俺の個性が転生者掲示板だったので、スレ民の力を借りてレジェンドとなる   作:夢野飛羽真

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今回は結構詰め込みました。
まずはあの名シーンを掲示板視点で楽しんでいってください。


26スレ目 決勝トーナメント2回戦

「次は輝夜とか…」

 

1回戦の全ての試合が終わり、2回戦へ進出した耳郎響香は他の2回戦進出者よりも先に控室で待機し、気持ちを落ち着かせようと胸に手を当てていた。

 

「輝夜には今までいっぱい助けられてきた…けど、今日はウチは輝夜に勝つ!そして、輝夜に…」

 

その手を撫でおろしながら、彼女は自身の緊張を解そうとしていた。

小学校からの付き合いで、中学では襲撃して来たヴィランに共に対処したが、その時も危機を大翔によって救われた。

先日のUSJでのヴィランからの襲撃でも、彼女らを攫おうとしたヴィランを大翔が倒した。

だが、守られるだけでは終われない。

その覚悟を決め、騎馬戦前、このトーナメントで本気のタイマンをしようと誓い合った。

 

(輝夜…ウチは輝夜のこと…)

 

そして、彼女は彼を倒してある想いを伝えようとしていた…

彼女達の戦いまでまだ時間はある。

その時間を彼女は控室で過ごして綿密に作戦を練るのであった。

 

651:掲示板の伝説

フィールドの復旧も終わりいよいよ緑谷君と轟君の試合が始まりそうです。

 

652:鬼滅の剣

いよいよか…

 

653:ゼロスリーの母

早速2人が入場して来たわね。

 

654:滋賀県警の一般刑事

この戦い…果たしてどうなるか…

 

655:巨人兵士アーク

轟が氷の力で、緑谷を凍てつかせれば勝てそうだが…

 

656:ミラモン戦隊の指令

そういうわけにはいかないな。

緑谷出久には身体を壊してしまうがオールマイト並みのパワーがある。

 

657:チャンピオンヒーロー!スパイダーマッ!

その一撃が上手く決まればッ…てとこか

 

658:掲示板の伝説

 

『2回戦第1試合!スタート!』

 

さあ、始まりました!

 

 

659:異世界セイバー

轟がいきなりの氷結だ!

 

660:甲鉄城の突貫野郎

おいおい、緑谷の奴デコピンで氷の波を打ち砕いたぞ!

 

661:ブラッディストライカー

指が腫れている…

あれが、自分の身体を壊してしまうほどのパワーか…

 

662:武神バサラ

更にもう一発!

 

663:光の国でも全力全開!

またデコピンで防いだ!

 

664:ユニバースリブット

だがこれ、緑谷君は一回防ぐ度に指が一本使えなくなるんじゃ…

 

665:アサシン忍者

単純計算で8回しか使えないでござるな

 

666:無法国家のエンペラー

おいおい、体張りすぎやろ…

ここで勝てても次戦えないやん…

 

667:逢魔の魔王

俺達が話している間も次々に指が…

 

668:マルチバースの旅人

パワーは凄いが、打ち消すだけで轟を吹き飛ばすことも出来ていないな…

 

669:黄金郷の海賊王

轟は自分の後ろに氷の壁を作って吹き飛ばされない様に対処している様だ。

 

670:異世界セイバー

おいおい!いろいろ言ってる間にもう片手の指全滅しちまったぞ!

 

671:ミラモン戦隊の指令

轟が接近戦を仕掛けた!

 

672:銀河系のリベリオン

凍結の伸びがえぐいな。

緑谷が距離取ったのにその緑谷の足元まで氷が伸びてきた…

 

673:掲示板の伝説

え、左腕全体でパンチを!?

 

674:アサシン忍者

これで左腕はアウトでござるな…

 

675:ユニバースリブット

威力は高かったが、また後ろに壁を作って場外は防いだな…

 

676:ゼロスリーの母

けど、轟君の体が震えているようにも見えるわね…

 

677:ブラックトリガーRX

個性も筋肉などの身体機能と同じだ。

使えば何か影響が出る。

轟の場合は、氷を使い続ければ体温が低下する…

 

678:掲示板の伝説

>>677

それって、炎を使えば対処できるんじゃ…

 

679:黄金郷の海賊王

>>678

その通りだ。

だが、それを使わないなら、緑谷が指や腕を温存して長期戦に持ち込めば勝てただろう…

 

680:異世界セイバー

氷塊がまた緑谷に迫ってきた!

 

681:武神バサラ

もう指も腕も壊れてる!

これじゃもう終わりだ…

 

682:甲鉄城の突貫野郎

いや、防いだぞ!

 

683:光の国でも全力全開!

壊れた指でまたデコピンを!?

 

684:掲示板の伝説

轟君が走り出した!

 

685:滋賀県警の一般刑事

けど、動きが鈍い…

やっぱり氷の使い過ぎで…

 

686:チャンピオンヒーロー!スパイダーマッ!

緑谷が腹部にパンチを入れた!

 

687:ユニバースリブット

轟の動きが鈍いからか、避けれるようになっては来たが、一度壊れた指でまた…

 

688:銀河系のリベリオン

勝ち上がってもこれ、次は厳しいんじゃ…

 

689:ブラッディストライカー

それでも何か、伝えたいんだろうな…

 

690:掲示板の伝説

両腕ほぼぶっ壊れてるのに…

緑谷君…

 

691:逢魔の魔王

親指ももう…使っちゃった…

 

692:掲示板の伝説

けど、轟君も氷を使いすぎて弱ってる…

2人共…

 

「君の!個性()じゃないか!」

 

緑谷君ッ…!

 

 

693:ブラックトリガーRX

お、遂に来たか!

 

694:異世界セイバー

炎だ!

 

695:武神バサラ

うおおおおおおお!キター!!

 

696:掲示板の伝説

これが轟君の…炎!

 

697:無法国家のエンペラー

何ちゅー火柱や!

 

698:滋賀県警の一般刑事

炎を使った!

 

699:チャンピオンヒーロー!スパイダーマッ!

緑谷は轟の心を救うためにこの戦いを…!

 

700:巨人兵士アーク

炎で体温を回復させて次は巨大な氷塊で攻撃を!?

 

701:ゼロスリーの母

炎で体温の低下を防げている分、心なしか氷も大きくなってる気がするわね…

 

702:逢魔の魔王

緑谷君の超パワーのパンチと!轟君の炎がぶつかり合った!!

 

703:掲示板の伝説

すっごい風が吹いてきた!!

 

704:ミラモン戦隊の指令

ど、どうなった…

 

705:掲示板の伝説

風と煙で何も…

あ、少し晴れてきました…

 

「み、緑谷君場外…轟君!準決勝進出!」

 

 

706:異世界セイバー

轟が勝ったか!

 

707:武神バサラ

凄い戦いだった!

 

708:アサシン忍者

この戦いは掲示板視点で見ても泣けるでござるな~

 

709:黄金郷の海賊王

ああ!見事なケミストリーだった!

さあ、イッチ!次は君がケミストリーを見せる番だ!

 

710:掲示板の伝説

はい!本当にすごい戦いでした。

俺もさらに気合が入ります!

 

711:無法国家のエンペラー

おう!次も期待してるで!

 

712:マルチバースの旅人

フィールド復旧の後に、次の試合か…

 

713:掲示板の伝説

そうですね…俺もそろそろ準備してきます。

 

714:ブラックトリガーRX

おう!行ってら!

 

715:鬼滅の剣

次も頑張れよ~

 

 

フィールドの復旧作業を終えて、2回戦第2試合の飯田と八百万の試合が行われ、結果飯田が機動力を活かして戦いに勝利してみせた。

そして、2回戦の第3試合の時間を迎えた。

 

『盛り上がっていくぜ2回戦!第3試合!ロック少女が轟かすハートビート!個性イヤホンジャック!ヒーロー科!耳郎響香!』

 

「輝夜、いくよッ…!」

 

『VS!その活躍まさに行ける伝説!個性錬金術!?ヒーロー科!輝夜大翔!』

 

「ああ、耳郎さん。」

 

そのカードは輝夜大翔と耳郎響香の戦いである。

両者ともにフィールド上に立ち視線を交わす。

 

『2回戦第3試合!スタート!』

 

開始の合図と共に耳郎が走り出し、大翔がレジェンドライバーを装着しようとしたが…

 

『耳郎がイヤホンジャックで先制攻撃だ!』

 

その時、耳郎がイヤホンジャックを伸ばしてきて、それが大翔の手元に当たり、レジェンドライバーは大翔の手元から弾き出されて地面に落ちてしまう。

 

(今だ!)

 

耳郎は大翔にレジェンドライバーを落とさせ、拾おうとした隙を狙って勝負を決めようとした。

 

(しまった!)

 

だが、大翔はすぐにレジェンドライバーを拾うのではなく、自身に迫ってくる耳郎を先に対処することにした。

身体をボクサーの様に揺らしながら伸びてくるイヤホンジャックを回避し、耳郎の腕を掴むとそのまま背負い投げをして体を地面に叩き付ける。

 

(やっぱ輝夜は生身でも強いッ…!けどまだッ…!)

 

耳郎は彼とは長い付き合いであり、変身していない状態でも大翔が強いことはよく分かっていたが、賭けるなら変身前の彼を仕留めることだと思い、背負い投げを受けつつもイヤホンジャックを大翔に向けて伸ばして攻撃を試みる。

 

(良い作戦だよ、耳郎さん…!)

 

『レジェンドライバー!』

 

だが、軽い身のこなしで伸びてくるイヤホンジャックを避けて、大翔はレジェンドライバーを自身の腰に装着する。

 

「変身!」

 

『ケミーライド!レ・レ・レ・レジェンド!』

 

そして、仮面ライダーレジェンドへと変身を遂げる。

 

「輝夜が変身してしまってもウチは諦めない!」

 

それでも耳郎は諦めることなく立ち上がり、レジェンドに向けて駆けていきながら、イヤホンジャックを伸ばして仕留めようと試みる。

 

「いいね。だけど俺も、諦めるわけにはいかないからね…勝たせてもらうよ!」

 

容赦はしないこと。

それが大翔が耳郎との約束に応えるための最適解であった。

 

『ケミーライド!ゴ・ゴ・ゴ・ゴージャスゼロワン!』

 

ゴージャスゼロワンへと変身すると、レジェンドライダーケミーカードを強化したことで得た新たな力を使う。

 

『バイティングシャーク!』

 

Gゼロワンの背後にバイティングシャークのライダモデルが現れると、その口から水流が放たれて、耳郎は水流に押し流されていってしまう。

 

(こんなこともッ…できたのッ…!?)

 

耳郎は大翔と長い付き合いであり、彼のケミーライドやレジェンドライドの能力をある程度熟知していた。

どのライダーが来ても対応できるように策は練ってきていたが、体育祭直前に強化されたレジェンドライダーケミーカードの能力には対処できなかった。

水流に流されて、耳郎の身体は一気に場外まで押し出されてしまった。

 

「耳郎さん場外!輝夜君!準決勝進出!」

 

その様子を見て、主審のミッドナイトが試合を止め、その勝敗を告げるのであった。

 

「何とか勝った…そうだ!耳郎さんは…!」

 

試合が終わると共に、大翔は変身を解除して耳郎がケガしていないか心配になり彼女の方に駆け寄った。

 

「耳郎さッ…!?」

 

「ッ…!?」

 

そこで大翔が目にしたのは、水に濡れた体操服が体に張り付き、スレンダーなボディラインが強調されてしまった耳郎の姿であった。

 

「輝夜の馬鹿ッ!!」

 

恥ずかしい姿を見られてしまった耳郎は、思わず大翔の頬をビンタしてしまう。

この後彼女は、体育祭で初めて輝夜大翔にダメージを与えた人物として伝説になるのであった。

 

 




緑谷VS轟のシーンを見ながら書いてたんですけど、泣けますね
執筆中に泣きそうになりましたが、本当にいいシーン
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