はい、今回結構長いですお気をつけて。
UA1000突破とお気に入りありがとうございます。
結構見てもらえてる、我嬉しい、これからも頑張る。
後4話にあった'ヘイローを持っていても刃の攻撃は効く'という設定を無くしました、あの場面はカイトが純粋なパワーで切ったに変更します。
ほんと途中の設定変更すいません…今後無いように気をつけます…。
追記:タイトルでのネタバレすごいんで変えました
「そんな適当に張った弾幕で俺が止まると思ってんじゃねぇぞ!」
「チィ……」
ミニガンから放たれる弾丸を食らいながら無理矢理接近する。
――銃なんぞ持ってねぇから素手で行くしかねぇ…また変にデケェ鎌は持ってたけどあんなもん使えねぇよクソッたれ、なんでこの世界で銃持ってねぇんだよ馬鹿か?俺は
こんな事を考えてる間も弾丸の雨は止まらない、……これ以上はやべぇな。
被弾を抑えるためにスライディングで接近しミニガンを撃ってる雷帝の腕を両足で挟み地面へと引き込み雷帝が地面に顔面を打ちつけた隙に後頭部へと踵落としをぶち込む。
更に追撃をしようと足を振り上げ……
「…!?…っぶねぇな!」
ようとした瞬間どこからか弾丸が放たれる、……音的に…スナイパーか。
――まぁ…スナイパー如き当たったところでちょっと怯むだけだ(当たったことないから知らんけど)、無視してコイツを………あ?どこいった?
スナイパーに気を取られてる間に逃げやがったか……クソッ…。
「…これ以上無駄な傷を負わない為に退くか」
雷帝が俺より弱いことはわかった、これでゲヘナに来た時雷帝に襲われても安心だな。
「………わかってんだよぉ!!」
「ぐぅ…!」
後ろから俺に不意打ち仕掛けようとしてきた奴をそこらにあった瓦礫で殴りつける。
コイツ…狡い手を……。
「どうした?雷帝さんよぉ?勝てないと悟って不意打ち作戦かぁ?」
「………ぐっ……くっ…そ…馬鹿……力が……!」
「誰が馬鹿力だ、どっかのゴリラお嬢様には敵わねぇよ」
あんなゴリラと一緒にしないで欲しいじゃんね。
つうかめちゃくちゃコイツフラついてんな大丈夫か?
「はぁ……ま、もう終わりにするk…っぶねえな、そういやスナイパー居るの忘れてた」
――完全に頭から抜けてたぜスナイパーの存在、…もう雷帝は動けないだろうしスナイパーの奴を潰すか、アイツから貰った鬱憤を晴らす時だな……あんま溜まってねぇけど。
俺がスナイパーのとこに向かおうとした瞬間……ミサイルがどこからか放たれた。
「あっぶねえな!!なんなんだよ!次から次へと!」
俺はミサイルの放たれた方向を見る。
そこには、風紀委員会達の姿があった。
………あーもう最悪だ、クソッ……。
あ、ヒナいる、1年の時のヒナって風紀モブと同じ格好してるんだ。
「全員その場に伏せろ!無駄な抵抗はするな!」
「……な……ぜ……ここに…風紀委員が……ここには……来れないようにした……筈…」
なんか雷帝がクソ驚いてる、何?どういう展開?
「雷帝お前も付いてきてもらうぞ、市街地を爆発させたテロリストがこのままトップにいられると思うな」
「き……さ…ま……!」
「……なんか状況が理解できないけど……ざまぁとだけは言える」
「そこの黒ローブお前も私達に付いて来てもらうぞ、逃げようなんて考えるなよ?」
「……え?マジですか?」
「当たり前だ、一応はゲヘナのトップに傷を負わせたんだ、これがどれくらい重いことかわかるだろう?」
「……………バーイバーイ」
「逃がすか!!」
鬼ごっこ始まった〜……捕まったら死だぜ!!全力で逃げろ〜!!
_____________________
「頼む、もうちょい早くしてくれねぇか?今すっごい急いでて…」
「そんな事を言われましても……」
現在俺は風紀委員会を振り切りアビドス行きの切符を買っているとこだ。
……なんでアビドスに行こうとしてるのかはわからん、勘がアビドスに行けって言ってるということにしよう。
「はい、アビドス行きの切符です」
「はいありがと、急げ急げ急げ!」
・
・
・
ふぅ…あっぶねぇ間に合った……発車するって時に風紀委員会に見つかった時は焦った、爆発とかさせて無理矢理俺の事を捕まえるんじゃねぇかってヒヤヒヤしたぜ………。
――さてと…少々考えをまとめる時間といこう、まず……俺は何故ゲヘナにいた?俺が最後に見た景色はアビドスのどっかの砂漠…ゲヘナとは程遠い場所……、最近こんな事が多い、目を覚ましたら知らない場所にいて、また目を覚ましたら違う場所にいる……。
―最初は夢遊病かなんかかと思った、だが……流石におかしい寝ながら乗り物に乗れるわけがねぇ……今回もそうだ寝ながら電車の切符を買えるか?否、無理だ…寝ながら喋るとかいう高等技術を知らぬうちに俺が身につけているとかいうなら話は別だが……。
――……俺の体に…俺じゃない…別のやつが居る?……ンなことが……あり得るのか?そんなファンタジーみたいなこと………二重人格と言うなら有り得はするが……そんなんになるまで精神を参らせた覚えはない…。
「次は…アビドス〜次は…アビドス〜、お出口は左側です」
「……考えてもわかんねぇな…マジで…」
これ以上考えても無駄と悟りながら俺は電車を降りた。
_____________________
えー、現在俺はアビドス高校に行こうとしてる最中なんだか………
「……こんにちは、十六夜カイトさん……いえ、今は幌蒔エルさんでしたね」
なんか黒豆に白カビ生えたみたいなやつに話しかけられた。
「……誰だテメェ?」
「ククッ……失礼、私の事は【黒服】とでもお呼びください」
「ふん、で?その黒豆が何のようだ?」
「黒服です、あの時保留にされた契約の答えを聞きに来ました………と言ってもエルさんに言ってもわからないでしょうけど」
「あぁ、一切わからん、そのカイトが誰かは知らんが居る時に聞け」
「えぇ、カイトさんとの取引に関してはまた後日聞きましょう、……エルさん貴方にも一つ取引を持ちかけたいのです」
「俺にか?……まぁ…取り敢えず内容を教えてみろ、内容を知るまではyesもnoも言えない」
「えぇ、取引内容としては貴方に宿る神秘を研究させて欲しいのです、"1つの身体に2つの神秘"を持つ貴方がいれば神秘の可能性に付いてもっと深く探求することができると思うのです、勿論ただでとは行きません………そうですね、貴方が抱えている悩みを1つ解決してあげましょう…どうです?」
「ふむ……その悩みとやらは何でも解決できんのか?」
「内容によりますが大抵のことなら解決できる自信はありますよ、なにせこちらにはキヴォトス以上の技術がある訳ですし」
「………」
――怪し〜〜…でも正直この夢遊病的なのは治したい………このまま放置してるとそのうちやべぇことになりそう……どうする?受けるか?……場合によっちゃ死に関わるこれを放置するわけにもいかないか……仕方がない……
「…わかった呑んでやろう」
「ククッ……取引成立ですね、では早速貴方の悩みをお聞きしても?」
「………夢遊病的なのを治したい」
「……夢遊病ですか?それなら私ではなくとも医師に相談すれば解決できるのでは?」
「違うあくまで夢遊病"的"なやつだ目を覚ましたら知らない場所にいてまた目を覚ましたら知らない場所にいる……こんなのを夢遊病と言えるか?」
「ふむ……なるほど……なるほど……ククッ……そういうことですか、えぇそのくらいなら簡単ですよ」
「……本当だな?嘘だったらテメェのこと潰すからな」
「えぇ、大事な取引相手に嘘をつく真似はいたしません、では私に付いてきてください私のオフィスへご案内します」
「………」
そのまま先行する黒カビ………いやちゃんと付いてきてるからチラチラ後ろ見ないでちょっと面白いから。
_____________________
「では、こちらで少々お待ちください、今治療道具を持ってきます」
「あ、はい…」
どんなやべぇ場所に連れられるかと思ったら普通のオフィスだったわ、ちょっと暗いけど。
つうか今思い出した、アイツ先生大好きクラブの黒服か、リアルで見るアイツ怖すぎるな…。
そんな事を考えてる間に黒服が何か持って戻ってきた。
……何あれニット帽?
「お待たせしました、こちらを頭に付けてください」
「………一応聞くが本当に治療道具なんだよな?これニット帽にしか見えんぞ?」
「えぇ、先ほども申しましたが大事な取引相手に嘘はつきません」
「………はぁ……イマイチ信用ならねぇな…(まぁ…流石に……大丈夫だよな?)」
俺はすっごい不信感を抱きながら治療道具?を頭に取り付けた。
「ククッ…では少し痛いかもしれませんが、我慢してください」
「おい、テメェなんで今笑っ………」
バチッ!
頭に電流が走り、俺の…意識は闇に飲み込まれた……。
_____________________
「……んあ?……何処だここ……?」
俺が目を覚ましたら真っ黒い部屋にいた…。
「チッ、あの野郎騙しやがったな!おい!黒カビ野郎どっかで見てんだろ!出てこい!ぶち殺してやるよ!!」
…………。
「しかし誰もこなかったってね」
「やかましいわ!バカにしてんのかテメェ!」
コイツほんとにイライラしてる時によぉ……。
……ん?待て俺今誰に……。
「どうも♪」
「誰だテメェ!」
「そんな大きい声出さなくても聞こえるよ、じゃ自己紹介といこうか僕は十六夜カイト、さ、次は君のターンだよ?」
「……幌蒔エルだ…」
――コイツ…何者だ?俺に似てる?いや似てるってレベルじゃない…目つきと話し方以外は俺と全く一緒だ……
「エル君はここが何処かわかる?僕気づいたらここにいてさ…」
「知るかよ、俺も知りてぇよここがなんなのかは」
『ガガ……ピー……』
「あ?なんだこの音」
「なんか無線機みたいだね」
『……あーあーこちらの声は聞こえているでしょうか?』
「……黒服…」
「……!黒カビ野郎!テメェ!ここはどこだ!俺を何処に閉じ込めやがった!」
『エルさんそしてカイトさんが今いる場所はあなた達の『心の中』です』
「……心の中?……待って僕の心の中ならなんでエル君がいるの?僕一人のはずじゃないの?」
「俺も同じ質問がしたかった」
『……解離性同一性障害、1つの体に複数の人格を持つこと……これがその質問の答えです』
「……つまり僕……か、エル君は二重人格ってこと?」
「なるほど、だからか知らねぇ場所に居たりしたのは……待てそれを知った所で俺のその…解離性……なんたらかんたらは治らない…こっからどうやって治すんだ?」
『先に言っておきますが完璧に治すことはできません、仮に治すとするならカイトさんかエルさんのどちらかを殺さなければならないので、それで残った方の精神に異常が出たら大変ですからね』
「……なるほどな…わかった、で?治療方法は?」
『どちらかが肉体を使っている時片方の人格を外に出せばいいのです』
「……oh、随分脳筋な手段だな……その外に出されてる人格はどうなるんだ?」
『一時的に幽霊のような状態となります、そうなれば片方が肉体を使っている姿を見ることができ記憶の混雑が発生しません』
「……結構有りだな、俺はその案賛成だぜ、カイトはどうだ?」
「え?僕?……そうだね………正直僕も記憶の混雑が原因での面倒事は避けたいし……黒服に乗せられるのは癪だけど僕も賛成かな」
『では人格を外に出すためあなた達を区切っている"壁"を壊してほしいのです』
「壁?……あぁこれかなんか見えるなと思ったら」
――そう言い俺の見た先には透明のガラス板のようなものがあった。
――そう言われ僕が見た先には透明のガラス板のようなものがあった。
「……これって簡単に壊せるものなの?区切る目的なら頑丈に作られてそうだけど…」
『ここはあなた達の心の中"脆いと思えば脆く"なり"硬いと思えば硬く"なります』
「夢みたいなものか……えー…これは脆いこれは脆いこれは脆い…」
「それでいいの本当に?……ま、取り敢えずやってみようか」
――俺はこの壁は脆いと強く思い、
――僕はこの壁は脆いと強く思い、
力強く殴った
パキリと壁に小さな罅が入りどんどんと罅は大きくなっていきやがて亀裂となった、そして……
バキッ!!
壁は崩れ落ちた。
「おぉ…ちゃんと壊れたね」
「フハハハ、こんな壁一つでこの俺を閉じ込められると思うなよ!」
『壁は壊れたみたいですね、では一度現実世界へ戻します』
そう黒服が言った瞬間俺(僕)は意識を失った。
_____________________
「……ん?」
戻ったか…?……あ〜……疲れる……。
……つうかあの野郎ソファに寝かせんなよ……あ、傷治ってる。
「おや、起きましたか……精神を区切る壁は壊せたようですね」
「あぁ…一応な……そういえばお前どうやってカイトを外に引きずり出す気だ?」
「もう貴方の隣りにいますよ」
「は?…うわ!?ホントだ……」
黒服に言われ隣を見ると爆睡してるカイトがいた。
……なんか薄くね?
「なぁ…黒服…なんかカイトがスケスケなんだけど…どういうこと?」
「片方は幽霊のような状態になりますからね…仕方がないでしょう」
『ん〜……んぅ?……あれ?……ここどこ?』
「おはようございますカイトさんここは私のオフィスですよ」
『………起きた時一番最初に見るのが君の顔って最悪だね』
「ククッ……なかなかひどいことを言いますね…」
カイトに辛辣な言葉を吐かれ少し涙目になる黒服ちょっと面白い。
「…そういえばエルさん体に何か異常はありませんか?」
「あ?まぁ…特に何ともないぞ、なんかいつもより体が軽い気がするが…」
「恐らくですが2つの神秘が1つになったので体への負担が軽くなったのでしょう、カイトさんの能力のデメリットもなくなっているはずです」
『本当!?正直いちいち気絶するのうざったかったんだよね……すっごい嬉しい…』
「それは良かったです、ではまたご用の時はコチラから連絡しますのでよろしくお願いしますね?エルさん」
「あぁ、わかった……行くぞカイト」
『はーい』
「あぁ1つ言い忘れてました、外にでている方の人格は見えない人がほとんどなので会話する際はお気をつけて」
「…周りからは虚無に話しかけてる異常者に見えるわけか…まぁ…頭には入れておこう」
『じゃ、今度こそバイバーイ黒服〜』
「えぇ、さようなら」
こうして、俺は……いや俺達は黒服のオフィスを後にした。
次の話あたりでカイトとノノミを接触させようかなーって思っています。