俺の個性が転生者掲示板だったので、スレ民の力を借りてレジェンドとなる 作:夢野飛羽真
「見事な戦いだったな。宝太郎。」
「そうだね!カグヤ!」
鳳凰タワーのとある一室で、巨大なスクリーン越しに鳳桜・カグヤ・クォーツと一ノ瀬宝太郎は彼らが住むのとは異なる世界、神野での戦いを鑑賞していた。
「もう1人のレジェンド、いや、ロードレジェンドとでも呼んだ方が良いか。貴様のゴージャス、しかと見届けたぞ!」
カグヤは満足気な笑みを浮かべてソファから立ち上がる。
「大翔も仲間達もすごかったな~ガッチャ!」
宝太郎は急にカグヤにオーロラカーテンで呼び出され、この戦いを鑑賞することとなったが、満足した様子でガッツポーズをしていた。
「マイロード!」
そんな2人のいる部屋に、慌てた様子のバトラーが駆け込んで来る。
「さて、次はカグヤ様のゴージャスを見せる時が来たようだな。」
それが、敵の来襲の報告だと察したカグヤは扉の方に足を向け、手元にあるレインボーガッチャード、ガヴオーバーモード、ガヴマスターモードの3枚のレジェンドライダーケミーカードに視線を移してから、宝太郎と共に部屋を出て敵のいる場所まで出動するのであった。
1:掲示板の伝説
ヒーロー仮免取れました~
2:滋賀県警の一般刑事
おめでと~
3:チャンピオンヒーロー!スパイダーマッ!
おめでとう!
4:マルチバースの旅人
ここもあっさりクリアしたか。
5:黄金郷の海賊王
イッチなら当然の結果だな。
6:掲示板の伝説
ええ、けどここまで怒涛の流れでしたね。
7:ブラックトリガーRX
神野での戦いから、雄英は全寮制になりイッチはその引っ越し作業。
それからすぐにヒーローの仮免試験だからな。
8:アサシン忍者
通常より1年早くでの取得と言うのは中々大変でござるな…
9:ゼロスリーの母
それに体育祭とかで個性の情報とかも漏れて、対策もされて最初にA組全員狙われたのに、よく耐えきったわね。
10:ブラッディストライカー
と言っても、イッチの場合はレジェンダリーレジェンドにロードレジェンドとかなり強くなっているからな。
11:巨人兵士アーク
ライダー達の力も相まって、対策しようにもできないだろう。
最強フォームの力をあんなバンバン出されたら他の受験生からすればたまったものではないな。
12:掲示板の伝説
お陰様で、クラス全員仮免取得できました!
13:世界の届け屋
バクアゲだな!
14:無法国家のエンペラー
そりゃ、めでたいな。
15:鬼滅の剣
本来のルートなら爆豪と轟は二次試験で不合格になるんだが、そこも回避してしまうとはな。
16:異世界セイバー
イッチが他校生の夜嵐って奴とも絆を紡いで、彼をゴージャスライドさせる場面は中々良かったな。
17:武神バサラ
あれって原作通りのルートではなかったんだな。
より良いルートを引けたなら、何よりだ。
18:ユニバースリブット
イッチの世界線はかなり落ち着いて来たところだろうな。
19:光の国でも全力全開!
ラスボスも倒して、敵の主要メンバーもほとんど倒してるもんね!
20:不死身の刑事
ああ、オールフォーワン、ベリアルはあの戦いで死亡し、死柄木や黒霧と言ったヴィラン連合の主要メンバーは大方タルタロスに収容完了したところだ。
ディケイドニキ達から情報があったトガヒミコや荼毘と言ったヴィラン達も既に確保済みだ。
21:銀河系のリベリオン
財団Xの残党はどうなったんだ?
22:掲示板の伝説
>>21
アクセルニキやサー達が今捜査してくれています。
サーからは今後のインターンでも来てくれと要請されていますね。
恐らく、そのタイミングで残党との戦いもあるんじゃないかなって思ってます。
23:無法国家のエンペラー
なるほどなあ、となると、俺らはそろそろこっちに来んでよさそうやな。
24:逢魔の魔王
>>23
どういうこと?
25:巨人兵士アーク
俺達ローグネイションはバッドエンドを迎えた世界を荒らすことが目的の組織だ。
これまでイッチの世界がバッドエンドを迎えるか向かえないか、ここから監視させてもらっていたが、バッドエンドの可能性は限りなく0に近付いた。
26:甲鉄城の突貫野郎
まあつまり、ここでの俺達の仕事は終わったってことだ。
27:滋賀県警の一般刑事
イッチもかなり強くなって、巨悪も一通り倒してバッドエンドのルートはほぼなくなったからな。
ローグネイションが世界を荒らす必要もなくなったということだな。
28:ミラモン戦隊の指令
確かにな。
ベリアルのような複数の世界を脅かすような敵が現れれば、また掲示板総出で行けば良いだけだ。
29:無法国家のエンペラー
と言うことで、世話になったな。
イッチ。
30:掲示板の伝説
>>29
俺の方こそ、短い間でしたけど、色々とお世話になりました。
リガドニキ、ローグネイションの皆さん、本当にありがとうございました!
31:巨人兵士アーク
こっちこそありがとう。
面白い物語を見届けることができて幸運だ。
32:銀河系のリベリオン
時々ヒヤッとしたけど、よく頑張ったな。
33:甲鉄城の突貫野郎
たまに顔出すぜ!
そん時はよろしくな!
34:ブラッディストライカー
よき戦いぶりだったぞ。イッチ。
また会おう!
35:無法国家のエンペラー
さ、次は呪術師の世界に悪魔の世界もあるさかい、また見届けてくるわ~
ほな、また~
36:掲示板の伝説
またいつでも遊びに来てくださいね!
37:逢魔の魔王
ありがと~
38:光の国でも全力全開!
またね~
39:ユニバースリブット
行ってしまったか。
40:黄金郷の海賊王
少し、寂しくなるな。
41:掲示板の伝説
そう…ですね…
42:異世界セイバー
>>41
なんだよ~イッチ、泣いてんのかよ?
43:掲示板の伝説
>>42
泣いてないですよ!
44:武神バサラ
イッチも可愛いとこあるじゃん。
45:マルチバースの旅人
しかしながら、ローグネイション。
世界を荒らすと言いつつ、特訓に付き合ったり最後の決戦も援軍に駆け付けてくれた。
ただバッドエンドになった世界のケツを拭くだけではなさそうだな。
46:ゼロスリーの母
>>45
彼らとしても、色んな世界が最悪の結末になることを避けたいのかしらね。
47:世界の届け屋
少しでも多くの人の笑顔を守りたい。
そんな思いがあるんだろうな。
彼らもまた、立派な仮面ライダー達だったな。
48:掲示板の伝説
ですね…
けど、それは他の皆さんも一緒ですよ。
俺のこといっぱいアドバイスして助けてくれて。
皆さんのおかげで俺はここまで強くなれました!
49:鬼滅の剣
>>48
ああ、そして次はイッチが俺達にしてもらったみたいに次の世代の転生者達に繋いでいくんだ。
そのために、立派なヒーローになるんだぞ。
50:掲示板の伝説
>>49
はい!まだまだ鍛えて精進します!
「輝夜君?泣いてる?」
「な、泣いてないよ!」
ローグネイションの方々との別れに自室で思いを馳せて、涙を流していたところ、そこに緑谷君が入ってきた。
「で?どうしたの?緑谷君。」
「オールマイトがどうしても話したいことがあるみたいで、ちょっと来て欲しいんだ。」
「分かった。」
俺は流れる涙を拭って、緑谷君と共にオールマイトがいるという教員寮の部屋に向かう。
「夜も遅い時間に呼び出してすまないね。まずは、仮免取得おめでとう。」
「いえいえ、ありがとうございます。」
「ありがとうございます。オールマイト、それで話って言うのは…?」
オールマイトが今日の仮免試験の結果に関して触れ、俺達はそのことに礼を述べると、緑谷君がオールマイトに自分達を呼び出した要件について問いかける。
「皆が仮免を取得したタイミングでこれは話しておくべきとは思っていたのだが、私はもう長くない。」
「え?それって、死んでしまうってことですか…?」
まさかオールマイト、余命宣告を受けていたのか?
「そ、そういうことではないぞ!実は…」
そう言うと、目の前にいた筋骨隆々なオールマイトの姿が、急に痩せ細った男性の姿に変化する。
「え?オールマイト?これってどういう…」
「緑谷少年には既に話していたが、輝夜少年にも話さなければいけないな。私達の個性の話を…」
それから、オールマイトの口から、彼の個性であるワンフォーオールのことについて語られた。
ワンフォーオールはあのオールフォーワンの弟から生まれた個性であり、それが長年継承されてきたこと。
オールマイトがかつてオールフォーワンと戦い、勝利こそしたが重傷を負い、戦える時間と言うより普段見てきているあのマッチョな状態でいれる時間が1日に数時間ほどに減ってしまったとのことだ。
そして、後継者を探して個性のワンフォーオールを緑谷君に譲渡していたそうだ。
「それで、もう戦えなくなってきていると…」
「ああ、恐らく今年中には活動ができなくなり、引退することになるだろう。」
オールフォーワンとの戦いの後遺症、これまでの戦いのダメージの蓄積、そして個性を継承したことによって既にオールマイトは1日の戦える時間が1時間ほどまで短くなっており、今年中には完全に戦えなくなるかもしれないとのことだった。
「いずれは、他のA組の皆にも伝えるつもりだったが、先に君達2人に伝えておこうと思ってね。」
痩せ細ったオールマイトは自身の腹部を撫でながらそう語る。
「そうなんですね…オールマイトが戦えなくなるなんて…」
「オールフォーワンも消え、死柄木達も逮捕することができた。一時的には平和な社会になるかもしれない。だが、私が引退し、時が過ぎればまた新しい悪も生まれるだろう。」
財団Xの大本であるオールフォーワンやヴィラン連合のメンバーを倒すことはできたことで、神野での一件以降世界はやや平和になったようにも思える。その一方で、財団Xの残党が残っていたり、平和の象徴であるオールマイトが引退することによって治安が悪化する可能性もある。
「だからこそ、君達新しい世代に平和の象徴として立ち続けて欲しい。当然それは君達だけでなく他のクラスメイトやB組、他校のヒーロー科生徒もそうなのだが、私の個性を継承した緑谷少年とオールフォーワンを打ち倒した輝夜少年はきっと新しい世代を引っ張ってくれると信じている。」
これからの世界の平和を守ることを、オールマイトは俺達に託してくれた。
「もちろんです。オールマイト!」
「ええ、俺も平和を守るための伝説であり続けてみせます!」
「流石、2人共頼もしいぞ!これからのことは頼んだぞ。」
こうして俺達はオールマイトにこれからのことを託されて、寮に戻ってきた。
「ん?大翔、どうしたの?こんな時間に?」
戻ってきて共用スペースを歩いていると、そこにちょうど響香が居た。
「ちょっとね。まあまた、新しい伝説を築こうって決意してたとこだよ。」
流石に先程オールマイトと話した内容に関しては、安易に口にしていい内容ではなかったし、適当に外で考え事をしていたことにした。
「それって、どんな伝説?」
その問いかけに、オールマイトから託された未来とこれまでの戦いを経て新たに決意したことを口にする。
「平和の象徴として、どんな敵が相手でも、どんな戦いの中でも立ち続ける。そんな伝説かな。」
俺達の伝説はまだまだ続く。
どんな戦いが待ち受けて居ようと、俺達は戦い続ける。
雄英高校の校訓を胸に
さらに向こうへ、plus ultra
皆様、半年間の間"俺の個性が転生者掲示板だったので、スレ民の力を借りてレジェンドとなる"を読んで、そして楽しんでくださって本当にありがとうございました!
プライベートで色んな事があったり、とある映画に心を突き動かされて、小説家引退は撤回して、身体がボロボロになるまでは続けようと思いました。
この作品は、当初のプロット通りに終わらす方がキレイかなと思ったので、完結はしますが、気が向けば劇場版エピソードを書きに来ますので、お楽しみに!
これからも仮面ライダーや格闘技の物語を書いて行こうと思いますので、応援よろしくお願いします!