結局都市は最高って事!   作:伊藤むぎぞの

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9章待ち遠しいナリよーキ〇レツー

という事で更新です。
またしても難産でしたが、割かしコンスタントに書けている感じはします。
しかしやはり定期更新は難しい...

これからも不定期更新ですが宜しくお願い致します。
長くなってしまいましたが、
皆様どうぞ最後までごゆるりとご覧下さいませ。


歩き出すことの出来ない
鉄血事務所


マリヤに連れられ、鉄血事務所のフィクサーとなって約3~5年…

色々あったな…まず初めに新人歓迎会だが、俺が入って来た事情を知ると事務所のメンバー達がめちゃくちゃ同情の眼差しをしてきたのは印象深かったな…

 

そしてある程度の依頼をこなし5級フィクサーに成れた事…

 

そしてこの3~5年間ずーっとマリヤや事務所のメンバーに戦い方だのをめちゃくちゃ叩き込まれた事…(特にマリヤにはボコボコにされた)

 

強化施術をしたり武器を買ったり等…色んなことがあった…

 

最近は少し貯まった金でラジオを買って暇つぶしをしてる所だ。

 

 

――――――鉄血事務所のオフィス――――――

 

 

《――つづいテ!本日のビックニュース!

新進気鋭の新しい翼L社!旧L社と同じ様にエネルギーを生産しておりますガ…ナ、ナント!環境にも優しク、専門家の調査によればそのエネルギー量、効率はあの旧L社の10倍!その上お値段もお手頃価格…どんな貧乏人でも1ヶ月程度軽い節約をスレバ、このエネルギーがご家庭に直送!アノケチ臭かった旧L社とは比べ物にナリマセン!コレからの新L社の動向には目を光らせて置くべきかも知れませんヨ?

ソレでは皆サン!コレにて本日ノ放送を終わりマス!次の放送までチャンネルは…そのままに……》

 

「ハァー…放送が終わっちまった…」

 

「おっ?何だカーク、またラジオ聴いてたのか?」

 

コイツは『ロッブス』鉄血事務所は全員が先輩だがコイツは特に関わりが深い先輩って事になる。

 

「そうだよ…でもお気にのラジオDJの放送が終わっちまったんだよ…」

 

「ほぉー…でもこのDJの話ももう聴けなそう何だよなぁ…」

 

は?は?は?

 

「おいロッブス!どういう事だ!?」

 

「おい落ち着け、まぁ人づてに聞いた話だけどよ、このチャンネルの会社がな?最近業績の伸びが悪いらしい…メディア関係の会社だしな、その際に大規模解雇を計画してるって噂だ。実際その会社で働いていた何人かは辞職してるらしい。」

 

「それで何でこのDJが解雇って話に?」

 

「あぁー…お前はお気に入りだから気にしてないだろうが、その解雇の対象は金食い虫になってウケの悪い番組なんだ。

このDJはセンスを押し売りしてるらしくてな?そのセンスが視聴者に合わないんだそうだ…メディア何て有名フィクサーや翼等のインタビューが殆どだし誰でも出来るって思われてんだろうな…まぁ、大規模解雇をした所でこの会社全体の伸びが悪いから他の会社に呑み込まれて、潰れるだろうけどな…」

 

「つまり、無駄な足掻きをしておきながら立ち直れないって事か…」

 

「そう言う事だな、実際解雇されたヤツも一緒に沈む前に抜け出せて逆にラッキー扱いしてたしな…」

 

「なるほどな…はぁ〜…マジか…お気にのDJがぁ〜…」

 

余りの悲しさで俺は机に突っ伏した。

 

「大分お気に入りだったもんなお前…」

 

「そうだぜ…お気にの為に慣れねぇ文字書いてお便り出したりしたんだぜ?読まれた時なんか、喜びすぎて跳ね回ったぜ…まぁその後子供扱いされたのは悲しいが。」

 

「マジか…あのカークが?武器持たせたら2級並だが、ペン握らせたら8級フィクサーのカークがお便り?大分惚れ込んでたんだな…」

 

「あ?おいそれはどう言う意味だ?ロッブス?」

 

この野郎言うに事欠いて…

ガキの頃から武器しかまともに振ってねぇせいか何なのかは知らないが俺は字書いたりするのはてんでダメだった…

そのせいで未だ5級フィクサーなのかも知れねぇが…

マリヤも頭を抱えてたな…

 

「ったく...そういやマリヤはどうしたんだ?」

 

朝からマリヤの姿が見えずに気になってロッブスに尋ねた。

 

「あぁーボスなら知り合いの所だな、何でも向こうからボスを呼んだらしい。」

 

「相手から?珍しいな、何時もはマリヤがダル絡みして依頼を持ってくるのに。」

 

「確かにな、でも先方から呼ばれるって事は大分デカイ依頼の可能性があるな...」

 

「デカイ依頼...この前みたいなやつか?」

 

「辞めてくれ...あれは簡単な依頼のハズだったのに、何処ぞの金持ちが色んな奴に依頼を出したせいでしっちゃかめっちゃかになっちまった...何とか全員無事で報酬も分捕れたが、あんなのをデカイ依頼とは認識したくねぇな…」

 

あぁ...アレは最悪な仕事だったな...最終的に他の事務所と組織を含めて5陣営によるバトルロワイヤルになったんだよな...

マジで最悪だった...

 

そんな事をロッブスとだべってると...

 

「おーいみんな〜お仕事だゾ〜!」

 

上機嫌なマリヤが帰ってきた。

 

「上機嫌だなマリヤ、何の仕事だ?」

 

「ふっふーん、今日はモルグさんから依頼を持ってきたよ。割かし忙しそうだから準備は万全にね!」

 

「知り合いってモルグかよ...あの人は厄介事には事欠かねぇな...」

 

マリヤは知り合い等を転々として依頼を持ってくる、知り合いで依頼が見つからなければ協会が出してる依頼を探すなどしてる。協会の依頼は厄介事も多いから知り合いから依頼を分捕れば、ある程度は安心だ..."ある程度"は…

 

そのある程度に収まらない知り合いが何人かマリヤには居る。

その内の一人がモルグだ。

この前のバトルロワイヤル依頼もモルグのツテだ...

 

「まぁーまぁーそう不貞腐れない!報酬の支払いは良いからさ!」

 

「はぁ〜...それで?今回の仕事は?」

 

「その前にカーク、ラジオ持ってたよね?」

 

「あぁ持ってるが...」

 

「じゃあここ2~3週間位前にあるニュースが持ち切りだったのは知ってる?」

 

2~3週間前のニュース?ふーん?確か有名なニュースはいくつかあったな...

一つ目は『ステゴロ神士』の事件...だがそこまで頻繁じゃ無かったはず...

二つ目は『翼落としのロックンローラー』...これは噂程度のハズ...

 

とするとおそらく三つ目...

 

「ここ2~3週間のトップニュースは確か『飴細工師』の事件か?薬指の連中がキレてたって言う...」

 

「そうそう、その事件だよ!」

 

『飴細工師』...この事件は2~3週間前から有名な事件の一つで、

人が様々な形に引き伸ばされたり、切り込みが入ってたり...

他の物と一体になってる姿から飴細工の様だと言う事で『飴細工師』だとか...

 

他にも有名な話がどっかのメディアが薬指の人間に話を聞くことが出来たらしく、何でも薬指から脱走した連中の仕業だとか...それでめちゃくちゃキレながら答えてたのを聞いたことがある。

 

「それでね、その飴細工師...何でも居所が割れたんだって!他じゃまだ仕入れてないマル秘情報だよ!」

 

「居所ねぇ...その情報大丈夫なのか?」

 

「あはは...まぁ警戒するのも分かるけど、今回はモルグさんからの依頼だ。何でもモルグさんのシマに拠点を作ったらしい...モルグさんからしたら、爆弾を枕にしてる様なものだ。

気が気じゃないのでどうにかしろとの事だ!」

 

「なるほどね...」

 

モルグはマリヤの知り合いの中でも1、2を争う情報屋だ…

裏路地にある居酒屋『来来酒場』の店主であり、また組織『来来酒場』のボスの顔も持っている。

 

都市において情報は大事だ...情報を扱う事務所もあるが、

そんじょそこらの事務所では手に入らない情報も所有しているなど、フィクサーや組織の間では名の知られた情報屋だ。

 

そんな人間のシマに話題の飴細工師の拠点がある事が分かったら、匿ってると思われても可笑しくない...

だからどうにかしろか...

 

「この前の依頼でバチでも当たったかな?ケツに火が着いた状態って事か。」

 

「まぁアレは依頼人がトンデモだったから...でも私達もモルグさんには世話になってるからね!結局あの依頼の賠償もしてくれるくらいだし…今回の依頼も報酬はちゃんと出るから、今までのお礼も含めて頑張ろうじゃないか!」

 

「はぁ...あぁ...分かったよ。」

 

「まぁ何だかんだ報酬も色付けてくれますからね、俺も頑張りますよ。」

 

「二人とも...!そう言ってくれると思っていたよ!」

 

「それで?今回はどのくらい戦力を集めますか?」

 

「そうだね...君たち二人は確定として...ロッブス、一軍を三人集められる?」

 

「一軍ですか?暇してる奴は何人か...しかし一軍を呼ぶとは...それ程の?」

 

嫌な予感がするな...

 

「そういやマリヤ、聞いてなかったが都市災害のランクは?」

 

「飴細工師は今までは都市怪談として扱われてたけど...

先日ハナ協会が都市伝説に格上げしたよ。」

 

「都市伝説ですか...それならカークと二軍でも何とかなるのでは...?まさか...」

 

「うん、ロッブスは知ってるよね...この依頼を聞いた時久々に私は嫌な予感がしたよ...コレは恐らくもっと上がるかもって...」

 

マリヤの勘...俺は余り知らないが、ロッブスや他の古参はマリヤと仕事する際、この勘を信頼しているらしい...

話を聞いた時、「ボスは色々ズボラだが、こう言う勘は恐ろしく鋭い。」とか...

 

確かにマリヤがこれは荒れるかもと言った仕事は本当に荒れたしな、この前のバトルロワイヤルもそうだった...

 

「マジか...」

 

 

 

 

 

 

やっぱり...厄介事だ...




やはりスマホで書くのは難しいですね...

それではここまでご覧下さりありがとうございました。

次の話までごゆるりとお待ち下さいませ。
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