俺の個性が転生者掲示板だったので、スレ民の力を借りてレジェンドとなる 作:夢野飛羽真
身体を壊さない範囲で頑張っていこうと思いますのでよろしくお願いいたします。
「それで、話って?」
体育祭の昼休みのタイミングで俺と緑谷君は轟君に呼び出されていた。
丁度朝に轟君に宣戦布告された2人だ。
「気圧された…自分の制約を破っちまうぐらいによ…」
「それは、左側の炎のことかな…?」
轟君は今まで個性把握テストでも屋内の戦闘訓練でも左側の炎を使わないという制約を自らに課して戦っていた。
だが、先程の騎馬戦終盤で轟君は俺に追い詰められてその左の炎を使ってしまった。
「気になるのは当然だな。お前達なら知ってるだろうが、俺の親父は"エンデヴァー"。万年№2のヒーローだ。お前達が№1ヒーローの何かを持ってるなら俺は……お前達に尚更勝たなきゃならねぇ。」
No.1ヒーローであるオールマイトに近い力を持つ緑谷君と、クラス内ではNo.1に近い実力を持つ俺だからこそ、轟君は俺達を超えたいのだろう。No.2ヒーローエンデヴァーの息子という立場だからこそ、その思いは強いのだろう。
「炎を使わず1番になることで俺はアイツを否定する…」
「否定するって云うけど…それってどういうこと…?」
「人に話すのは初めてだが、教えてやるよ。あの父親男が、俺達にやってきた仕打ちを…」
だが、その彼の野望にはまた別の感情が隠れているようだった。
「親父は極めて上昇志向が高い奴だ…ヒーローとして破竹の勢いで名を馳せたが、生きる伝説オールマイトが目障りで仕方なかったらしい…自分では自分ではオールマイトを超えられねぇと悟った親父は、“次の策”に打って出た。」
「何の話だよ、轟君…僕に何を言いたいんだい…?」
No.1ヒーローを超えたいという思いは当然、エンデヴァーも抱いて抱いていたのだろう。
「"個性婚"知ってるよな…?」
「知ってるさ…過去に歴史の授業で学んだよ。超常第2第3世代の頃に社会問題になったことね…個性の相性が良い者同士で結婚して、さらに強い個性の子供を作ろうとする、倫理的に問題になった行為だ。」
「自身の個性をより強化して子供に継がせるために配偶者を選び、結婚を強いる…欠落した前時代的発想…実績と金だけはある男だ。親父は母の親族を丸め込み、"母の個性"を手に入れた。俺をオールマイト以上のヒーローに育てることで自身の欲求を満たそうってこった…」
そして、No.1ヒーローを超えたいというエンデヴァーの欲望は暴走してしまったと言えるだろう。
個性婚をして、No.1ヒーローを超える子供を創り出そうとした…
「鬱陶しい…そんな屑の道具にはならねえ…記憶の中の母はいつも泣いている…『お前の左側が醜い』と、母は俺に煮え湯を浴びせた。」
「そ、それでお母さんは…?」
「親父が精神病院に入院させた。今もそこにいる。ざっと話したが、俺がお前達に突っかかんのは見返す為だ。クソ親父の個性を使わずに、『母さんの個性だけで一番になる事』で、奴を完全否定する…ッ!」
それが、轟君が父親であるエンデヴァー由来の左を封じ、右の氷の力のみを使う理由であった。
「君の気持は分かるよ。俺も同じ立場なら、父親を恨んだと思う…けど、それは本気を出さないことの理由にはならない。」
「本気を…?」
だがそれでも、俺は…
「入学する前も、USJでも俺は強敵と戦ってきた…君が氷の力だけで勝てるかどうかわからない程強い敵と…そんな敵と戦う状況でも君は、半分の力だけで戦うのかい?」
「…ッ!?」
既にこの世界には仮面ライダーの敵達が徐々に出てき始めている。
それ以外にも、プロヒーローが苦戦してしまうほどのヴィラン達も多くいるだろう。
そんな相手と戦う時に、左の炎を使わないと言うことができるだろうか…
「炎を使わないと犠牲者が出てしまう…それでも君は炎を使わないのかい?」
「俺は…」
轟君は俺の言葉にただ自身の左手を見つめるのみであった。
「犠牲者が出るかもしれない状況でも、炎を使う覚悟ができないと言うのなら、ヒーローもこの雄英高校もやめればいい。」
「輝夜君!?」
俺の言葉に緑谷君は驚いた様子で目を丸めて俺の方を見る。
「君がヒーローにならないこと、それもまた君がNo.1ヒーローとならない道とも言える。すなわち、君の父親が望まないシナリオになって父親への復讐を果たせるはずだ。けど、君は違う。ヒーローにならないという選択肢を選ばずにここまで来たんだ。ヒーローと言うものにも何か想いがあるんだろ?例えばそこの緑谷君や他のクラスメイト達みたいにオールマイトに憧れてるとか。」
「轟君もオールマイトに…?」
「ああ、そうだ…オールマイトは、好きだ…」
オールマイトに憧れていない者はヒーロー科にはいないと言っても良いだろう。
俺は仮面ライダーやスレの皆にも憧れているが、この世界のニュースで何度かオールマイトの活躍を見た時、尊敬の念や憧れと言う感情を抱いた。
「君にもヒーローになりたいという夢があるなら、炎を使う覚悟を決めて、この後の競技で君の全力を見せてくれ!緑谷君も次の舞台で会おう!2人との戦い、俺は楽しみにしているよ。」
俺達はヒーローに憧れる者同士。
きっと次の競技で良い戦いができるはずだ。
轟君が俺の子の想いに応えて、全力を出してくれるなら俺は嬉しい。
「それじゃあ、次の競技で会おう。」
「うん、僕も待ってるよ!」
「緑谷、輝夜、俺は…」
こうして俺達3人は分かれて昼休憩に入るのだった。
351:掲示板の伝説
轟君の過去…
聞いてきましたが中々酷い話でしたね。
352:チャンピオンヒーロー!スパイダーマッ!
トップクラスのヒーローがあのような非人道的な行動をしていたとは…
許せん!
353:滋賀県警の一般刑事
子供も妻も道具扱い…
許せない!
354:ユニバースリブット
>>353
滋賀ニキは所帯持ちだからな。
そう思う気持ちもよく分かる。
355:ゼロスリーの母
そうね…
けど、個性婚による強個性の子供作りなんて、果たして上手くいくのかしら?
上手く個性が遺伝しないことだってあるはずだわ。
356:マルチバースの旅人
>>355
轟焦凍に兄2人、姉1人がいると言えば大体分かるだろ
357:異世界セイバー
え?
358:武神バサラ
マジか…
359:ミラモン戦隊の指令
家族を道具としか思っていないような所業だな…
360:ブラックトリガーRX
俺もそのことを知った時は轟君が炎を封じる理由に同情したよ。
361:無法国家のエンペラー
けど、それでは人は救えない。
362:掲示板の伝説
ええ、俺も半分の力だけじゃ人を助けきれないことだってあると思います。
363:鬼滅の剣
中学校への襲撃も経験しているからこそ、イッチはそう思って轟君を説得してくれたんだね。
364:掲示板の伝説
ええ、上手くいくか分からないですけど…
365:黄金郷の海賊王
イッチはよく頑張ったさ。
さあ、今は最終競技に集中しよう。
366:巨人兵士アーク
そうだな、イッチも目の前の競技をこなさなければな。
367:アサシン忍者
そこでイッチが魅せれば轟君にもきっと響くでござる!
368:掲示板の伝説
そうですね。
俺も轟君や世間に全力を魅せます!
369:不死身の刑事
頼んだぞ。
俺はある指定敵団体の捜査をすることになった。
この後の活躍はリアルタイムでは見ることができないから、捜査中の俺にも轟くほどの活躍を期待している。
370:掲示板の伝説
>>370
はい!頑張ります!
371:鬼滅の剣
指定敵団体か…
372:ブラッディストライカー
>>371
何かあるのか?
373:鬼滅の剣
いいや、何でもない。
今はイッチは目の前の戦いに集中してくれ。
374:黄金郷の海賊王
そうだな。
今は体育祭でのケミストリーを生み出してくれ
375:甲鉄城の突貫野郎
ま、俺らも一旦体育祭を楽しむとするか。
376:巨人兵士アーク
>>375
そうだな
377:掲示板の伝説
ええ、それじゃあ午後の競技時間が始まりそうなので行ってきますね。
378:異世界セイバー
行ってら~
379:光の国でも全力全開!
行ってらっしゃい!
380:無法国家のエンペラー
頑張ってきいや~
コテハン紹介
ブラッディストライカー
エヴァンゲリオン(アニメ本編、旧劇場版)の世界でサードインパクトに巻き込まれた転生者。
仮面ライダーブラッドの力を持って碇シンジらを援護していたが、サードインパクトを阻止できず自分以外の全ての生命が滅んでしまう。
孤独になった世界で無法国家のエンペラーの拾われてローグネイションに入る。