先日のミニラジオでなんか色々出てくるらしくてビビってるマグマ焼き豆腐です。
もう、石ないよぉ……(復刻トキ天井した)
「……き…」
誰かの声が聞こえる。
「…きて!……輩!」
聞き覚えのある声だ。
「起きて!カイト先輩!」
「……んぇ?」
鋭い声によって目を覚ます。
「ありゃ…僕寝ちゃってた?」
「先輩達が行った瞬間に寝ましたね…」
「あれま、それはごめんね。皆が戦ってる間僕だけ休んでて」
「まぁ、私達が待ってて言いましたし、それくらいは大丈夫です」
「ボロボロになるよりは全然いい」
「ん、いつものこと」
「1人だけ鋭いナイフ刺してきたね。流石の僕も傷つくよ?」
「あはは…少し遅れちゃいましたが、改めてご挨拶します、先生」
「私達はアビドス対策委員会です。私は書記とオペレーターを担当している一年のアヤネ。こちらは同じく一年のセリカ」
「どうも」
アヤネちゃんに示され、軽く挨拶するセリカちゃん。
「二年のノノミ先輩とシロコ先輩」
「よろしくお願いします、先生〜」
「さっき道端であったのが私……あ、別にマウントを取ってるわけじゃない」
正直シロコちゃんが居なかったら僕と先生死んでたしマウントくらい取ってもいいと思う。
「三年生委員長のユメ先輩と副委員長のホシノ先輩そしてカイト先輩です」
「よろしくね、先生!」
「……よろしくお願いします」
「改めてよろしくねぇ」
対策委員会のメンバー紹介し終わったアヤネちゃんは、現状の説明を始めた。
「ご覧の通り、我が校は現在危機にさらされています…。そのためシャーレに支援を要請し、先生がいらしてくれたことでその危機を乗り越えることができました」
「先生が居なかったら、さっきの人たちに学校乗っ取られていたかもしれませんし、感謝してもしきれません…」
"先生として当然のことをしたまでだよ。…それで対策委員会って何?"
「そうですよねご説明します。対策委員会とは……このアビドスを蘇らせるために、有志が集った部活です」
…アビドスを蘇らす……正直、正攻法じゃ絶対にできないこと…。でもカイザーと黒服との契約を切りさえすれば…借金は無くなってアビドス復興も少しは現実味が出てくる。
黒服の神秘の研究によって僕がどうなるかはしらないけど、1人が犠牲になってアビドスを救えるなら全然プラマイプラスかな。
いや、別に僕が居なくなったところでマイナスにはならないか。寧ろ変に気遣う奴が居なくなってプラスになるんじゃないかな。
「……カイト?」
「ん?どうしたの?」
「さっきまでの話聞いてた?」
「あ、なんか言ってた?ごめん考え事して聞いてなかった」
「……じゃあ、もう一度言うね」
…ホシノちゃんが悲しい目をしてた。
ごめん聞いてないのそんなショックだった?
「今度はこっちから仕掛ける。3日前カイトが襲撃してたし、さっきの学校の襲撃で今が一番消費してるはず」
「……あれ?今回僕も行くの?いつも通りお留守番だと思ってたけど」
「私達がいない間に入れ違いでヘルメット団が襲撃してきたら、元も子もない。だからアヤネと同じ地点で待っててもらう」
「あ、やっぱ戦闘するのは許可してくれない感じ?」
「当たり前でしょ」
「そっかぁ、残念」
「……それじゃあ皆、行くよ」
各々が気合を入れ装備を整え、カタカタヘルメット団の前哨基地へと向かう準備を進めた。
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「カタカタヘルメット団のアジトがあるとされるエリアに入りました」
「半径15km圏内に、敵のシグナルを多数検知。恐らく敵もこちらが来たことに気付いているでしょう。ここからは実力行使です!」
アヤネちゃんの言葉が開戦の合図となり皆が前哨基地へと攻めていった。
そんな中、僕はと言うと……
「はぁ〜……」
クソでかいため息を吐いて、若干不貞腐れていた。
「だ、大丈夫ですか?カイト先輩…」
アヤネちゃんが心配そうに顔をのぞかせる。
「いや~…気分は悪いね。折角戦場まで来たのに戦わずにサポートもせずにただ待ってるだけ、僕のいる意味よ」
「………そういえば、いつから先輩達はあんなに過保護になったんですか?」
「んー、1年とちょっと前に左腕が吹き飛ばされてからかな?その数週間後に脇腹を撃ち抜かれたのも過保護化を加速させた要因かもね」
「なるほど……そんなに前から…」
「……そのうちアビドス高校に監禁されそうで怖いよ…」
「あり得そうな話ですね……」
また僕が腕とか飛ばしたら本当に監禁されそう。
………前世で似たような体験したから勘弁してほしいな。
「………暇だし寝よ、皆が来たら起こして〜」
「え?いや、こんなとこで寝ちゃ駄目ですよ!一応敵地の近くなんですから!」
「だぁいじょうぶだよぉ、銃声とかしたらちゃんと起きて、アヤネちゃん守るから」
「いや、私のことじゃなくて、カイト先輩の身が…!」
「zzz……」
「寝てるし………もう」
「(アヤネちゃんには悪いけど、ちょっと僕はこの先の事をエル君と話し合わなくちゃいけないから…)」
黒服とカイザーの事で僕なりに計画を立てたからそれの調整をしなくちゃ。
『どういう計画なんだ?』
「(カイザー側の兵士に成りすまして黒服の気に障ることをカイザー理事にさせる)」
『それ黒服にバレた時やべぇだろ、ワンチャンこっちの契約が取り消されるぞ』
「(確かに…)」
『カイザーの兵士に成りすますという案自体はいいんだぜ?だから機密情報とかを盗み取ったほうがいいと思うんだ』
「(…盗み取ってどうするの?)」
『どうせカイザーのことだ黒服を利用する計画とか立ててるだろ、そいつを黒服に突き出す』
「(なるほどね…でもそれこそ黒服に早く契約を切れと言っているようなもので、こっちの契約が切られそうじゃない?)」
『うぐ……確かに…』
振り出しに戻っちゃった。ん~~、どれも悪くはないと思うんだけどなあ………。
『もうシンプルにカイザー基地襲撃するか?』
「(潰す前に僕が死んじゃうよ……)」
「(というか、ホシノちゃん達が行動を制限してそういう事できないんだよね…)」
『元も子もねぇじゃねぇか。……そのうちアビドスとは一時的に敵対したほうがいいんじゃないか?』
「(……今後の展開によってはそうしようかな)」
正直、敵対してホシノちゃん達と離れたほうが動きやすいし、戦闘の制限とかが無くなるからいつも通り戦える。
そんな感じで、寝た振りをしながら心のなかで作戦会議をしていると、不意に頭に浮遊感を感じる。
「(敵か?)」
頭を浮かしている人物の正体を知るために寝た振りを続ける。
数秒後、頭がなにか柔らかいところに置かれる。
「(……なにこれ?クッション…じゃない……なんか…人肌に似てる…?)」
敵ではなさそう……じゃあ、アヤネちゃんかな?
「…こ、これでカイト先輩は頭を痛めたりしませんよね…?」
「…………アヤネちゃん?何してるの?」
「え!?カ、カイト先輩起きてたんですか!?」
「いや…まぁ…」
気になって目を開けたら、アヤネちゃんが目の前にいた。……僕を見下ろす形で。
「(……これ膝枕ってやつ?)」
「か、硬い地面に寝かしたままだと…辛いかなぁ…と思いまして……ひ、膝枕……を…///」
赤面しながらアヤネちゃんはこの状況の説明をする。
……優しいなぁ、そして可愛い。
「で、でも、起きているのならこれで…「アヤネちゃんのお言葉に甘えて寝かしてもらおうかな」…え?」
「んじゃ、おやすみ〜」
「いや、起きているのならわざわざ寝なくてもいいじゃないですか!……ちょっとカイト先輩?聞いてます?カイト先輩?」
目を瞑って10秒くらいで意識が落ちた。
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【先生side】
《敵の退却を確認!並びに、カタカタヘルメット団の補給所、アジト、弾薬庫の破壊を確認》
「これでしばらくは大人しくなるはず」
「作戦完了、皆お疲れ。学校に戻るよ」
《あ、わ、わかりました》
「…?どうしたのアヤネ、何かあった?」
《いえ、何かあったわけではないんですけど…ちょっと今動けなくて…》
「どういう事?まさかヘルメット団の残党がそっちに?」
「だとしたらまずいじゃない!急いでアヤネちゃんのとこに行かないと!」
《そ、そういうわけでもないんですが……その……》
「…勿体ぶってないで早く言って」
《……今…カイト先輩を膝枕してて……動けないんです…》
「……は?」
「ど、どういう状況なの…?」
《えっと、カイト先輩が居眠りをしてしまって…頭を地面に着けたままだと寝づらいかな…と思って…》
「ま、また寝たの…?」
「ヘルメット団の時も寝てた」
「先生をアビドスまで案内する時に3日も寝ないで歩き回ってたわけですから仕方がない気もしますが…」
「………今そっちに行くからアヤネはそこで待ってて」
《ホ、ホシノ先輩?なんだか、圧が…》
「大丈夫、ただ学校まで運ぶだけだから」
《わ、わかりました…》
「……さ、寝坊助を連れて帰るよ皆」
アヤネのところに着いたホシノはカイトをお姫様抱っこして学校まで連れて行った。
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【カイトside】
「……んぅ?」
あー………よく寝た。初めてここまで快眠出来たかも。
……え、なんか暗くね?僕目開けてるよね?
なんか……顔に乗っかってる?……誰かがクッションでも乗せたのかな?
「……ちょっと……邪魔…」
少し乱雑に掴みその辺に放り投げようとした時。
「ひゃん!?」
「(……ひゃん?)」
え、このクッション喋った?
僕の顔の上にあるクッション?をどかしちらりと上を見る。
「あ…カ、カイト君…おはよう…///」
「……?おはよう、ユメちゃん先輩」
何故か頬が赤くなってるユメちゃん先輩がいた。
「…顔赤いけど大丈夫?熱とかでてないよね?」
「う、うん…大丈夫だよ」
「……本当に?」
「本当に大丈夫……なんだけど…その…」
「どうしたの?」
「あの…手……を…」
「……手?」
僕の手が何を掴んでるのかとちらりと見る。
その手はユメちゃん先輩の胸を鷲掴みしていた
「…ごめん、ユメちゃん先ぱ…」ポフッ
「あ…」
「……降りるね」
「あ、うん……」
手を離したら胸が僕の顔面に落ちる。あまりにも気まずいしこのままじゃ話せたもんじゃないので、横にコロリと転がり地面に腹から着地する。すごく痛い。
「よいしょっと、えーっと?…一体どうしてこういう状況に?」
「えっと、学校に帰るって時にホシノちゃんがカイト君を運んできて……えっと……その…」
「…?どうしたの?」
「カイト君をソファに下ろしたときに少し…魘されてたから…もしかしたらって思って…膝枕をしたら落ち着いたから…そのまま…こういう状況に…」
魘されてた……か、記憶にはないけど、多分前世関連だろうな。
「…なるほどね、ごめんね、重かったでしょ?」
「大丈夫!ホシノちゃんに偶にやってる事だし、これでもちゃんと鍛えてるから!」
「そっかぁ、まぁ大丈夫ならいいか」
さて、今何時だろ。……午後の6時!?もう皆帰ってんじゃん!僕そんな寝てたの!?
「ご、ごめんね、ユメちゃん先輩僕のせいでこんな時間に…」
「大丈夫、カイト君の寝顔が見れて……じゃなくてよく寝れたみたいで良かったよ」
「あー、そう……時間が時間だしな…家まで送るよ」
「え?いや、そこまでしなくても大丈夫だよ。私1人でも帰れるから」
「女の子1人で夜道とか危険でしょ?それにユメちゃん先輩綺麗なんだから、余計危険だよ」
「き、きれ!?………だ、駄目だよカイト君!お世辞でもそういう言葉を気軽に言ったら!か、勘違いとかしちゃう子が現れちゃうかもじゃん!」
「本心なんだけどなぁ……まぁ、気をつけるよ。それじゃ僕帰る準備してくるからちょっと待ってて」
「あ、うん」
さ、待たせるわけにもいかないし、ちゃっちゃっと準備しよう。
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【ユメside】
「もう…カイト君は気軽にそういうこと言っちゃうんだから…」
カイト君が居なくなった教室で1人呟く。
「……本心かぁ…でもカイト君のことだし、あんま意味はわかってないんだろうなぁ」
カイト君は世間知らずなとこがある。
2年前にホシノちゃんと水族館に行こうとした時に、水族館って何?って言ってたし……いいとこ育ちだからかな?……いや……ネフティスには捨てられたらしいし、単純に無知なだけか。
「……ネフティスにいた頃のカイト君ってどういう暮らしをしてたんだろう…」
魘されてた時に発した言葉を思い出す。
『わかったから……やめて……言う事聞くから……』
普通の家庭じゃ絶対に出ない言葉。
………カイト君は、ネフティスに相応しくないから捨てられたって言ってたけど……もしかして…自分たちの思う通りに動かなかったから?
そんな想像をした瞬間怒りがこみ上げてきた。
その人の自分勝手さ無責任さに……。
「……もし、これが本当なら……このまま放置してたら何処かで限界を迎えて壊れちゃう…」
心の傷はそう簡単に塞がるものじゃない、だからゆっくり時間をかけて癒さないと…。
「……私にできるかはわからないけど…いつも助けてもらってるんだから…「ユメちゃん先輩、準備できたよ」うわぁ!?びっくりした!?」
「え?どうしたの?」
「い、いやなんでもないよ…」
「…なんかあった?」
「な、何にもないよ何にもない」
「そう………じゃ帰ろっか」
「そ、そうだね」
カイト君に家まで送ってってもらい、家に着いた頃には夜遅かったので泊めようとしたが「足速いから大丈夫」と言われ、そのまま見送った。
………いや、はっやぁ…電車より早いじゃん…。
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【カイトside】
「ふぅ、本当にこの能力便利」
この能力をくれた神様には感謝だね。いるか知らんけど。
「……帰る準備をしてた時に黒服に呼び出されたから来たけど……また研究かな?」
『こんな時間に呼び出すとかだいぶイカれてるな、もう夜の9時だぜ?』
「まぁ、この武器作ってくれたわけだし多少は見逃そうよ」
『そうやってるうちに黒服にいいように使われて死ぬぞお前』
「あはは…まぁ、とりあえず行こうか」
エル君の忠告を頭の片隅に入れつつ黒服の事務所へと向かった。
「来たよ黒服。こんな夜遅くに何用?また研究?」
「お早い到着ですね、えぇ、そうですね。この前のとは少し違いますがすぐ終わりますので」
「……すぐ終わらせてね?まだ眠気残ってるんだから」
「わかりました、ではコチラへ」
「(……なんでだろう…すごく嫌な予感がする)」
黒服の案内のもと、また手術室のような部屋に来た。
前はここで恐怖ってやつを撃ち込まれたんだっけ、今度は何やんだろ。
「今回はカイトさんだけではなくエルさんにも協力していただきます」
『は?俺も?』
「えぇ、一つの身体に2つの神秘を持つ貴方達に恐怖を注入した際どのような反応があるのか、このようなことは今後試せる保証はありませんからね」
「僕達みたいな二重人格者がいっぱいいたら困るって」
『そこら中で大混乱だぜ』
「クククッ、では、カイトさんから行きましょう。腕を出してください」
「………はい、これでいい?」
袖を捲り右腕を出す。黒服は、黒いステンドグラスのような物が入った注射器を僕の右腕に打ち込む。
「……これで終わり?」
「いえ、もう一つあるのでそのままでお願いします」
そう言い緑色の液体が入った注射器を取り出しまた僕の腕に打ち込む。
「これで終わりですね。では次はエルさんお願いします」
「エル君チェンジ」
「………ほらよ変わったぜ」
「はい、では少し場所を変えましょう」
「 チッ、何やらされんだよ俺」
黒服について行きギロチンのような物がある部屋についた。
「いや、はぁ!?ギロチン!?」
「先に言っておきますが、貴方を殺すつもりはありませんよ」
「殺意しかねぇだろ馬鹿野郎!今テメェ俺にロケランを額に当てて私殺す気ないんでって言ってるようなものだぞ馬鹿かテメェ」
「本当に殺す気はないんですがね。では右腕をそこの台においてください」
「腕切断する気じゃん」
ふざけてんのかコイツ俺を両腕義手人間にする気か?
『黒服、僕右腕まで失うのは困るどころの話じゃないんだけど』
「失いはさせません、しっかりと”再生”させますので」
『………一回失ってることには変わりなくない?それ』
なんかもうめんどくさなってきたので脳死で右腕を台に乗せる。
「案外サラッと受け入れるのですね」
「眠いからさっさと終わらせたいだけだ。ほらやんなら俺の気が変わらないうちに早くやれ」
「えぇ、わかりました」
黒服が俺の右腕を乗せた台の近くにあるボタンを押す。
“ヒュン“
“ザシュ“
ギロチンが落ち肉を勢いよく切った音がし、俺の右腕の感覚が消える。
「あーあ、血でビッチャビチャだよ。どうすんのこれ、運良く制服には付いてないから良かったけど、なんか痛み感じねぇし」
「腕は動かさずにそのままでお願いします。……今、薬を打ち込みますのでじっとしててくださいね」
そう言いオレンジ色の液体が入った注射器を切断された腕に打ち込む。
すると、グチャグチャとグロテスクな音が鳴り切断された腕が再生する。
「……わーお、すっげぇや」
「これで以上です。もうお帰りいただいて結構ですよ」
「よっしゃ、帰ろ帰ろ」
『エル君ちょっとまって』
「あ?どうした?」
「……黒服一つ聞きたいことがあるんだけど」
「なんでしょう?」
『……なんで僕じゃなくてエル君の腕を切ったの?肉体は同じなんだから僕の時でも変わんなくない?』
……カイトがとんでもない圧を放っている。……眠いから不機嫌なのか?
「…神秘を持つものが恐怖を身体に注入された時、精神に異常をきたすことが過去の研究で多発していました。そのため、今は何ともなくとも、腕を切断するという精神的に負荷のかかる行為を恐怖を注入されたものにした場合、精神崩壊を起こす可能性がありましたので、そういうのに耐性があるエルさんに頼みました」
「簡単にいうと、精神崩壊起こさないか心配だったから俺に頼みました。ってことだろ?」
「……まぁ、簡単に言うとそんなとこですね」
『……なるほどね』
カイトがすごいしかめっ面で黒服の言うことに納得する。
黒服はそんなカイトを見もせず、さっき打った注射器を洗っている。
………あの薬使えそうだな。
『……帰るよエル君』
「あ、いやちょっと待ってくれ。黒服、一つ頼みごとがあるんだがいいか?」
「なんでしょう?」
「さっきの薬いくつか俺にくれねぇか?」
「……これには精神安定剤も含まれているので、もしお求めならば後日、再生の力を強めた物をお送りしますが」
「お、じゃあそれで、…住所は……えーと」
確か住所を書いたメモ用紙があったはず……あ、あった。
「ほい、これに住所書いてあるからここに頼む」
「…そう簡単に住所を明かしてよろしいのですか?一応は敵ではあるのですが」
「あ?どうせテメェ教えたところで何もしねぇだろ、つうかなんかした瞬間ゲマトリアをぶっ壊す」
「ククッ、信頼してくれているようで何よりです。では、明後日辺りに10個ほどお送り致します」
「へいよ、んじゃ今度こそ帰るぜ、カイト」
『ん、わかった』
「砂狼化するな」
俺達は黒服の事務所を後にし、家へ帰った。
家にたどり着いた頃には深夜の1時であり、そこから十分に寝れるはずもなく、寝不足でカイト、エル、共に機嫌の悪いまま学校へと向かった。
ノノミとユメ先輩の口調がいまいちよくわからない、助けて。
追記:間違えて書き途中の奴投稿しちゃった。
後で追加します。
追記:追加しました。