守護龍として造られたらしいけど、特に護る義理はないので好きに生きます 作:シェリーザ
アニメの秘封活動記録では霊夢や魔理沙に似た方々が出てくる訳ですが…?
これは、白熾龍の幾度の戦いから遥か未来の話…龍灯から発生した竜乳、リュウヌはこの島国に住まう者達にあらゆる恵みを齎した。巨大な規模の施設を回す燃料として、或いは植物の促進剤として、はたまた異国との取引材料として…兎に角様々な恩恵を古代から現代までの日本に与え続けた。
無論、その恵みは人間以外にも動物、今は姿を消しているが妖怪、そして…竜にも与えられている。それ故に妖怪、竜と人間の戦いが起きる事は多々あった。古代時代では普通の竜と、人造竜である護竜と戦い、歴史が紡がれ始めた時代では数多の竜による行進、百竜夜行に対抗。そして近代も…人と竜・龍による戦争。いつの時代になっても争いは絶えることはなかったが、この日本という国だけはなぜか。竜・龍との争いだけについては
そして…時代の進歩と共に、近代から特殊な職業に就く者達が現れた。竜・龍達を狩る狩猟者、ハンター。逆にその竜・龍達を絆を結ぶ事によって友とする者達、ライダー。この2つの職業が日本で誕生した事により日本に安寧が訪れることとなった。この者達の尽力により、人々は竜・龍達を畏れながらもそれに怯え続ける事なく生きていける様になったのだった。
人間と妖怪と竜による大戦、竜人妖大戦と嵐を司る龍と全てを焼き尽くす白の龍の戦争、白嵐大戦が発生した長野県の諏訪市のとある地域一帯…遥か大昔には古代都市、諏訪国、信濃やらと姿と名共に変化をしていく中、現代に至ると地域に限らず長野県はだだっ広い野原…いや、白の結晶が生える結晶地帯に変わっていた。そんな結晶地帯は地元住民がよく燃料やらなんやらとして使うらしいが、そこに明らかに住民ではない様な風貌の足を運ぶ者が2人…
「ほらメリー!こっちこっち!早くしないと置いていくわよー!」
「待ってよ蓮子!」
結晶地帯の入り口と思われる場所に駆けてくる2人組の少女が。黒い帽子を被り、茶髪でまさに大学生という服装の少女、宇佐見蓮子。そしてもう1人、メリーと呼ばれた金髪で紫のワンピースに紫のドアキャップの様な帽子を被り、左脇にとある緑の本を挟んで持っている少女、マリエベリー・ハーン…通称メリー。彼女等は親友の様でメリーのお願いを聞いて足を止める蓮子。
「いやー、ごめんごめん。早くここの謎を解きたくて!」
「全くもう…私も気になるけど、貴女1人で先走らないで頂戴!」
「はは、ごめんね」
憎まれ口を叩かれるもその顔は笑っており、叩く方も笑っているところから本気で言ってるつもりはないのだろう。それはさておき2人は自分達の目の前に広がる景色を見て、自然に似合わぬものがあるにも関わらず美しさを感じさせるこの結晶地帯に言葉を失う。
「…本当はさ、この結晶が邪魔な筈なのに結晶が綺麗過ぎるせいで…その、凄い光景よね」
「この結晶って確かリュウヌよね?…関東にしか生えてない特殊な結晶で、火や水を当てるとその力を増幅させて爆発するから燃料などに使えるって…私達がここまで便利な生活が出来るように発展を推し進めてくれたって習ったわよね?」
「そうね。…でも、今回私が気になるのはそこじゃない。この地でかつて大戦が起きた、っていうのは知ってるわよねメリー?」
「ええ、知ってるけどそれが?」
結晶地帯について感想を述べる蓮子に、その結晶…リュウヌの補足をするメリー。メリーの補足を肯定しつつも、今回の目的はリュウヌではない事も伝える蓮子にじゃあ本来の目的は?と尋ねるメリー。そのメリーの疑問に蓮子は帽子をクイっと下げて、よくある格好つけるポーズを取ったのちに…彼女の質問に答える。
「…私が確認したいのは、この日本…いや、世界で初めて起きた
「んー、どうかしら…白嵐大戦って、戦ったと言われてる古龍は嵐龍アマツマガツチと…謎の白い古龍じゃない。…もしかしてその白い古龍について知りたいの?」
「ベストアンサーよ、メリー!アマツマガツチは今ではハンターの皆さんのおかげで、神職の皆さんの衣装の材料とかになってしまってるけど…本来は嵐を司ると言ってもいい力を持つ危険な古龍の1匹よ。そんな古龍と今でも解明されていない
蓮子の話から彼女が求めているのは名が未だ不明の龍ではないのか?と推測がつき彼女に尋ねる。メリーの問いかけに蓮子は満足気に頷きながら、自分の考えを彼女に伝えていく。蓮子の考えを聞き、また思考するメリー。
「…確かに、環境を簡単に変える古龍と戦ったのに今になっても名が伝わっていないのは可笑しいわよね…分かったわ。いつも通りに境界を見たら良いのね?」
此処で彼女の『境界を見る』、という言葉が出たが彼女は現実と幻想の境界を見ることが出来る力を持つそうだ。因みに蓮子の方も、『星を見ると時間と位置がわかる』という力を持つらしい。………尚あくまで2人がそう仮定しているだけであり、実際の所は不明である。それはさておきメリーの言葉を聞き、笑顔で手を合わせて、
「ええ!いつも通りお願い出来るかしら?」
「別に良いけれど、龍同士の戦いは怖いのよね…竜同士なら良いのだけど」
どうやら彼女は古龍同士の戦いが怖いらしく、竜同士の戦いであれば存分に見れると毒づく。蓮子はそんな彼女に苦笑いしながらも、メリーを見守ろうとした…その時。
「…あの!!お2人は、一体何をなさっているのですか?」
「うぇっ!?…あ、えっと…すみません…此処には観光目的で来まして…このリュウヌが凄いなあと話してたんです!ね、メリー!!」
「急に振らないでよ!?…え、ええ。彼女の言う通り私達は観光と、興味本位で調べに来たんです。リュウヌの性質と…昔此処で起きた大戦について調べに来たんです」
境界を見ようとした刹那、突如女性の声が響き、2人に何をしているかを尋ねる。蓮子は突如声を掛けられたことで完全に動揺。そこら辺の捏ち上げの適当な理由を話し、メリーに同意を求める。蓮子に突然話を持ち出されたメリーも少し動揺するが、落ち着いてそれなりの理由も追加して返事する。すると彼女等に声をかけたと思われる女性が少したじたじしつつも、
「…成程。そう言う事でしたら、私の家に来てみませんか?資料等をいろいろお見せできますよ」
と提案してくる。2人はこの提案に共に顔を見合わせて頷き…
「「ありがとうございます!!」」
共に頭を下げてお礼を述べた。女性はそんな2人を苦笑いした感じで見つめながらも、彼女等に名前を尋ねる。
「そういえばですが、お2人の名前は何でしょうか?」
「私は宇佐見蓮子です。此方はマリエベリー・ハーン」
「メリーと呼んでください」
「蓮子ちゃんと、メリーちゃんね。それで私の名前は…東風谷
…尚雪葉の見た目はかつてある護龍が出会った風祝の女性とそっくりな見た目である。因みにその風祝の女性は二十代であったそう…。
「どうぞお茶でも飲んでください」
「ありがとうございます、雪葉さん」
「ありがとうございます」
「ゆっくりして行ってね」
さて、変わって場所は雪葉宅…となる神社、諏訪神社。雪葉のお誘いを受けた蓮子、メリーの2人は雪葉の家の居間に通されていた。とある護龍が戦い続けていた時代より技術が進歩しているにも関わらず、彼女の家は電子機器等が少なくその珍しさから蓮子は家の中を見回している。
「うちはね、機械の扱いに慣れてなくて…不便でごめんなさいね」
「い、いえいえ!私は寧ろ此方の方が自然を感じれて良いと言うか!」
「こら蓮子、そんな失礼な事考えないの」
「構わないわよ、メリーちゃん。…それでだけど、2人は大学の研究とかで此処に来たの?」
雪葉が家電以外の電子機器が少ない事に乾いた笑いをしながら理由を話す。そんな事を言わせてしまった蓮子は即座に否定するが普通に失礼な行為なのでちゃんと叱るメリー。そんなメリーを宥めつつ、改めてこの地に来た理由を尋ねる雪葉に…
「あ、いえ。私達は秘封倶楽部というサークルの活動で此処に」
「世界の謎を解き明かすと言う名目で活動してるんですけど…今回はかつて、この地で起きたと言われる大戦について調べようと思いまして」
「…この地で起きた大戦…それってもしかして、白熾龍様についてですか?」
2人の話から推測を立て、2人か聞こうとしている事を尋ねる雪葉。白熾龍、と聞き慣れぬ言葉に2人は『それだ!!』と言う表情に変わり、その興奮からか蓮子が立ち上がって雪葉に押し迫る。
「はい!私達はその白熾龍という龍について調べに来ました!何か知ってる事はありませんか!?」
「ちょっと蓮子、落ち着いて!」
「落ち着いて、蓮子ちゃん。ちゃんとその白熾龍様についての資料を持ってきてあげるからちょっと待っててね」
「あ、すみません…」
あまりの勢いに掴み掛かりかけていた蓮子は2人に宥められ、シュンとすながら着席する。変わらず苦労しているメリーは雪葉に何度も謝りながらも雪葉は笑って許し、2人の為にその白熾龍についての資料を取りに行ってくれていた。
「…お待たせ2人共。これが…2人の知りたい情報が集まっている資料ですよ」
「す、凄い量…でも、ありがとうございます!」
「ありがとうございます、早速ですが確認させてもらいますね」
数分後、雪葉が大量の書類の山を抱えて2人の元に戻って来る。雪葉が抱えてやってきたその量に2人は圧倒されつつも、この山を持ってきてくれた雪葉にしっかり感謝して、蓮子はまたわかるようにこの山に眠る新たな情報に期待を込めて、メリーは表面上は冷静ながら心の中ではどのような事が記されているかがやはり気になっているようで少しソワソワしてる。喋りながら早速紙の束を手に取り捲って中身を読み始める。
「………」
「………」
「最近の若い子は凄い集中力があるんですね」
2人同時に黙り込んで資料をかなり早い速度で読んで捲る姿に雪葉は感心しつつ、2人の前に茶菓子とお茶を出し和かな表情で2人を見守っている。すると2人同時に資料をとあるページで止めた後、顔を見合わせてメリーが雪葉に質問を投げかける。
「雪葉さん、この神社に祀られているのは神様以外にもいますよね?」
「…ええ、そうです。この神社で祀られていたのは土着神である洩矢神様、軍神である建御名方大神様、そして…かつて諏訪の地が繁栄するのに使われたリュウヌの護り手である白熾龍様です」
「…リュウヌの護り手?」
「2人がこの神社に来る前に見た結晶…あれがリュウヌって呼ばれてるのは知ってますよね?」
「「はい」」
「実はあれは元々は存在していなかったらしいのですが、諏訪の国が誕生する前に巨大な結晶の山が発生。その後山を中心にしてリュウヌが現れていったとの事です」
メリーの質問は雪葉のいる神社に祀られている神について、メリーは資料を見てどうやら神様以外に祀られているものがあると読んだらしく雪葉に聞くと…雪葉それを肯定し、その祀られている神と共にその祀られているものの正体を明かす。その正体は龍であり、リュウヌの護り手と呼ばれている事に疑問を感じた蓮子。そんな2人の疑問を解消するために少し昔話を始める雪葉。
「当時その山は白竜山と呼ばれていたそうで、白竜山に生える、或いは近くに生息する植物は全て真っ白だったそうで土着神様は其処に目をつけて国を建てたそうです」
「植物が真っ白なだけで?」
「ただ真っ白なだけだと無意味ですけど、その白さと言うのが気味悪く感じる白さだったそうで…其処には当時存在したとされる妖怪や竜、野生動物達がその植物や山を怖がったりして近づいていなかったんだとか…」
「烏避けみたいなものね」
「役割的には近いですね」
竜乳と言う言葉を聞い頭に?を浮かべた2人だったが、一先ずその竜乳とリュウヌが竜・妖怪避けとして機能していたのかと推測を述べ、雪葉がそれを肯定する。竜乳と言う未知の言葉に再び資料を捲る手が動き始める2人…どうやら竜乳についての記述が書かれたページを見つけたらしく、其処をじっくり読み込んでいる。
「…竜乳とリュウヌは、本質的には同じ物質…と言う事ですか?」
「そうですね。今では竜乳やリュウヌがあるからもしもの時の燃料、となっていますが石炭、石油のような感じです」
「固体か液体かの違い、ってことね。…実物を見てみたいけど、竜乳ってどこで取れるのかしら…」
「竜乳は特別な資格を持って採らないといけないんですよ、リュウヌや竜乳は尽きる事がない無限の資源ですが、扱いを間違えれば最後…特大級の爆弾になってしまいますからね」
リュウヌを見たので今度は竜乳を見たいらしい蓮子。しかし雪葉は竜乳を採るには特殊な資格がいる事を2人に伝え、2人…正確には蓮子だけが落胆していた。竜乳とリュウヌはその性質的に素人が下手に扱えば爆弾になってしまうが故の日本の上層部が施した処置だと思われるが、普通にその判断は正しいだろう。
「ああ…確かに、熟練の業者さんがリュウヌを誤爆させたって言うニュースもあるしね」
「なら液体である竜乳は尚更危険よね…液体という事は自由自在にその姿を変える。そしてリュウヌと同じ性質…火や水、雷を当てる事でその属性の力を増幅させて爆発、それ単体であっても爆弾として起用出来るわけですから。…あれ?でもさっき雪葉さんが仰ってた白竜山って…」
「…メリーちゃんのご推察通り、白竜山は遥か昔…具体的に言えば白嵐大戦後かしら…大戦の後も残ってた豪雨からの雷が偶々当たってしまったようで…大爆発を起こしてその姿を消したわ。その際周りのリュウヌも巻き込んでいたから…途轍も無い被害範囲になってたと思うわ」
メリーが竜乳について深く考えていた所、雪葉の言った白竜山について疑問を持つ。実際彼女達がこの地に来た際、山と呼べるようなものが無かったわけだが…その理由については雪葉が語った。
とある護龍の活動拠点であった白竜山…その護龍とアマツマガツチとの戦いの後、白竜山はどうやらアマツが齎した嵐による落雷で大爆発を起こして姿を起こし、姿を消したそうだ。まあしゃーなしやな。
「…そう考えると、よく日本って滅びなかったわよね…竜乳とリュウヌって言う資源かつ爆弾の塊を抱えていたのに」
「…白熾龍様がリュウヌ、竜乳を護り続けてくれたからこそ、この国が存在していると私は思っています。でなければこの国はとっくの昔に竜や古龍達によって滅ぼされていますから」
「………有意義なお話を聞かせてくださり、本当にありがとうございました。この資料のコピーを戴けないでしょうか?色々と纏めたりしたいので」
「はい、分かりました」
無限のエネルギー資源であると同時に脅威的な爆弾である竜乳、リュウヌ。それらがあるのによく今の時代まで日本が滅びなかったなと、少し恐れ慄いてる蓮子。実際かの護龍がいなければ日本は確実に滅んでいた事だろう。兎に角それぐらいにはあの護龍の力と影響が大きかったのだ。新幹線の時間も有ったのだろう、メリーが時計を確認後雪葉に資料のコピーを貰えるかを尋ね、特に問題なかったのだろう。雪葉は拒否する事なく立ち上がり、資料のコピーを用意しに行くのだった。
「…いやー、凄いわよね〜。昔から『リュウヌに感謝を!』って馬鹿の一つ覚えみたいに言われてたけど、今の私達の暮らしがあるのはリュウヌのおかげなんだなー…って、改めて思い知らされたわ」
「ああ言う特殊な資源を独占しようとすると自滅する道を辿るのが見えるから、そう言うのもあるでしょうね。…それと蓮子、帰り道にちょっと見て欲しいものがあるわ」
「?良いけど」
蓮子がリュウヌ、竜乳の持つ影響の大きさを再認識した所で、メリーが彼女にとある物を見せたいらしく蓮子はそんなメリーに首を傾げながらも了承。そしてそれを見計ったかのように…
「お待たせ、2人共。この資料が2人の役に立てば私も嬉しいわ」
「いえいえ、最初から最後までありがとうございました!」
「本当、お世話になりました。またここに来た時お土産を持ってきますね」
「ふふ…それじゃあ期待しておこうかしら」
雪葉が資料の山を抱えて再び登場。蓮子、メリーも共に雪葉へと頭を下げ、メリーはまた来る時にお土産を持ってくるらしく雪葉は期待するんだそう。因みにこの台詞を言ってるのは三十路の美人の女性である。…うーん、恐ろしい。一先ず2人は新幹線の時間に間に合うか怪しくなり始めたらしく、少し急ぎながらも雪葉の自宅もとい諏訪神社を出て行ったのだった。
「…あの子達は自分達の力で、白熾龍様…いえ、ゾ・シア様に辿り着こうとしている…なら、私が口を出し過ぎるのは野暮ですよね?…またいつか会えたら良いなぁ…貴方様に会えるまで私、杠葉…いえ、雪葉は。ずっと待っていますからね。…それと早苗は元気かしら、今の私じゃ諏訪子様と神奈子様を見れないからなあ…元気にやってたら良いのだけど」
名古屋経由の長野から京都行きの新幹線、車両内部にて…
「そう言えばメリー、私に見せたい物ってなんなの?」
「…まずこの資料を見て、此処に雪葉さんの言ってた白熾龍…ゾ・シアの絵よ」
彼女は雪葉からもらった資料の1つを取り出し、蓮子に件の白熾龍…ゾシアの姿を見せる。これを見た蓮子は自分が考えていた姿と大きく違っていたのだろう。少し面食らった感じだったがすぐに気を取り直して自分の率直な感想を言う。
「ふむふむ…自然に生きる龍、にしては随分と神々し過ぎるわね。どちらかと言えば、人造龍って言われた方がしっくり来る感じ」
「…それで次、この幻想郷縁起のこの頁を見て」
そう言って次に彼女は自分の懐から緑色の本…題名が『幻想郷縁起』と描かれている冊子を取り出し、パラパラ頁を捲った後にとある頁を開き、それを蓮子に見せる。そこに描かれていたと言うのが…
「この頁?確かこの頁は…『白崎龍護』の頁ね?これがどうしたの?」
「…おかしいと思わない?彼の付けてるお面と、ゾ・シアの頭部…資料によれば、通常とは異なる結晶で造られてる、って書かれてるけど…幻想郷縁起の彼の面の方も、結晶で造られてるって書かれてるの。それに二つ名だってこの龍護という人のは『純粋無垢なる守護神龍』…共通点が多過ぎるんじゃない?」
白熾龍、ゾシア。そして幻想郷縁起に描かれていた男、白崎龍護。この1人と1匹は共通点と呼べる部分が多過ぎて、同一人物では無いのか?という結論が出ようとしている。
「…うーん、言われてみれば確かに似てるわねぇ…両者共に結晶で造られていて、更には二つ名も護るに関する二つ名…雪葉さんが言ってたゾ・シアと、この白崎龍護は同一人物と考えた方が良いかしら?」
「私は同一人物だと思ってるわ、ゾ・シアは雪葉さん…と言うより、諏訪神社を信仰する人々に崇められていた訳よ。どんな人・物でも、人々に崇められ信仰されれば神へ成り得る可能性がある…付喪神も人々に想いを込めて使われた道具がなる妖怪の一種よ?ならこのゾ・シアが諏訪の人々に崇められて神格化し、白崎龍護と言う姿を得た…と考えても良いと考えてるわ」
人々の愛、想いを道具が受ける事で生まれる種族、付喪神。それと同じ理論で考えれば、ゾ・シア…いや、彼以外の竜・龍も一部の地域の人々によって信仰されていれば神格化されたっておかしいところはない。蓮子はメリーの推察を聞いて納得できたのだろう、瞑目して座席に凭れ掛かる。
「…まあ良いわ、他の場所を巡ったりすればその真偽も明らかに出来るわ」
「他の場所…ああ、彼処ね。…あれ?でもあそこって私達みたいな一般人でも入れたかしら…」
「大丈夫よ、知り合いに其処出身の人がいるから…また予定を調整して行きましょう。平安砦跡もとい…カムラの里へ!」
「…久々にこの地に赴いたが…随分と変わったものだな。…諏訪子に頼まれたし、杠葉の子孫とやらに会いに行ってみるか」
伏線(と思い込んでるもの)をばら撒きたいお年頃の作者です。若さゆえの過ち也。
この作品でのカムラの里ですが…幻想郷誕生篇辺りで関わりを持つことになります。教官や猛き炎が出るかは分かりませんがお楽しみに。
因みに雪葉さんですが…名前の由来はユキノシタからです。そしてユズリハはユキノシタ目の植物なんですよね。
何かしら人気ありそうな方々で人気投票をやってみた
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白崎龍護
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八雲蒼焔
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クロ君
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メル・ゼナ
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怨嗟マガイマガド
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ヌシジンオウガ
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藤原妹紅♂
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鋼華刹那
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マガイマガド(コテハンニキ)
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ゴルベーザ
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ハン
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イストワール(図書院長)
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シン
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霍青娥(やべー方)
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作者「え?」
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ラインハルト卿