「剣を下ろすんだ、アイズ」
「……はい、団長」
「おい、ベート。何故そばにいながらアイズを止めなかった」
「るっせーな、あんまりにも急すぎて反応が追いつかなかったんだよ!」
おー、フィン団長にリヴェリアさんにベートやガレスのおっさんもいんじゃん!生ロキファミリアだ!
「すまない、うちの団員が急に斬り掛かったりしてしまって。しかし、彼女はかなりの実力者だ。そんな彼女の斬撃を片腕で受け止めた君も相当な実力者と見た」
「当然だ。僕は最強なんだから」
ロキファミリアを前にしても相変わらずブレないメリュジーヌさん流石っす。まぁ最強なのは間違ってないから何とも
「確かにそう言うだけあって、お主からはただならぬ存在感を感じるな」
「やっぱそういうのわかるんですね〜。流石はロキファミリアの皆さんだ」
「あれ?私達の事知ってたの?」
ティオナだ!そしてその横にはティオネとレフィーヤも!いやぁ、やっぱかわ……ンンッ!!危ない。またメリュジーヌを怒らせてしまうところだった。ナチュラルに俺の心読んでくるからねこのロリドラゴン。流石絆レベル15は伊達じゃねえ
「そりゃまあ、有名なロキファミリアですから。これでも憧れてるんですよ?」
「そう言ってくれると嬉しくなってしまうね。とは言え、アイズが君達に、厳密に言えば銀髪の彼女に切りかかったことは事実だ。ロキファミリアの団長として謝罪をさせてほしい」
「そんなそんな、メリュジーヌのおかげで俺たちに怪我はないですから。でもその謝罪は受け取ります」
「ありがとう。だが言葉での謝罪だけでは僕の気が収まらない。後日、ロキファミリアのホームに招待しよう。その時に改めて謝罪と謝料を渡したい」
「ご丁寧にどうも。ならまた後日お伺いさせてもらいますね。では俺たちはこれで」
「ま、まって……」
俺たちが去ろうとしたらアイズが止めてきた
「なにか?」
「その、急に斬り掛かったりしてしまって、ごめんなさい」
「そちらにも何か事情があるのでしょう?幸いこっちに被害はないので今回は水に流しましょう。ですが今後は控えてください」
「……はい」
今度こそ俺達はその場を去り、ギルドで魔石を換金した。しかし事情を説明したら受付のエイナさんに怒られてしまった。いくらメリュジーヌが強いからといって駆け出しの冒険者が勢いで下の階層に入ってはいけないと言われてしまった。ご尤もです
ちなみに、ベルはアイズについてエイナさんに聞いていた。おそらく一目惚れだろう。これは原作と同じだな。いやでも原作とは出会い頭の印象が違うからなぁ。初対面でメリュジーヌに斬り掛かっちゃったからそこんとこどうなんだろ。それと俺とメリュジーヌはベル達の話が終わるのを待ちながら会話をしていた。もちろんメリュジーヌの可愛さに見とれていた男達に見せつけるようにしながらな!妬みの視線を向けてくる男達の顔は滑稽だった。ワイン片手に愉悦したい気分になったよ
あ、ベルが戻ってきたからマイホームに帰ろう
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「ようこそ、ロキファミリアへ。歓迎するよ」
「ありがとうございます」
「あわわわ……!こ、ここがロキファミリアのホーム……」
「うちのホームとは全然違うね、マスター」
招待された俺たちはロキファミリアのホームに来ている。今部屋にいるメンバーは俺、ベル、メリュジーヌ。そしてフィンの4人だ。ちなみにメリュジーヌは第2再臨の姿だ。俺が一番好きな姿ね
「さて、そろそろロキが来るはずだから、悪いけどもう少し待っていてもらえるかな?」
「ええ、こちらがお邪魔している立場なので、そちらの都合に合わせますよ」
「君は随分と礼儀がなっているね。だが今回はこちらが呼び出したんだ。もう少し態度を崩してくれても構わないよ」
「ならお言葉に甘えて。お茶とかもらえます?」
「兄さん!?急に図々しいよ!?」
「はは、いいよ。後で用意させよう」
「ありがとうございます」
この後本当にお茶を3人分持ってきてくれた。それに加えて茶菓子まで。ロキファミリアの人達超いい人じゃん。んで、そこの一言も喋ってないアイズは一体なにを考えているのやら。なにやらメリュジーヌを見てるけど
「ねえ、さっきから僕の事見つめてるけど、また僕に何か用があるのかな?」
「いや、その……」
メリュジーヌにそう聞かれてなんて言ったらいいかわからないといった感じでボソボソとなにかを呟いているアイズ。そんな気まずい空間を壊したのは、ドアを開けて部屋に入ってきたロキファミリア主神、ロキだった
「悪い悪い、遅れてしもうたわ」
「ロキ、あまりお客人を待たせるものではない」
「まあまあそう言わんといてや。だから悪い言うて謝ったやろ?」
「全く……済まない、待たせてしまって。彼女がこのロキファミリアの主神、ロキだ」
「お初にお目にかかり光栄です。ロキ様」
「なんや、えらい礼儀正しいやん」
そりゃ神様だし。最低限の礼儀は持っておく。んで、ロキが来たってことはさっそく本題に入るのかな?
「んで、うちのアイズが攻撃したっていうんがそこの銀髪の子やな?ていうか、えらい可愛らしいやん」
「そうですね。可愛いでしょ?」
「兄さん?本題はそっちじゃないよ!?」
「ああ、そうだった。確かにアイズさんに攻撃を仕掛けられたのはメリュジーヌです。ですが本人が気にしていないので俺が特に何かを言うことはありません」
「でもなぁ、アイズは理由もなく他人に斬りかかるような子じゃない。そっちにもなんか非があったんとちゃうんか?」
「いや、今回の件に関して彼らに非はないよ。全面的に我々、というよりアイズに非がある」
「う、ごめんなさい……」
あちゃ〜、アイズ落ち込んじゃってるよ。ベルも心なしか落ち込んでるアイズを見て若干暗そうな顔をしているように見える
「んで、アイズはなんで急に斬り掛かったりしたん?」
「……その、メリュジーヌさん、からは、なんというか、普通とは違う異様な気配を感じたから……その、ごめんなさい」
「ああ……メリュジーヌは人間じゃないですからね」
「ほぅ……?」
「彼女は俺が召喚した使い魔、まあ……精霊のようなものだと思ってください。あ、でも安心してください。メリュジーヌは無闇に他人に危害を加えるような子じゃないので」
「ほう、確かに彼女からは尋常ならざる存在感を感じると思っていたが、そういう理由だったんだね」
「はい。なので今回の件は次同じようなことがないと約束していただけるなら水に流します」
「分かった、ほな約束するわ。大丈夫や、神は嘘はつかん」
「ならよかった」
「許してくれてありがとう。ロキ同様、今後はこのようなことがないと約束しよう。これは謝料だ。受け取ってほしい」
「これはどうも。では俺たちはこれで」
俺はそう言ってベルとメリュジーヌを連れて部屋を出た。そして帰るために廊下を歩いていると、ベートとすれ違った
「あぁ?誰かと思えばあん時女に守られてんのにヘラヘラしてた軟弱野郎か。情けねぇ、虫唾が走んだよ。とっとと消えろ」
「え、急になんですか?」
そんなこと言われてもなぁ。マスターって基本そういうもんだし。サーヴァントに守ってもらって自分は指示を出したりサポートをしたりね。まあ自分から前線に出て戦うイレギュラーもいるけど。ていうか俺がそうなりつつある
「……犬如きがよく吠えるね。自分より弱い者を労れない君なんかよりマスターのほうが1000倍マシだよ。いや、比べるのはマスターが可哀想だ」
「……あぁ?」
あ、やばいわこれ。ベート完全にキレてるしメリュジーヌも顔はいつも通り冷静だけど内心キレてるでしょこれ。いかん、仲裁に入ろう
「まあまあ、二人とも落ち着いて。ベートさんの言う通り今の俺が弱いのは事実だから。それにメリュジーヌも、そう言ってくれるのは嬉しいけど喧嘩はだめだ。正直ファミリア同士での争いは避けたい」
「おい、雑魚は引っ込んでろよ。俺はテメェに用はねえんだよ」
「まだ言うんだね。なら望み通り叩き潰してあげる」
「べ、ベルゥゥゥゥゥ!!」
「ど、どうしたの兄さん!?」
「これ何とかなんねえかなぁ!?」
「僕には無理だよぉ!?」
アイズの次はベートかよぉぉぉぉぉぉ!?こ、今度も誰か来てくれないかなぁ!?ロキでもフィンでもリヴェリアでもガレスでもいいからさぁ!!
この後、偶然通りがかったリヴェリアがベートを抑えてくれて、俺がメリュジーヌを落ち着かせることでこの場は事なきを得た
ちなみにランス君の容姿はベルくんと同じ白髪赤目でキリッとした目つきでベルが可愛い系ならランスはかっこいい系。身長は175でベルより10センチ高い
ヒロインはどうするか
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召喚したサーヴァントのみ
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ダンまち側のヒロインも何人か