最近熱くなったり寒くなったりして体調崩したマグマ焼き豆腐です。
梅雨の時期嫌いほんと………はいこんな下らない話は喋らなくていいですね、では続きをどうぞ。
黒服のお世話になってから数ヶ月後………いつも通りの賞金首狩りも終わりアビドス高校に戻ろうとしてるんだけど……。
「あの方達が生徒会長と副生徒会長………、どうして2人でまだ……」
……誰かが校門の前で覗き見してる……、あれ警察に言ったほうが良いやつかな?
………一旦話しかけに行こうか。
「ねぇ、君ここで何してるの?」
「…!?え、あ、いや私は別にやましいことをしてたわけじゃ………」
「ほんと?覗き見はやましいことじゃない?……ねえ、聞いてる?」
「……え……あ……お……」
「…どうしたの急に僕の顔ジロジロ見て?僕の顔に何かついて…「お兄様!」ぶげぇ…!?」
急に覗き見してた子が僕に抱きついてきた、お腹……痛い……。
「ちょ……急に何さ!?抱きついてきて……」
「お兄様…!やっと…やっと…会えました!」
「お兄様?」
お兄様って……この子は一体何を……。
「さっきから誰?校門で騒いでいるやつらは………カイト?……何してるの?」
「カ、カイト君……そういういかがわしいことはこ、こんなとこでするものじゃないと思うよ?」
「ユメちゃん先輩は何を勘違いしてるの!?この子がただ急に抱きついてきただけだからね?」
「……君誰?どこの生徒?所属と学年は?」
「え、えっと…し、私立ネフティス中学校3年の十六夜ノノミです…」
「(……ん?十六夜?)」
「……ネフティス?あそこの学校は廃校って…」
「…えっと…私が卒業した後廃校になります…」
「……ネフティスの後継者がいるとは聞いてたけど…なるほどね……かの高名な悪徳企業の『ネフティス』のお嬢さんが私達の学校に何の用?」
「わ、私は…」
「回答によっては……ヘイローの無事は保証しな…「「ストーップ!」」…!?ユメ先輩!カイト!いきなり何なんですか!?」
「すぐ暴力に訴えるのは駄目って言ったでしょ!ホシノちゃん!」
「せめて、色々聞いてからやらないと…「それも駄目だよ!カイト君!」…あぅぅ…」
「はぁ…とにかく一旦話を聞こ?カイト君と苗字が同じなのも気になるし」
「……わかりました…」
「……あれ?これ僕も色々聞かれる感じ?」
「「勿論」」
「おぉう……まじぃ?……」
「……マジだよ、さて…えっと…ノノミさんだっけ?なんで貴方がここに来たのか教えてもらっていいかな?」
「…はい…」
そこからちょっと話を聞いた。
ネフティスがアビドスの復興事業に失敗して逆にとどめを刺してしまったこと…その事に負い目を感じており自分もアビドスに進学して復興を手伝いたいこと……そして僕が自身の兄だということ……。
……もうその後はすごい大変だった、僕が何かを企んでいるんじゃないかとホシノちゃんがショットガンを向けてきてユメちゃん先輩が止めたり、誤解を解くために少し僕の昔話をしたらなんか皆の目が暗くなったり……もう昔の事だから気にしなくていいのに…。
で、今はホシノちゃんとユメちゃん先輩がノノミを入学させるか話し合っている。
……別に僕は仲間外れにされたわけじゃないよ?ユメちゃん先輩が「兄妹水入らずで話しておきなよ、久しぶりに会ったわけだしさ」って言われて僕はノノミと待機してるんだけど……。
「………」
「………」
……くっそ気まずい……どうしよう………会話のネタが……。
『おい、カイト久々に再会したんだろ?こんな葬式みたいな雰囲気でいいのかよ…』
「(仕方ないじゃん……気まずいんだから…そんな事言うならなんか話のネタだしてよ…)」
『ンなこと言われてもな……天気の話とかしたらどうだ?』
「(うん、そうだねの一言で会話終わるよ)」
『え〜…ンじゃあ………趣味とか聞いてみたらどうだ?これならちょっとは長持ちするだろ』
「(僕趣味ないから無理なんだけど)」
『つまんねぇ男』
「(エル君も同じようなものでしょ)」
『俺には美味しいものを食べるっていう立派な趣味があります〜、一緒にしないでくださ〜い』
「(はぁ……)」
エル君がこうやってチャチャいれるのも慣れてきたね、じゃなくてほんとにどうしよう…この気まずい空気……。
「……えっと…お兄様……」
「ん?どうしたの?」
「お兄様は……なんでアビドスに入学したんですか?…理由を考えてみたんですがいまいち分からなくて…」
「理由……理由かぁ……ノノミに会えるかもって思ったから?」
「……私に……ですか……?」
「まだ僕がネフティスにいた時、ノノミがアビドスの話をしてたの思い出してさ、もしかしたら…って思って」
「……その割にはさっきまで忘れてましたよね?」
「うっ……、それは…ごめんね……」
「ふふっ、冗談です……正直…お兄様が捨てられる時…何もできなかった私は恨まれてると思っていたので……」
「…………恨んでなんかないよ、あれは仕方がなかった…ただそれだけだよ……それにいつまでも過去を引きずる程、僕は弱くない」
「………そうですか…」
「………」
――う〜ん暗いなぁ……何か明るい雰囲気にできないかな……。
そう僕が悩んでいた時教室の扉が勢いよく開かれる。
「カイトくん!ノノミさん!戻ったよ!…どう?兄妹でいい時間を過ごせた?」
「ん〜……まぁ……微妙かな?6年振りに会った訳だし……よくわかんない」
「…そう……なんか……ごめん…」
「別に謝ることじゃないよ、それよりさノノミは入学していいの?駄目なの?」
「…ん~~そうだねその事だけど…」
あれ?ユメちゃん先輩がなんか…申し訳なさそうな顔してる……もしかして……駄目?
「(え?ノノミがアビドスいない展開なんてある?まさか、ユメちゃん先輩を生かしたからホシノちゃんがおじさん化してないのが原因?……ヤバいじゃん…ここでノノミが入学しなかったら……え、どうしよう……ノノミはアビドスにいないと大分まずいよ?どうする?ホントにどうする?え、ど、どうすればどうすれば…)」
「勿論!入学していいよ!喜んで受け入れるよ!」
「………んえ?」
「…!やった!やりましたお兄様!私もこれからお兄様と一緒にいれるんですね!」
「ん…あ……うん……よかったねノノミ…」
「……どうしたんですかお兄様?すごい汗をかいていますが…」
「……あ〜…うん大丈夫…ちょっと……ここに来る前唐辛子いっぱい食べただけだから…」
「……そう…ですか…」
――よかった〜〜〜…ノノミがアビドスいないなんてこと起きなくて………ユメちゃん先輩こういう大事な事で冗談は駄目だよ……。
「入学を許可したからといって警戒の目は緩めないから、変なことはしないほうが身のためだよ……カイトも」
「あ……僕も……うん…まぁ…仕方がないよね…」
「……何か後ろめたいことでもあるの?」
「ないないない、無いから殺気収めて怖い」
「……はぁ…」
――ホシノちゃんの殺気がホントに怖い……怖すぎて気失うって……っと…電話?……黒服から……そろそろか…
「あはは……それじゃあ…ノノミちゃん制服とか色々渡す物あるから付いてきて」
「はい、わかりました」
「私も行きます、ユメ先輩だけじゃ大変だと思うので」
「ありがと〜ホシノちゃん!カイト君はどうする?もう帰ってもいいけど」
「あ〜……じゃあ僕は…帰ろうかな、用事を思い出しちゃって…」
「わかった、じゃまた明日ね!」
「さようなら、お兄様」
「………」
「バイバ〜イ」
――さ、黒服のとこに行かないとね、めんどくさいけど……ホシノちゃんが訝しげにこっち見てたけど……気の所為だよね?
―――――――――――――――――――――
「ふぅ……ようやく付いたよ……全くどうしてこんな遠いとこに作るかな……」
――元々アビドスを気にしてるならアビドスの近くに作ればいいのに…………。
「………流石に放置しすぎたかな〜…怒られる覚悟はしとこ…『ガサッ』………ん?」
今なんか聞こえたような……動物かな?……取り敢えず中入ろ…。
・
・
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「来たよ〜黒服〜僕になんの用かな?」
「ククッ…お待ちしていましたカイトさん、えぇそれはもうすごく待ちました」
「うん、ごめんね頭から抜けててさ…それで?要件は?」
「察しはついているでしょう?…取引のことですそろそろ応えを聞きたいのですが…」
「あ〜……そうだね……うん………忘れちゃったからもう一回聞いてもいい?」
「………はぁ……はい、ではもう一度取引内容の説明を、我々と"神秘の可能性"についての探求に協力をして欲しいのです、コチラからの要求は以上です、カイトさんからは何かありますか?」
「う〜ん……そうだな〜…アビドスの借金を0にできない?」
「それは……難しいですね、別の取引相手との契約を破ることはできませんし」
「ふーん、じゃあ…その取引相手……"カイザー"との契約が切れたあとなら?」
「……その後なら可能ですね、ですがその内容はそちらが不利すぎるのでは?私がカイザーとの契約を切らなかった場合…カイトさんは無償で協力することになりますが」
「……じゃあ…さっきのにプラスして協力したとき良い結果が出せたら僕に報酬をくれない?何が欲しいかはその時の僕が決めるけど」
「ふむ…報酬に関しては物によりますが……それでよろしいのですね?よろしければこのまま契約成立といたしますが」
「………うんいいよ僕は問題ない」
「ククッ……それでは契約成立といたしましょう、これからよろしくお願いしますね?カイトさん?」
「うん、よろしくね黒服」
――これで準備は整った、アビドスのこともこの先のことも予防線張った、これでバッドエンドに行くことは……防げるはず……。
「それでは、早速仕事と行きましょう、私に付いてきてください」
「は〜い」
僕は黒服について行き、手術室のような場所に着いた……え、手術されるの?僕……、こいつから?明らかに免許持ってなさそうなこいつから?……や〜ばい死ぬこれ
「く、黒服?まさか…手術とかはしないよね?…僕どこも悪くないからね?」
「クククッ……流石の私も免許を持たずに手術はしませんよ、最近取るために勉強している所です」
「落ちろまじで」
『マジで落ちてくれ』
「クククッ……辛辣ですねぇ…」
僕だけじゃなくてエル君も否定するって相当だね……というかいたんだエル君。
「……ちなみにさ手術じゃないならここで何をするの?」
「今準備をしている所です、少々お待ちを」
そういった黒服は謎の黒い液体と細かく砕かれたドス黒いガラスの破片?のような物を注射器に淹れた………え?死なない?あれ……血液に乗って心臓止まるよ?
「準備ができました、腕を出して下さい」
「待って待って待って、いくらなんでも血液にガラス破片入れたら死ぬって、え?なに?そんなに死んで欲しいの?」
「別に殺したいわけじゃないですよ、これはガラスの破片ではありません"恐怖"という神秘を反転させたものです」
「……じゃあ…今淹れたのって…誰かのヘイローの破片?」
「えぇ、実験体を処分した時にでてきたものです…………随分怖い顔をされていますがどうされました?」
「……別に何でもないよ」
――先生大好きクラブとか言われてるけどコイツらクズ側の立場だったな……はぁ……せめて僕は死なないようにしよう。
「……それを体に入れて何か悪影響はあるの?」
「悪影響があることがほとんどですね、最悪恐怖にのみ込まれるなんてこともありましたね」
「……なるほどね、ま…仕方ないとしか言いようがないよね………はい腕」
「ククッ……えぇ仕方のないことですから…では少しチクッとしますよ」
「お前がそれ言うと面白いからやめて?…いてっ………注射器地味に痛いのうざいなぁ……」
「まぁ…針ですから、はい今日はこれでおしまいです、また…何か用がある時は連絡しますので」
「あれ、以外だねここから大量の変な薬とか打ち込まれたりするのかなって思ってたんだけど」
「クククッ……何事にもまずは慣れさせないといけませんからね、いきなりそんな事やったら壊れてしまいます」
「あっそ、じゃあ終わりなら僕帰るね、結果は後で教えてね」
「えぇ、わかりました……もし宜しければお見送り致しますが」
「いらない、なるべく近づかないで」
「ククッ……手厳しい……ではさようならカイトさん」
「じゃあね黒服」
僕達は黒服のオフィスを後にした。
……なんだろうこの胸騒ぎは……すごく嫌な予感がする……。
―――――――――――――――――――――
僕達は今アビドス高校に向かって歩いている………後ろに……いるな……。
「ねぇ、そこに隠れてないで出てきたらどう?
ホシノちゃん
「………」
ホシノちゃんが建物の影から出て怖い顔で僕を睨みつける。
………これ誤解されてるね……。
「ホシノちゃん?僕はホシノちゃんが思っているようなことは…「黙れ!」………」
「十六夜の性を聞いたときから疑っていた……裏で繋がっているのはカイザーかネフティスだと思っていたのに…まさか黒服とだなんてね……」
「……あのときつけてきたのはホシノちゃんだったんだね…でもホシノちゃん君は一つ誤解している、確かに僕は黒服と繋がっていると言ってもいいけど、決してアビドスを陥れようだなんて考えてないよ、僕はアビドスを救おうとして黒服と契約を…」
「……そんなの信じれると思う?…今更さ…どうせ私を黒服側に引き込もうとしてるんでしょ?そんな事絶対しないから」
「だからホシノちゃん誤解だって…「うるさい!!」………あぁ…もう…」
「私のせいで誰かが……ユメ先輩が傷つくのは見たくない…だから…」
ホシノちゃんがショットガンを僕に向ける。
――まずい……。
「ここでお前を倒す」
そう言いホシノちゃんは僕に襲いかかってきた。
……誤解……解けるかな?……これ……。
次回「十六夜カイト死す!」決闘スタンバイ!
「死なないよ?」『死なせねぇよ?』