守護龍として造られたらしいけど、特に護る義理はないので好きに生きます   作:シェリーザ

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不穏な空気を最後に感じさせていくのが好きなお年頃の作者です。


第11話

534:名無しの白熾龍

普通の生物や神に竜乳飲ませたらどうなるだろ…

 

535:名無しの転生者

!?

 

536:不運な男

イッチがマッドサイエンティストみたいな事言い始めたぞ…

 

537:星々巡る不死鳥

言ってることも、やろうとしてる事も狂気のそれなんよ

 

538:星々見渡す破滅因子殿

面白そうな実験ではあるがな

 

539:幸運と不幸の死霊術師

卿もそんなこと言わんといてくだせえ…

 

540:バイオ娘娘

頭アンブレラ社並ですわね

 

541:名無しの白熾龍

>>540

あれと同格にするな

 

542:一斬必殺の鳩

一緒にはされたくねえんだ…

 

543:廻る呪いの赤い霧

あくまでイッチは竜乳がどれ程の代物かを知りたいだけなのに対して、アンブレラは私利私欲とかそういう系で動いてたんだよなあ…確か

 

544:メタルの神in神喰い

まあ一回適当な奴で試してみようぜ

 

545:呪霊喰いの神もどき

>>544

やってる事鬼畜外道で草

 

546:ひとつなぎの魔神さん

でも護竜以外で影響が出るのかとかは気になりますね

 

547:ワンピ世界で国背負の蛇神龍

古龍にとっては良い餌だろうがな

 

548:歌の魔王withシェム・ハ

あ、そういや竜乳関連で思い出したけどイッチって龍脈とかのエネルギーも吸えるか?

 

549:名無しの白熾龍

>>548

確か休眠中に無意識っぽかったが出来たな

 

550:第八世界存在いーすん

あ、ここのスレ面白そうですね。お邪魔しまーす

 

551:このすばでいいですとも!

>>550

唐突過ぎる爆弾発言…

>>550

あ、いーすんネキ

 

552:マガニャン

いらっしゃーい

 

553:星々巡る不死鳥

久しぶりィ!

 

554:第八世界存在いーすん

うえっ!?ゴルニキ、マガニキ、妹紅ニキですか!?

 

555:蒼の月光

>>554

知り合いか?

 

556:第八世界存在いーすん

>>555

ええ、別スレで知り合ってまして

 

557:ひとつなぎの魔神さん

やった、まともなネキだ…!

 

558:バイオ娘娘

>>557

私を除外しないでくださいまし

 

559:名無しの転生者

>>558

ええ…

 

560:不運な男

ま、それはそれとして…龍脈のエネルギーも取り込めるとなると…日本結構危うくないか?龍脈吸われて竜乳で回復しての繰り返しで

 

561:名無しの白熾龍

………俺は好きな様に生きさせてもらおう!

 

562:一斬必殺の鳩

>>561

あ!?逃げた!!

 

563:呪霊喰いの神もどき

逃げるな卑怯者ぉ!!逃げるなァァァ!!

 

564:幸運と不幸の死霊術師

責任から逃げるなァァァ!!

 

565:星々見渡す破滅因子殿

悩む事もまた人間の特権よ…

 

566:ワンピ世界の国背負いの蛇神龍

>>565

卿含めてこのスレの参加者の大半が人外なんや…

 

〜〜〜〜〜

 

「なんだって!?この国付近に大型竜が現れた!?」

 

「はい、私も小型竜ぐらいならどうにも出来るので抜け出しましたけど…まさか大型竜が、それも3匹現れるとは思いませんでしたよ…」

 

なんとか諏訪子国に帰ってくる事ができたゾシアと杠葉、現在はゾシアの巨体では邪魔になってしまう訳なので2人と1匹が合流した地点にて話し合いが行われていた。因みに国に住む民達は諏訪子の勅令にて既に各々の役目を果たしに戻っている。

 

「…このふきんに、りゅう…は…あらわれない、のか…?」

 

「うん、この国の近くには大型竜の巣穴とか棲家とか、そう言うのは全くないから本当に極稀に民達を狙ってこの国にくる…ぐらいだね。…でもおかしいね、3匹が同時に杠葉を狙ったり、ゾ・シアを倒す為に共闘したりもそうだけど…ゾ・シアの住んでる山があるじゃん?その山と付近地帯って、植物とか土とか気味が悪いくらいに真っ白だから妖怪や竜ですら近寄らないんだよね。私達は、そこに目をつけてこの国を作ったんだけど…なんでこんな時期に…?」

 

「あ、今は豊作期と言って私達の食糧となる植物等が沢山採れる時期なんですよゾ・シア様。この時期は小型竜達も餌が増えるので一部を除いてかなり大人しくなるんですよね」

 

…小型竜が大人しくなっても大型竜までは大人しくならんのや(イーストハニー採集周回者の経験)。それはそうと、ゾシア達は知らない事だがゾシアが戦った三蛙の内、チャタカブラは本来岩石地帯等が生息域な訳だが、その蛙がこの木々が生い茂り岩剥き出しの地面が少ないこの森林地帯に来てる事自体がおかしい。それに気づければ何かわかったかもしれないが、お生憎様諏訪子や杠葉は勿論ゾシアもそんな事を知る由がないので謎のままとなってしまった。

 

「…そう言えばですけど諏訪子様、最近風が荒れてるというかなんと言うか…不吉…な感じがするんですよね」

 

それはともかく、今度は杠葉が風について話を始める。彼女は話している間にも吹いていた風が普段と違っておかしいと言うそうで、諏訪子も杠葉のその勘に助けられたのか少し悩んだ顔になる。

 

「風が不吉…なあ…杠葉のその風読み?かな…よく当たるから怖いなあ…」

 

「…うらない、みたい…だな」

 

「うらない?」

 

「…いや、きにするな………」

 

この時代にはまだ占いとかの概念は出来ていなかった様で、ゾシアがなんでもないと取り消す。2人はその言葉に首を傾げたが、関係ないと思ったのか話を再開する。

 

「…まあ、竜の事については私の方でもちょっと調べておこうかな。とりあえず杠葉は暫く国から遠く離れない様に!ゾ・シアは…暫くこの国の周囲で見張りとかしてくれたりしてもらえるかな?出来ないんだったら普段通りでいてくれて良いけど…」

 

そう言って諏訪子に微妙に視線を向けられながら引き気味に視線を向けられるゾシア。彼は少し考えたが…よくよく思えば自分の研究とかばっかだったので、偶には気分転換とかでやっても良いかと思い引き受ける事にする。

 

「…まいにち、あってるとはいえ…ひとりは、さびしい…ひきうける…」

 

「え、本当!?…ありがとうね、ゾ・シア!!」

 

と、此処までは良い。だが現代でいう20代前半の大人の女性であり幼い頃からのゾシア大好きっ子である杠葉氏はゾシアの言葉に違和感を持つ。…それは毎日会っている、と言う言葉にである。

 

「…ん?毎日会ってる………まさか諏訪子様、私にゾ・シア様が目覚めてた事…隠してましたね!?」

 

「…あ、やばっ!?ごめえええん!!」

 

「今日という今日は許しませんよ諏訪子様!!今までの摘み食いやら業務放棄やら何やらの追求もさせていただきます!!」

 

「あーうー!?それだけは嫌!!だから…逃げる!!」

 

「あ!?まってください諏訪子様ー!!」

 

…流水の如くの速度で終わった2人の会話、そこから繰り広げられるのは神と風祝の追いかけっこである。とは言え、追いかけてる杠葉の顔は怒ってはいるものも楽しそうに笑ってるし、諏訪子の方も謝意はあるようでそれ含めながら笑っている。ゾシアは彼女等にとって日常茶飯事のそれをじっと見つめ、かつて彼が最初に護ると決めた女性との日常を想起させながらもその様子を見守っているのだった。

 

〜〜〜〜〜

 

と、ゾシアが雇われるという字面を見れば意味不明な事が起きた日の2週間後。諏訪子の説得や、リュウヌの事もあってか諏訪子国の者達にゾシアは受け入れられており馴染んできている。国に住んでいる子供達がゾシアの周囲に毎日のように群がっており、ゾシア本人(龍)も嫌がる事はなく子供達の好きにさせたりしていた。…因みにその2週間の間にも小型竜のみならず妖怪がちょくちょく襲撃に来たが例外なく真正面から捻り潰している。

 

そして夜となり、眠りにつこうとした彼の元へ月に照らされるやってくる人影が…

 

「やっほ、慣れてる様で良かったよゾ・シア。…此処の民達は良い人が多いと思うけど、どう?」

 

「…うん、いいひと…おおい」

 

「…そっか!それはよかったよかった!」

 

そう言う諏訪子だが、いつもの明るさがなく何だか何処か暗い雰囲気を感じる。たった数週間の付き合いではあるが諏訪子のポジティブさと明るさを知ってるゾシアはその様子を不審に思い、気になった事を尋ねる。

 

「…おれに、なにか…かくしている、か…?」

 

「…うーん、やっぱバレちゃうか。仕方ない、ゾ・シアには話しておくよ」

 

諏訪子は隠し通せないと悟ったからか諦めた様に肩を揺らし、ゾシアにその隠し事を話し始める。

 

「…数日前にね、矢文が来たんだよ。難しい事を説明するのは好きじゃないから、色々端折って言うけど…宣戦布告、されちゃった。諏訪国とは別の国、大和国から『国を明け渡さなければ戦争をする』って言う内容が書かれてて…どうすれば良いかな、私…国はそう易々と渡したくないけど、実はそこまで強くないんだよね…」

 

話し始めたのは『大国から宣戦布告されたけど別に自分強くない、どうするのが正解だろう…』との事。どうやら彼女は国を渡しくはないが、戦うとなると自身は弱いからどうしようもないと言いたいらしい。それを汲み取ったゾシアは少し考え…自身の意見を伝える。

 

「…おれが、かわりに…たたかう」

 

「うん、それは嬉しいんだ。嬉しいんだけど…私個人の勝手な都合だけどさ、私達神様って言うのは人々からの信仰がないと存在を保てない。ゾ・シアが代わりに戦っちゃうと私への信仰が減って、私が消えちゃうんだ…」

 

ゾシアの『代わりに戦います』戦法は下手すると諏訪子の存在が消えてしまう為、却下となる。1人と1匹でうーんと唸りながら悩んでいると…ゾシアはとある事を思い出し、それを諏訪子に話し始める。

 

「…ぶき、おれのけっしょうを…つかえ…」

 

「結晶…リュウヌの事だね。…確かにリュウヌを使えれば強力な武器になるかもだけど…でもリュウヌを加工しようにもすぐに爆発しちゃうよ?」

 

諏訪子の疑問は尤もである。実際リュウヌもとい竜乳結晶が登場するワイルズではスリンガー属性弾を1発受けるだけで爆発する程属性攻撃に弱いのである。諏訪子もその事については龍灯の確認時とかで一度見たし、そもそもそれを使って国を発展させてたので知らないはずが無い。ゾシアはそれに首を振って翼脚で自分の頭部を指差す様に動かす。

 

「?ゾシアがどうしたの?」

 

「…たしかに、ただのけっしょう…ではばくはつする…じゃあ、おれのけっしょうなら…?」

 

だがそれは普通の竜乳結晶での話、ゾシアが纏っている結晶となれば話は変わる。彼の纏う結晶は彼のうちに眠る黒を抑える為に、属性攻撃をいくら受けようが爆発する事はない。それに気づいたか諏訪子もハッとした顔になる。

 

「あ、そっか!ゾ・シアの纏う結晶だったら爆発しない!…のは良いけど、大丈夫?それ自分の『バキィッ!!』体…ってえええええ!!?」

 

諏訪子が何かを心配する前に翼脚の結晶を折って地面に置いていくゾシア。勿論諏訪子は固まっており開いた口が(物理的に)塞がらない状態となっていた。ある程度の量を折り終えたからかゾシアはれらを諏訪子に差し出す。諏訪子は呆然としていたが差し出された結晶を見て正気に戻る。ってか戻らされる。

 

「…はっ!!いやいやいや、そんな急にどうぞと渡されても受け取れないよ!?それに痛くないの!?」

 

「…?ぜんぜん…だが」

 

諏訪子はゾシアへあれこれ心配してるが、心配されてる本人はきょとんとしており少し混沌とした空気になる…ので、ゾシアが折った部分の結晶を再生させて無事である事を伝える。

 

「あ、それ再生するんだ…いやだとしても駄目だよ!?自分の体は大切にしてよ!?」

 

「…だからしんぱい…むようだ」

 

心配無用と言えどいきなり自分の体のパーツ(彼的には装甲みたいなものだが)を折り始めたら驚きしか出来んわ。諏訪子も似た様な事を思っている様で、頬を膨らませて少し怒っている様に思える。

 

「むー!いくらゾ・シアが再生できるからって、自分で自分の体を傷つけちゃ駄目だよ!!ダメーっ!!」

 

念押しとダメ押しをしておく諏訪子、諏訪子のその熱意に押されたのかゾシアは諏訪子から少し引いて無意識に頷いてしまう。…まあそんないざこざがありつつも、その後は1匹による持久力や戦闘力向上を目的とした特訓(という名の8分の7殺し)を1人が受けたんだとさ…尚その目標については『ゾシアの結晶を、どんな手を使っても良いから叩き割る』、『ゾシアの翼脚叩きつけに耐える』事である。…お前、やっぱ鬼畜だろ。

 

〜〜〜〜〜

 

「GH…!!GH…!!」

 

某地…今話題の諏訪国からも、大和国からも遠く離れた地にてその竜は息を途切れ途切れに吐いていた。全身に光る何か…よく見れば蟲を纏っており、身体から少しの閃光と稲妻が走っている四足の竜…雷狼竜ジンオウガ。だがそれから流れる血は青く、体毛や鱗といった身体を構成する物は全て物質的な白さを持つ…どうやら普通のジンオウガではなく護竜個体の様だ。そんな彼は今、全身から青の血を流しており片角も折れ、右目がやられている。彼は今自分をここまで傷つけ、片目を潰した恨みを込めた視線で自身の目の前に浮かんでいるそれを睨みつけていた。

 

「GRRR…!!」

 

「…」

 

彼の目の前にいるのは彼よりも遥かに大きく、両前足を始め尻尾や背中に巨大な鰭が生えており…頭部には金色の2対の角が生え、生物の持つ白さの長く逞しい髭を生やしている、比喩などではなくその巨体を浮かす力が何処にあるのかと疑いたくなるぐらいに平然と浮遊している巨大な龍。

 

「AOOOON!!!」

 

雷狼…狼の名に恥じない遠吠えの様な咆哮をあげて彼は龍へ駆けていく…対する龍は口に何かを溜める素振りを見せる。護竜ジンオウガは何もしてこないかと感じたか、そのまま速度を上げて飛び上がる。

 

「GUOOOON!!」

 

光る蟲をありったけ掻き集めた右前脚で、龍の頭部を殴る…と思われた瞬間。龍の口から超高圧の水が収縮されてさながらレーザーの様に放たれる。至近距離まで来て、加えて空中に飛び上がってしまっていた護竜ジンオウガに成す術はなくその水レーザーをモロに受けてしまう。そのまま地面へと叩きつけられたジンオウガは顔の右半分と右前脚、胴体の右端寄りをその水レーザーの水圧で消し飛ばされた様でもはや生命を保つ事も叶わず、死に絶える。

 

「…CYUOOOOO!!!!」

 

龍が、普通の竜が放つ野生的な咆哮とは違う…さながら『ひれ伏せよ』とでも言ってる様な咆哮を上げる。その龍の周りには自然に起こったとは思えないほどの雷雲と嵐が渦巻いていた…

 




あーあ、出てきちまったな…問題児その1が。

泡狐「ガタッ」
鋼「ガタッ」

戦闘シーンとか気象の特徴が一致してるがお前等じゃねえ、座ってろ。…いや、泡狐はワンチャンあるな…それはそうと諏訪子を竜乳ドーピングの被検体にしなかったゾシアさんはまだ人の心があるお方ですね。まあ妖怪やらを容赦なく叩き潰してるから人の心があるのか、と言われたらまた別ですけど。

キャラ紹介

第八世界存在いーすん
前作の継続その4、この人がいると結構助かる場面大あり。現在は作者によってサザエさん時空の刑を施され(処されて?)おりまだ日常を楽しんでいるが、そろそろコテハンが変化する気配があり(作者談)。それはそうとサザエさん時空にされる前から相変わらずの体格である事が作者にはびっくりである。

何かしら人気ありそうな方々で人気投票をやってみた

  • 白崎龍護
  • 八雲蒼焔
  • クロ君
  • メル・ゼナ
  • 怨嗟マガイマガド
  • ヌシジンオウガ
  • 藤原妹紅♂
  • 鋼華刹那
  • マガイマガド(コテハンニキ)
  • ゴルベーザ
  • ハン
  • イストワール(図書院長)
  • シン
  • 霍青娥(やべー方)
  • 作者「え?」
  • ラインハルト卿
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