だろ)

 

ぶっ倒れた先生を見てこう思ったのを許してほしい

先生の補佐として物資を持って先生の後ろを歩いていたのだが見ていたのが砂漠化したせいで数年前から更新されていないアビドスの地図であったり

砂漠化で街の中でも遭難者が出ると少し調べればすぐ出てくるのにそれすらも調べずに水も食料も持たず

その状態で来たおかげで絶賛遭難中だよ、そうなんですね〜……畜生め!

俺が持って来た食料と水も今尽きてしまった

8割6分ほど先生が消費した

こんなことになるならもっと持ってくればよかった

まぁ、アビドス生徒が使用する弾丸や消費品を持てるだけ持ったから仕方ないな

 

(さて……どうするかね)

 

このまま置いていく訳にもいかない、かと言ってアビドス校舎までの道のりも不明

どうするかと先生を団扇で扇ぎながら考えていると

 

(…む?)

 

遠くから音が聞こえてきた

音が聞こえる方を見ていたら自転車に乗った子がこっちに向かっていた

その子と目が合った……顔隠してるから実際は目合ってないけどまあ小さいことは気にしないことにしよう

 

「……貴方は?」

 

なぜか警戒されている……いやこんな服装とガタイしてるヤバイ不審者として警戒するわ

そんなことを考えていると先生がヌッと顔を出し

 

「あれ?君は?」

 

「ん、砂狼シロコ」

 

「私は連邦捜査部シャーレの先生ですこっちが私の補佐をしてくれてるネメシス、アビドスからの救助要請を受けて来ました!」

 

「シャーレ?…アヤネが言ってたのだ」

「でもここで何してるの?」

 

「実は…遭難してて……よかったらアビドスまで案内してほしいんだけど」

 

「ん、アビドスなら私そこの生徒だから案内するね」

 

「え本当!?助かった〜!」

 

(はぁ…助かった、これでなんとか死なずにすむ……いや1回死んでるし、この身体なら死なないと思うけど)

 

「あ…でも身体動かないや……ネメシス、お願いできない?」

 

(え〜……マジかよ、まあ良いけど)

 

「グルルル……」

 

面倒くさいから米俵みたく担いでシロコに並走する

 

(…ん、意外と速い)




(シロコとの間接キスは)ないです。
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