無敵のヒーロー(自称)   作:猫耳の人

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どれだけ完璧だとしても、俺の一手でひっくり返るからね





第四十一話 計画?作戦?俺の前じゃ意味ないよ

 

「杭が出てればそりゃ打つさ!!!」

 

試験開始と同時に雄英(俺たち)に仕掛けて来たのは傑物学園、一斉にボールを投げてくる、数で押すって感じね、だけど...それだけじゃあ俺達はやられないさ

緑谷の放つ蹴りの風圧、常闇のダークシャドウ、芦戸の酸...各々が各々の個性を使い、投げられたボールをほとんど打ち落としていく

 

「締まって行こう!!」

 

緑谷が皆にそう呼びかける、良いね、気合い乗ってきた

仮免許取得試験第一次選考、様々な要素を取り入れたこのフィールドでボールをぶつけ合い、三つのターゲットにボールを当てられると脱落...二人脱落させた者から先着で100名が通過できるこの試験

先着って事で攻めた奴が勝つみたいな印象を受けるが...実際はそうじゃ無い、団結、連携、情報力...これらが鍵になる試験だ

先着という言葉に惑わされ、焦って取りに行くと返り討ちに合う

けどまァ取り敢えず...

 

「アンタだけは一発殴っとく!!」

「っ!?」

 

雷光を纏い、空に稲妻の軌道を残し、真堂に肉薄する

言ったよなぁセンパァイ!!会場で会ったら一発殴るってよぉ!!

雷を纏った俺の拳が真堂の爽やかイケメンフェイスに芸術的に突き刺さった、速さと電撃を乗せた拳だ、かなり効いたはず

 

「真堂!!」

 

俺に向けてボールを投げてくる生徒が一人、だが遅い、今の俺はいわば雷、そんなヒョロヒョロ球当たらねえっての!!

取り敢えず真堂を殴れてスッキリしたので皆の元に戻り、今度は守りに徹する、ヘイト管理はバッチリ、実際さっきのボールも八割は俺に向けて投げられた物だった、さて、次はどう出てくる

 

「任せた!」

「任された」

 

ダウンジャケットのようなコスチュームを身に纏った異形型の人物が、マフラーを身につけた目つきの悪い人にボールを投げ渡した

...渡されたボールが角ばってる、硬くするってそういうことか

 

「これうっかり僕から一抜けすることになるかもだど、そこは敵が減るってことで大目に見てもらえるとありがたいかな」

 

直後、ボールを受け取った生徒がボールを投げる、しかし普通に投げたのでは無い、ボールは軌道を隠すように地面に潜り込んだ

成る程な、軌道を操って地中に...軌道を隠して反応を遅らせる気か、考えが甘いね

 

「皆さがって!ウチがやる!」

 

前に出たのは耳郎、新しく着けた拡張アイテムを使うのだろう、両の手の甲についたスピーカーにジャックを挿し込み、地面に付ける、すると、心臓の音と共に地面が大きく割れた

音響増幅(アンプリファー)ジャック、ハートビートファッズ

耳郎の新しい必殺技、hu〜♪かっこいいねえ

 

「おォォ!抉りやがった!」

 

砕かれた地面は連鎖していき、俺たちに襲いかかって来た他校の生徒の体制を崩した、そして、割れた地面の隙間から投擲されたボールが顔を出す、狙いは峰田と俺だ

 

「粘度、溶解度MAX!!アシッドベール!!」

 

芦戸の新必殺技が炸裂、酸をドロドロにして壁を張る防御技だ、酸の壁が峰田に迫るボールを一瞬にして溶かす、そして俺に向かってくるボールは...

 

「轟雷雲」

 

俺が指を鳴らすと同時に、向かってきたボールに落雷が発生、一瞬にしてボールを焼き切った、まだまだこんなモンじゃ無い、今度はこっちの番だ

 

「隙が生じた、深淵暗躯(ブラックアンク)!」

「言いやすくかっこよくなってる!」

 

名前ちゃんと変えたのね常闇、名前のセンスは常闇って感じで変わらないけど

 

「宵闇よりし穿つ爪!」

 

常闇が纏ったダークシャドウの腕が体を折り畳む個性を持った生徒に迫る、手にボール、狙いはポインターだ、しかし攻撃は回避される、まぁ人体に不可能な動きが出来るわけだし仕方ない

 

「ゴホッ...体育祭で見てたA組じゃ無いな...成長の幅が大きい...」

 

血を吐きながらそう呟く真堂、余裕無くなってんな、爽やかフェイスっつーメッキが剥がれて悪どい顔が見えてらぁ

と、そこで目良からアナウンスが入った、現在はまだどこも膠着状態、通過者はまだ0人だそうだ、情報が入り次第逐一アナウンスが入るとのこと、そりゃ助かるわ

 

「フーッ...取り敢えずひと段落かな」

 

俺が付けたターゲットの位置は両太ももに一つずつ、そして左肩に一つ、目に見える位置にターゲットを置いておきたい....少なくともこれなら運任せの投擲が当たる確率は低い...

発言的に防がれるのは見越してたようだ、てことは今はまだ様子見...まだまだこれから、戦況は少しずつ加速していく

 

「離れろ!奴らの防御は固そうだ、割る!!」

 

突如真堂が地面に手を突き個性を発動する

マズイな、割られる

 

「最大威力!!震伝動地!!」

 

真堂が触れた地面から衝撃が伝播し、耳郎の時より更に荒く、大きく抉る、多分これが最大威力...個性自体は理解してたが...この威力は予想外だったな...それにこのままじゃ皆とはぐれちまう、が...俺じゃどうにもならん、能力の再抽選も間に合わないし、間に合ったとしてもこの状況をどうにかする能力が引けるかもわからない

その間にも地面が砕け、皆が散り散りになっていく、俺も一人でどこかに吹き飛ばされた、幸か不幸か誰も居ない場所だ、考える時間はたっぷりある...

さて、どうしようかな

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

皆とはぐれてから数分、現在俺が居るのは高層ビルが並んだマップ、放送も流れ、通過者もチラホラ出てきたが...まだ焦るような状況じゃない

 

この数分で色々な場所を転々とした、やっぱり激戦区になってるのはそれぞれのマップの中央部分...特に開けた場所だ、色々な学校の生徒が入り混じり大乱闘状態、もうめちゃくちゃだ、一人であそこに混じって行っても一瞬で押しつぶされるだけ、激戦区から離れてスニーク活動をしながら仲間と合流している人もチラホラ見かける、出来れば俺も早く誰かと合流して行動したい所だが...

 

「......ん?」

 

俺がスニーク活動をしていると、高層ビルに入っていく耳郎を見かけた、八百万、障子、梅雨ちゃんも一緒だ、しめた、やっと仲間を見つけた、そう思ってルンルンで俺もビルに入ろうとするが...そのビルの向かいに人影を発見した、目を凝らして見てみると、白い制服と帽子を被っている女子生徒だ

しばらく観察していると、パチンコのような物を構えたのが見えた、よく見れば、アレは聖愛学院の制服だ、確か天才の女子生徒が集まってるっていう...

 

「あんな所で何を...」

 

そう思っていると、その女子生徒が突如としてビルの窓ガラスに向けてパチンコを放ち始めた、ガラスを完全に砕かず、中の様子が見えなくなる程度のヒビに抑え、ひと階層のガラス全てにヒビを入れた、うち二発はガラスを貫通、おそらく中にいた誰かを撃ったのだろう

その後、ヒビが入ったガラスのある階層の防火シャッターが降り、完全に中の様子が見えなくなった

 

......何か嫌な予感がする、パチンコを撃った生徒がビルの中に入るのを見届けてから俺もビルの中に入る、杞憂で終われば良いんだが...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈八百万side〉

 

やられた...迂闊にビルの中に入るのではありませんでしたわ...

耳郎さんと障子さんの索敵は封じられ、空調からの冷気で蛙吹さんも行動不能に...ことごとく先手を打たれて居る....

どうにかしてここから脱出しなければ...脱出出来る場所は正面の扉と非常用出入り口....リスクの少ない非常用出入り口から脱出を...!

そう思ったその時

 

ジジジ...と、熱線のような音が辺りに響く、音の出所は非常用出入り口の方、見てみると....

 

「今度は何!?」

「扉を溶接していますわ...!」

「くっ...脱出経路を塞ぐ気か....!」

 

残りの扉は正面の扉だけ...ですが....確実に相手が待ち構えているはず、迂闊には動けませんわ...

 

「どうすりゃ良いのよ...!!」

「ここに籠城するにしても...室温をどうにかしなければ...俺たちも寒さにやられる」

「ヤオモモ!爆弾を作って非常用出入り口を破壊するのは!?」

「水蒸気爆発の危険がありますわ...相手はそのことも見越して展望室を封鎖し、室温を下げているはず...」

「そんな...!」

 

この状況を打開する方法を考えなければ...片耳が傷ついている耳郎さんでは満足な音響攻撃は出来ない...となれば壁を破壊して脱出...いえ、そんな容易な方法、相手も対応済みのはず...取り敢えずはこの空調をどうにかしなければ...

粘土を作って空調を塞ぐ...空調の数は見えているだけで八つ...個性をかなり使うことになるけど...今はそうするしか....

 

「......」

「どうしたのヤオモモ?」

「何故創造を辞めた?」

 

私が粘土を創造しようとして辞めると、お二人がそう問いかけてきた、現状の問題はこの空調...塞ぐには私の個性が必須...ですが的確に私達の対策をされているこの状況...おそらく...

 

「何度考えても同じ答えしか出ませんわ...相手は私の個性を使い切らせようとしています」

「八百万の個性を使い切らせる?」

「えぇ」

 

相手にとって、一番な不確定要素は私の創造...最初は蛙吹さんの個性を封じる為の空調だと思っていましたが...本当の目的は私に個性を使わせる事...だから使わざるを得ない状況を作った...

 

「成る程、八百万を無力化した上で、悠然と乗り込もうというわけか」

「えぇ...ですから今、私は個性を使えません...いざという時のために残しておかなくては...」

「けど...このままここに籠ってたら仮免試験に落ちちゃうよ...!なら一か八か強行突破で...」

「当然相手もそうすると予想しているだろうな...」

「ならどうしろって...!」

 

この状況を打開するには私の個性が必須...しかしそれは相手の術中...このままでは...耳郎さんの言う通り試験に落ちてしまう.....どうすれば...

と、その時

 

ガチャガチャガチャッ

 

「!?」

「誰か居るのか...?」

「ただでさえキツい状況なのに...!これ以上来られたら対応できないよ...!」

 

突如、溶接されたはずの非常用出入り口のノブが激しく動く、誰かが入ろうとしてきている...?何故...溶接したはずなのにわざわざ...

 

「あれー?開かねえな...あぁ?溶接されてるし...チッ、めんどくさいな...」

 

かすかに声が聞こえた、男性の声ですわ、それも...よく聞き慣れた声...

次の瞬間、扉を蹴る様な大きな音が鳴り響く、五回、六回...そのくらい音がしたその時、一際大きな音を立てて扉が破られた、入って来たのは...

 

「お、居た居た、八百万に障子...梅雨ちゃんに耳郎...耳郎!?耳どうした!?」

「回能!?」

「回能さん!!」

 

回能さんだった、耳郎さんの耳の傷を見た途端慌てたように駆け寄ってくる、持っていたポーチから応急キットを取り出し、耳郎さんの耳に手早く処置を施す

 

「...これでよし...痛く無いか?誰にやられた、そいつコロス」

「大丈夫だから...ていうかそれより今はこの状況をどうにかしなきゃ...」

「この状況...?何かあったのか?」

「実は...」

 

私が回能さんに今の状況を説明する、索敵を潰された事、この冷気をどうにかしなければいけないという事、相手は私の個性を使わせようとしている事...

 

「...成る程な、んじゃ取り敢えず...」

 

パサッ...

 

「これは...回能さんの上着...?」

「寒いんだろ、それ着とけ」

「...!ありがとうございます...」

 

回能さんが着ていた上着を私に被せてくれた*1私はそれに袖を通してボタンを閉めようとするのですが...

 

「んっ...!閉まらない...」

(発育の暴力...)

「多分弾けるからやめとけ...まぁそれは良いとして...聞けば聞くほど完璧に対策されてるな」

 

回能さんが正面出入り口の方を見ながらそう呟く、しかし、回能さんの表情は全く曇っておらず...それどころか不適な笑みを浮かべていた、一体何を...

 

「よほど念入りに作戦考えたんだろうなぁ...体育祭を見てめちゃくちゃ対策してきたんだろうなぁ...でも...悲しいなぁ...(ジョーカー)ってカードが居るだけで...その作戦も対策も、全部破綻しちまうんだもんなぁ」

 

悪どい表情を浮かべながらそう呟く回能さん、今まで見たことが無いくらい悪い顔をしていらっしゃいました、本来なら怖がる様な顔なのですが...何故でしょう...脈が早くなります...寒いはずなのに顔が熱い...

 

「....なぁ八百万、体育祭の時、俺が言った事覚えてるか?」

「回能さんが...おっしゃった事...?」

 

体育祭の時回能さんに言われた事....回能さんをフラットに...おそらく違う...先入観が...いえ、これも同じ...では一体どのことを...

そう思考をしていると、回能さんが私と目を合わせ、少し微笑みながら言葉を発した

 

「八百万なら俺のことを上手く使ってくれる...だ」

「!!」

 

回能さんの言葉にハッとする、委員長決めの時に私に投票してくださった理由...!しかし何故それを今...

 

「今のこの状況、相手はおそらく俺の存在に気が付いていない、故に、その名の通り、場をかき乱すジョーカーとして俺がここに居る...」

「.....」

「八百万、俺を使ってみせろ、今この場で、力を示すんだ」

 

回能さんが私の方を見ながらそう言い放つ、私を信頼してくれている、私に託してくださった、なら...それに応えなければ...

やるのよ百、託してくれた回能さんの為、皆さんの為、現状を打開する最善の策を...!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈No side〉

 

「....さて...中はどうなっているかしら」

 

八百万達が籠城している部屋の外、同じ制服を着た女子生徒に囲まれながら優雅に紅茶を飲んでいるこの生徒...

名を印照才子、聖愛学院の二年生、個性は「IQ」、紅茶を飲み、目を瞑る事で自身のIQが劇的に上昇する、その個性を活かし、彼女らに対する完璧な作戦と対策をやってのけた

 

まず索敵を潰し、次にサポートに秀でた蛙吹を冷気で活動不能に、その状況を打開する為には八百万の個性を使わなければならない...が、八百万という不確定要素が無くなれば、後は攻め入るだけで落とせる...

そういう作戦らしい、素晴らしい作戦だ、どう転んでも得しかない、八百万か蛙吹、どちらかを無力化してしまえば、戦闘の負担は障子が最も大きくなる、そうなってしまえば時間の問題だ...

 

よく考え、よく練られた作戦だ、たった一度体育祭を見ただけでこれほどの対策、公表すらしていない弱点すら的確に突くその作戦を考えた彼女の頭脳は、間違いなく「天才」と呼べる物だろう...

 

 

 

 

しかし、その作戦にはたった一つの致命的な誤算があった

 

 

 

 

 

 

BOMBOMBOM!!

 

 

 

 

 

 

「っ!?」

 

突如、扉が開くと同時に大量の煙が溢れ出す、全く予測していなかった事象に思わずたじろいでしまう印照達

 

(煙幕!?)

 

さて、話が逸れたな、改めて言おう、彼女達が立てた作戦は()()完璧だった、しかし、今はその作戦が破綻、予想外の事が重なり混乱している

なぜ、彼女らの作戦が破綻してしまったのか、簡単な話だ、彼女らが立てた作戦にはたった一つ、致命的な誤算があったのだ、その誤算は...

 

 

 

 

 

 

 

「俺参上、ってな」

 

 

 

 

 

 

 

この男(回能彩目)の存在を、計算に入れていなかった事だ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈回能side〉

 

「俺参上、ってな」

「っ!!貴方は...!!」

「ハロハロー、みんなのヒーロージョーカーさんだよー」

 

煙幕と同時に瞬間移動で天井に立ち、俺は目の前の女子生徒達に向けてそう言い放った

しっかしさすが八百万、あの一瞬でこの作戦を考えるとはな...

 

俺が八百万に「使ってみせろ」と言った数秒後、八百万はある作戦を考えた、目の前の扉を仕掛けでぶち破ると同時に、俺の煙玉で相手の視界を塞ぎ、俺が瞬間移動で背後に飛ぶ、という作戦だ

これならスプリクラーの作動も水蒸気爆発の危険もない、安全に脱出できてかつ、相手に対し不意打ちを仕掛けることが出来る最善の一手...

さすが八百万だ、てなわけで...

 

「眠っててもらおうか、あと耳郎の耳の分、少し強めに行くぞ」

「逃げ━━━」

「遅えよ、「迅雷閃」」

 

刹那、空間に走る稲妻が、印照ら十名の意識を文字通り一瞬にして刈り取る、一秒どころか、コンマ数秒にすら満たない速度で放たれた雷の打撃、放った俺は、瞬きの間に天井から目の前の入り口に移動していた

 

「かいどう...あやめ...何故...貴方がここに...」

「ほう、まだ意識が飛んで無いとは...なかなか根性あるじゃ無いか」

 

虚な目をした印照が俺に話しかけてくる、気絶させる気で殴ったんだが...さすが2年生ってところか

 

「何故...ねぇ、別に大した理由はないが...強いてあげるなら仲間がいたから、かな」

「そんな...ことで...っ...まいりましたわ...」

 

そう言い残し、印照は気を失った

 

「ありがとうございます、回能さん」

「助かった」

「また助けられちゃったね」

「ケロ、ありがとう、回能ちゃん」

 

俺が制圧した後、展望室から四人が出てきた、ちゃんと回復できたらしい、よかったよかった

 

「...最終的に回能さんに任せっきりになってしまいました...すみません」

「何言ってんのさ、八百万達がこの状況を作ったからこそ、俺は自由に動けたんだよ、初めから俺が居たら多分もっと苦労したと思うぞ」

「ですが...」

「その卑屈なところ直しなさいな、八百万達のおかげで俺ってコマが活きた、見事なオペレートだったよ、自信持て」

「っ...はいっ!」

 

俺の言葉に、八百万が自信を取り戻したように笑う、その様子を見た耳郎達も笑顔になる、さてさて、コイツらが目を覚ます前にとっとと合格もぎ取ってとんずらさせて貰うかな

 

「....ねぇ」

「どうした耳郎」

「...ウチも寒かったんだけど」

「....ん」

「....ありがと」

 

耳郎が俺にそう言ってくる、なるほど、俺が八百万に上着を貸した事で妬いてるのか、愛い奴め...この子恥ずかしがるくせに割と積極的なのよね

俺はターゲットにボールを当てた後、耳郎を後ろから抱きしめた、これで少しは温まるだろう

...試験そっちのけでイチャつくなって?いいだろ、可愛いんだから

何はともあれ、これにて一次選考は無事通過、後はクラスの奴らが合格するのを待つだけ...待ってるよ、皆

 

*1
回能のコスチュームは見た目重視の方




はいどうも猫耳の人です
選ばれたのはアニオリ回でした(綾鷹)
てなわけで一次選考通過です、ぶっちゃけ回能は一人にして圧勝通過...にしてもよかったんですけど、それだと味が無いなと思ってこのシーンに致しました
ヤオモモとの絡みも作れるし、耳郎とのイチャコラも書けるし一石三鳥ですね
仮免試験編はあと1〜2話で終わると思います
次回もお楽しみに
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回能彩目は

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