無敵のヒーロー(自称)   作:猫耳の人

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トラップカード発動!死の性癖と腹筋破壊ウイルス!!





第二十五話 プールだってよ、悩殺チャンスだ

「.....」

 

夏休み、特にやる事もなくただただボケーっと過ごしている俺

今はゲームの気分じゃないし、課題はもう終わってる、やる事なーんもない、どないしよ

 

ピンポーン ピンポーン

 

「んぁ?」

 

ダラダラ過ごしていると、突如インターホンが鳴った何事かと外に出ると...

 

「おはよ」

「耳郎?どうしたのさ」

 

玄関先で私服姿の耳郎が立っていた、一体何だ?

と思っていると、耳郎が口を開く

 

「今から学校のプール行くんだけど、回能も━━━ンッフww」

「....」

 

おそらく一緒に行かないかと言いたかったのだろう、だが、出てきた俺の姿を見て突然吹き出した

俺の今の服装は、シンプルな短パンにTシャツ、ただしただのTシャツではない

 

ばななᐛ 」

 

と書かれたTシャツだ、それ単体ではここまで笑わなかったはずだ、一緒に描かれている「あたまのわるいひと」のイラストが妙にツボに入ったのだろう、腹を抱えてうずくまり、小刻みに震えている

 

「...人の顔を見ていきなり笑い始めるなんて失礼なやつだな」

「ちがwww...ふく...ww服がww...」

 

耳郎ってツボ浅いのね、ちょっと変顔したら笑ってくれそう

流石に話が進まないので、背中をさすって落ち着かせ、改めて話を聞く

 

「じゃあ改めて話すけど...学校から許可もらってるからさ、一緒にプール行かない?」

「プールか」

 

確かに良いかもなぁ、暑いし、家にいてもやる事ないし、良い気分転換になりそうだ

よし、行くか

 

「OK、じゃあ着替えて荷物用意するから、中に入って待っててくれ」

「え」

「はいはい、突っ立てってないで入った入った」

 

玄関で立っている耳郎を家の中に押し込み、コップに麦茶を入れて出す、その後自室に荷物を取りに行き、涼しい格好に着替えて耳郎の元へ

 

「よし、じゃあ行こうか」

 

耳郎と家を出て学校へ、休日の昼間という事もあり電車の中はスカスカ、珍しく二人で席に座ることができた

いつも通り十数分で学校に到着、しばらく歩くと、更衣室前に女性陣が全員集まっていた

 

「耳郎ー!!回能ー!!やっと来たー!」

「遅いよもー!」

 

芦戸と葉隠が俺達にそう話しかける、どうやら俺を呼ぶことは女子の総意だったらしい、何故

 

「いやー、実はプールの使用許可取るのに七人必要で...」

「流石に男子一人だけ呼ぶってのもアレだったから...」

「なら回能ちゃんを呼ぼうって話になったのよ」

 

ほんほん、成る程な?

俺も男だが???失礼なやっちゃなぁ...まぁいいか

 

「なるほど、人数合わせね」

「平たく言えばねー!でもでも一緒に遊びたいって気持ちもあるよー!」

「私も回能さんと遊んだことが無かったので...是非ご一緒に遊びましょう!」

 

女子からそう言われる、実際のところめちゃくちゃ嬉しい、俺だって男だし?可愛い女子たちからそんなこと言われると?嬉しくなっちゃうわけですよ、チョロい?チョロくないですぅ〜

てなわけで、もう更衣室の鍵は先生から貰っていたらしく、男子更衣室の鍵を渡された、俺は鍵を開けて更衣室に入る

 

「んっしょ...」

 

服を脱ぎ、全裸になる、俺が取り出したのは先日ショッピングモールで買った水着だ、いざ袖を通そうとすると...

 

ガチャ

 

「ん?開いてる...誰か居...ぐわぁぁぁぁぁぁぁ!?」

「瀬呂君!?」

 

更衣室の扉が開き、入ってきた瀬呂が目を押さえながらぶっ倒れた、仕方あるまい、何せ更衣室の扉を開けたら女子と見紛える程の美貌を持った俺が全裸で居たのだから*1

取り敢えず下だけ履いて更衣室の扉を開けた

 

「回能!?何故ここに...」

「そりゃこっちのセリフだ、なんでお前らがここに?」

 

見れば緑谷、上鳴、峰田、爆豪、切島以外の男子が集まっていた、こんな大所帯で一体何しに...

 

「緑谷君の誘いでな、峰田君と上鳴君が体力強化の為にプールの使用許可を取ってくれたらしいんだ」

 

それで緑谷が皆を誘い、それに同意してここに居るとの事、へー、真面目だねぇ緑谷、許可取ったのが上鳴と峰田ねぇ...絶対邪なこと考えてるよあの助平ボーイズ、俺が女子たちを守らねば...*2

 

「そういう回能君はどうしてここに?」

「女子に誘われたんだよ、プールで一緒に遊ばないかって」

「へー、そうなんだ」

 

水着に着替えながら会話を交わす、皆学校から支給されているスパッツタイプの海パンを履いていた、ちなみに俺は先ほども言っていた通り、ショッピングモールで買った無地のシンプルな海パンに、パーカー型のラッシュガードを着ている

ひと足先に着替え終えた俺は先にプールに向かうことに、プールに到着すると、女子が先に来ていたようで準備運動をしていた

 

「早いな」

「遅いよ回能ー、早く準備運動してあそぼー」

 

芦戸に急かされ、俺は女子達に並んで準備運動を始める、体を伸ばし初めて数分、男子が続々と現れ、最後に緑谷、峰田、上鳴が現れた、峰田、上鳴が俺たち女子*3の方を向いて血涙を流し始めた、なんだアイツら怖

 

「ふう、さて、何するの?」

「私ボール持ってきたよー!」

「じゃあバレーしよう!」

 

水上バレーね、面白そうだ、てなわけで、俺は女子に混ざってキャッキャうふふとバレーに勤しむ、男子は大変そうだなぁ*4

 

「ふぅ...」

「....」

「.....」

「......」

 

結構遊んだのでとりあえず休憩することに、飯田が差し入れでくれたオレンジジュースを飲み干しつつ、水に濡れた髪をかきあげる

....なんかすごい女子に見られてる、何、怖いんだけど

 

「...なんだよ....」

「ん゛ッ!!!」*5

「エッッッッッッ!!」*6

「.....」ダラァ...*7

「わぁ...わぁ...///」*8

 

俺が顔を赤らめ、水で濡れてしまい、透けている上着の胸元を腕で隠すと、女子たちが突然変な反応を見せた、見てきたのはそっちだろ...そんなにじっと見つめられたら恥ずかしいんだよ...

 

「その恥じらいかた素でやってんの???」

「下手な女子より女子っぽかったわ、回能ちゃん」

 

冷静にツッコミを入れてくる耳郎と梅雨ちゃん、仕方ないだろ...誰だって恥じらうだろあれは...

さて、取り敢えず休憩できたし、次は何をしようか、そう考えていると、ようやく爆豪と切島が到着、相変わらず爆豪が緑谷に突っかかっている

何か話しているようだが遠くて聞こえない

一体何を話してるんだ?と考えていると、どうやら男子達は個性ありで50mを誰が一番速く泳げるのかを競うらしい

 

「回能君もどうだい?」

 

飯田が俺にそう聞く、レースか...

 

「....パスで、出来レースになるし」

 

50mを泳ぎ切れるかの競争だろ?なら現状瞬間移動の最大射程が50mの俺の独壇場になる、大人しく審判とか裏方に回るよ

途中爆豪が突っかかってきたが、一秒未満で50mを移動できるかと聞いたらギリギリと歯軋りしながら黙ってしまった、顔こわっ

 

まぁそれはさておき、俺は八百万達と一緒に判定をすることに、最初の組は....爆豪が爆速ターボで泳がず50mを完走、いや泳げよ、俺も人のこと言えんけどさ

 

「自由形っつったろうが!!」

 

確かにそうだけどさ、違うじゃん、自由すぎるよ、これが雄英か...

第二組目、青山、瀬呂、轟が良い勝負をしていたが、青山が腹を下して失速、それに巻き込まれる形で瀬呂も失速

最終的に氷で移動していた轟が一位、いやだから泳げって

 

最後第三組目、飯田と緑谷が良い勝負をしていた、と言っても飯田はプールの仕切りをバランス取りながら個性で疾走、まともに泳いでるの緑谷だけじゃねーか

最後は接戦の末、コンマの差で緑谷が勝利した、最終レースは緑谷、爆豪、轟の三人で決まる

 

「相手殺すなよ爆豪ー!」

「三人ともがんばれー!」

「誰が一位になるか...!」

 

全員が位置についた、じゃあ...

 

「よーい、スタート!!」

 

俺の合図と共に、三人が個性を発動して飛び込む、が...

 

 

ドボンッッッ!!

 

 

ありゃ?

 

「個性が発動しない...?」

 

三人が個性を発動しようとして不発、そのまま水に思いっきりダイブした、その次の瞬間...

 

「17時、たった今プールの使用時間は終了した、荷物をまとめて帰れ」

「えー!?」

「今いいところなんすよ!!」

「なんか言ったか」ギンッ!

「「「なんでもありませーん!!」」」

 

流石の鶴の一声、相澤先生が現れ、プールの使用時間の終了を告げた、上鳴が講義するが、個性を発動した先生の迫力には叶わなかったのか、180°掌返しをした

結局決着はお預け、爆豪も不服そうに帰って行った、俺も着替えを終えたので帰ろうと荷物をまとめていると...

 

「回能」

「ん?どうした轟」

 

更衣室を出て行こうとする俺に轟が待ったをかけた

 

「明日時間あるか?」

「明日は....暇だけど、何かあるのか?」

 

俺はスマホのカレンダーを見て、明日予定がないことを確認し、轟にそう話す、すると

 

「明日一緒にお母さんの見舞いに来てくれねぇか、お母さんが会いたがってる」

「それは良いが...俺で良いの?」

「お前じゃなきゃダメなんだ」

「.....」

 

さらっとこういうこと言えるのマジでイケメンだよな、しかも意識してるんじゃなく天然で、俺が女なら惚れてるね、女なら

 

「じゃあ明日...どこに行けば良い?」

「この病院に来てくれ、朝の10時くらいでいいか」

「良いよ、じゃあまた明日」

「ああ」

 

轟と別れ、いつも通り耳郎と電車に乗り帰宅、明日着て行く服を用意し、シャワーを浴びて床に着いた、プールの疲れもあり、その日は深く眠りにつけた、轟のお母さんか、どんな人なんだろうか...

*1
自画自賛

*2
謎の使命感

*3
オメーはちげぇだろ

*4
他人事

*5
麗日

*6
芦戸

*7
鼻血を出したヤオモモ

*8
葉隠




どうも皆さん猫耳の人です
回能くん、轟くんのお母さんと初対面です
てなわけで次回「地獄の轟くん家with回能」です
お楽しみに

回能彩目は

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