はーじまーるよー
第一話 無敵のヒーロー(自称)
超常社会
事の始まりは中国軽慶市、発光する赤子が生まれたというニュースだった。以降、各地で超常が確認され、原因も判然としないまま時が流れる。いつしか超常は日常に、夢は現実に、世界総人口の約八割がなんらかの特異体質である超人社会となった現在、混乱渦巻く世の中で、かつて誰もが空想し憧れた一つの職業が逆光を浴びていた、その職業こそ...
ヒーロー
超常に伴い爆発的に増加した犯罪件数、法の抜本的解決に国がもたつく間勇気ある人々がコミックさながらにヒーロー活動を始めた。超常への警備、悪意からの防衛、たちまち市民権を手に入れたヒーローは世論に押される形で法的職務に定められる。彼らは活躍に応じて与えられるんだ、国から収入を、人々から名声を
◇
なーんて壮大な前振りから入ったは良いものの、ここからどう繋げていけばいいのかわからないんだよねぇ
あ、初めましてみなさん、俺の名は回能彩目、今年15歳になる射手座の男子中学生だ、今俺が何をしているのかというと...
「それではみなさんご覧ください、このジャグリングスティックに...」
パチンッ! ボッ!!
俺が指を鳴らすと同時に、手に持っていた三つのジャグリングスティックに盛大に火が付く、その様子を見ていたオーディエンス達も盛り上がっていく、それに目をやりつつ全てのジャグリングスティックを空に投げ、ボウ・アンド・スクレープ*1をする、そして
「ショーのフィナーレを飾るのはこのワタクシ、「ジャック」です、皆様最後までどうぞお楽しみください」
パシッと小気味の良い音を立てて落ちてきたジャグリングスティックを一本キャッチする、そのまま軽く上に投げ、二本目、三番目とスティックをキャッチし、ジャグリングを始める
おっと、まだ何をしているかを答えていなかったな、現在俺は、バイトで大道芸人...サーカスの団員をしている、割と危険の伴う仕事でバイト代がそこそこ高いんだ、元々こういう芸が得意な事もあり、座長に即戦力として雇用してもらった
「名付けて火炎ジャグリング!!まだまだ序の口ですよ〜」
チラリと左側の舞台裏に視線を向ける俺、それを受けた団員が俺に向けて大きな玉を転がしてきた
「よっと!」
スティックを三本、通常より高く投げ、空中で一回転しつつ玉に飛び乗り、バランスを取りつつスティックをキャッチ、見事な曲芸だな!!*2
「名残惜しいですがフィナーレも近づいてまいりました、という訳で!!オーディエンスの皆様には最高のフィナーレをご覧いただき幕引きといたしましょう!!」ブンッ!
俺がジャグリングスティックを空に投げ、手を叩くとジャグリングスティックが消え、変わりに火の輪が現れる
トンッ
軽く踏み切ると同時に個性を発動させ、空中で反転、火の輪をくぐり、少し進んでから、俺は「空中」に立つ
パンッ!!
俺が手を叩くと、舞台の至る所から火柱が立ち、そこから俺以外の団員、そして、俺の下に座長が現れる、最後の演出にオーディエンスは大盛り上がり、こりゃ大成功だな
「We look forward to seeing you again soon!」*3
座長のその言葉と当時に、舞台のカーテンが閉まっていく、ショーは終了、俺たちも着替えの偶に舞台裏へと戻る
◇
「ひぃふぅみぃ...今日だけで八万...過去イチだな」
今日の分のギャラを貰って帰路につく、基本的にサーカスのバイトは売れたチケットを山分けプラス個人に向けて投げられたチップがギャラになる、コレを見るに今日はかなり出来が良かったみたいだな
「何に使おっかな〜、新しい服...いや、コスメも捨てがたい...」
八万もあるんだ、使い道はいくらでもある、金の使い道はさておき、俺ももう中3だ、中3だと何があるかって?そりゃあ勿論...
「...受験どうすっかなぁ」
そう、受験シーズンだ、といっても、周りの奴らは基本的にヒーロー志望、無論俺もヒーロー志望だ、受験先はあの天下の「雄英高校」のヒーロー科、倍率は例年300倍を超える、超が一つじゃ足りないほどの名門校だ、学力はもちろん、「個性」についての理解度も求められる、雄英を目指す以上、学力は問題ないのだが...
「俺の個性...不安定すぎるんだよなぁ...」
問題なのは俺の「個性」、俺は世にも珍しい「個性を二つ持っている」人間だ、だが、俺の個性はその性質上、「上振れ」や「下振れ」が存在する、もう片方の個性は直接戦闘には向かない個性だ
「ま、うだうだ言っててもしゃーないし、結果は神のみぞ知るってな」
なんて独り言を呟きながら歩いていると家に着いた、俺は扉を開けて中に入る
「ただいま〜」
俺のその言葉に返事は返ってこない、両親が家にいないからだ、あ、別にすでにこの世に居ないとかそういうんじゃないぞ?仕事の都合であまり家に帰ってこないだけさ
「さて、今日は何を食おうかしらん」
冷蔵庫の中はあまり物の肉とキャベツ...何も入ってねえな...買い物してくりゃ良かった...
「野菜炒めでも作るか...」
フライパンを取り出して油をひき熱し始める、ある程度暖かくなったら肉と野菜を投入、少し炒めれば簡単に野菜炒めが完成、簡単だし美味えし、野菜炒めを考えた人は天才だな
「....」もきゅもきゅ
完成した野菜炒めを頬張る、野菜でいっぱいの口の中に比べ、頭の中は受験のことでいっぱいだ、試験はちょうど一週間後、まだまだ不安は残るが、時間は待ってくれやしない
こうしている間にも、ライバルは鍛錬をしており、個性を鍛えている、俺の場合鍛えてもあんまり意味はない
そうこうしている内に野菜炒めも食べ終わってしまった、俺は食器を洗って自室に戻り、ゲームを始めた
受験間近なのに勉強しなくていいのかって?ゲームの誘惑には抗えん
「はいお疲れー、対空出るんすわ」
俺は今格ゲーをしている、世界的に大人気のストリートでファイトする格ゲーの6だ、今も甘えた飛びをしてきた相手を余裕の対空で打ち落として勝利したところだ、その後も何戦かしてゲームを終えた、やっぱり格ゲーは最高だな!!
と、娯楽も程々にそろそろ寝ないと明日の授業に影響が出る、良い感じにランクも盛れたし、そろそろ寝るか...
「おやすみ〜」
誰に聞かれるわけでもないそのつぶやきが、夜の闇に消えていく
今更だが、この物語は、俺が仲間達と出会い、面白可笑しくヒーローを目指す物語である
日常回、IF、ギャグ全振り回、恋愛回、その他のオリジナル回、これらを書いて欲しいですか
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大人しく書けやこのやろう
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本編に集中しろこのやろう