無敵のヒーロー(自称)   作:猫耳の人

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Puls ultraとはいえさぁ、いきなりってさぁ、早すぎやせんかなぁ







第三話 入学と試練、早すぎやせんかね

「お、来てる来てる」

 

家のポストを確認すると一つの封筒が入っていた、それを取り出してリビングへと移動する

 

「...ずいぶん分厚いな、手紙...って感じじゃねえな」

 

封筒を触ってみると何やら手紙とは明らかに違う、丸く硬質な手触りがあった、なんだこりゃ、メダルか?

 

ビリッ

 

「...投影機?」

 

手紙から出てきたのは投影機、え?これだけ?

 

「....つかない、電源どこだ?」

 

電源ボタンを探して投影機をいじくり回していると...

 

『私が投影された!!』

「うおっ!?」

 

オールマイト!?雄英の手紙だよなこれ!?

 

『驚いているだろう回能少年!実は私、今年から雄英高の教師になることが決まってね!これが教師になってからの初仕事というわけさ!!』

 

映像の中で「HAHAHA!!」と高笑いするオールマイト、なるほどそういうことか、さすが「自由」がウリの高校だ、ナンバーワンヒーローまで自由とは

 

『おっと、話が逸れたね、改めて結果発表だ!!最初に筆記試験!!なんと驚くことに満点合格だ!!すごいじゃないか!!』

「マジか、わりかし好感触だったけど満点とは」

『続いて実技試験!!まずはヴィランポイント...なんと67ポイント!!歴代で見てもトップクラスの成績だ!!文句なしの合格さ!!』

「っし!!...ん?」

 

文句なしの合格、その言葉に安堵するのも束の間、「まずは」?まずはってなんだ?他のポイントがあったのか?試験で説明はなかったが...

 

『実は、我々が見ていたのはヴィランポイントだけではない!!』

 

その言葉と同時にオールマイトの後ろのモニターに「rescue」の文字が表示された

 

「rescue...救助?」

『そう!レスキューポイント!!人を助けずして何がヒーローか!!君のレスキューポイントは54ポイント!!総ポイント121ポイント!!おめでとう!!主席合格だ!!』

「....マジか」

 

主席って...マジか...一位って事だろ...?俺がそんな成績残せるなんて...

「来いよ!!ここが君のヒーローアカデミアだ!!」と言い残し投影は終了、驚きと嬉しさで放心状態だ、未だ状況が飲み込めていない

 

「主席...主席かぁ...」

 

まさかの主席、まさかここまで成績を残せるとは...いやほんと、精々良いとこトップ10くらいだと思ってた、そこに主席て...

 

「....ま、頑張るしかないね」

 

寝そべりながらそう呟く、こうなってしまった以上やるしかない、この運ゲー個性でどこまで登っていけるか

 

「見ものだな」

 

誰に聞かれるわけでもなく、俺の呟きは空に消えた、数週間後には入学式、制服も買いに行かなきゃな、教科書もだ、カバンは家にあるからそれを使うとして...

 

「これから忙しくなるぞ」

 

 

 

 

 

 

 

四月、出会いと別れの季節、そう、入学式だ、雄英の入学式

 

「家そこそこ近くて良かったよ、ホント」

 

俺の家から雄英までは駅二つ、定期券買っといて良かったわ、駅から出て雄英に歩いて向かう、駅からは徒歩十分たらずで到着する

 

「相変わらずデケぇなぁ」

 

目の前に立つ雄英の校舎はやはりデカい、まるで校訓の如く、この壁を超えてみせろと言わんばかりに、ともあれ時間も迫ってきているので取り敢えず中に入る

 

「ひっろ、迷路かよ」

 

もすんごい広いの、どこが自分の教室かわからなくなるくらいのには、自分の教室を探す事5分、だいぶ余裕を持って家を出てきたので教室からは声はしない、取り敢えず教室に入る

 

「俺の席は...」

 

自分の席を探す、席は前から二番目だった、俺はとりあえず荷物をまとめて机の横に掛けておく、誰かが来るまでは暇だし、とりあえずソシャゲで時間を潰す、待つ事5分、教室の扉が開いた、入ってきたのは...

 

「む!君は!」

「...メガネくんじゃん」

 

入試の時に俺を注意してきたメガネくんだった、いかにも真面目くんな雰囲気だ、俺わりかし苦手な部類なのよね

 

「俺は私立聡明中学出身の飯田天哉だ!よろしく!」

「回能彩目、よろしく」

 

差し伸べられた手を握る、そこから話してみると、案外悪い人ではないらしい、行き過ぎた真面目くんの様だ、そこから暫くして続々と同じクラスのメンバーが入ってきた、桃色の肌の女子、派手な赤髪の男子生徒*1、頭が鳥の生徒、透明人間...このクラスキャラ濃い人多いな*2、しばらく観察していると、見覚えのある人物が教室に入ってきた

 

「あ...」

「お」

 

耳たぶにプラグが下がっている女子生徒、耳郎響香だ、どうやら縁があったらしい

 

「や、またあったね」

「あんたも合格したんだ、改めてよろしく」

「ん、よろしく」

 

握手を交わしてから席に座る耳郎、どうやら隣の席のようだ、縁がありすぎるだろ、そんなこんなで隣の耳郎と話しつつ教室を観察する、先ほど入ってきたツンツン頭...爆豪に飯田が注意しに行ったり、モサモサ頭の緑くんが合格した事を知ったり、色々なことがあった、このまま入学式か...なんて考えていると、ふと声がした

 

 

「お友達ごっこがしたいなら他所に行け、ここはヒーロー科だぞ」

 

声の出所は廊下、チラッと見てみると、寝袋に入ったままゼリー飲料をジュッと飲み干している無精髭を生やした男性だった、いや、アレ何?怖いよ、流石に自由すぎるでしょ雄英

 

「....不審者」

「違う...ハイ、静かになるまで八秒かかりました、時間は有限、君たちは合理性に欠くね」

 

寝袋から出てきたのは、首に布?包帯?のような物を巻いた全身真っ黒の男性、明らかに怪しい雰囲気を纏うその男は、教室中を眺めながら自己紹介を始めた

 

「担任の相澤消太だ、よろしくね」

 

担任???今担任って言った?この人が?初日から不安なんですけど...なんて俺の予想はどうやら的中したみたいだ、相澤先生は寝袋から雄英のジャージを取り出し話始める

 

「早速だがコレ着てグラウンドに出ろ」

 

机の中にあると説明を受け、机の中から体操服を引っ張り出す、おお、なかなか手触りがいいじゃない、寝巻きにしても良さそうだな、なんて考えは置いておき、相澤先生に言われた通り、着替えるために更衣室へ向かう

 

「何するんだろうね」

「ねー、想像もつかん」

 

俺は耳郎と並んでそう話しながら更衣室へ向かう、少し歩いて辿り着いた、さて、さっさと着替えて行くとするかね、と、俺が「男子更衣室」の扉に手を掛けると...

 

「?回能、そっち男子更衣室だけど」

「女子更衣室はこちらですわ」

 

耳郎とおっぱいがおっきいポニーテールの女子が俺に話しかけてくる、それに続くように女子達の視線も俺に集まる、あそういう事、勘違いされてんのね、よくあるよくある

 

「あー、大丈夫大丈夫」

「何も大丈夫やあらへんよ!?」

「そうよ、女子が男子と一緒に着替えるのは流石に問題があると思うわ」

 

丸顔とカエル顔の女子も慌てて引き留めてきた、何事だと男子達の視線も俺に集まる、まぁそうか、こんな見た目だし

 

「大丈夫だよ、だって俺男だし」

 

 

「「「「えぇ!?!?」」」」

 

 

うーん見慣れた反応、やっぱ面白いね、なぜ制服で男だとわからなかったのか、そりゃ今現在、世界じゃ多様性が進んでる、異形型の個性持ち然り、性自認やらなにやら、諸々の関係で、男女問わず制服がズボンかスカートかを選べるようになっている、さすがは自由がウリの学校だ

 

とまあ説明はここまでにして、面白い反応をしている生徒達を置いて男子更衣室に入っていく、すると慌てた様子で入ってくる残りの男子達

 

「ちょ...ちょっと待ってくれ!!お前本当に男なのか!?」

「そうだよ」

「マジのマジでか!?性自認がアレってんなら俺らも配慮するけど!?」

「あー、LGBTQね、大丈夫だよ、正真正銘男だし、てか喉見ろよ、なんならちんちんも見せてやろうか?」

「...確かに喉仏がある...本当に男なのか...」

 

俺の喉仏を確認したのは腕が六本ある巨躯の男子生徒、その後ろには赤髪と金髪の生徒が俺の股間を見ていた、男子特有のもっこりがあるのだ、男子と認めざるを得ないだろうな

飯田のメガネも割れてる、アレってコメディ漫画の話だと思ってたけどまじであるんだ、あと頭がおめでたい色のイケメンくんもチラッと見て驚いてた、なんか血涙流してるブドウ頭の男子も居たし、男子の反応も面白いな、後でからかってやろっと

 

着替えを終えて更衣室から出ると、同時に出てきた女子達とエンカウントした、少し疑っていたが、男子更衣室から出てきた俺を見て認めてくれたらしい

 

「アンタ...男だったんだね...ウチずっと女子だと思ってた」

「気にするなッ、俺も勘違いされる事前提で暮らしてる節あるし」

「...確かに喉仏がありますわ...本当に男性なんですのね...」

 

ポニテ女子と耳郎が俺にそう話しかける、まぁこれをネタに揶揄うこともよくあるし、俺も自分の顔は好きだし、問題はない

さて、雑談はさておき、時間もアレなので急いでグラウンドへ向かう、時間に厳しそうな先生だったし、遅れたら何されるかわかったもんじゃないしな

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「「個性把握....テストォ!?」」」」

 

相澤先生から開口一番に伝えられたのは「個性把握テストをする」の一言、いや入学式は?ガイダンスは?わからない事だらけなんですけど、そんな疑問を丸顔の生徒が代弁するかのようにしてくれた、しかし

 

「ヒーローになるならそんな悠長な行事に出る時間ないよ」

 

とのこと、雄英は自由な校風が売り文句、それは教師側も然りのようで...相澤先生独断の思考と行動らしい、マジかぁ...自由すぎるよ(二回目)

テストの内容は「ソフトボール投げ」「立ち幅跳び」「50m走」「持久走」etc...中学の頃からやっていた「個性禁止の体力テスト」の個性使用許可版らしい

 

「国は未だ画一的な記録を取って平均を作り続けてる、合理的じゃない、まぁ文部科学省の怠慢だよ...」

 

そう言いながら取り出したのはソフトボール投げのボール、特殊な機械がついており、それで記録を取るのだとわかった、相澤先生の視線が俺に向く、なんすか、俺の顔になんかついてますか

 

「回能、お前今()()()()()?」

「...あぁ、そういう...少々お待ちを」

 

相澤先生に言われ、能力の抽選を開始する、結果は...

 

「...ハズレです、デモンストレーションは他の人を当たってください」

「...そうか、なら爆豪、中学の時ソフトボール投げ何mだった」

「...(あいつが主席...チッ)67m」

 

なんか爆豪から熱烈な視線が飛んできてるが気にしない、相澤先生はどうやらデモンストレーションをお願いしたかったらしい、が、今回俺が引いたのはソフトボール投げには向かない個性だ、持久走や幅跳びなんかには使えそうだが...他の種目に関してはほぼ役に立たない

 

「じゃあ個性を使ってやってみろ、円から出なきゃ何してもいい、早よ」

 

相澤先生に言われて投擲のポーズを取る爆豪、次の瞬間

 

 

 

「死ねえ!!!」

 

FABOOOM!!!

 

 

えぇ〜...今死ねって言った?情緒不安定かよ...こっわ、近寄らんとこ

数秒後、相澤先生の持つ端末から音がした、記録は「705.2m」、粗暴な態度こそ目立つが実力は本物らしい

なぜこの個性把握テストをするのか、相澤先生曰く、まずは自分の「最大限」を知る、それがヒーローの素地を形成する合理的手段...らしい

 

「なんだこれすげー面白そう!!」

「個性思いっきり使えるんだ!!流石ヒーロー科!!」

「....面白そう...か」

 

おや?なんだか雲行きが怪しくなってきたぞ????

 

「君たちはヒーローになるための三年間、そんな腹づもりで過ごす気で居るのかい?」

 

怖い、怖いよ相澤先生、特に顔が、もう幽鬼じゃん、顔に影が落ちてるよ

なんて冗談はさておき、次の相澤先生の発言にクラスが騒然とする、なぜなら...

 

「よし、トータル成績最下位の者は見込みなしとして、除籍処分としよう」

「はぁぁぁぁ!?」

 

除籍処分、つまりは学籍の抹消、雄英に通う事を許さないという事だ、あの目はマジだ、ガチでやる気だあの先生

さて、どうしたものか、一〜二個くらいは「道化師」だけでもぶっ飛んだ記録出せそうだが...取るなら上の方取りたいよね〜...

てなわけで再抽選、結果は〜...

 

「...ん〜、微妙」

 

引いた能力は「雷轟」、一部の競技では活躍しそうな能力だが、逆に一部の競技では全く役に立たない能力を引いた、戦闘だと大当たりなんだけどねぇ...ま、最初の三種目...握力は捨てるとして、他の種目は「道化師」だけでなんとかなりそうだ、引いた能力によっちゃ反復横跳びも捨てることになるな

 

てなわけで、早速行ってみよう!

 

第一種目、50m走

 

ペアは金髪の男子、どうやら上鳴電気という名前らしい

 

「よろしく」

「おう!よろしくな!!」

 

チャラそうだが明るい男子だ、さて、50m走だが...この距離なら短距離ワープ一回で届くな、てなわけで

 

『イチニツイテ、ヨーイ』

 

ドンッ

 

と、合図が出されると同時にワープ、記録は0.1秒、予測がついてればもう少し縮まっただろう、上鳴がめちゃくちゃ驚いてた

 

「うぇぇ!?お前ワープ個性なの!?」

「さぁ?どうだろうね?」

 

第二種目、握力

 

引いた能力が能力なので普通にやるしかない、結果は57キロ、男子の平均よりかは少し高い程度だった、一緒にやった六本腕の男子...障子目蔵はなんと540キロ、三本の腕で同時に握ったらしい、いやそれにしてもだろ、540キロて...単純計算で一本当たり180キロ...エグいな

 

「すげぇな障子」

「そうか?ありがとう」

 

寡黙なやつらしい、反応が少しわかりにくい

 

第三種目、立ち幅跳び

 

「これはまぁ...これで」

「空中に立っとる...」

 

俺は道化師を使い空中に立って歩く、これ使ってバイトしてきたんだ、使い方は慣れてるってわけよ

 

「回能、それどれくらい続けられる」

「足が疲れるまでですかね」

「...記録は無限にしておいてやる、降りてこい」

 

無限てマジか、これなら他の科目手を抜いても...いや、相澤先生が見てる前でんな事したら記録関係なしに除籍される、他の科目もきっちりやろう、そうしよう

 

第四種目、反復横跳び

 

「の、前に再抽選と」

 

ちょうど再抽選が可能になったので能力の再抽選を行う、結果は...

 

「...次のハンドボール投げに期待かな」

 

引いた能力は「銃火器」、反復横跳びには全く役に立たない能力だ、仕方なく普通にやる、だが、幸いにもこれに活かせる個性持ちは少なかったようで、普通にやっても割と上位に食い込めた、まぁ俺は「道化師」のおかげで普通より身体能力高いんだけど...

 

第五種目、ハンドボール投げ

 

「て事で、俺の番な訳ですが...相澤先生」

「なんだ」

 

相澤先生に話しかけながら個性を発動する、その瞬間、俺の手には...

 

「なんじゃありゃぁ!?」

「ロケットランチャー!?」

 

ロケットランチャーが出現、もちろん、ハンドボール投げ使用に改造してある、それに玉を詰め、構える

 

「耳、塞いどいてください」

「!!」

 

 

「RPG!!」

 

 

ドォォォォンッ!!

 

 

凄まじい音を立ててボールをぶっ放す、煙をあげて遠くまで飛んでいくボールを眺めながら、ロケットランチャーをしまう、結果は...

 

「800m」

「お、射程距離ちょうど、良い結果だ」

 

最初の爆豪の記録を超えて堂々の一位、になるはずだったんだが...

 

「無限!?」

「また無限が出たぞ!?」

 

丸顔の女子...麗日お茶子という生徒が無限を出した、まぁ俺も無限の記録を持ってるから何も言えんが...浮遊...の類じゃないな、多分...重力かな?

考察もほどほどに、次はあの緑くんの番、彼は未だ個性を使用している様子がない、使っても意味がない個性なのか、はたまた使えないのか...

 

「緑谷くんはこのままだとまずいぞ...?」

「ったりめーだ、無個性のザコだぞ!?」

 

どうやらあの緑色の男子は緑谷くんというらしい、飯田のいう通り、このままでは落第コースまっしぐらだ、ていうか無個性?だとしたら最下位決定だが...個性を持っているならどうにかこの辺りで結果を残さなければいけないが...お、投げた、結果は...

 

46m

 

ありゃ?今個性使おうとしてたよな?多分...不発...って訳じゃなさそうだが...とか考えていたら

 

「個性を消した」

「個性を...!なるほど、そういうことね」

 

雄英高校の先生は皆プロヒーロー、ただ、相澤先生だけはどうにも見たことがなかった、だが、今の発言で合点がいった、個性を消す個性、かなり珍しい部類の個性を使うヒーロー、そしてそんな個性を使うヒーローは限られている、だから特定できた

 

「抹消ヒーローイレイザーヘッド...とんでもない人が担任になったもんだ...」

 

個性を消されたら何も出来ない、個性持ちキラーの個性、彼の視界に入れば皆等しく「無個性」、俺が見られたらさらにデメリットがつく、確か雄英って教師と戦う授業あったよな、2年生くらいから、どーしよ、相澤先生と戦うことになったら足引っ張りそー...なんて考えていると

 

SMASH!!!

 

凄まじい風圧と音で思考から引きずり上げられる、見れば緑谷が個性を使用し、ようやくドデカい記録を出していた、が、個性のデメリットなのか、個性を行使した右手人差し指が紫色に変色していた、あれ折れてね?

 

「おー!!すげー飛んだな!」

「やっとヒーローらしい記録出したよー!」

「指が腫れ上がっているぞ、入試の件と言いおかしな個性だ....」

 

入試ん時も使ってたのか、指で個性使っても最大で30p...レスキューポイント込みでギリ合格って所か?

 

「どーいうコトだ!!ワケを言いやがれデクテメェ!!」

 

どうやら緑谷が良い記録を出したのが気に食わなかったのか、爆豪が緑谷に襲い掛かる、ありゃまずいな

 

フッ...

 

「ハイストップ」

「チッ!んだテメェ!退けカス!!」

「口悪ッ、どうどう、落ち着け爆発さん太郎」

「誰が爆発さん太郎だ!!ぶっ殺すぞ!!」

「はいはいわかったわかった、まず落ち着けって、緑谷に暴力振るったらお前が除籍されるぞ、嫌だろ、嫌なら戻る、ハリー」

「チッ...!!」

 

ふぅ...うまく話せたな!!*3、取り敢えずちゃちゃっと残りの種目もやってしまおう

 

第六種目、上体起こし

 

「んっ...はぁ...んっ...つぅ...」

「変な声出すのやめてくれ!!」

 

ペアになった切島が顔を赤くしながらそう叫ぶ、なになに、照れちゃった?と揶揄おうとしたら相澤先生に睨まれた、はい、真面目にやります

 

第七種目、長座体前屈

 

体の柔らかさには自身がある、サーカスって割と体の柔らかさ必要なのよ

 

「うおっ!?まじかお前!!」

「体の柔らかさには自信があるんだ、記録は?」

 

胸が膝につくほどの前屈を披露し、瀬呂に記録を測定してもらった、カエル顔の女子...梅雨ちゃんはベロを使ってめちゃくちゃな記録を出していた、あれ良いのか

 

最終種目、持久走

 

能力の再抽選を行ったが、特に役に立つような能力は出なかったので短距離ワープを繰り返して走った、結果は三位だった、飯田、爆豪とは僅差、速すぎるってアイツら

 

 

てなわけで全種目が終了、相澤先生の端末から結果が映し出された、俺の順位は五位、中々いいんじゃないか?で、肝心の最下位は...

 

緑谷出久

 

ありゃ、ハンドボール投げは結構いいところまで行ったのに...まぁその後の種目が痛みでまともに出来てなかったからなぁ...まぁでも...

 

「ちなみに除籍は嘘な」

「は?」

「君たちの最大限を引き出すための合理的虚偽」

「「「「はぁぁぁぁぁぁぁ!!?」」」」

 

相澤先生の言葉にめちゃくちゃ驚く一同、そりゃそうだ、学校生活をかけたデスゲームまがいのことをさせられたのに、除籍は嘘、そりゃそんな反応になりますわ

 

「あんなの嘘に決まってるじゃない...ちょっと考えればわかりますわ!!」

 

と、ポニーテールの女子、八百万さんが話す、いやぁ、ありゃ本気の目だったよ、多分、あの場で緑谷が腕やってたら間違いなく除籍されてたな

ともあれ、いきなり学友がいなくなる、なんて事がなくて良かったよ

 

この後は着替えて簡単なガイダンスと自己紹介、そしてカリキュラムの確認だ、ひとまず、第一の受難はクリアって所かな、ここからもっと壁は高くなる、慣れていかないとな

 

 

 

 

*1
お前もだろ

*2
お前も大概

*3
パーフェクトコミュニケーション




あとがき

みなさんどうも猫耳の人です、最近は暑かったり寒かったり忙しいですね
今回は個性把握テスト、つまり次回はいよいよ戦闘訓練、主人公くんちゃんの戦闘が始まる訳です、いやー、戦闘シーン書くの頑張らなきゃ
話はそれますが、みなさんからのお気に入り登録や感想のコメントなど、大変励みになっております
簡単な感想、あるいは誤字脱字の指摘などございましたらよろしくお願いします、では、次回もお楽しみに

日常回、IF、ギャグ全振り回、恋愛回、その他のオリジナル回、これらを書いて欲しいですか

  • 大人しく書けやこのやろう
  • 本編に集中しろこのやろう
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