貴方のことが好きすぎるゼンゼロ女子だなんてそんな 作:究極進化さむらい(2歳)
かなりキャラ崩壊気味なんでご注意を
白い瞬光と情熱的な抱擁をした日から、既に1週間が経過していた。
瞬光との関係に亀裂が入ってしまった……と言うことは無く、依然として貴方と瞬光は良好な仲と言えるだろう。
共に師からの指導を受け、飯を食らい、風呂を共にし、同じベットで睡眠を取る。
誰がどう見ても仲睦まじく、何一つおかしいことはない。
───ここまで、貴方の現実逃避。
確かに、互いに気まずい空気が流れるなどは無かったし、貴方と瞬光の関係は悪化してはいない。
しかし、翌日から瞬光の様子が可笑しくなっていった。
───貴方の尊敬する姉弟子で、雲嶽山の弟子、青溟剣の担い手、将来虚狩りの名を授かる少女、葉瞬光は………
「おはようのぎゅ~…!」
妖怪「ハグ待ち姉弟子」へと変貌してしまったのだ。
訳が分からない、といった顔で放心している自分を優しく抱きしめ、幸せの表情を浮かべている少女が貴方の尊敬する姉弟子だとは思えなかった。
そう、あの日の翌日。
貴方は突如として、瞬光から事あるごとに抱擁を求められ、される様になったのだ。
『おはようのぎゅーがまだよ?』
起床したら必ずハグをする。
『修行の後は必ずぎゅーしないと』
汗で濡れていてもハグをする。
『お風呂入る時は抱き合いながら入らないと』
入浴中ですらハグをする。
もうこれに関してはハグとかいうレベルでは表すことは出来ない。
『今日は寒いから、風邪を引かないよう温めて寝なきゃね。そういう訳で……はい、ぎゅー』
寝るときも勿論ハグ。
まだ一線は越えていない
因みに、貴方から抱き寄せないと少し怒る。
もはや、貴方の生活は瞬光と触れ合っていない時間のほうが短かった。
瞬光がこうなった理由もあるにはあるのだが、貴方はそんな事知り得ない。
突然姉弟子がハグ待ち姉弟子に変化したという事実だけが、貴方に突きつけられている。
こんな状況も何とかしてくれそうな、偉大な師である儀玄に相談しようとしたら
『ワタシ以外の女にうつつを抜かそうだなんて……承知しないわよ?』
『もう他の女の事なんか考えられない様、刻みつけてあげるから…♡』
と白瞬光に脅されてしまい、頼みの綱まで断ち切られてしまった。
もはや貴方はハグ待ち姉弟子と化した瞬光を受け入れる他ない。
と言うか三日目ぐらいには既に諦めており、別に悪くないなぁ、と感じている最中でもあった。
しかし、今の貴方の生活は全てを瞬光に委ねて生きているかのようであった。
ご飯は瞬光の手で食べさせて貰っているし、体も拭いて貰っている。
顔も洗ってもらい、歯磨きまで他人任せとなっていた。
介護の様な生活を送りたくて雲嶽山に来た訳じゃない。
一人前の男となるために鍛錬を重ねてきたのだ。
だからこそ、こんな生活からすぐに脱却しなければならない。
そのため、貴方は瞬光を拒絶しようと考えた。
純粋に自分を好いてくれている大切な姉弟子にこんな事を言うのは気が引けるが、貴方自身の誇りの為にも、男として引き下がる訳にはいかないのである。
瞬光の肩を掴み、貴方は彼女と向き合った。
"姉弟子、こんな事もうやめましょう"
「…………ぇ」
そして、貴方は意を決して瞬光を拒絶した。
こんな絶望した表情の姉弟子など、見たくはなかったが己のプライドと誇りの為にも戦うときなのだ。
決して折れてはならない。
貴方は立て続けに言葉を紡いだ。
"姉弟子の事は嫌いじゃないです。でも自分はこんな生活望んでいまs「ワタシの事……嫌い、だった……?」
姉弟子のおっぱい大好きです!!!
駄目だった。
おぉ、おぉ、貴方は敗北者である。
瞬光が見せた涙と、もちもちおっぱいによって貴方はいとも容易く折れてしまった。
何たる無様か、男としてのプライドは何処へ行ってしまったのだろうか。
「嫌われたかと思ったのよ?もう二度とあんな事言わないでね」
"二度と言いません姉弟子だいすきー"
新生児レベルまで知能が低下してしまった貴方は、瞬光の大きくもちもちなおっぱいに飛び込み、二度と大切な姉弟子を拒絶しないと誓った。
瞬光は安堵と歓喜が入り混じったような表情を浮かべ、貴方を抱きしめる力を強くする。
「ワタシはアナタのことが大好き。アナタの為だったら何でもするから………だから、ワタシを好きでいて。」
「ワタシが、アナタを一生忘れることのないくらい、強く刻みつけて。」
「これから何があっても、ずっとずっと大好きだからね」
愛とは、何よりも強く、必ず最後に勝利する物である。
愛ある者に、幸あれ
瞬光がハグ待ち姉弟子になった理由は1回抱きしめあったし、もう隠す必要はないよね精神です。
深く考えずにお楽しみください
ハグ待ち姉弟子ってなんだよ
クソ寒くて毎日が苦痛です。
どうなってんだよこの星は
と言うわけで瞬光です。
逆に何ですけど、一周回って口調が普通のキャラが一番書きづらいことに気が付きました。
どうやって個性を出すかが難しいぜ。