貴方のことが好きすぎるゼンゼロ女子だなんてそんな   作:究極進化さむらい(2歳)

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閲覧注意要素あり


虚狩り 発情期 対処方法(雅)

 

 

かつて、貴方はネットで調べた事がある。

 

"シリオンに発情期は訪れるのか"

 

知り合いに聞くのは少しデリカシーに欠けている質問かと思い、なんとなしにSNSで検索をした。

ヒットした記事には、こう記されていたのを覚えている。

 

『シリオンには定期的に軽めの発情期が訪れる事が発覚しています。知り合いにシリオンの者がいるのなら、少し気にかけてあげた方が良いかもしれません。基本的に軽めの症状が殆どですが、稀に重めの症状に見舞われる人物もいます。対処には以下の記事をご覧───

 

自分がどんな回答を求めていたのか、気になって検索したのは自分なのに何故だか呆気ないような感情を覚えた。

それ以来、そんな検索をしたことすら忘れ生活していたが、その時の記憶が蘇る日が訪れてしまったのだ。

 

 

 

貴方は縋るように、検索フォームに入力をする。

 

 

───それは

 

 

 

 

◆◆◆

 

 

 

Case1 

 

朝起きると、貴方の全身は粘り気のある液体で覆われていた。

口内にも渇きを感じ、ベトベトな液体に不快感を覚える。

きっと、汗や自分の体から分泌された物ではないだろう、と考え犯人を考えた。

 

ふと、貴方が普段眠っているベッドの横に目を向けると、そこには満足そうな表情で眠っている狐のシリオン。

対六課の課長にして虚狩り、星見雅がいた。

 

貴方と雅は恋人関係ではなく、ただの友人関係にあった。

この家に彼女がいるはずないのだが、何故か雅は貴方のTシャツを着用しながら幸せそうな表情を浮かべている。

 

「………んぅ……初めての………接吻は………メロンに近しい……味だった…ぞ………すぅ……すぅ…」

 

多分歯磨き粉の味である。

 

 

『重めの発情期が訪れたシリオンは、強い思いを抱く人物に唾液などの体液によって自分の匂いをマーキングしようとする場合があります。時に尿や性器からの液体によるマーキングが行われる事態もありますので、ご注意を』

 

 

 

Case2

 

「はぁ……♡…はぁ……はぁ…♡♡」

 

雅は貴方の腕を抱きしめながら、息を荒らげている。

貴方は勝手に着いてきた雅と共に買い出しに出かけていたが、帰り道で突然雅の足取りが悪くなり始めた。

顔も非常に赤くなっており、熱を帯びているため心配に思っていたが、雅の視線をたどった瞬間貴方は絶望してしまう。

 

「〇〇♡……少しあそこで休息をとろう。疲弊した体を癒すにはあそこが最適だ♡♡」

 

雅が指差す建物には、『ラブ♡ラブ♡ホテル♡♡』とデカデカ書かれていた。

何でこんな所にラブホがあんだよ、と心の中で悪態をつきながら貴方の腕に腰をヘコヘコさせている雅を、自分の貞操を守るため必死に止めるのだった……

 

 

『重い発情期が訪れたシリオンは、想いを抱く相手と番になろうとする場合があります。性的行為に及ぼうとしてきたら諦めた方が良いと思います』

 

 

 

Case3

 

「〇〇……お前から薄汚い雌の匂いが漂って来るぞ…!」

 

帰宅した瞬間、貴方は当然の様にいた雅から恐ろしい形相で詰められていた。

確かに、今日は虚狩りである馬のシリオンや、アシンメトリー絶許な兎のシリオン、ダウナー系メイドで鮫のシリオンである女の子。

非常に多くのシリオン達と出会っている。

 

何故か皆いつもより距離が近く、ボディタッチなどが多かったのは秘密だ。

 

「お前に必要なのは私の筈だ。私以外の雌などぜったいにだめだ」

 

「……上書きしなければ……!」

 

前日に続き、再び貞操を賭けた戦いが繰り広げられるのだった……

 

 

『発情期のシリオンは、別のシリオンの匂いへ非常に敏感になります。

番、また番となる相手から自分以外の匂いが感じられると独占欲を顕にします。気をつけましょう』

 

 

 

Case4

 

最近、衣類が謎に濡れている事が多い。

粘り気のある液体が付着している事もあれば、黄ばんでいる時もあり………

 

そして、静寂に包まれた空間に不審な音が響き渡る。

 

それは、ジョロジョロと液体を零すような……

 

 

 

※検閲済み

 

 

 

 

◆◆◆◆

 

 

まさか、雅の発情期がこんなに恐ろしいとは思ってもいなかった。

想像していた倍以上の辛さに、貴方は疲れを見せていた。

もうこれ以上、自分の純潔を守り通すことは出来ないかもしれない。

 

それに、事あるごとに誘惑してくる雅に耐えることも厳しくなってきた。

 

貴方は必死に理性を働かせ、まだ学生であるこの歳で初めてを散らすことへの不安を募らせていた。

 

万が一妊娠をさせてしまったら、虚狩りである彼女へ負担をかけさせてしまうだろう。

そんな事があれば、それは新エリー都の危機にほかならない。

 

必死に負けないための理由を作っていたのだ。

 

貴方は雅に、そして己に負けるわけには行かない、と強く意思を固めていた。

 

 

だからこそ、この最大の危機を脱するために、追い縋るように検索をかける。

 

 

 

星見雅 発情期 どうすれば

 

 

 

検索結果はゼロであった

この後、我慢の限界を迎えた雅に襲われたのは、また別のお話………





よぉ……一ヶ月ぶりだなぁ…!
最近進撃の巨人にハマり、エレンに沼っているさむらいです。

R17.8ぐらいですが、お楽しみいただけたなら幸いですん。

改めてちょっとネタ募集しますので、ご希望があれば下記の活動報告へお願いいたします。
ネタが無くなったり、気に入ったやつあれば書くンゴね

リクエスト用活動報告

https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=336741&uid=398988
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