と言う事で、投稿ですよー
皆様、9章PVは見ましたでしょうか?私は楽しめました。
具体的には「ウアジェトゥゥゥゥァァァァ!!!人差s親指!?ハァ...ハァ...ハァ...誤字か...?真実か...?いや誤字か...?また誤字なのか...?何だこれは...!?シーズンE.G.O!!!ホンルぅぅぅ!!!ヨシヒデェェェェェ!!!!!」でした。
それと私の投稿ペースを考えると恐らく今年最後の投稿ですね。
今年一年実りある一年でしたでしょうか?
実りある一年の方もそうでない方も、皆様元気に来年またお会いしましょう。
それでは長くなりましたが、ごゆるりとご覧下さいませ。
12/28
追伸
PVをもう一度確認した所、ホンルでは無くイサンでした。
(髪長くなってたから分かんなかったよ...)
大変申し訳ございませんでした。
以上(イサン)です。
都市災害...
コイツは所謂都市で起こる様々な事件に対するランク付けだ。
マリヤとの頭の痛い勉強でこの辺は覚えてはいる…
確か...
『都市怪談』
『都市伝説』
『都市疾病』
『都市悪夢』
『都市の星』
にランク分けされていたはずだ。
マリヤは都市悪夢以降は自分達にはほぼ不可能だと言っていた…
なので、俺達が出来るのは精々が都市疾病位だとか...
今回の仕事も都市伝説とは聞いたが...
マリヤの勘は更にランクが上がると言っているらしい...
まぁモルグの依頼だ、厄介事には違いないが...
マリヤの言うように嫌な予感ってのは感じるな。
俺達の目の前に鎮座するこの建物からは...
――――――フィオール美術館前――――――
「ここですか?依頼にあった目的の拠点と言うのは...」
「あぁ、確かに此処だね...」
モルグからの情報、飴細工師の拠点の場所に向かい辿り着いた俺達...
この拠点にされた建物『フィオール美術館』は先月経営不振で、廃館になったんだとか...
そんな廃墟を拠点にして、人を弄り回してると思うと...
やはりイカれ野郎の考える事は分からんな?
「さて...入る前にある程度の準備はして置こう。先ずチーム分けだ、と言っても簡単に2チームに分ける。ロッブスは一軍の皆を指揮してくれ。」
「了解です。」
「カークは私とツーマンセルで行こう...何か質問は?」
このチーム分けは経験はあるが一応聞いておこう。
「普通に3対3じゃダメな理由は?」
「うん、先ず単純にロッブスは大勢を指揮する経験があると言うのと、いざと言う時少数精鋭の方が動きに無駄が無くなるからだね。」
後は全員装備の軽い点検をしたりして...
「よし、皆準備は出来たね?それじゃあ...行こうか。」
俺達は敵の陣地に入って行く...
――――――フィオール美術館内――――――
俺達はフィオール美術館に足を踏み入れ探索をして行く...
まだ入口だからか、大したものは無い。
飴細工師の拠点である証拠等は奥に行かなければ分からないだろう。
「此処がフィオール美術館かぁ〜」
「アタシ友達と行く約束してたんだけどなぁ...」
「オレは休暇にでも行こうかと思ってた」
と言った雑談を始めたり、まだ残ってたパンフレットを持って行ったりしながら、奥へ奥へ進んで行く。
そうして、奥に進むと...
「どうやらこの先みたいだね...」
俺達の前にある扉が現れた。
その扉にはプレートが掛けられていて、こう書かれていた。
『イニョートの間』
「イニョートの間?何でしょうねコレ。」
「分からない...だが飴細工師のテリトリーだろう、気をつけて行くぞ。」
そうして、扉を開け先に進む...
そんな俺達に待って居たのは...
――――――イニョートの間――――――
「――ボス...飴細工師の事件で行方不明になった人は...?」
「公式では数十人、モルグさん調べでも30人以上としか分からなかったよ...」
「...じゃあ、行方不明になった人は...全員此処に居るかもしれませんね...」
まるで今でも美術館が続いているとでも言っているように...
大量の人々が作品として展示されているフロアだった...
「アタシ友達と美術館にでも行こうと思ったけど...行く気失せるねコレは...」
「あぁ...」
一軍の連中も、この光景に戦慄しているのか口数が減っていた…
俺達が飴細工師を見つける為に足を進ませ始めると...
《本日はご来場頂き、誠にありがとうございます。》
「「「ッ!?」」」
突然放送が流れ始めた。
どうやら、館内マイクが動いてるらしい...
しかしその放送は古い音質では無く、クリアに聞こえる様子から、イカれ野郎がマイクを取り付けたのだろう...
つまり...
「皆、警戒して。敵はこっちに気づいてる...」
マリヤの言うように気付かれたのだろう。
タイミングから考えると、恐らく館内に入って来た辺りか...
《お客様が居らっしゃるのは、イニョートの間。つまり『未知』の間でございます。》
クソ野郎が意気揚々とガイドをし始め、作品解説まで始めやがった...
《此方の作品。題名は『蝶婦人』シルクの様に繊細で滑らかな白い肌とロングヘアを持つ婦人に合わせ、背中を伸ばし、蝶の羽根を模し...模様を描きました。》
《続いての作品は、題名『錦鯉』先ず刺青を彫った理想的な体型を持つ男性の手足を胴体、下半身と同化させ...錦鯉と同じく、背鰭や尾鰭等...魚が持つ特徴的な見た目に合わせました。》
そんなゴミの様な作品解説が続く中、ロッブスがある事に気付いた。
「...?おかしいな...?」
「どうしたんだロッブス?」
「いえ...飴細工師の作品...何個かは飴細工師の犯行とは違うような...」
そう言われてみると、ラジオで聞いた飴細工師の作品とやらに似てない、或いは全く違う作品などがある事に気付いた...
その疑問もクソッタレ放送は簡単に答えやがったが...
《此方の作品は、題名『背で語る』先ず素材の全身の皮を剥ぎ、大きく広げた後、背に当たる部分に白い刺青を入れ...キャンバスにした後、素材の出身地の巣を模写し...皮を剥いだ後の素材を立たせ、固定し、所謂背中で語る。と言う構図に見立てております。》
「ボス...恐らく...」
「あぁ...そうだね、ロッブス...飴細工師は複数の技術を保有している可能性があるね...」
タダでさえ厄介なのに、複数の技術を持ってるってことはそれだけ更に、警戒しなくちゃならない...
面倒だ...
そう思っていると、放送は次の内容を話し始めた。
《お客様方。我々を始末しに来たお客様方。我々は、この先の大広間にてお待ちしております。》
「誘い込まれてる...って事だね...」
クソ野郎共は堂々とこの先の大広間でまってる様だ...
どちらにせよ、クソ野郎共を始末しないといけない...
マリヤは皆に罠の可能性も警戒する事を伝え、敵が待ってる大広間に全員で向かう...
――――――大広間――――――
「この先だね...皆、気をつけて行くよ。」
大広間に続く扉を開け中に入る。
その中で俺達は盛大な歓待を受けた...
「皆様方、ようこそいらっしゃいました。当美術館にお越しいただき誠にありがとうございます。」
雨あられのフードを被った連中の拍手の中恭しく迎えたのは、大広間の中心...その中でもスポットライトを浴びた、ステージ上に簡素な丸椅子と訳の分からん仮装見たいな前衛的な格好の男。
そして縛られ、呻いている男が居た。
「ご紹介が遅れました、私(わたくし)節操無しにもありとあらゆる技法を模索し...新たなる手法を追い求めるもの達...
『マニエリスト』の『チェルカーレ』を務めさせていただいております、ヴァザーリと申します。」
そいつは礼儀正しく礼をしてはいるが、遠目からでも分かる...
その丁寧な姿では隠し切れない残忍さが滲み出ている。
「つまり、君が飴細工師という事だね?」
「はぁ...飴細工師だなんてとんでもありません。そのような幼稚な呼び名は...」
「分かってるとは思うけど、私達は君を始末或いは拘束しに来た。もし大人しくしてくれたら、薬指には渡さず然るべき人に渡すよ...まぁ、どうなるかは分からないけど、恐らく薬指よりはマシかもね?」
「なるほど...貴方達は薬指の依頼では無いと...であれば好都合です。」
「なんだい?私達なら容易いとでも?」
クソ野郎...ヴァザーリは落ち着いて冷静に話し始めた。
「いいえ、貴方達程だと、我々も簡単には行かないでしょう。」
「じゃあなんだい?」
「私達の作品を理解する可能性がある、と言う事です。」
は?何言ってんだ?コイツは...
「ここまでを知ってるはずなのに、どうしてそう思うんだい?」
「単純ですよ、薬指の連中は我々の作品を見向きもしないで始末しに来ますからね。」
ヴァザーリはまるで苦労して来た、と言わんばかりに語り始めた。
「奴らは我々の作品...無いしは我々が見出した世界をくだらない物、滑稽な産物扱いして来ました...だからこそ、作品を閲覧して頂いた貴方達なら理解する可能性があるかも知れない...そう思ったのです。」
「生憎と、私達は普通の感性だからね...誰も貴方達に理解を示さないよ。」
「そうですか...しかし、此方の作品はどうでしょうか?頭上をご覧下さいませ。」
ヴァザーリが頭上に向けて指を指すと、天井がライトアップされ始めた。
そうして照らし出された天井には、凄まじい絵が広がっていた。
「「「――ッ」」」
息を飲むとはこう言う感覚なんだろうか…
隅々の細部に至るまで、言葉に出来ない世界が広がっていた。
「ナニ、コレ...」
「......」
他の皆も言葉を失っているように、俺も言葉を失っていた。
「――確かに凄い絵だね、それで何が言いたいのかな?」
マリヤはその中でもいち早く冷静になり、敵と向き合う。
「いいえ、いいえ、言葉ではありません。私が求めているのは言葉では無く...あの素晴らしい世界を見た皆様のその...瞳なのです。」
全員警戒して武器を構え始める、俺も何時でも武器を出せるように構える。
「ああ!違うのです、皆様方!...皆様方の瞳を抉ろうだ等としているのでは無いのです...その瞳を見れば分かります...あの世界に感激...絶賛...感動...感涙...興奮、情熱、熱狂、絶叫、痙攣!衝動!本能!!!その全て...或いは言葉に出来ない物を感じたのでしょう...分かります、分かります、分かります!分かります!分かります!!!その色を見れば!!!その表情が...その色が、皆様方の感情を物語っているのです...!その中でもとりわけ強く色を放っているのは...」
野郎はそう言いながら、俺ともう一人...マリヤに軽く目を向けた。
「あぁ...あぁ...ああ、ああ、ああ、嗚呼!嗚呼!!!今こそ!今こそ新たなる世界が開く時!!!私の世界が!!!叫んでいる!!!」
ヴァザーリはそう叫んだ後、縛られている男に向き直った...ヤバい...!
「皆!行くよ!」
「いいえ、いいえ、邪魔はさせません、させる程私の世界は遅くない!」
ヴァザーリの元に向かうがヴァザーリの手下共が邪魔をし始め、すぐに迎えない...
クソ共、変なトング見たいなやつとナイフ見たいな物で邪魔してきやがる!
「皆!気をつけろ!コイツらは飴細工師の事件で使われた、技術を持ってるはずだ!攻撃を食らったらどうなるか分からないぞ!」
「ロッブス!!!雑魚は任せる!!!」
「了解!!!お前ら!二人に雑魚を近づかせるな!」
ロッブスと一軍の援護で、手下共の攻撃が余り来なくなったが...
もう...
「あぁ...!フゥー...完成だ!」
俺達が着く頃にはもう既に、縛られた男は...
「皆様方のご協力無くしてこの作品は生まれなかった!どうか、皆様方!この世界の名前を覚えて欲しい...!この世界の名前は...まさしく『ねじれ』だ!!!」
縛られた男は、全身の色んな所がぐにゃぐにゃなのかギザギザなのかズタズタなのか...
何も分からない姿にされた...
「う、ぅぅぅぅ...」
――ッ!コイツ...まだ...生きてる...こんな姿で...
「ありがとう、本当にありがとう...!」
「悪いけど...君を拘束するのは無しだ...殺すよ、君を。」
「ええ、ええ、そうでしょう...貴方達はその為に来たのですから。ですが...」
ヴァザーリは持っている長物を振り回し構えた。
「此方もタダでは転びませんよ!」
マリヤの決定には賛成だ...
俺もコイツを生かす気は無い。
――――――数時間後――――――
「ハァッ...ハァッ...!」
「フッ...グゥッ...!」
「ハハハッ!どうしましたか?まだまだこれからですよ!」
この戦いにおいて、幾つか誤算があった...
一つはヴァザーリ...コイツが思ったより強い事。
「ハアッ...!」
「...!フウッ!」
「危ない、マリヤ!」
俺達二人を相手取って、ダメージは受けつつ...互角だとは思わなかった。
そしてもう一つは...
「グゥッ!!!」
「カーク!」
コイツの武器...針のように細長い先端部分と分厚いナイフの部分...両刃剣の様な見た目の武器...
そのうち、針の様に細い方で刺されると...
「クソ...思ったより傷が深けぇ...」
脆くなると言うか、柔らかくなると言うべきか...
どちらにせよ、刺された部分に攻撃を食らうと...
傷が深くなる。
「クソが...どんな技術だよ...」
「私の画材道具、気に入ってくれましたか?此方は、特許の切れた翼の特異点を利用しております。針の部分は刺せば柔らかくなり何でも伸ばします。しかし...伸ばした分だけ耐久性が落ちるのがネックですね...このナイフの部分も同じ翼の技術を使っております。とても切れやすいですよ?」
「ああ、散々切られてんだ分かってるよ!」
手足を切られるとか大それたダメージを受けてないだけマシか...
「ハァッ...!」
「素晴らしい、その胴に入った連打!躱してるはずなのに、何度か当たります!しかも、拳の入れ方が上手いのか...当たった部分が鈍くなりますね!」
「少しは痛がったら!?」
「痛いです!とても!」
マリヤと俺の攻撃が何度かは当たりつつも、決定打を与えられない...どうすれば...このままじゃジリ貧だ...!
...?もしかして...使えるか?
――試してみるか!
「おい!芸術家!」
「何でしょう!」
「お前...いや、お前ら元薬指何だよな?」
「ええ、そうですよ?それが...?」
「はっ...いや、何?芸術家気取るなら、薬指に所属したままで居れば良いのにって思ったんだよ!」
俺はヴァザーリに剣で切りつけながらそう話す。
「ふふっ...確かにそう思われるのも無理はありません...しかし、薬指は古典主義の懐古主義者!古すぎて化石と同じ!あんな連中と一緒に居たら、私の脳みそもカラカラの化石ですよッ!」
「それなら何で、薬指に居たんだ?」
「それは単純です...私が哀れだったからですよ...」
――――――?????――――――
「昔の私は愚かで哀れでした...芸術なら薬指こそが正解だと本気で思ってました...点描派にて、何度も何度も作品を作りドーセントとなっても...私の心はぽっかり穴が空いてたんです...そんな時とあるマエストロの方が私に未来と希望を与えて下さったのです。」
「そのマエストロの方は私の点描はあまりにも狭すぎると仰いました...私は遂に自分が作品すら作れないのかと思いましたがそうでは無かった...作品が作れないのでは無く...作品が...世界が狭すぎる...その事実に気付かせてくれたのです。」
「私はそのマエストロの方を師と仰ぎ、教えを受けたのです...しかし、師は派閥を問わず弟子を集めた為...当然他の連中からはやっかみを受けました...我々は派閥を越えた世界を創造しているのに...奴らは、やれ点描派だ野獣派だ立体派だと...下らない事を言い続けてたんです。」
「そうして...運命の時が訪れたのです...師を妬むもの、恨むもの、卑しく思うものにより師は...命を奪われたのです...」
――――――現在――――――
「だからこそ、同じ師を仰いだ弟子達を連れ、私達は薬指と言う愚かなお遊戯会から抜け出したのです!」
コイツ長々と...喋りながら攻撃に対応できるってどういう事だ?
だが...今のでわかったぞ...コイツの弱点!
「そうか...なぁ一つ聞いてもいいか?」
「何でしょう?」
「お前はそう言う風に薬指を貶すが...薬指は裏路地の連中なら誰でも知ってる五本指の一つ...そんな大々的な連中が、お前の言った様な考え方を持つ奴が一人も居ないと本気で思うのか?今のお前の様に思ってる奴、お前の手下の様な奴も居るんじゃ無いのか?それに、居るんだとしたら...普通に派閥としてあるんじゃないか?」
「――は?......な、何を...何を根拠に......?」
「根拠も何も分かってるんじゃないのか?もしかして分からなかったのか?そんな訳は無いよな?心がぽっかり穴が空いたような苦しみを抱いて居たなら...生きていたなら分かるはずだもんな?自分みたいに芸術や人生に悩む奴は大勢居る事を...ましてや薬指と言う五本指だぞ?どれだけ人が居ると思ってんだ?探せば何人か見つかるだろ?なぜ見つけられない?」
「わ、わたしは......」
「ああ!分かった!捜したんじゃない、見向きもしなかったのか!どうせ俺だけ自分だけってふんぞり返って見向きもし無かったのか!そうかそうか、分かったよいや〜助かったぜ〜悩みが無くなるのは良いことだよな〜?」
「......」
「口開いて餌を入れてもらった幸運で新しいものが見れたもんな?いや〜良かったなぁ〜?良かったなぁお前?」
「――――ッ」
「本当に、良かったな?怠惰で?」
「――――――――――――――――――――ぇ」
「ああ?なんだ?聞こえねぇよ。」
「―――――――――――――――――――せぇ」
「もっと大きな声で言ってくれないと、色んな人に聞こえませんよー?」
「うるせぇッッッてんだよ!!!!クソガキィ!!!!!」
よし、キレたな?
「おい、何キレてんだよ?事実だろ?探せば居たって、絶対。」
「てめぇに何が分かんだよ!?ゴミクソみてぇな規律、ルール、下らねぇ派閥!!!全部全部クソなんだよ!!!!!」
よしよし、コイツの攻撃もブレてきたな?
「沈みゆく俺をあの人は救ってくれたんだよ!!!世界を開かせてくれたんだよ!!!」
「お前の言うあの人ってのは派閥関係なくスカウトしてたヤツか?」
「無礼だぞクソが!!!」
「だってそうだろ?普通派閥関係なくスカウトするか?敵なら分かるがね、引き抜きって感じで。」
「何が言いてぇんだよ!!!」
「だからさ!お前の師匠が死んだのは優れてたからじゃなくて...誰彼構わずに、自分の派閥に入れてたからだろ?」
「――――は?」
「お前も言ってたじゃないか、『節操無しにも』......ってな?」
「――――――――――――ぶっ殺してやるクソガキがァァァ!!!!!」
「こっちのセリフだクソ野郎!」
ヤツの集中力が切れた!隙も大きくなってきた。
だが、より苛烈さを増してきた...
「クソがクソがクソがクソがクソがクソがクソがクソがクソがクソがクソがクソがクソがクソがクソがクソがクソがクソがクソがクソがクソがクソがクソがクソがクソがクソがクソがクソがクソがクソがァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!!」
「ははっ、ここまでキレるとはな?」
「てめぇは知らねぇんだよ!!!何が、点描派だ!!!何が野獣派だ!!!何が立体派だ!!!!!点描なんぞ穴開けてりゃ終わる!!!野獣なんぞバラバラにすりゃいい!!!!!立体なんぞガラス割って万華鏡にして目ん玉にでも突っ込んどけ!!!!!」
「おーおーめちゃくちゃ言うな?」
「マエストロの作品はフード被って観ないようにしろだぁ!?!?!?!?ふざけてんのか!!!!!誰も見ない名画とか肥溜めに落ちた紙切れだボケが!!!!!」
ヴァザーリは、武器を真ん中辺りからあっさりふたつにして、二刀流で攻撃して来た...はぁ!?そこ取れんのかよ!
「誰の目にも触れない作品になんの価値がある!?!?!?誰であれ誰でも、自分の作品を誰にも見られなかったら意味無いだろドクソ戯け!!!!!進化も成長も誰かに見られて初めて起きるんだろうがクソボケ!!!!!」
よし、ヴァザーリはこっちにお熱だ...
マリヤの視線は外れた。
けど...そろそろキツいか...!?
「オラオラオラオラオラオラオラオラ!!!!!てめぇも作品にしてやるよカスが!!!!!」
「そう何度も上手くやらせないよ!」
「がばォ...!?!?」
マリヤの拳が鳩尾に!?あれはいてぇんだよ...
「ゲボッ...!この...アバズレがァ...!」
「そっちが素なの?元気一杯で良いね!」
「そう何度もやらせるかよアバズレ!!!」
ヴァザーリがマリヤの拳を弾いた!このまま攻撃を加えるんだろう...だが...!
「俺を忘れてないだろ?」
「――ッ!クソガk......」
ヴァザーリの横っ面に剣を叩ッきこんでやった!!!
「ガァァァァァァァ!!!!!」
その時、ヴァザーリが上手くやったのか死ぬ気でなのかは分からなかったが...全力で後ろに飛びやがった!
そのせいで深く切り込めなかった...!
「フゥー!フゥー!フゥー!」
奥まで飛んで、荒く息を整えているヴァザーリ...
逃がすかよ!
「逃がすか!」
「カークトドメだよ、合わせて!」
「いいや!そうはさせるか!」
ヴァザーリが懐から何か出した...何だ?
「ッ!カーク離れて!」
「うおっ!」
マリヤに首根っこを掴まれて離れさせられた...
何だ一体!?
「悪いが...逃げさせて貰いますよ...!」
ヴァザーリが懐から出した小さな機械を作動させると、ヴァザーリを中心に青い幕か何かで覆われた。
あれは?
「私はここで倒れる訳にはいきません...!私の世界を人々に見てもらう為に...!」
「奴は転移する気だ!」
「はぁ!?転移!?」
何だそりゃ!?そんな技術もあるのか?
「ハァ...ハァ...必ず、必ずこのお返しはしますからね...!お二人さん...!」
「しっぽ巻いて逃げる気か!!!」
「当たり前だ!クソが!!!必ず...この屈辱ははらさせて貰うぞ...私と戦ってる間こう呼んでたな?マリヤ...そして...!カーク...!!!」
「仲のいい奴しか呼んで欲しくないけどな、その愛称。」
「安心しろ...お前の息の根を止める時...お前を今までに無い最高の作品にしてやるよ...ここまで屈辱を与えたのはお前が初めてだ...」
「誰から見ても分かるお前が分かりやすすぎるんだろうが...」
俺がそう言った時、さっきまでめちゃくちゃにキレてたヴァザーリの顔が一瞬キョトンとした顔になると...
「――ハハハッ...分かりやすいか...私が...」
ヴァザーリはそう言った後あっさりと消えてしまった。
「はぁ...はぁ...はぁ...」
「お、お手柄だよ...カーク...はぁ...はぁ...」
さ、流石にキツすぎる...
「おーい二人ともー大丈夫かー?」
......ロッブス......
「てめぇこの野郎、終わったならサッサと助けに来やがれ!」
「いや〜それが今終わったんだよ...数だけ多いけれど、雑魚ばかりだったぜ!何人かは怪我したが、傷を治せば何とかなるだろう。」
「取り敢えず!皆!ササーっと帰ってモルグさんにお金もらって、今日はパーティーだー!!!」
「「「イエーイ!!!」」」
「代表好き!」
「愛してるー!」
「流石代表だぜ!」
「はぁ...まあ良いか...」
こうして、敵の親玉は逃がしたが...
連中の倒した手下と所有してた技術や情報をモルグの所へ持って行き、無事に依頼を終わらせる事が出来た...
まぁ、結果オーライ...だな?
因みに、敵の親玉の首を持って帰ってないから報酬がある程度差し引かれ...パーティーはマリヤの自腹になったのは...
また...別の物語なのだ...
――――――FIN――――――
――――――北部の何処か――――――
「ゲホッ...ゲホッ...ここは何処だ...?さっむい...!寒すぎる...北部か?」
ザッ...ザッ...ザッ...
「おい、お前何してる?」
「ッ!?あ、貴方は...!?」
「こんな所に来た訳次第じゃ、お前はダルマだぞ。」
「...せ、『雪原旅団』......!」
「......」
「と、都市の星が居るエリアだったのか...!」
「『雪原旅団』...それももう、昔だ...」
「...?」
「今やたった一人だ...さて...次はお前だ...どうやって来た?」
「...!転移装置のランダム座標でここに来た...貴方に会いに来た訳じゃない...!」
「――――不思議だなぁお前...」
「な、何がだ...?」
「大抵の奴は俺に会ったら膝を折って諦めるのに、お前の目が死んじゃいねぇ...」
「......」
「事故でここに来たんだな...分かった、生かしてやる。」
「......条件は...?」
「分かってるじゃねぇか...条件はただ一つだ...」
「それは...?」
「お前の目が生きてる訳を教えろ。」
「ッ!」
「久々に...一人には退屈してたからな...」
話に出てきた天井絵についてですが、何を見たのかは...
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