いや、自分の小説読み直したら設定無茶苦茶だし、人との関わりうっすいしでゴミクソだなって思って、見切り発車で始めたことほんと後悔してる。
まぁ、そういう事でちょっとコレは連載停止します。
その間にストーリーとかよく読んで、ブルアカの知識を深めます。
そのうちコレのリメイクの他になんか違う小説出すかも?
突然の報告申し訳ありませんでした。
「セリカちゃん?セリカちゃん、いる?」
アヤネがとある家の前でチャイムを鳴らし、心配そうに自身の友人を呼んでいる。
(……………。)
しかし、いくらチャイムを鳴らそうと家からは一切の反応も物音もしない。
「セリカちゃーん?…どうしたんだろう、電話にも出ないし……。スペアキー何処だっけ…」
アヤネはポケットからスペアキーを取り出し家の中へと入る。……しかし、家の中は一切人の気配がしなかった。
「セリカちゃん…?まだ帰ってないのかな?……こんなこと今まで一度もなかったのに……」
「ま、まさか……!!」
アヤネは嫌な予感を感じ取り家から飛びだす。
……同時刻、別の場所では……
「カイトくーん?カイト君?……いないの?」
緑髪の少女*1、梔子ユメがとある家の前で心配そうに友達の名を呼んでいる。
「スペアキーとかは持ってないし……どうしよう…」
途方に暮れ辺りをキョロキョロと見回す。
すると、少しだけ開いている窓が目に入る。
「……非常事態だし仕方がないよね」
自分に言い聞かせるように呟き、窓を開けてそこから家の中へと侵入する。
勿論これは不法侵入なので良い子は真似してはいけない。
「カイト君?居る?」
少し大きめな声で名前を呼ぶが反応はない、…自室で寝ているのかもしれないと思いカイトの自室の前まで来る。
「…カイト君、開けるよ?」
ユメが扉を開ける、しかし、そこに人の姿は一切なかった。
「……この時間までカイト君が帰ってないなんてことはないはず……、まさか……!」
ユメは嫌な予感を感じ取り、アビドス高等学校へと向かう。
アビドス高等学校のとある教室にて、4人の少女が何かを話し合っている。
「電話はしてみました?」
「…はい。でも数時間前から、電源が入っていないみたいで……」
「カイト君の方も反応がなかった……」
「バイト先では定時に店を出たみたい。カイトもその場に居たらしいけど、その後、家に帰ってないってことかな?」
「こんな遅くまで帰らないなんてこと、これまでなかったですよね……?」
「まさか……ヘルメット団の連中?」
「えっ!?ヘルメット団がセリカちゃんとカイト先輩を……!?」
「取り敢えず待とう。ホシノ先輩と先生が調べてるから」
「………」
”ガチャ”
10分くらい経った後、教室の扉が開かれ、ピンク髪の少女と先生と書かれた名札を首からぶら下げている女性が教室の中へ入る。
「……皆、お持たせ」
「ホシノ先輩!先生!」
"ただいま"
「どうだった、先輩?」
「先生が持ってる権限を使って、連邦生徒会が管理するセントラルネットワークにアクセス出来た」
「セントラルネットワークに……先生、そんな権限までお持ちなのですね…」
「もちろん、こっそりだけど。バレたら始末書じゃないかな」
「ええっ!?だ、大丈夫なんですか、先生?」
"バレなきゃ大丈夫だよ"
「バレなくても駄目だと思うけど…」
「連絡が途絶える直前のセリカの端末の場所、ここだったよ」
「ここは…砂漠化が進んでる市街地の端のほうですね…」
「住民も居ないし、廃虚になったエリア…治安が維持できなくてチンピラばかりが集まってくる場所だね」
「このエリア、以前危険要素の分析をした際にカタカタヘルメット団の主力が集まっていると確認できた場所です」
「ということは……やはりカタカタヘルメット団の仕業……!」
「帰宅途中のセリカちゃんとカイト君を拉致して自分たちのアジトに連れて行ったってこと……絶対に許せない…!」
「学校を襲うぐらいじゃ物足りなくて、人質を取って脅迫しようってことか」
「考えていても仕方がありません!急いでセリカちゃんとお兄様を助けに行きましょう!」
「うん、もちろん」
各々が装備を整え、セリカとカイトを救出しようと、出発しようとする……
「……カイトはそこには居ない」
「「「「……え?」」」」
小鳥遊ホシノの言葉によってみんなが凍りついたかのように静止する。
「…どういうことですか、ホシノ先輩?なんでお兄様はヘルメット団のところにいないんですか?」
「それは……その……」
ノノミの疑問に答えようとしたホシノだったが、顔を青くし、体が震え始める。
「だ、大丈夫?ホシノちゃん…?」
「え…えぇ、大…丈夫です…」
"……ホシノ言いにくいようなら私が言うよ"
「……お願い…します…」
ホシノは何か嫌なことを思い出してしまったのかさらに顔を青ざめ、はっきりと言葉が喋れなくなる。
"…セントラルネットワークにアクセスして一部の監視カメラの映像を見れたんだけど……"
そこまで言って先生は口を閉ざす。よほど言いたくないのか、続きの言葉を出し渋っている。
……数秒黙りこんだ後、覚悟を決め続きを話し始める。
"…カイトは…ヘルメット団によって……
…殺されてた"
「「「「……は?」」」」
4人の声が重なる。
「……い、いや… そ、そんな冗談はやめてください!不謹慎です…!」
アヤネが震えた声でカイトの死を否定する。
"……これは冗談なんかじゃない"
"全部本当のことなんだ…"
「………」
その言葉を聞いたアヤネは膝から崩れ落ちる。
「アヤネちゃん……!」
「……嘘…嘘だと言ってください…先生…」
"………"
先生は何も言わずアヤネを見つめる。
「………先生その監視カメラの映像を見せてもらうことはできますか?」
"出来るけど…見ないほうがいいと思う…ノノミは特に…"
自身の兄が死んだという事実を告げられただけでも相当な負担が負担があるはず。兄が死んだ映像を見た時の負担は計り知れない。そう、先生は思いノノミには見ないことを勧めた。しかし…
「…私の目で直接見ない限りは絶対に信じません。……お兄様が死んだなんて…」
ノノミはそう言い先生に訴える。
"……わかった"
先生は自身の持ってるタブレット、シッテムの箱に映像をいくつか映し出す。
そこにはセリカを抱えたカイトがヘルメット団から逃げている映像、ビルの屋上で足を撃ち抜かれ吹き飛ばされた後、腹部を撃ち抜かれ屋上から落下する映像、……背中から地面に叩きつけられ大きな血溜まりを作った後爆撃され……人身が焼き焦げ、上半身と下半身が分かれた死体だけが残っている映像があった。
「………」
その映像を見た全員が顔を青くする。
「……嘘でしょ…?」
「……ヘルメット団が…カイトを…」
「……皆、行くよ」
「ユ、ユメ先輩行くって何処に……」
「勿論セリカちゃんを助けに行く。……こうしてる間にもセリカちゃんはどんどん離れてく、急がないと間に合わなくなる」
「………わかりました、行きましょう」
「……お仕置きの時間ですね」
「…ん、一人残らず潰す」
5人の少女達が装備を整え直し、セリカを誘拐したヘルメット団を追う。
その目は、怒りと悲しみに満ちていた。
______少し時間は遡り_______
「はぁ…はぁ……危なかった…近くに廃棄されたマネキンがあって助かった…」
砲弾が着弾する直前、高速移動でマネキンをダミーとして設置し、なんとか免れた。
「うっぐ……ゲホッ!ゴホッ…、はぁ…な、なんでこんなに息苦しく……」
今までこんな事なかったというのに……どういう事だ?2年前に医師が能力を乱用しすぎると死ぬって言ってたけど…それは、エル君と分離したから…そんなのはないはず……。
……待て、本当に能力を使用する上での代償は気絶だったのか?
本当は気絶は僕の体を崩壊させないための”ストッパー”的な役割じゃないのか?
……もしコレが本当ならかなりマズイ、今までも何回も使っていたしこれからも使う予定だ。
……考えていても仕方がない。後で何とかしよう。
今はセリカちゃんを……!
「ウッ…!?グッ…!……クッソ忘れてた…」
そうだ、さっき僕はビルの屋上から背中から落下したんだ。
おそらく背骨は折れてる……しかも片足も吹き飛ばされてるし……どうしよう…動けない…。
どうしようかと僕が悩んでいると…小さめのダンボールを持ったドローンが僕の目の前で停止する。
「……え、なにこれ…?」
《幌蒔エル様でよろしいでしょうか?》
「え?あ、あって…はないけど、まぁ、合ってるか…」
《黒服様からお届け物です》
そう言いドローンはダンボール僕の足元に置き何処かへ飛び去っていった。
「……なんだろうこれ」
『多分この前黒服に頼んだ再生薬だ。すげぇちょうどいい時に来たな』
「…再生薬でこれ治せるのかな?」
医療の素人が見てもわかる程の重症、もはや生きている方が不思議でしかない。
それほどの重症をこんな薬一本で治せるというのか。
まぁ、何事もやってみないことにはわからないだろう。
痛みを堪えながら慎重にダンボールを開ける。
中には緑色の液体が入った注射器5本と説明書?が入っていた。
説明書を読むと、傷や欠損した付近にこの薬を打ち込むと数秒で再生するらしい。
……嘘つけ!!!
と、大声で言ってやりたい気分だが昨日の腕が再生したのを見たからには信じざるを得ない。
「……やるしかないなぁ…」
まずは、ぐっちゃぐちゃになった背中に薬を打ち込む。
………。
「……何も起こらないね、なんか間違えたかな…ッ!?ガッ……グ…ギ……!背、中…が……!」
説明書を読み直そうとした瞬間、背中を激痛が襲う。
バキッ!ボキッ!と骨が砕けるような音が鳴り
グチュグチュと肉がかき回されるような感覚がする
「グ……く…っそ、激痛が走るなん…て聞いてねぇぞ…!」
1分くらい激痛でのたうち回り、痛みが”スッ”っと引く。
背中を手で触り確認すると傷が無く血も出ていない。
「な、治ってる……これなら足も…」
足の付根に薬を打ち込み3秒くらい待つと吹き飛ばされた足の骨が形成され骨を肉が覆い、その上から皮が覆い足が完全に再生した。
今回は特に痛みは無かった。
……背骨って複雑だし一回壊してから作り直したのかな?それで痛みが……なんか納得した。
「う、うわぁ…すご……うん、特に動きも問題ない。よしセリカちゃんを助けに行くぞ!」
今度こそ高速移動で…!
「うっ!?…ぐっ!……はぁ…はぁ…、やっぱ駄目か…普通に走っていこう」
『さっきから苦しんでばっかだなお前』
うるさいよエル君。
……そういえば、セリカちゃんどこにいるんだろ。
『ダメダメじゃねぇかお前』
「さっきから茶々入れまくってるけどエル君は場所わかるの?」
『わかるぞ』
「え、わかるの?」
なんでわかるの?
『アビドス高校から西方面の駅に黒見セリカを乗せたトラックがある筈だ』
「……なんで知ってんの?」
『ヘルメット団が持ってた地図を見てここから目的地までの距離をあると程度計算したから』
「い、いつの間にそんな事を…」
『お前がボロボロになってヒーヒー言ってる間に見た。んな事より黒見セリカのところに向かわなくていいのか?』
「そ、そうじゃん!急がないと!」
エル君に言われた地点まで走って向かう。
高速移動使えないのが辛い…!
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「う、うーん………へ?」
セリカは揺れを感じ目を覚ます。
「ここ…トラックの荷台?」
何故自身がここにいるか記憶の整理を行う。
午前中先生にストーカーされて、追い払った後バイトに行って、そしたらカイト先輩が先生とみんなを連れてきて、定時に帰って、カイト先輩が板から一緒に帰ってる途中……
「そうだ!カイト先輩は!」
ヘルメット団に襲われたこと、近くに居たカイトの事、攫われたことを思い出し辺りを見渡すが何処にもカイトの姿はない。
「い、居ない一体何処に…うっ…頭が…」
意識を失う直前にflak41改が直撃したのを思い出す。頭や身体が痛むのもそれが原因だろうとセリカは理解する。
立ち上がろうとしても両手両足がロープで縛られており、立ち上がることができない。
「…ここから少し外が見れそう」
壁と壁の間から光が漏れているところを発見し外を覗く。
外を見ると線路が見え、線路がある場所はアビドス郊外の砂漠しかない。
仮に脱出したところでここからではどこにも連絡が取れないことに気づく。
「どうしよう、皆心配してるだろうな……」
どうしようもない状況でセリカの頭をよぎったのは対策委員会の面々だ。
「……このまま何処かに埋められちゃうのかな」
絶望的な状況も相まって、嫌な想像をしてしまう。
仲間たちに裏切ったと思われること、誰にも会えずに孤独に死んでしまう。
「う…ぐぅ……うっ、ううっ…」
ネガティブな想像が重なり、ついには涙を流してしまう。
無理もない、いくら責任感が強くアビドスの為に身を粉にして人一倍働いているとは言っても、まだ15歳の少女である。
何とか。何とかしてこの場から逃げ出したい。
そう思い、もう一度外を覗き見る。
…しかし現実は非常、そう都合良く正義のヒーローみたいな存在が現れるわけが……
ドカーーーーン!!
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「…カハッ、ケホッ…ゴホッ…。な、何!?トラックが爆発した!?」
「ケホッ…ゴホッ…セリカちゃん無事?」
「カ、カイト先輩…!」
「うん、大丈夫そうだね。あ、今その縄解くね」
よかったぁ、高速移動でトラックを突っ切った時、セリカちゃんに当たったらどうしようと思ったけど、見た感じ大丈夫そうだね。
……やばい、無理して高速移動使ったから反動が…うっ、ゲホッ!ゴホッ!
「ケホッ、ゴホッ…はい、解けたよセリカちゃ…ゴホッ!ゴホッ!」
「ちょっと!大丈夫なの!?さっきから咳ばっかりしてるけど…」
「うん…大丈夫……ゲホッ…ゴホッ!」
思ったより反動がキツイな…。
「お前!人質に何してやがる!」
「チッ、あーあ…バカが来たよバカが…」
「てっめぇ!調子に乗るのもいいかげんにしろよ!お前らこっち来い!」
一人のヘルメット団が集合命令を出し前方から多数のヘルメット団と重戦車が向かってくる。
はぁ…やるしか無いか……。
「僕の後輩に手を出したんだ。それなりの覚悟をしろよゴミ共が」
僕が大勢のヘルメット団へ突っ切ろうとした瞬間、見覚えのあるドローンが見えた。