二重人格者が送る青春の物語   作:マグマ焼き豆腐

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えー……、前回の投稿から約2ヶ月が経過……マジですいませんでした。
こんなに遅れた理由としましては思いっきりスランプに入ってしまいましてですね…。今も抜け出せているわけではないんですが、まぁ…気合でどうにかします。
投稿頻度はもう…前の投稿頻度には戻せないですね。完全な不定期投稿になります。
次回は出来るだけ早く書き上げるつもりです。


原作開始
先生が来る日


 

連邦生徒会長から呼び出された日から1ヶ月がたった。

現在僕は黒服に呼び出され黒服の事務所で待機している。

頼んだ武器ができたらしい、……ちょっとだけ楽しみ。

 

「カイトさんこちらが完成した品です」

 

黒服の手には持ち手、刃全てが真っ黒な大鎌が握られていた。

 

「おぉ……なんか…すごい真っ黒だね……」

 

「色はエルさんに頼まれてこの色にいたしました」

 

「エル君?なんでエル君が使わないのに君が注文してんの?」

 

『い、いや一応お前も俺だから…実質俺が使っているようなものだし…折角だから…黒にしよー……って』

 

「………まぁいいや、僕も黒色好きだし」

 

「クククッ、そう言われると照れますね」

 

『「お前に言ったんじゃねぇよ黒豆に白カビ生えたみたいな頭しやがって」』

 

「ククッ……手厳しい」

 

「…はぁ…取り敢えず僕は鎌貰って帰るからね?」

 

僕は鎌を奪うように取り事務所から退出しようとする。

 

「あぁ、お帰りになられる前にその鎌に付いている機能の説明を」

 

「え、お前なんか勝手に着けたの?何勝手な事してんの?」

 

「そう気を荒立たせずにカイトさんの助けになる様な物しかつけていませんので」

 

「信じられないなぁ……」

 

「クククッ……では説明をしますと、その鎌を使用者に最も合う武器へと変化する事です」

 

「使用者に最も合う武器?……どうゆうこと?」

 

「今はカイトさんが持っているので大鎌ですが、例えばエルさんがもてばエルさんに合う武器へと変化します」

 

「ふーん…試してみようか、エル君チェンジだよ」

 

『へーいよ………さぁ…何に変わる?」

 

俺が持っていた大鎌はドロドロとドス黒いスライムの様なものへと変わり俺の手へと纏わりついていく、それも徐々に形を成していきメリケンサックが俺の手に嵌められていた。

 

「……変化する過程が気持ち悪いな……メリケンサックか…まぁ…俺に合って……いるのか?俺パンチそんなしないぞ?」

 

「まぁ、変化機能に付いてはまだ試作段階ですので合っていないものも出てくる時もあります、ですが何回か変化させれば合っているものになると思います」

 

「……まぁ、何になるにしろ俺は殴る蹴るしかできないからな…メリケンサックってのは合ってるのかもな」

 

『じゃ、説明も済んだことだし帰ろっか』

 

「そうだな帰ろう…じゃ、黒豆またな」

 

「えぇ、お気をつけて…あと私は黒服です」

 

「どっちでも良いよそんなん」

 

……はぁ…コイツと話しているとイライラする…、さっさと帰って…《緊急速報です!!》

 

「びっくりした…あんだよ急にうるせぇな…」

 

「すみません、ラジオを付けっぱなしでした」

 

《連邦矯正局から停学中の生徒達が脱走したという情報がありました!皆さんお気を付けて!》

 

「連邦矯正局から…脱走?」

 

「怖いですね、エルさん達も気をつけなければ脱走した不良達に殺されてしまうかもしれませんよ」

 

「………」

 

連邦矯正局から生徒が脱走……どこかで聞いたような言葉だ………!?オープニングの時の!てことはもう先生がいるって事か!?

 

「やべぇ!このままだとチュートリアル戦闘に乗り遅れる!先生とは早めに関わっておかないと…!カイトチェンジだ!早くシャーレ付近に!」

 

『え…?あ…うん、わかった、………さぁ、行くよ」

 

「………お気を付けて」

 

   ―――――――――――――――――――――

 

 

―――私のミスでした。

 

私の選択、そしてそれによって招かれたこの全ての状況。

 

結局この結果にたどり着いて初めてあなたの方が正しかった事を悟るだなんて…。

 

……今更図々しいですが、お願いします。

きっと私の話は忘れてしまうでしょうが、それでも構いません

何も思い出せなくても、おそらく貴方は同じ状況で同じ選択をされるでしょうから…。

 

ですから……大事なのは経験ではなく、選択貴方にしかできない選択の数々…。

 

責任を負うものに付いて話したことがありましたね。

あの時の私にはわかりませんでしたが…、今なら理解出来ます。

大人としての責任と激務、そしてその延長線上にあったあなたの選択。

それが意味する心延えも…。

 

―――ですから先生、私が信じれる大人である貴方になら…この捻れて歪んだ先の終着点とはまた別の結果を……。

そこへ繋がる選択肢は……きっと見つかるはずです。

 

だから先生、どうか……。

 

 

   ―――――――――――――――――――――

 

"ユウカ!前方をお願い!ハスミ達は戦車を!"

 

「はい!」

 

よし、この調子で行けばシャーレを奪還でき…。

 

「先生!後ろ!」

 

ユウカの悲鳴のような叫びに釣られ背後を向けばこちらへと銃を向け不敵な笑みを浮かべている子がいた。

 

"(しまった!後ろにも…!)"

 

しかし、気づくのが遅かった。ここからじゃユウカ達の援護も受けられない。避けないと!

 

"(足が動かない…!?)"

 

死ぬかもしれないという恐怖からか足が全く動かなかった。

 

嫌だ、死にたくない。

 

そう思いながら、自分の身に訪れる痛みに備え、ギュッと目を瞑る。

 

キンッ!

 

金属と金属がぶつかり合う音が鳴り響く。

 

"(……金属?)"

 

疑問に思い、恐る恐る目を開けると、左腕のない大柄な男性*1が自身の身長と同じくらいの大鎌で弾丸を受け止めていた。

 

「…先生はキヴォトスで産まれた人特有の頑丈さを持っていないんだよ?もしその弾が先生の体に当たっていたら死んでたかもしれないんだよ?」

 

なんで私のことを知って…?

 

「あぁ?!銃弾1発如きじゃ死にやしねぇだろ!つうかてめぇ邪魔なんだよ!どけ!」

 

「……僕、君みたいな子嫌いなんだよね。命を軽んじるカスは」

 

「てめぇ、誰に口聞いて…!…ガッ…!?」バタッ

 

銃を向けていた子は頭を蹴られ、その場に気絶した。

 

「はぁ…第一印象は最悪だね、怖がられたらどうするのさ…もう」

 

"……君は?"

 

「どうも初めまして、先生。僕は十六夜カイト。アビドス高等学校の三年生だよ。よろしくね」

 

 

   ―――――――――――――――――――――

 

 

あっぶねぇ、ギリギリ間に合った……。チュートリアルで先生が死ぬっていう最悪のケースは防げた…。

 

「さて、先生大丈夫?怪我はない?」

 

"う、うん大丈夫だよ。……それでなんでカイトは私のことを知ってるの?一応初めましてだよね?"

 

「ん?あー…それはねー……連邦生徒会長が言ってたから君がそうかな…って」

 

"そう、なんだ"

 

あぶねー、普通に先生って言っちゃってた。原作の事とかポロッと言っちゃわない様にしないと…。

 

「先生!大丈夫ですか!」

 

"うん、大丈夫だよ"

 

「それは良かったです……そちらの方は一体?」

 

「アビドス高等学校三年生の十六夜カイトだよ、よろしくね」

 

「早瀬ユウカです。先生を助けていただきありがとうございます。私達が先に来づければよかったのですが…」

 

「気にしないでいいよ、…それで、ニュースで見たんだけどさサンクトゥムタワー付近で暴動が起きてるって本当なの?」

 

「えぇ…連邦生徒会長がいなくなった事により連邦生徒会に恨みを抱く人達が戦車等を取り出してこんな事態に…」

 

「なるほど…よし、僕も手伝うよ」

 

「え、いや流石に関係ない人の手を借りるわけには…」

 

「一応、連邦生徒会長直々に先生の補佐をしろって命令されてるからね。これで手伝わなかったら怒られちゃう」

 

「…わかりました。それでは私と一緒に前衛をお願いします。」

 

「了解、久々だけどなまってないといいなぁ」

 

こうして僕達を合わせた6人は先へと進んでいった。

 

 

先へと進むとどんどん不良たちが湧いて出てくる。僕達は不良たちをなぎ倒しながら進んでいく。

 

「これで、ここら一帯の不良達は片付けたかな?」

 

「このまま進んでいきましょう、シャーレまであと少しです」

 

 

「フフ、連邦生徒会の子犬達が現れましたか」

 

「厄災の狐!」

 

「…皆、気をつけてね。この子めっちゃ強いから、さっきまでの不良達とは格が違うよ」

 

「了解、対処します」

 

僕とユウカちゃんが前衛、ハスミちゃんが後衛、スズミちゃんが中衛を*2

 

「(適当にダメージを与えたらワカモは撤退するはず…高速移動で切り裂きまくればいけるかな?)」

 

敵味方の銃弾の嵐を切り抜けワカモへと距離を詰め大鎌を振るう。

 

しかし…。

 

「うっそ…でしょ!?」

 

軽々と大鎌を掴まれ遠くへと投げ飛ばされてしまった。

 

「私に右腕だけで挑もうなんて舐められたものですね」

 

「もう無いんだから仕方ない……じゃん!」

 

半ばヤケクソで首元を狙って蹴りを繰り出すが軽く避けられる。

 

「中々に足癖が悪いようで、…そろそろ邪魔なので消えてもらいましょう」

 

ワカモが僕の頭を狙い発砲する。僕は高速移動で回避し先生の元へと戻った。

 

「…私はここまで、あとは任せます」

 

他の人が制圧した不良たちを見てワカモは撤退していった。

 

「……負けたぁ…」

 

少し涙目になりながら投げ飛ばされた大鎌を回収する。

 

「…(僕こんな弱かったっけ?…能力があるからって調子乗ったなぁ…)」

 

……このままじゃ、僕はただの足手まといににしかならない。今後に備えて鍛えとかないと…。

 

"カイト!大丈夫?"

 

「あぁ、無傷だよ。さぁ、さっさと先へ進もう」

 

"…本当に大丈夫?なんか顔色悪いけど…"

 

「顔色が悪いのはいつも通りだから、大丈夫」

 

"……そう、悩みごととかあったらいつでも言ってね!なんでも協力するから!"

 

「ん、ありがとう」

 

やっぱ原作通り先生は優しいね。これは惚れる生徒もいるね。

 

「さ、シャーレは目の前!気合入れていくよ!」

 

その後でっかい戦車が出て来たけどハスミちゃんの活躍により問題なく勝利、シャーレを奪還できたのだった。

 

『……俺の出番は?』

 

「そのうちあるよ」

 

『クソッたれぇ!!』

*1
大柄と言っても身長が高いだけでほかは普通。なんなら細い。

*2
合ってるかな?この言葉




ちなみに先生の性別は女性です。
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