俺の個性が転生者掲示板だったので、スレ民の力を借りてレジェンドとなる   作:夢野飛羽真

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昨日に引き続き劇場版2話目です。
楽しんでいってください!


2人の錬金術師part2

「では、早速パビリオンを案内させていただきます。」

 

「よろしくお願いします。」

 

Iアイランドに到着した大翔、爆豪、切島の3人はコンパニオンの女性に案内されて、発明品などが置かれているパビリオンの中を歩いていく。

 

「こちらは、サポート用のビークルが展示してあるパビリオンです。」

 

まず最初に彼らが訪れたのは、車やバイクなど様々なヒーロー用のビークルが展示してあるパビリオンである。

最新鋭の技術が用いられ、多種多様な用途を持ち、出せるスピードも通常の車よりも速い。

 

「おお!このマシンは水陸両用で空も飛べるのか!欲しいな~」

 

「テメエの場合あんま要らねえだろ。」

 

「レジェンドの力で何とかなるもんな!」

 

その中でも一際目立つ赤色の、陸、海、空を全て制覇できる車に大翔が目を輝かせるが、彼の持つ能力を考慮した他の2人からは共感を得られていなかった。

 

「けど、俺はこういうの欲しいぜ!俺の個性はあんま移動すんの上手くねえからな。」

 

とは言え、切島は自身が機動力で他の2人に劣るからか、ビークルを欲しそうな目で見つめていた。

 

「これ、値段が…」

 

「5億だな。」

 

「5億!?相当稼がねえと買えなさそうだな。」

 

なお、近くの説明文に書かれているビークルの値段を見て、切島は驚きつつも、手が届きそうにない値段に肩を落とす。

 

「あ、けどこっちのバイクは数千万円だ。これなら買えそうだね。」

 

「だな!つーか、将来現場への移動用でバイク乗れるようになっとくのはアリだな!」

 

大翔が見せたバイクを見て、切島は今後のヒーロー活動のことに思いを馳せる。

 

「俺はまあ、爆破で十分だな。」

 

一方の爆豪は、移動に関しては自身の個性を使えばこなせると考えつつも、近くにあったクッション性の高い座席の車に視線を向け、そちらの方に近付いて説明文に軽く目を通すのであった。

 

「お次はパワードスーツに関するパビリオンです。」

 

「すげえ!アイアンマンみたいだ!」

 

今度はヒーロースーツが展示してあるパビリオンを案内され、そこにある空を飛べるスーツなどに大翔は目を輝かせているが…

 

「個性がパワードスーツみてえな奴が何言ってんだ…」

 

「確かに、輝夜ならここにあるスーツでできること全部できそうだな。」

 

爆豪の言葉に、切島はも思わず頷いてしまう。

 

「ん、これいいな」

 

「確かに!何つーか戦車みてえだな!」

 

そんな中、爆豪が興味を示したのは、背中に戦車の多連層ロケットランチャーの様なものが付いているパワードスーツであった。

 

「ミサイルの部分から爆豪の爆破とか出せたら強いんじゃね!?」

 

「それ良いな。サポート科の奴らに作ってもらうか…」

 

彼らは各々展示物に興味を示しつつ、Iエキスポを満喫していた。

 

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「ニジゴン!どこ行ったの?ニジゴン!」

 

一方でIエキスポの会場内で一ノ瀬宝太郎は、仲間のケミーの1体であるニジゴンのことを探していた。

 

「ホッパー…」

 

「ホッパー1も心配だよね?」

 

「ホパ~」

 

宝太郎は共にこの場に転移したホッパー1に声をかけつつ、近くに居る観光客に紛れて移動していく。

人が多いことや迷子になっている人も多いことからか、はぐれてしまったニジゴンを探している宝太郎の姿は周囲の人々からは特に不審には見えていなかった。

 

「他の皆はちゃんとここに居るのに、どうしてニジゴンだけ…」

 

宝太郎が謎の扉に吸い込まれた時、新地球にいた100体のケミー達のカードも宝太郎の手元にある状態で、この世界に転移していた。

だが、ニジゴンの姿だけがこの場に無かった。

 

「どうしてこんなことに…」

 

「宝太郎!状況が大体分かったよ!」

 

とその時、レベル10のケミーの1体であるクロスウィザードが宝太郎の下にやって来る。

 

「クロっち、一体何が起きてるの…?」

 

「どうやら僕達は並行世界に飛ばされたみたいなんだ。」

 

「並行世界…?」

 

クロスウィザードの口から語られた並行世界と言う言葉に、宝太郎は首を傾げてしまう。

 

「つまりは、僕達が住んでる世界とは違う世界に来てしまったんだ。」

 

「違う世界…確かになんか俺達が住んでる世界とは全然違うけど…」

 

周囲の様子を見渡しながら、宝太郎はこの世界が自分達の住む世界とは違うことを実感していると口にする。

 

「この世界は恐らく、人々が皆特殊な能力を持っている世界で、僕達の暮らす世界とは全然違うみたいなんだよ。」

 

「錬金術師やケミーはいないけど、皆が能力を持ってる世界か!ガッチャ!面白そう!」

 

クロスウィザードの話を聞き、宝太郎は自分が転送されたこの世界に目を輝かせる。

 

「よし!ニジゴンを見つけたらもっとこの世界をガッチャしよう!」

 

「おー!ニジゴンどこに行ったんだろ~」

 

そして、この世界をさらに楽しむために、早くニジゴンを見つけようと宝太郎とクロスウィザードは駆け出していく。

 

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「2人共!面白そうなアトラクションがあるぜ!」

 

Iエキスポを観光中の大翔、爆豪、切島の3人は外のアトラクションを見学していたが、ここで切島があるアトラクションの前で止まる。

 

「ヴィランアタック?」

 

「へえ~この岩山内にいる仮想敵のロボットを倒していってその時間を競う競技か。面白そうだね。」

 

3人が興味を示したのは、岩山や川を再現した人工物があるフィールドで、6体のロボットを倒す時間の速さを競うヴィランアタックというものであった。

 

「いっちょやってみっか!」

 

「ああ、俺が勝つ!」

 

「良いね。やろうか。」

 

丁度コスチュームに着替えていた3人は、ヴィランアタックを見つけるや否や、早速参戦することにして受付で参加申請をしていく。

 

『さあ、続いての挑戦者は…』

 

「よっしゃ!露払いはまかせとけ!」

 

まずは切島が名乗りを上げて、ヴィランアタックに挑戦する。

ファイティングポーズを取って、ロボット達がいるフィールドに向き合う。

 

『それでは、ヴィランアタック!レディー…ゴー!!』

 

そしてアナウンスと共に切島は自身の両腕を個性で硬化させながら、ロボットに向けて駆け出していき、眼前のロボットに向けてパンチを撃ちこんで一撃で破壊する。

 

「お、良い感じだね。」

 

硬化によってパンチが強化されているためか、その剛腕による一撃で確実にロボットを仕留めることができる。

警戒に岩山を登りながら各所にいるロボットに接近すると共に、硬化した拳の一撃でロボットを次々と仕留めていく。

 

「確実に仕留めていってるね。」

 

そのパンチ力故にロボットを一体倒すのにそこまで時間をかけずに切島は淡々とヴィランアタックをこなしていく。

 

『クリアタイム33秒!第8位です!』

 

「おー!中々良いんじゃない?」

 

プロヒーローも参加している中で、暫定TOP10入りと言う好成績を残した切島に大翔が拍手を送る。

 

『さあ、続いての挑戦者は…』

 

「俺の番だ…!」

 

次にヴィランアタックに挑戦するのは爆豪で、両掌から軽く爆破を起こして開始の合図を待っている。

 

『ヴィランアタック!レディー…ゴー!!』

 

そして、開始の合図と共に爆豪が両掌から爆破を起こして、その勢いで飛び上がりながら岩山の方に向かっていく。

 

「死ねぇ!」

 

(死ね?)

 

暴言を吐きつつも、爆破の推進力でロボットに向かっていきながら、次々と爆破を浴びせていく。

 

「流石、機動力と攻撃力を併せ持つ爆豪君だね。」

 

「ああ!強えな!」

 

爆破の勢いでぴょんぴょんと飛び跳ねながら、次々と爆破でロボットを破壊していく爆豪の様子に、大翔と切島は関心している。

 

『これは凄い…!僅か15秒!現在トップです!』

 

そして、強力な攻撃力と機動力を持って現在トップの記録を出してみせた。

 

「すげえ!」

 

「流石爆豪君だね。」

 

そして、爆豪が出した記録に大翔と切島が拍手を送る。

 

「お?あそこにいんの緑谷じゃね!?」

 

「お!緑谷君!それに響香達も来てたんだ!」

 

とそこに、緑谷、飯田、八百万、麗日、そして耳郎らA組のメンバーがやって来た。

彼らはメリッサと言う女性と共に行動しており、彼女は先程までヴィランアタックをこなしていた爆豪と切島を興味津々な様子で見つめていた。

 

「3人ももう来てたんだね。」

 

「まあな!既にいっぱい楽しませてもらってるぜ!」

 

緑谷の言葉に切島がサムズアップしながら答える。

 

「まあな…委員長達もこっち来てたんか。」

 

「俺は招待された兄の代理で来た。後、上鳴君と峰田君も先程カフェでバイトに勤しんでいたぞ!」

 

「あの2人も来ていたんだね。」

 

この場に多くのクラスメイトが集まっていると知り、大翔は軽く頷く。

 

「ねえ、デク君。この人たちも雄英の?」

 

「はい!僕の仲間の輝夜君とかっちゃんと切島君です。」

 

「よろしくお願いします。えっと、そちらの方は?」

 

大翔は緑谷と共にいるメリッサの存在に気が付いて、その女性が誰かと問いかける。

 

「えっと、そちらの方は?」

 

「この人はアカデミーの学生で案内をしてくれてるメリッサさん。」

 

「よろしくね。輝夜君。」

 

「こちらこそ、よろしくお願いします。」

 

と大翔はメリッサに会釈する。

 

「ねえ、デク君はヴィランアタックやらないの?」

 

「え、ぼ、僕!?」

 

とここで、麗日が緑谷にヴィランアタックをしないのかと話を振る。

 

「おう、良いぜ出久。俺と勝負しようぜ!」

 

緑谷がヴィランアタックに参戦しようとしているのに、爆豪も乗り気になっている。

 

「かっちゃんがそう言うなら…」

 

爆豪の言葉に頷くと、緑谷もヴィランアタックへの参加を決めて、急遽参加申請を行う。

 

『さて、飛び入りで参加してくれたチャレンジャー!いったいどんな記録を出してくれるのか!?』

 

緑谷は戦闘態勢を整えて、ヴィランアタックに挑もうと足を踏み込む。

 

『ヴィランアタック!レディー…ゴー!!』

 

(ワンフォーオール!フルカウル!)

 

そして、全身にワンフォーオールのエネルギーを張り巡らせて、身体能力を強化すると地面を蹴って飛び上がり、岩山を駆け上がりながらロボット達を次々と殴り飛ばして破壊していく。

 

「すごい!デク君も良いペース!」

 

「スマーッシュ!」

 

そして、拳で次々とロボットを殴り飛ばして破壊しながら岩山を駆け上がっていく。

 

『凄い!16秒!第2位です!』

 

緑谷も爆豪にはわずかに届かなかったが高記録を出し、会場から歓声が沸き上がる。

 

(凄い瞬発力!それに破壊力!まるでマイトおじ様みたい…)

 

メリッサはそんな緑谷の機動力とパワーに、オールマイトの姿を重ね合わせていた。

 

「ん~惜しい!」

 

「流石、緑谷君だ。」

 

「うん、けどかっちゃんの記録には届かなかった…」

 

「ああ!まだまだ俺は負けるつもりはねえからな!」

 

と爆豪と緑谷はお互いの拳を合わせる。

 

「さて、いよいよ俺の番か。」

 

『ケミーライド!』

 

「変身!」

 

『レ・レ・レ・レジェンド!』

 

そして、自分の出番が回って来た大翔は、レジェンドライバーを腰に巻き、仮面ライダーレジェンドへと変身する。

 

「姿が変わった!?」

 

その様子に、メリッサをはじめ観客達は驚いているが、すぐにヴィランアタックが始まろうとしていた。

 

『ヴィランアタック!レディー…ゴー!!』

 

『ケミーライド!ゴ・ゴ・ゴ・ゴージャスカブト!』

 

開始の合図と共に、すぐにゴージャスカブトへとケミーライドすると…

 

「クロックアップ!」

 

すぐにクロックアップで超高速移動をして、次々と仮想敵のロボットを破壊していく。

 

「はやッ!」

 

観客達は目にも止まらぬ速さで破壊されていくロボットに、驚いた様子を見せている。

 

『なんと!?記録は5秒!現在トップです!』

 

「よし!やった!」

 

圧倒的なスピードで好記録を出したことで、トップの成績を残すことができ、大翔は岩山の頂上でガッツポーズしている。

 

「すごい記録だね、大翔。」

 

「ありがとう、響香。」

 

皆の下に戻ると共に、健闘を称えてくれた耳郎に感謝の言葉を述べつつ、大翔は変身を解除する。

 

「すごい力!それってどういう個性なの?」

 

そんな大翔に、興味津々な様子でメリッサが問いかける。

 

「これは、錬金術ですね。錬金術の力で色んな姿に変身して戦います。」

 

「すごいね!他のももっと見てみたいね!」

 

「ええ、いつかお見せする時が来るかもですね。」

 

と言う話をしていた時だった。

 

『こちらも好記録!14秒!現在2位です!』

 

大翔に次ぐ新たな記録が生まれていた。

 

「轟君!?」

 

その記録を作ったのは、自身の氷の波で仮想敵を飲み込み制圧した轟であった。

 

「君も来てたのかい?」

 

「招待受けた親父の代理で。」

 

彼は、招待を受けていたエンデヴァーの代理でこのIエキスポに訪れていた。

 

「彼もクラスメイト!?流石ヒーロー科!」

 

実力者揃いの雄英高校1年A組のメンバー達にメリッサは目を輝かせている。

 

「さて、折角だし今集まってるメンバーで残りのパビリオンを見ていこうか。」

 

「だね。他にも気になるとこいっぱいあるし行こうよ。」

 

と言うことで、メリッサ含む約10人のA組メンバーはプレオープン時間が終わるまでパビリオンの観光を満喫したのであった。

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