Fate/Last waltz   作:高堂でにむ

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無人のエピローグ

ながい、ながい夢でした。

酷く儚くて、美しい恋でした。

 

たった一つを望みました。あなたからの愛を。

そうしてすべてを失いました。あなたからの愛も。

 

「されば求めよ。」

 

私は手を伸ばす。

これは誰の声?

 

否。

これは誰でもない声。

 

「求める者にこそ、与えられる。」

 

ああ、どうか。

あなたには二度と、会えませんように。

 

 

この願いは、私を殺すもの。

私が私でなくなる、そのための願い。

 

光は私を肯定した。

光は私を認めた。

私を誘い、導き、そして新たな始まりを告げる。

 

夜の始まり、昼の終わり。

全てが永遠に続く場所。

 

この祈りが罪だというのなら、私はそれを受け入れましょう。

この願いが罰だというのなら、私はそれを背負いましょう。

 

 

しかして願う。

救いを乞う。

 

掌に握れないほどの願いが、身を焦がすほどの激情が、私をその場所へと駆り立てる。

願いはやがて、本物になる。

 

 

────────────

 

 

手を繋ごう。

歌を詠み、酒を飲み交わそう。

 

踊れ、笑え。

今この瞬間こそが、我らの生きた証となる。

 

自分勝手で気ままな愛を君に捧げよう。

 

臆病で真っ直ぐな愛をあなたに捧げよう。

 

 

──────これは、自分を救う戦いである。

 

Fate/Last waltz

-Shall we dance, my dear?-

 

 

 

────────────

 

 

【注意】

 

この物語はFate/シリーズの二次創作です。

 

オリジナルサーヴァント、聖杯戦争、歴史や神話伝承に対する拡大解釈が多分に含まれています。

 

この作品に、Fate/シリーズに登場するサーヴァントはほとんど登場しません。

登場したとしても、作者の主観に則ったものになっています。

既存キャラクターの解釈が異なっている場合がございますので、ご了承ください。

 

本作は群像劇です。

オリ主タグを使ってはいますが、それは「既存キャラクターが主人公ではない」という意味で使っています。

明確な一人称視点もありますが、複数の視点を行き来することがあります。

加えて三人称視点もあります。

読みにくいと感じるかもしれませんが、ご了承いただけると幸いです。

 

R-15タグは、念のためです。

性描写やグロテスクな表現は、基本的にしないつもりです。

 

また、亜種聖杯戦争と名のある通り、通常の聖杯戦争とは大幅に異なった聖杯戦争の形をとっています。

 

これらの要素が苦手な方はブラウザバックを強く推奨します。

 

 

また、この作品はフィクションです。ファンタジーです。

「そんな歴史はない」「史実と違う」と言った苦情は一切受け付けません。ご了承ください。

 

誤字脱字の報告などございましたら、遠慮なくお申し付けください。

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