無敵のヒーロー(自称)   作:猫耳の人

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オラッ!潰れろ脳みそ野郎が!!






第十八話 ドタマかち割ったらァい!!!

 

 

 

ドガッ!バキッ!バシッ!!ドゴッ!!

 

「オラオラ!!」

「つぅ...!!」

 

職場体験三日目、俺は現在、ミルコの元で職場体験を行っている、そして今はミルコにジムでボコボコにされている、何故

というのも、職場体験三日目に入った途端、ミルコが急に「お前の強さが知りたい!」って言われてジムに連れてこられた、それは良いんだが...まさかミルコ本人とガチのスパーリングするとは思わないじゃん

 

「お前の強さはそんなもんじゃねぇだろ!!」

「くぅ...煽ってきますねもう!!」

 

俺とミルコの脚がぶつかり合い交差する、流石に強い...脚痛えし...キック力だけで言えば今の飯田よりずっと強いんじゃ...

でも負けるつもりは無い!

 

「ラァッ!」

「うぉっ!?やればできるじゃねぇか!!」

 

ミルコと鍔迫り合いしていた脚を押しのけ、ミルコに回し蹴りを放つ、驚きはしたが回避するミルコ、どうなってんだこの人!!

 

「まだまだァ!」

「良いじゃねぇか!!こっちからも行くぞ!!」

 

俺とミルコが同時に蹴りを放つ、互いに狙いは顔面リーチは多少俺に分がある、このまま行けば当たるのは俺!!

と、そこで...

 

 

ビーッ!!

 

 

「!?」ビクッ

「あん?もう終わりかよ...」

 

タイマーからブザーが鳴り、スパーリング終了の合図を響かせる、突然の大きな音に驚く俺だったが、ミルコは不服そうにリングを降りた

それに続いて俺も降り、買った水を飲む、生き返るわぁ...

 

「やっぱ強いなお前、私が見込んだだけあるな!!」

「お褒めに預かり光栄です(近い...)

 

笑いながら肩を組んでくるミルコ、近い...しかも薄着だから余計に意識してしまう...しかもなんかこの人汗かいてるのに良い匂いするし!?なんなのもう!!

 

「....なんで離れようとするんだよ」

「イヤ、俺汗臭いんで」

「んなことねーよ、良い匂いするぞ」スンスン

「嗅ぐな!!」

 

ベリっとミルコを引き剥がし、汗の処理をする俺、なんでそんなおもちゃ取り上げられた犬みたいな顔するんですか!!あーた兎でしょ!?

 

「で?今日はどこ行くんですか?」

 

汗の処理を終えた俺はミルコの前に座り、そう問う、するとミルコは俺の隣に座り直して話し始めた

 

「そうだな...今日はちょっと遠出して東京まで行くぞ」

「それは分かりましたけど何で俺の隣に座るんですか」

「汗の処理したんだから良いだろ」

「理由になってないんですがそれは」

 

この人兎の癖に肉食すぎる...それはさておき...

東京か...何気に初めて行くな、新幹線に乗るのかな

 

「...新幹線取ってあるんですか?」

「いや、跳んで行く!」

「....え?」

 

跳んで行く?今跳んで行くって言った?

ミルコが全国を跳び回っているのは勿論知っている、がしかしだ、ここから東京までどれだけ離れてると思っとるんだこの人は

 

「荷物まとめておけよ、東京のホテル取っておくからな!」

「えぇ...」

 

んな急に言われても...とは言っても、この人は一度言ったら聞かない人だ、仕方なくホテルに戻り、超特急で身支度を済ませてチェックアウト、ミルコが待つホテル前まで移動する

 

「よし!忘れ物はねぇな!!行くぞ!」

「マジで跳んで行くんですね...」

 

この人マジで破天荒だな...なんて心の中で愚痴を溢しつつ、水を買ってからミルコと共に跳び立つ、ビルからビルへ、偶に空中を足場にしつつミルコに着いていく

 

「大分着いて来れるようになったな!!」

「ええ、おかげさまで」

「ならギア上げるぞ!!」

「はい...え?」

 

この人まだスピード上がるのか!?なんて驚いている間に、一気に引き離される、負けじとスピードを上がるが...追いつくのが精一杯だ、チクショウ...さっきまで並走してたのに...!!

 

「ほらほらどうしたァ!?置いてくぞ!!」

「こっちは重い荷物持ってんですよ!?ちったぁ加減してくださいよ!!」

「ははは!!」

 

訴え虚しく、速度をさらに上げるミルコ、瞬間移動やイリュージョンを使っても追いつけない、兎の脚力がなきゃ今頃置いてかれてるだろ...

 

「マジでイカれてるよあの人...」

「なんか言ったか!?」

「いーえー!!何もー!!」

 

ミルコと飛び回ること一時間、たどり着いたのは東京都保須市、目的地に辿り着いたミルコはビルの上で俺を待っている、1分ほど遅れてミルコに追いついた

 

「はぁ...はぁ...」

「おせーぞ!」

「貴女が速いんですって...」

 

初日よりマシになった物の、やはり息が切れる、水のボトルのキャップを開け、半分ほどがぶ飲みする

 

「ふぅ...あー、生き返る...」

「私も喉が乾いたな、私にも飲ませろ」

「え?」

 

そう言って俺が持っていたボトルを奪い取り、キャップを開けて残り半分をがぶ飲みするミルコ、マジかよ...

 

「ぷはっ、うしっ!じゃあ行くか!」

「はいはい...」

 

この人のテンションにはもう慣れるしかないな...取り敢えずミルコについて行き、泊まるホテルにチェックイン、部屋に荷物を置いてヒーロー活動開始だ

 

「取り敢えず東京中飛び回って悪い奴が居たら蹴っ飛ばす!!」

「行き当たりばったりですね、わかりました」

 

跳んで行くミルコを追いかける、職場体験に来てからずっとミルコを追いかけてるような気がする....

東京を飛び回ること30分、辺りを見渡しながら跳んでいると...

 

「きゃぁぁぁ!!」

「む!」

「悲鳴!?」

 

突如、女性の悲鳴が聞こえてきた、悲鳴のした方を見ると、二人組のヴィランが暴れていた、手には現金が大量に詰まったバッグ、強盗でもしたのだろう

 

「良いところにでやがったな!いくぞジョーカー!」

「はい!」

 

二人でビルの側面に着地し、そのまま現場へ跳ぶ、現場に到着するのに三秒も掛からなかった

 

「退けぇ!!殺さぶへぇ!?」

「ヴィランだな!?蹴っ飛ばす!!」

「ミルコ!?クソッ!!もう来やがったのか!!」

 

ヴィランの一人をミルコが蹴り飛ばし鎮圧、もう一人のヴィランが個性を使用してミルコに攻撃を仕掛ける、が

 

「させるわけないでしょ」

「っ!!黒兎!!?」

月天脚(ルナライズ)!」

「がへっ!?」

「白昼堂々強盗か、俺たちに見つかるなんて運が無かったな」

 

個性で攻撃する前に、俺が現れ、ヴィランの顎目掛けて個性を活用した上段後ろ蹴りを喰らわせる、コレまた一撃でノックアウト、一瞬で鎮圧に成功した

 

「私の技のパクリか!」

「オマージュですよ、貴女蹴り上げる技無いでしょ」

 

鎮圧したヴィランを拘束しながらそんな会話を交わす、しばらくして到着した警察にヴィランを引き渡し、そのまま跳び立とうとすると...

 

「待て待て、まだ仕事は終わってねえぞ」

「はい?ヴィランはもう引き渡しましたし、他にやることなんて...」

「周り見てみろ」

 

ミルコに言われて初めて周りに目を向ける、そこで初めて、俺たちが多くの人に囲まれているのに気が付いた、その人たちは俺達に拍手をしたり、歓声を上げていたり、さまざまだった

 

「これは...」

「ファンサービスもヒーローの仕事だ!しっかりやれよ!」

 

そう言って、ミルコは近くに居た人に向けてファンサービスを開始、写真を撮ったりサインを書いたりし始める

ファンサって言ってもなぁ...どーせ皆んなミルコの方行くし

なんて考えて居ると

 

「あ...あの!黒兎さん!」

「はい?」

 

後ろから男子中学生が俺に話しかけてくる、あら、俺より小さい、まだ成長期かしらん?

 

「体育祭見ました!!ファンです!!」

「ほんと?見てくれてありがとね、あと...」

 

俺は中学生に目線を合わせ、人差し指を俺の口に持っていき、所謂「しーっ」のポーズをとり...

 

「黒兎じゃなく「ジョーカー」、それが俺のヒーローネームさ、以後よろしく」

「は...はいっ!!」

 

おぉ、声がデカい、元気いっぱいだな

顔を赤くした男子中学生は俺に深々とお辞儀をしてその場を去っていった、俺はどうやら一人の男子中学生の性癖を破壊してしまったのかもしれない...

 

「あ...あの!私もファンです!!握手してください!!」

「俺も!!」

「うお、意外と多いな、一人ずつね」

 

男子中学生に対するファンサを皮切りに、次々と俺にファンサを求めてくるファンの皆様、一人ずつ丁寧にファンサをして行く、ファンサービスを始めてから十分が経過、ようやく人も少なくなってきた

 

「....ん?」

 

人が少なくなったことで視界が開け、見えるものが多くなったところで気がついた、人混みの後ろで、お母さんらしき人に手を繋がれ、俺の方をジッと見ている赤い髪をした少女が居た、何やら話したそうだ

 

「ちょいと失礼」

 

俺は人混みを掻き分け、俺をジッと見ていた少女の下へ歩く、俺から視線を離さない、勘違いではなかったらしい

 

「どうしたのかな、お嬢ちゃん」

「.....」

 

俺がそう言葉を掛けると、俺の髪を指差し...

 

「...おそろい...」

 

と話す、何この子可愛い〜!!俺は母親から許可をもらい、その少女を抱き上げた

 

「そうだね、お揃い」

「えへへ...」

 

はにかむように笑う少女、天使か?なんてバカみたいな事を考えていると、少女の目が俺のウサ耳に向く、左右に動かしてみると、それに合わせて顔が動く、おもしろ

 

「...触ってみる?」

「!!...うん...」

 

頷く少女、俺は頭を少し下げて幼女の前に耳を持ってくる、すると優しい手つきでさわさわと俺の耳を触り始める

 

「さらさら...」

「そっかぁ、さらさらかぁ...」

 

夢中で俺の耳を触る少女、数分して満足したのか、「ありがとう」と言って俺から降りる少女、最後に俺に手を振ってその場を離れて行った

 

「よう、そっちは終わったか?」

「ええ、なんかどっと疲れました、少し休みたいです」

「あぁ?仕方ねぇな...」

 

俺の言葉に少し不満そうに言葉を漏らすミルコ、しかしこのまま動き続ければ確実に俺が潰れてしまう、取り敢えず飲み物を買ってベンチに座る

 

「ふぅ...」

「対応慣れてたな」

「バイト先で叩き込まれたんですよ」

 

買ったジュースを飲みながら話す俺達、さっきまでずーっと動き回ってたからすげぇ楽ちん、力抜けるって良いな...

 

「....」じーっ

「.....」

 

....なんかミルコがすげぇ見てくる、視線の先にあるのは俺の頭...ではなく耳、なんで見てるんですか....

 

「...私にも触らせろ」

「嫌ですよ、貴女自前のあるでしょ」

「私のと質感が違えんだよ、良いから触らせろ」

「....あんまり乱暴にしないでくださいね」

「わぁってるよ」

 

俺から許可をとり、隣に座る俺のウサミミを触るミルコ、やはり自分の体にもある物という事で、触り方はすごく優しかった、耳の内側と外側を指でなぞるように触られる

 

さわ...

 

「んっ...」

「...変な声出すなよ...なんか悪い事してるみてえじゃねえか」

「そんなこと...言ったって...んぁっ...敏感なんだから...んっ...仕方ないでしょう...ぁぅ...」

「...」

 

兎の耳には神経が詰まっている、故にとてもデリケートな部位なのだ、それは俺やミルコも同じだ

だから耳はとても敏感なのだ、そんな部位触られているのだ、声が漏れるのは当然だろう

 

「....」

「ん...もういいんですか?」

「...あぁ(なんか変な気分になってきた...)

「そうですか」

 

ミルコが耳を触るのを辞めたのを確認し、飲み物を全て飲み、ゴミを捨てて体を伸ばす

休憩は充分に取れた、そろそろ動き始めよう

 

「さ、いきましょうミルコ」

「...おう」

 

再び同時に跳び立つ俺とミルコ、そこからしばらく跳び回り、最終的に到着したのは保須市、時刻は六時を回っているそろそろ夕飯の時間だという事で、ミルコに連れられファミレスへ向かい、そこで夕食を取った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふー、食った食った!!」

「今更ですけど奢ってもらって良いんですか?金出しますよ」

「良いンだよ!!金だけは持ってっからな!」

 

快活に笑うミルコ、何だか申し訳ない、昼食にかけた時間は30分、現在は6時半、少し休めば八時頃までなら活動できそうだ

 

「まだ時間ありますけど、どうします?」

「そうだな、取り敢えず...」

 

ミルコが次の行動を俺に話そうとしたその瞬間

 

 

 

 

 

ドォォォォォォンッ!!

 

 

 

 

 

 

「!?」

 

突如遠方で爆発が起こる、ここからでも爆炎が見えるという事はかなりの規模だろう、ヒーローが数名現場に走っている、町中も大パニックだ

 

「ジョーカー!」

「わかってます!」

 

ミルコと同時に現場へ跳ぶ、現場までそこまで距離はない、このくらいの距離なら数秒で辿り着く!!

 

「!!これは...!」

 

現場に辿り着くと、そこには酷い惨状が広がっていた、崩れた建物、炎をあげる車、砕けた地面に逃げ惑う市民、そして...

 

「脳無...!!」

 

脳みそおっ広げで、上裸の黒色のヴィラン、脳無が二体居た

 

「キメェ!!何だあいつら!!」

 

「とりあえず蹴っ飛ばす!!」と、脳無に突撃していくミルコ、拳を振り上げた脳無がミルコに殴りかかるが...

 

「おせぇ!!月墜蹴(ルナフォール)!!」

 

ミルコは軽々回避し、肩に向けて凄まじい威力の蹴りを放つ、がしかし....

 

「━━━━━」

(効いてねえ!?)

 

脳無がミルコの脚を掴もうとするが、咄嗟に距離を取り回避する、俺もミルコと合流し、情報共有だ

 

「ジョーカー!なんか知ってんだろ!何だこいつら!!」

「こいつらは脳無...雄英襲撃の時にヴィラン連合が連れてた改造人間...個性は複数持ち、多分両方とも「超再生」と「ショック吸収」です」

「どうやって倒した!?」

「オールマイトがショック吸収の上限まで殴ってぶっ飛ばしてました」

「無理だ!!」

「弱点はあります、頭です」

「なるほど!わかりやすくて良い!!そっちは任せるぞ!!」

「ラジャ」

 

互いに背中を預け合い、脳無へ走る、USJの時のやつほど速さも馬力もない、それはさっきの打撃でわかった、だから多分...

 

「━━━━」

「遅えのよ」

 

バシッ!!

 

殴りかかってきた拳を蹴り上げて防御を崩す、そしてそのまま飛びつき、脚で脳無の頭を拘束、そして

 

「ドタマぁ...かち割ったらァい!!」

 

勢いを乗せて体を反らせる、それに合わせて脚を動かし、後方へ回転、脳無を持ち上げ、そのまま

 

月挟衝(ルナシュタイナー)!!」

 

脳無の頭を地面に叩きつける、兎の脚力もあり、トマトの様にグシャっと潰れる脳無、こっちは制圧完了、ミルコの方は...

 

月頭鋏(ルナティヘラ)!!」

 

もう一体の脳無の頭を脚で挟み、そのまま地面に引き摺り下ろすように頭を叩きつけた、脳無を発見してから一分未満で制圧、さすがミルコだ

 

「手応えねぇな!!」

「他の場所でも爆発が起きてる、多分もう何体か居ます、すぐに...」

 

すぐに行きましょうと言葉を発っそうとしたその瞬間、ポケットから振動が俺の脚に届く、スマホからだ、一体なんだとスマホを見てみると...

 

「緑谷?」

 

クラスのグループにメールが届いていた、差出人は緑谷、メールの中身はどこかのマップ、見たところ路地裏だろうか...

 

「この配置...何処かで...」

 

数秒考える、何か意味が?緑谷は理由なくこんな事をする奴じゃない、一体...

 

「....!!」

 

一つのある結論にたどり着いた、嫌な予想だ、出来れば合っていて欲しくない....送られてきたマップはおそらく路地裏、夕食の店場所を探す時に保須の市のマップを見た、その時に緑谷から送られてきたマップと似た地形を見た気がする

そしてつい先日のヒーローニュースで、インゲニウムの引退を見た、原因はヒーロー殺しに襲われた事による半身不随...時間が発生した場所は保須市だ、コレだけ条件が揃っていれば嫌でも理解してしまう

 

「どうしたジョーカー!早く行くぞ!!」

「すみませんミルコ、個性使用と単独行動の許可をください」

「あぁ?」

 

俺はミルコに許可を貰うべくそう話しかける

 

「今、友達からヘルプが来ました、出来ればそっちに行きたい」

「....」

「今戦ってわかったでしょう、この程度なら貴女一人でも充分制圧できます、それに他のヒーローも動いてる、おそらく被害はこれ以上拡大しない」

 

屁理屈に近い言い分だが...ここで何としても許可を貰わなきゃ緑谷が危ない、俺が話し終えると、ミルコは一秒も考えずに...

 

「いいぞ!行ってこい!!」

「!!ありがとうございます!!」

「その代わりだ!ちゃんとヴィラン蹴っ飛ばしてこいよ!!」

「了解です、ミルコもお気をつけて!」ダムッ

 

そう言葉を交わした後、俺達は別々に跳び立った

間に合ってくれよ...!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈轟side〉

 

 

「己より素早い相手に対し自ら視界を遮る...愚策だ」

「そりゃどうかな」

 

緑谷から送られてきた位置情報を元に来てみりゃ...ヒーロー殺しが居やがった...奴の個性か、飯田と緑谷が動けなくなってやがる...

 

「っ!?」

 

奴の投げた三本のナイフが俺の腕に突き刺さった、いってぇな...オマケに動きが速え...捉えられねぇ!!

 

「お前も...良い」

「上...!」

 

氷は切られる...回避してもコイツらに当たっちまう!!どうすれば!!

そう考えたその時だった

 

トットットッ...

 

「!?」

 

 

月穿脚(ルナパイル)!!」

 

 

「回能!?」

「位置情報見て跳んで来た!!加勢する!!」

 

ビルの上から、回能が姿を現した、良いぞ、戦力が集まってきた!!

 

 

 

 

 

━━━━

 

〈回能side〉

 

嫌な予感が当たっちまった...ヒーロー殺しステイン...厄介な相手だ...

 

「轟、腕大丈夫か」

「問題ねえ、それより緑谷と飯田...ネイティブさんも動けねえ、運んで逃げるにも追いつかれちまう」

「そうか...応援は?」

「呼んである」

「りょーかい」

 

轟と必要最低限の会話をし、ステインに向き直る、うひゃぁ、なんか睨まれてるし

 

「黒兎...今日は本当によく邪魔が入る」

「黒兎じゃない、ジョーカーだ、タルタロスに入る前に覚えとけ」

「ハァ...貴様は本物か...」

 

はぁ?何言ってんだコイツ...取り敢えず...

 

「蹴っ飛ばす!!」

「速い...!良い!」

 

俺の不意打ちの蹴りを回避するステイン、何つー反応速度だよ...

回避した姿勢のまま俺に刀を振るうステイン、弾いて追撃を使用としたその時

 

「スマァッシュ!!」

「っ!?緑谷!!」

「なんか普通に動けるようになった!!

「時間制限か...」

 

相手の自由を奪う個性...条件は?考えられるのは...

 

「血を取り入れて動きを奪う...僕だけ先に解けたって事は考えられるパターンは三つ...人が多くなる程効果が薄くなるか摂取量か...血液型によって効果に差異が生じるか...」

 

あ、発動条件はわかってるのね、血を摂取して自由を奪う...それで刃物か...

発動条件がどれにしろ、切られちゃマズイのは理解した、んで、肝心の条件は...

 

「血液型...ハァ...正解だ」

 

なんとステイン本人の口から正解が出てきた、いずれにせよ条件がわかってる時点で隠す必要がないのか、はたまた余裕か...

 

「まぁわかったところでそれが対策になるかと言われれば...ならんがな...」

「あぁ...やっぱプロが来るまで近接を避けつつ粘るのが最善だと思う」

「轟君は血を流しすぎてる、僕と回能君がやつの気を引きつけるから後方支援を!」

「OKだ...三人で守るぞ」

 

友達はやらせねぇぞ、ヒーロー殺し




みなさんどうも猫耳の人です
次回はいよいよ職場体験編最終回
回能をどのタイミングで登場させるか悩んだんですが...
今回の小説に書いた場所くらいしか良さげな場所がなかった...
次回もお楽しみに
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