シロコに並走して数十分、アビドス高等学校へと到着
アビドス校舎へと入った
校舎内は砂漠化のせいか、砂がよく入り込んでいた
階段を上り、彼女らの部室へと着いた
扉にはアビドス廃校対策委員会と書いてある
シロコに続いて、中へと入ると
ゴン!
思いっ切り頭をぶつけた
(いっった……身長デカいこと忘れてた)
「お帰りシロコ…先輩……」
「て、うわ!?後ろの女性担いでる人誰!?」
「わ〜!シロコちゃんが大きい人と一緒に大人の女性を拉致して来ました☆」
「ま、まさか死体!?シロコ先輩が大きな人とついに犯罪を!?」
「み、皆落ち着いて!すみやかに死体を隠す場所を見つけるわよ!確か体育館シャベルとツルハシがあるからそれで!」
(いやいやいやいやいやい!?カオス!何でそうなるんだよ!確かに遠目から見たら完全に犯罪かもしれないけど!わからなくもないけど!死体じゃねーよ!まだ生きてるわ!)
「あはは、元気だね」
「いや、生きてる」
「うちの学校に用があるんだって」
「え?お客さん?」
(……あ、挨拶か)
いい加減先生を下ろした
「初めまして!シャーレの先生です!」
「こっちは私の補佐をしてくれてるネメシス……訳あって喋れないし、顔隠してるけど気にしないで!」
「」ペコ
(喋れないことはないけどな……呻き声とスターズしか言えないけど)
「シャーレ……まさか!?」
「わ〜!支援要求が受理されたんですね!よかったですねアヤネちゃん!」
「はい!これで弾薬や補給品の援助が受けれます!」
「はやくホシノ先輩に……あれ?ホシノ先輩は?」
「ホシノ先輩は隣の部屋で寝てる、私起こしてくる!」
そうして黒髪で猫耳の少女がホシノ先輩と呼ばれた人を呼びに部屋の外へ出た時だった
ダダダダダダダダ!
外から銃声が聞こえて来た
「オラー!アビドス!今回は校舎をいただこう!」
「ヒャッハー!汚物は消毒だー!」
「ちくわ大明神」
「オラオラ〜!はやく出てこいやー!」
「誰だ今の」
「お前らの物資が少ないことはわかってんだよ!大人しくしていれば痛い目にはあわないぞー!」
なんか変な奴ら居たな…あと誰ださっきの
「武装集団が接近!カタカタヘルメット団です」
「あいつら…性懲りもなく!」
どうやら奴らカタカタヘルメット団と言うらしい
キヴォトスには色々なヘルメット団がいる今まで俺が遭遇したのはヒヤヒヤとドンドンだったなと思いながらこれからどうするか考える
「ホシノ先輩連れて来たよ!先輩起きて!」
「うへ〜、セリカちゃんまだ起きる時間じゃないよ〜?」
そうこうしていると猫耳少女がピンク髪の小さな少女を連れて来た
「ホシノ先輩!ヘルメット団の襲撃です!」
「この方々はシャーレの先生と補佐のネメシスさんです」
「……うへ〜大変だね…あ、先生?よろしくね〜?むにゃ」
(この人凄い見てたけど…まあネメシスだし仕方ない
それしても……こいつ強そうだな)
キヴォトスでは小さい=強いの計算式が結構成り立つらしい
ゲヘナの風紀委員長とかな
「ネメシス、皆に物資あげて」
「」コク
大型のバックパックを開けて中に入れていた銃弾や手榴弾などを出していく
全員がそれを受け取り、戦闘準備を済ましていく
「指揮なら私に任せて!……てあれ?ネメシス何やってるの?」
「???」
準備運動していたら先生に疑問をかけられた
(いや何って戦う準備やろ)
そう伝える為に外を指さして拳を握る
「え?まさかネメシスって戦えるの!?」
「」コクコク
(何を当たり前のことを)
「う、う〜ん、わかった、なら皆を手伝ってあげて」
「」ぐっ
「あ、出てきたぞ!」
「あれ?なんか見たことないでかいやつ出てきたけど」
「アンタ達!毎度毎度しつこいわね!」
「お前らが校舎を渡すまで!アタシらは!襲うのを止めない!」
「いい加減に大人しく渡した方が身のためだぞー!」
(こいつらどうすっかな……よし)
「くいくい」
「ん?どうしたのネメシス君?」
「(俺、右、やる)」ジェスチャー
「……わかったよ、それじゃ右側は任せたよ〜」
「ん、なら私達は左を」
「姉貴、奴らやる気っすよ?」
「関係ねぇ!お前ら撃てー!」
赤いヘルメットを被ったリーダーからの命令を受け、銃撃してくる
俺は腕を守りながら全員の前に立ち、銃弾を全て受ける
『ネメシス!?』
通信から先生の心配そうな声が聞こえるが問題はない
顔に当たれば多少は痛いがそれ以外ならそこら辺のチンピラごときの攻撃なぞ痛くも痒くもない
「や、やべぇ!全然効いてねぇぞ!」
「ば、化け物かよ!?」
「グラァァァァ!」
「ちょ!く、くるnごはぁ!」
弾を撃ち切り攻撃が止んだ瞬間前に走りだし顔面を殴りつける
ヘルメットは粉砕され地面に浅いクレーターを作り倒れる
「なぁ!よくもわぁ!」
ヘイローが消えたことを確認してからすぐに隣の奴に右腕でなぎ払う
ダダダダダダダダ!
(いてて…死ね)
リロードを済ませていた他の奴らから銃弾を貰う
何発か顔に当たるがすぐに防ぎ、蹴りを入れる
「カハァ!」
「あ、やべぶはぁ!」
(よしストライク)
その後も目の前の敵で屍の山を気づいていく……死んでないよ?
数としては15人は居たがすぐさま壊滅させた
(よし、終わり…さて、向こう側は……あ)
シロコ達の方へ視線を向けると向こうも粗方倒しているようだったが、倒れたヘルメットの1人がまだ動けており、銃口を金髪ロングの子へと向けている
(え〜と!…あこれでいいや、ついでに残りもやるか)
「シロコは右手奥にミサイルを!ノノミは掃射!ホシノとセリカはノノミをカバー!」
「「「「了解!」」」」
ダダダダダダダダ!
「あいて!」「ぐはぁ!」
先生の的確な指示でアビドス組は効率よくヘルメット団を処理していく
「くそ!なんであいつらこんなに強くなってんだよ!」
「あいつだ!後ろで指揮してるあの大人だ!」
「優先的にあいつをやれ!」
「させないよ」
バンッ!
「あべしぃ!」
「ハァ……ハァ……く、クソが!これでもくらいやがれ!」
先程気絶させたはずのヘルメット団がノノミに向けて銃口を向ける
「!ノノミ先輩危ない!」
「っ!」
「もう遅えぐぼはぁ!」
「え?」
銃口はへしゃげ、ヘルメットには石が貫通して再び気絶していた
「な、何が?」
「ん、多分ネメシスのおかげ」
シロコが指を指している方を見ると残ったヘルメット団に向けて石を野球の投球のように投げていた
ギュオン!
「がぁ!」
石とは思えない音を響かせながらヘルメット団をヘルメットごと粉砕していた
ネメシスは的確にヘッドショットを決めていた
そうしてヘルメット団の最後の1人にトドメを刺した
「」ぐっ
ネメシスはやってやったぜと言わんばかりにグッドサインをした
それを見て先生とアビドス組は苦笑いを浮かべていた