無敵のヒーロー(自称)   作:猫耳の人

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とんでもねぇ、待ってたんだ


第五十五話 文化祭だぁぁぁ!!ワッショーーイ!!

「見て見てー!見ててー!」

 

ある日の朝の教室、教室の後ろ側で芦戸が俺たちに声を掛けた、何事だろうと集まると、体を伸ばし始める芦戸

次の瞬間、軽快なステップから飛び上がり反転、地面に頭から落ちるかと思われたが、片手で着地しフリーズ、そして...

 

「ブレイキンブレイキン!!」

 

ブレイクダンスの技の一つである、「ウィンドミル」を披露し始めた、凄いな、回転も綺麗だし、何よりキレが段違いだ

 

「彼女、ダンスが趣味なんだよね☆」

「下穿くならスカート脱げよなァ...!!」

 

下劣な思考をしている峰田にはあとで制裁を加えるとして...ダンスか...俺も出来はするがブレイクダンスはまだまだ練習中だ、後で芦戸に教えてもらお

 

「芦戸さんは体の使い方がダンス由来なんだよね、なんというか...全ての挙動に全身を使う感じだ」

「初めての戦闘訓練でマント焼かれた事、忘れない☆」

 

確かに焼かれてたなぁ...凄いショック受けてたの覚えてる

 

「僕もやってみようかな」

「教えて貰えば?」

「OKボォォイ!!レッツダンスィ!!」

「あっええと...お願いします!!」

 

芦戸に呼ばれ、まずはという事でツーステップを踏み始める緑谷と青山、踊り出したは良いものの...動きがガチガチすぎると言うかなんと言うか...とても奇怪な動きだった、青山はともかく、緑谷はあれだけ動けるのだから、もう少しまともに動けるのかと思っていたが...

 

「そういや回能もダンス出来るって言ってたよな?」

「確かに!!回能のも見たい!!」

「俺もか...」

 

唐突に視線を向けられる俺、確かに出来るとは言ったが...芦戸のとはまた系統の違うダンスなんだよなぁ...まぁ見たいって言われた以上やるけどさ

 

「見てから違うとか言うなよ?」

「言わない言わない!」

 

俺のダンスという事で場所を空ける芦戸達、その空いた空間に移動して準備を始める、靴無いけど...まぁ魅せるだけなら十分か

最初っつー事で、まずは...

 

「踵、爪先、爪先、踵....」

 

声と同時に足を動かす、最初はゆっくり、少しずつテンポを上げるようにスピードアップっと...

教室にタタタタタッ...という独特なタップ音が鳴り響く、そのまま繋げるように....

 

「こうして...こう、んでもってこう、ここからこうして...更にこう!」

 

脳内で曲を再生し、それに合わせて技を繋げていく、不規則に鳴り続けるタップ音、テンポとスピードがどんどん上がっていく、いいね、久しぶりだけど体が覚えてる、「自然に体が動いちゃうんだ」ってな*1

 

「おお...!!」

「タップダンスか!!」

 

そう、瀬呂の言う通り、俺が踊っているのはタップダンス、特殊なステップで音を立てるパフォーマンスをするダンスだ、躍動感あるブレイクダンス程動きは激しくないが...ブレイクダンスとは違った魅力がある

 

「ふぅ...専用の靴があればもっと映えるんだけど...まぁこのくらいかな」

 

タンッと最後に一際大きな音を立て、パフォーマンスを終了、息を調えながらそう話すと、上鳴や芦戸、葉隠もやってみたいと言い出し、俺の見様見真似で足を動かし始める、が...

 

「あれ...?」

「上手く出来ねぇ...」

「なんであんなに連続で音出せるの!?」

「見た目より難しいんだよ、俺も一長一短で出来たわけじゃない」

 

ちょっと自慢げに話すとブーイングが飛んで来た、はっはっはっ、なんとでも言うがいい

 

「まぁ初心者向けの技くらいなら今教えてあげるよ」

「マジか!!」

「やったー!!教えてかいどーセンセー!」

「はいはーい、それじゃあ回能先生のダンス教室、はじまるよー」

 

てことで、俺は見やすいようにゆっくり足を動かす、教えるのは初心者向けの技、ステップの基本になる「シャッフル」だ、俺もこれから覚えた

 

「使うのは爪先だけ、真っ直ぐ上げて真っ直ぐ下ろす、意識するのはこれだけだよ」

 

タンタンタンとゆっくり音が鳴る、俺の動きを覚えようとジッと足を見る三人、少しして、俺の動きを真似するように足を動かすが...やはり上手くいかない

 

「ポイントは足の動き、蹴る、引く、踏む、この順に動かすこと」

「これで初心者向けなのか...」

「むずかしー!」

 

上鳴と葉隠は上手く出来ないようで悪戦苦闘している、そんな中...

 

「こんな感じー?」

「おお、出来てる出来てる」

「やったー!」

 

芦戸だけがすぐに出来ていた、さすがはダンスが趣味なだけあるな、俺が習得するのには三日かかったのに...

 

「へへーん!どんなもんよ!」

「やっぱセンスあるね芦戸は、でもまだまだ、シャッフルに慣れてくるとこーんな事もでちゃうわけ」

 

意趣返しの意味も込めて、更に速度を上げたシャッフルを披露、それだけでなく、前後でクロスさせてみたり、横や斜め、色んな角度でシャッフルをする、これが出来るだけでも「出来てる感」が格段に上がる

 

「どうよ?」

「大人げなーい!」

 

俺がドヤ顔で芦戸にそう言い放つと、頬を膨らませて悔しそうな顔をしていた、まぁ俺もブレイクダンスはまだ出来ないし、これでおあいこって事で

 

「成る程...回能くんが蹴りの時に踏む独特なステップはタップダンス由来だったんだ...全身を使う芦戸さんの挙動とは違って足だけだけど...それ故に対応が難しい...ジャンルが違うだけでこんなにも違うなんて...」

「そんな所まで見てたのか...」

 

流石の分析力だな緑谷、でもそれだけじゃない、実は俺、戦闘の幅を広げるためにダンス以外にも色々やっている、スポーツや格闘技、あとは拳法なんかもやっている、昔のスポーツとか格闘技って結構面白いのあるんだぜ

 

「タップダンスって難しいんだな...芦戸も回能もだけどさ、ヒーロー活動にそのまま活きる趣味は良いよな!強い!」

 

確かにな、趣味がヒーロー活動になってる人も結構居るって聞くし、割とよくある事なんだろうな

 

「趣味といえば耳郎のもすげえよな」

「ちょっ...やめてよ」

 

上鳴が耳郎にそう話しかける、確かにな〜、部屋かっこよかったし、たまに遊びに行くけど部屋だけじゃなくて耳郎もすごいもん、教え方上手いし、歌声も綺麗だし

 

「あの部屋楽器屋みてーだったもんなァ、ありゃ趣味の域超えてる」

「やめてってば!部屋王忘れてくんない!?」

「いや、ありゃプロの部屋だね!!マジでス━━━━」

 

そう言いかけた瞬間、上鳴の目の前までイヤホンジャックが突き付けられる、思わず止まってしまう上鳴

 

「マジで!」

 

上鳴の発言を止め、そのまま自分の席に戻って行ってしまう耳郎、上鳴はわけがわからないといった様子でオロオロするばかりだ、まぁ仕方ないだろう、そんなこんなで予鈴が鳴ったので自分の席に座った、さてさて、今日は何があるかな...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「文化祭があります」

 

 

 

「ガッポォォォォイ!!!」*2

 

 

唐突ッッッッ!!!教室に入ってきた相澤先生が寝袋に入りながら告げた言葉に教室中が一気に騒がしくなる、にしても騒ぎすぎだと思うけど...耳痛い...

 

「文化祭!!」

「ガッポいの来ました!!」

「何するか決めよー!!」

 

皆が皆はしゃぎまくり、出し物を決めようとする葉隠の言葉に同意する中...

 

「いいんですか!?この時世にお気楽じゃ!?」

 

切島が待ったをかけた、確かにな、切島の意見も理解できる

オールマイトという平和の象徴の喪失、それに伴うヴィランと犯罪率の増加、そしてヴィランの組織化や、未だ動きを見せていないヴィラン連合...懸念すべき点が多々ある現状で、そんな娯楽の塊のような催しをしても良いのか...切島はそう言いたいのだろう

 

だが、この雄英高校もヒーロー科だけで回っているワケじゃない

体育祭がヒーロー科主体の催しだとするのならば、今回催される文化祭は他科...ヒーロー科以外の生徒が主役の催しだ

 

体育祭との注目度を比に出すとアレだが...それでも他の科の生徒にとっては楽しみな行事である事は確かだ、加えてこの雄英の現状、寮制を含め、ヒーロー科主体の動きになっているのが現状だ、その動きにストレスを感じている生徒も居る...と相澤先生が言った

 

そう考えると申し訳が立たない、と切島が言葉を発して席に座った、ストレスねぇ...体育祭の時も感じだが...他の科の奴らは少なからずヒーロー科俺たちに対して負の感情...不満や怒り、嫉妬を感じている...

そんな状態でこの文化祭が中止になってしまえば、俺達に対する不満がさらに大きくなってしまう事も予想ができる

 

「だからそう簡単に自粛とするわけにもいかないんだ、今年は例年と異なり、ごく一部の関係者を除き、学内だけでの文化祭になる...」

 

ヴィランの侵入を防ぐ為だろうな、妥当な措置だ

 

「主役じゃないとは言ったが、決まりとして一クラス一つ出し物をせにゃならん、今日はそれを決めてもらう」

 

そう言い残し、相澤先生は教室の隅っこで眠りについた、相変わらず自由だなこの人...

 

「ここからはA組委員長、飯田天哉が進行をつとめさせて頂きます!スムーズにまとめられるよう頑張ります!!」

 

さて、という事で司会進行が飯田に変わり、いよいよ出し物決めの時間だ、教壇に立つ飯田と八百万が皆に声をかける

 

「まず候補を挙げていこう!希望のある者は挙手を!」

 

その言葉が聞こえた瞬間、ハイハイ!!と凄まじい変わり身を見せるクラス、勢いが凄い、みんなやる気だ、無論俺も楽しみにしている、出し物か...何をしようかな、なんて考えているうちにも話は進んでいく

 

メイド喫茶、おもち屋さん、腕相撲大会、ビックリハウス、ダンス、ふれあい動物園、ヒーロークイズ、たこ焼き屋、アジアンカフェetc...

 

各々がやりたいことを話していく、よくわからない物やふざけた物、エロブドウが提案した物なんかは除外するが、どれも魅力的な物だ、だが...

 

「...コントとか?」

「.....」

 

そう発言したのは耳郎だ、てっきり音楽系の何かを提案すると思ったんだが...ふむ...じゃあ俺は...

 

「ライブで」

「....!!」

 

俺が案を出すと、少し驚いた様子で俺の方を見る耳郎、チラッと耳郎に視線を送り、俺は視線を前に戻した

てな感じで一通り案が出たので何をするか決める事に、まずは...

 

「不適切、実現不可、よくわからない物は消去させていただきますわ」

「あっ」

「無慈悲っ」

「は?」

「ハナから聞くんじゃねーや」

 

消えたのは青山、常闇、峰田、爆豪の案、まぁ妥当、続いて勉強会と郷土史研究発表も地味、いつもやっている、という理由で消去となった、となれば、残るのは食べ物系か奉仕、後はビックリハウスみたいな店?みたいな物になるが...

 

「食いもん系は一つにまとめられるくね?」

「そばとクレープはガチャガチャしねェか?」

 

それを皮切りにあーでもないこーでもないと議論を始める一同、そうなると周りの声が聞こえなくなるわけで...

 

「静かに!!静かにィ!!」

「まとまりませんでしたわね...」

 

委員長の静止の声は届かず、結局最後まで出し物が決まらないまま、授業の終了を知らせるチャイムが鳴ってしまった

 

「実に非合理的な会だったな」

 

授業終了のチャイムと共に起きた相澤先生が、そう呟きながら教室を出て行こうとする、まぁいきなりだったからなぁ...まずは大まかにどんな出し物がいいか、何をしたいかが決まらないと、どの出し物にするか決まらないわ

 

「明日朝までに決めておけ...決まらなかった場合...公開座学とする」

 

公開座学.....それだけは嫌だ...今の今までまとまらなかったクラスの意見が一致した瞬間である

それはさておき、タイムリミットは明日の朝まで...幸い、成績が良いおかげで俺の今日の補修は免除になっている、多分共同スペースで話し合いするだろうし、何やりたいか決めておかなきゃな

一先ず、その場での話し合いは終わり、いつも通りの授業が開始される、文化祭もそうだけど、勉強はちゃんとしなきゃな

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんなこんなで放課後、俺以外の補修組、そして爆豪を除いた全員で共同スペースに集まり、出し物について話し合いをしている

現在は何かヒントを得ようとパソコンで動画を見ている、が、あまり良い収穫は無かった

 

「.....ふむ、どうしたものか」

 

飯田が呟く、どれもこれもピンと来ていない様子だ、どの案も魅力的な物なのは間違いない、それらを一つに絞り、尚且つ、他科がストレスを感じないような物を出さなきゃならない

となると....意外と候補は絞れそうだ

 

「...午前中色々考えたんだけどさ、先生が言ってた他科のストレス、多分俺達はそれを発散出来るようなモノを出すのが良いと思うんだ」

「そうですわね...ヒーローを志す者がご迷惑をおかけしたままではいけませんもの」

「...そう考えるとさ、ランチラッシュが居る以上食事で満足出来るものを提供できるとは思わないわけ」

「あ、飯系ダメって事?」

「ダメって訳じゃないけど、ストレス発散って事を考えると余り好ましくはないとは思うな」

 

俺の言葉に納得する皆、今まで出た案、決して悪い物ではないが...やはりどうしても自分達が楽しみたいという願望が強い出し物が多かった、それ自体は悪いことじゃないけど...さっきも言った通り、それだけじゃ他科のストレスが溜まる一方だ

 

「それじゃあ体験系...」

「該当するものとなりますと...」

 

ふれあい動物園、びっくりハウス...ちょっと微妙な所だがメイド喫茶も入るだろうな、でも...動物園は衛生上厳しいし、何より動物を集める必要がある、費用や口田の負担など、諸々を考えると難しい、それを口田に話すと納得してくれたようで頷いてくれた、悪いな口田、後でなんか奢ってあげよう

 

「コントとかはだめかな?」

「素人芸程ストレス与えるモンはねーよ!」

 

コント...確かに悪くはないが...俺たちA組でユーモラスなことができるやつが居るかと聞かれれば否と答えるだろう、面白い奴は居るけど...コントや漫才となると、正直なところ期待は出来ない

それに瀬呂の言うとおり、素人の下手くそな物を見せられても面白くないだろう、教えられるやつも居ないし、恐らくストレスの発散にはならない

誰かが教えることが出来て尚且つストレスの発散になるようなものがあればいいんだが...

...いや、待てよ?二人居るじゃん

 

「みんなで踊ると楽しいよ...」

「ダンスいいんじゃねえか?」

「超意外な援軍が!!」

 

芦戸の発言に賛同したのはまさかの轟、こういう事には無頓着だと思ってたが....意外だな

 

「ちょっといいか」

 

俺と八百万の間を通り、パソコンをいじり始める、一体何をする気だ?

 

「なんかあったろ、なんて言うのか知らねェけど...馬鹿騒ぎするやつ...あぁ、こういうやつだ」

 

轟が出した動画はいわゆるライブ、それも普通のではなく、バンドや演出などが盛り盛りのパリピ空間的なサムシングの動画だ

轟から出る発想じゃねえな...

 

「パーティーピーポーになったのか轟...!?」

「違え、回能の意見は最もだと思うし、その為には皆で楽しめる場を提供するのが適してんじゃねえか?仮免からの連想なんだが...」

「どんな補講だったんだよ」

 

まさかクラブで踊ったのか?な訳ないよな?仮免だもんな

まぁ仮免の事は置いといて...確かに轟の案良いかもな、割とベストアンサーなんじゃないか?

 

「なるほど...」

「今一度言うが素人芸程ストレスなもんはねえぞ!?」

「いや、それは多分大丈夫、芦戸が教えられるし、俺も教えられる、な?」

「うん!私教えられるよ!」

「ツーステップ☆」

 

俺と芦戸の後ろで綺麗なツーステップを披露する青山、おお、あの短時間でここまで上達するなんて、奇怪な動きだった素人が一日でステップをマスターした、芦戸の指導は確かだ、そこに俺も加われば...なかなか良いものになるんじゃないか?

 

「待て素人共!!ダンスとはリズム!!すなわち音だ!!パリピは極上の音にノるんだ!!」

 

確かにな、ダンスに音楽は不可欠だ、そして音楽といえば...

皆の視線がある一人に集まる、俺たちA組の中で最も音楽に精通している女子...耳郎響香に

 

「え...何!?」

「耳郎ちゃんの楽器で生演奏!!」

「ちょっと待ってよ!」

「何でェ!?」

 

葉隠に話しかけられた耳郎が待ったをかけた、確かになんでだろうか、楽器も教えるのも上手いし、何より音楽をしている時、耳郎はとても楽しそうな顔をしている、恥ずかしがるような事はないはずだが....

 

「....芦戸とかさ...皆はさ...ちゃんとヒーロー活動に根差した趣味じゃんね?」

 

俺が思考を巡らせていると、耳郎が言葉を紡ぐ

 

「ウチのは本当ただの趣味だし...正直表立って自慢できるモンじゃないっつーか....」

 

プラグを弄りながらそう自信なさげに呟く、成る程な、昼間のアレはそういうことだったわけだ、つまりは他のクラスメイトの趣味と自分の趣味を比べて引け目を感じている、という事だろう

 

そんなこと無いのにな、未だ自信無さげにする耳郎、どれ、ここは彼氏として人肌脱ぐとしますかね

 

「....良いんじゃないか?」

「え...?」

 

俺が座りながらそう言葉を発すると、耳郎が惚けた声を出す、それに合わせて俺は立ち上がり、耳郎の元へ歩きながら言葉を紡いでいく

 

「音楽が好きなんだろ?その気持ちに偽りは無いんだろ?」

「.....」

「気持ちは本物なんだろ?なら何処に引け目を感じる理由がある」

「.....」

 

歩き続け、ようやく耳郎の前に辿り着く、俺の顔を見上げる耳郎、可愛い

じゃない、今はそんなこと考える時間じゃない、あとでこの可愛さは堪能するとして....

 

「音楽は人を笑顔にする、それだけでも十分ヒーロー活動に根差してると思うぞ」

「....!!」

 

俺の言葉で耳郎の顔が晴れる、良い顔出来るじゃん、それに...

 

「それに、俺はお前が楽しそうに音楽やってる所見るの好きだぜ」

「なっ////」

 

耳郎の顔が一気に真っ赤になる、はは、おもろ、後ろで芦戸と葉隠がキャーキャー言ってるが今は気にしない

 

「だからさ....音楽、一緒にやろうぜ、()()

「っ....あざといっての」

「いてっ」

 

俺が名前呼びすると耳郎に小突かれた、でも俺の言葉に嘘も偽りもない、紛れもない本心からの言葉...

ま、俺が何を言っても、決めるのは結局本人だからな、無理強いはしたくない、本人の意思を尊重してやりたいが...出来ることなら、一緒にやりたいのが本音だ、さて...どうなるか...

 

「.....まぁ...ここまで言われてやらないのも...ロックじゃないよね...」

「...!じゃあ...!」

「....うん...やるよ、ウチ」

 

耳郎の決断に、クラスメイト達が湧き上がる、これで出し物は決まったな、どんな物になるのか楽しみだ

 

「じゃあA組の出し物は━━━━生演奏とダンスでパリピ空間の提供だ!!」

 

満場一致での決定、良いね、燃えてきた、最高の出来にしてやろうじゃんね

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

━━━俺たちが出し物を決定したその時、パソコンに映っていた動画が終了し、次の動画を再生した、画面に映るのは不敵に笑う紳士のような風貌の男、俺たちは気づかなかった、その男が、後にどんな事をしでかすのかを....

*1
某ハンバーガー店のピエロ

*2
学校っぽいの略




皆さんどうも猫耳の人です
てなわけで、始まりました文化祭編、回能くんはどれを担当するのでしょうかねぇ、ダンス、楽器、演出....
ちなみにもう決まってありますので、お楽しみに...

そして、前回の後書きに書いた次に書く小説の事ですが....コメントしてくれた方がまだ少ないので、良ければコメントしていただけると嬉しいです!!(露骨な催促)
↓こちら活動報告のリンクとなっております
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=328899&uid=486148

というわけで、次回もお楽しみに
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