ぼっち・ザ・ロック(実写版)
作者:

原作:ぼっち・ざ・ろっく!
タグ:クロスオーバー ロック
校舎の窓から、夕陽が差し込んでいた。
その教室の空気は、いつものように静かだった。
誰も、まさか今日――この空間に“地響き”が鳴るとは思っていなかった。

「転校生を紹介する」

担任の声に、生徒たちが一斉に顔を上げる。
次の瞬間、教室の扉が、きしみもなく――爆ぜた。

現れたのは、まるで教室という現実にそぐわない存在だった。

身長は二メートル近く、腕は柱のように太く、ギターケースは戦斧に見えた。
その巨体が、ランドセルを背負いながら静かに歩を進める。

「……ボク、後藤ひとり。ギターが、好きです」

声は優しかった。
けれど教室の壁は、その存在に耐えられず震えていた。

それからというもの、学校が、街が、いや世界が変わった。

ドラムの音に合わせて壁が崩れ、ベースラインに合わせて地盤が揺れた。
彼がピックを弾けば、電気が走り、音楽室の天井が吹き飛ぶ。
それでも彼は、静かに、控えめに言うのだ。

「ボク、人と話すの……ちょっと、苦手で……」

彼は“ぼっち”だった。
ただの、ひとりぼっちの女の子(※設定上)。
だが、その魂には――
ロックと、筋肉と、優しさが詰まっていた。

「ぼっちちゃん、バンド組まない?」

伊地知虹夏が差し出した手を、彼は握り返す。

グシャア。

握手だけで、床が割れた。

それでも笑顔だった。
それでも、誰もが叫んだ。

「ぼっちちゃん、カッケェーーーーー!!!」

ギターは砕け、アンプは発火し、観客は燃え上がる。
だが彼は、汗を流しながら言った。

「ボク……友達が、できたみたいで……嬉しいんだ」

そして、誰もが気づくのだった。

彼は“ぼっち”ではなかった。
彼は、伝説だった。

この夏――音楽と筋肉が、心を震わせる。
実写映画『ぼっち・ザ・ロック』、ノベライズ版、近日公開。



主演:ドウェイン・ジョンソン(後藤ひとり 役)
  後藤ひとり
  段ボール・アンダー・ザ・ステージ2025年05月15日(木) 15:53
  ネーミング2025年05月15日(木) 15:53
  はたらくぼっちちゃん
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