俺の個性が転生者掲示板だったので、スレ民の力を借りてレジェンドとなる   作:夢野飛羽真

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バタバタしていて投稿が遅れて申し訳ございません。
割と珍しい夜投稿になりますが、今回も楽しんでいってください。


56スレ目 アジト突入

「さあ皆!財団Xとここで蹴りを付け、輝夜少年と耳郎少女を助け出し、死柄木らを捕えるぞ!」

 

八百万百は林間合宿中、敵が差し向けた脳無に襲われてしまい、重傷を負った。

だが、そんな状況でも敵の身体にGPS装置を取り付けることができ、ヒーロー達は脳無が格納されている敵のアジトの位置を把握することができていた。

そのアジトに乗り込み、誘拐された雄英生とプッシーキャッツのラグドールを奪還するためにオールマイト、エンデヴァー、ベストジーニスト、エッジショット、ギャングオルカ、マウントレディ、シンリンカムイ、グラントリノ、そして仲間のラグドールを取り返しに来た虎が集まった。

 

「よし、行くぞ!!」

 

「「「おう!!」」」

 

オールマイトの号令と共に、ヒーロー達は一気に財団Xのアジトに突撃していく。

とある財団の持つ大規模工場として地図に載っていた場所だが、警察の捜査の結果そこは財団Xの工場兼アジトであることを突き止めた。八百万のGPS情報と言う確信的な証拠も得たことで、錚々たるヒーローを集めた作戦を決行することができていた。

 

「なんだッ…!?」

 

アジトにヒーロー達が突撃してくると、そこで研究していた人間たちが驚いた様子を見せるが、すぐにベストジーニストの個性とシンリンカムイの個性によって、拘束される。

 

「脳無が来るぞッ…!気を付けろ!」

 

「先制必縛ウルシ鎖牢!」

 

するとその時、工場内の培養カプセルが割れてその中から出てきた脳無達が次々とヒーロー達に襲い掛かる。

 

「デトロイトスマッシュ!」

 

「赫灼熱拳!」

 

そんな脳無達を、オールマイトの拳やエンデヴァーの炎を纏う拳が次々と殴り飛ばしていく。

 

「忍法!千枚通し!」

 

他のヒーロー達も自身の技を用いて、次々と脳無達を撃破していく。

 

「死柄木はどこだ!」

 

「2人の姿も見えないな…」

 

襲撃して来た脳無達を、プロヒーロー達は一瞬で制圧してみせたが、敵のリーダー格である死柄木や捕らわれの雄英生達の姿も見当たらなかった。

 

「ラグドールよ!返事をするのだ!」

 

そんな中、プッシーキャッツから参加した虎は、仲間であり誘拐されていたラグドールを発見し、彼女の身を抱きかかえている。だが、彼女は裸に布を巻かれているだけの状態で、意識も覚醒していない。

 

「仲間か?息はあるのか、よかったな。」

 

彼女を見つけた虎に、ギャングオルカが声をかける。 

 

「しかし、様子が変だ。何をされたのだラグドール!」

 

「後は俺達に任せてくれ。お前は仲間と共に先に戻れ。」

 

「すまない!」 

 

ラグドールの様子がおかしいことに気付いたギャングオルカは彼女らを気遣い、虎とラグドールに先にこの場から出る様に言い、虎は深々と頭を下げてからラグドールを連れてアジトから去っていく。

 

「輝夜君と耳郎君はどこだ!」

 

オールマイトと共に乗り込んだ塚内警部も周囲を見渡しているが、攫われたと思われる大翔と耳郎の姿は見当たらなかった。

 

「ここに君たちが来るのは、予想通りだったよ。オールマイト…」

 

「誰だ!」

 

彼らが周囲を見渡すと、建物の奥の方から男の声が聞こえてくる。

 

「君達が来ることは予測済みだったからねぇ。脳無を囮に使わせてもらったよ。」

 

「貴様はッ…!」

 

「オールフォーワン!」

 

そこにいたのは、鉄仮面を付けたスーツ姿の男であり、オールマイトはその男のことをオールフォーワンと呼ぶ。

 

「おや?」

 

「ここから先は行かせない!」

 

その男の存在を警戒し、ベストジーニストが自身の個性を用いて彼の服の繊維を用いてオールフォーワンの身体を縛る。

 

「ジーニスト!逃げろ!」

 

だが、次の瞬間何かがベストジーニストの腹部を撃ち抜き、彼は血を流しながら地面に倒れ伏してしまう。

 

「君は確かに、僕の四肢をうまく拘束した。大した技術だよ。けど、僕は指さえ動かせればなんだって個性を使うことが出来る。」

 

オールフォーワンは様々な個性を人から奪い、使うことができる。

その個性の中には強力な衝撃波や空気弾を撃ち出せるものもあり、彼は拘束されていない指を動かしただけで個性を使ってジーニストを攻撃してみせたのだ。

 

「そして、個性だけでなく、今の僕にはこんな力もある。史上最悪の魔王になるための力が!」

 

オールフォーワンの肉体は黒い炎に包まれて、彼を拘束する繊維すらも燃やして、オールフォーワンの姿は赤黒い炎のような姿の悪魔へと変貌した。

 

「オールマイト、僕は君に負けた後、死にかけていたんだ。だけど、財団Xの力で最強の怪人へと改造されて生き返ったんだ!今の僕の名前を教えてあげるよ。僕はベリアル、究極の悪だ!」

 

オールフォーワンはベリアルと言う名の怪人へと姿を変えて、漆黒の波動を放つと共にヒーロー達をアジトの壁と天井ごと吹き飛ばす。

 

「塚内君!ジーニストを連れて先に逃げろ!」

 

「分かった!」

 

ベリアルの攻撃の威力に、オールマイトはすぐに重傷を負ったジーニストをこの場から逃がした方が良いと判断し、建物の外に逃れると同時に塚内にジーニストを託してこの場から去るように言う。

 

「脳無に発信機が付いていることはお見通しだったよ。だからこそ、泳がせて君達をおびき出したのさ!」

 

そのベリアルの背後に、死柄木が変身する仮面ライダーダークディケイドと、林間合宿の場にも現れたユートピアドーパント、ン・ダグバ・ゼバ、アナザーディケイド、ゲムデウス、サジタリウスゾディアーツ、仮面ライダーエボルと言った悪の戦士たちが現れる。

 

「赫灼熱拳ヘルスパイダー!」

 

エンデヴァーが自身の5本の指から炎を糸状にして放って、ベリアルらに攻撃を仕掛けたことで、戦いの口火が切られ、プロヒーローと悪の戦士たちの戦いの口火が切られたのであった。

 

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「オールマイト達も入っていったみたいですね。」

 

「そうだな、俺達も行こう。」

 

オールマイト達がアジトに突撃する少し前、緑谷と照井達も神野の地を訪れていた。パトカーを運転していた照井の部下2名が、オールマイトらがアジトに入っていく様子を見ており、そのことを下にいる照井達に伝える。

 

「本当に…乗り込むんですね…」

 

「俺に質問するな。安心しろ、君達が危害を受けないように動く。」

 

そう言って照井を先頭に6人の雄英生達はアジトの側面側から中に侵入していく。

 

「オールマイト達が正面で戦ってるから、警備が居ねえな。」

 

「ええ、ですが油断は禁物ですわ。」

 

アジトの正面部分ではプロヒーロー達が戦闘を繰り広げているため、警備の多くがそちらに行っており、緑谷たちは財団Xの人間に接敵することなくアジト内を進んでいくことができていた。

 

「耳郎!どこにいるんだ!」

 

「これが大きいぞ!クソ髪!」

 

「かっちゃんも十分声大きいって…」

 

耳郎を探す切島と爆豪の声が大きく、緑谷は思わず小声で2人を注意する。

 

「切島…?爆豪…!?ここだよ!」

 

だが、切島の声が大きかったのは効果覿面であり、彼らの声を聞いた耳郎が叫んで返す。

 

「どうやら大声で正解だったみたいだな。」

 

そう言って照井を先頭に声のした方に向かっていく。

 

「なんでガキ共が!」

 

「行かせるか!」

 

だが、彼女が居ると思われる部屋の前で2人の男が立ち塞がる。

 

「下がっていろ。」

 

「はい!」

 

戦闘の照井が皆に下るように言うと、腰にアクセルドライバーを巻く。

 

「こっから先は行かさねえぞ。」

 

『アノマロカリス!』

 

『コックローチ!』

 

それに対して、警備をしていた2人の男はそれぞれガイアメモリを使ってアノマロカリスドーパントとコックローチドーパントへと姿を変える。

 

「悪いが早々に終わらせてもらうぞ、時間が無いからな」

 

『トライアル!』

 

「変ッ…身ッ…!」

 

『トライアル!』

 

近くに耳郎がいるのなら早々に助け出そうと考え、勝負を一瞬で決めるために照井はアクセル・トライアルへと変身する。

 

「10秒で決める!」

 

『トライアル!マキシマムドライブ!』

 

トライアルのマキシマムドライブを発動すると同時に、さらにアクセルトライアルはエンジンブレードにエンジンメモリを装填する。

 

『エンジン!マキシマムドライブ!』

 

トライアルの力で高速で動いていくアクセルトライアルは、エンジンブレードで次々と2体のドーパントを切りつけていく。

 

「9.8秒…絶望がお前達のゴールだ…」

 

たった、9.8秒の間に敵に連続でエンジンブレードで切り付け、その切られた後に青いT字型のエネルギーが次々と浮かび上がる。

 

「「うわあああああああ!」」

 

勝負は一瞬で決して、2体のドーパントは爆散する。

 

「は、早いッ…!」

 

あまりの早期決着に飯田は驚いた様子を見せる。

 

「いくぞ。」

 

「おう!」

 

そして、そのまま耳郎がいる部屋に入っていく。

 

「大丈夫か!?耳郎!」

 

「皆!」

 

部屋に入るや否や、切島が身体を硬化させて彼女を拘束する鎖を砕いて、耳郎を開放する。

 

「ありがとう、皆…危険なのに…」

 

クラスメイト達を危険な目に遭わせてしまったことに、申し訳なさを感じて来てくれた仲間達に頭を下げる。

 

「気にすんな!」

 

「輝夜君も無事らしい、早く帰ろう!」

 

「そうだよ!行こう!」

 

爆豪、飯田、緑谷がそんな彼女を励ましつつ、このまま帰ろうと彼女の手を取る。

 

「ありがとう…」

 

「ええ、早く行きましょう!」

 

そんな彼女を八百万が抱きしめ、生徒達はその場からの脱出を図る。

 

「行かせませんよ。彼女の存在は未だ必要ですから。」

 

と、そんな彼らの耳にある男の声が入ってくる。

 

「お前はッ…!」

 

「名乗るほどのものではありません。だが、ここであなた方を逃がす訳にはいかないので、このまま殲滅します。」

 

『ゼインライズ!』

 

その男は林間合宿にも現れた財団Xの男であり、ゼインドライバーにプログライズキーを装填する。

 

「変身」

 

『ジャスティス!ジャッジメント!ジェイル!ゼイン!』

 

『Salvation of humankind.』

 

そして、仮面ライダーゼインへと変身する。

 

「厄介な相手だな…」

 

それに対し、アクセルもエンジンブレードを構える。

財団Xの広大なアジト内で、2つの戦いが繰り広げられようとしていた。




次回は予定通り25日に投稿します。
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