守護龍として造られたらしいけど、特に護る義理はないので好きに生きます 作:シェリーザ
衛三郎「え」
長期休暇終わって学校生活で忙しくて投稿遅れました、すみません。
「GWUOOOOO!!!」
「…相殺しても直ぐに立ち直るな」
設備の破壊もしつつ、戦場を荒らしに荒らして大暴れするブチギレゴリラの激昂ラージャンと対峙する龍護。しかし今の彼の武器、弓と操虫棍では見た目通りの素早さを持つ激昂ラージャンに大きいダメージを中々出せない様でナルガクルガやマガイマガドを怯ませた斬撃と突き…強化急襲斬りと強化急襲突きで直接攻撃を相殺して倒れた隙を狙う作戦でいくのだが…激昂ラージャンは操竜後の拘束をもすぐに振り解く程の暴れっぷりを持つ。故に相殺しても長くは倒れず、すぐに立ち上がってくる。
「GWOOOO!!!」
「ぐっ!?しまった…!?」
激昂ラージャンの稲光を見せた拳を相殺しようとした時、この激昂ラージャンは知能が高いのかその拳に纏った稲光で龍護をの目を眩し、空いてるもう片方の拳で殴り飛ばす。相殺のタイミングをズラされ、もう片方の拳の衝撃で龍護は壁に叩きつけられた上地操虫棍を落としてしまい、打つ手なしの状態に陥る。一先ず翔蟲の脱出を行い武器を撮りに行こうとするも、激昂ラージャンのステップしながら龍護に突っ込んでくる攻撃で棍が弾かれ、回収できずに逆にタックルを受けて再び吹き飛ばされる。
「っ、不味い…!!」
龍護が攻撃を受ける前にまた翔蟲による脱出を行い攻撃を回避…と同時に。
「重っ…!?おい龍護!!親方から頼まれてな、受け取れ!!」
設備の中から衛三郎が現れ龍護に何かを投げる。龍護はその投げられた何かを受け取って正体を確認すると同時に…それを構える。彼と対峙する激昂ラージャンは彼を再発見した後、彼は武器を落としたままだと思っておりこの砦に侵入してくる際にもに行ったと思われる飛び上がってからの弾丸の如くの突撃をする…が。着弾し彼に命中する直前に
「GWAAAA!!?」
「感謝するぞ、衛三郎、鍛奈殿…!!」
激昂ラージャンの角に3回ほど斬撃による攻撃が入り、突如受けるはずのない攻撃を受けて体勢を崩す激昂ラージャン。そう…彼が衛三郎から受け取ったのは鍛奈に造らせた太刀、熾光たるラフィル。抜刀前は黒い刃に包帯みたいな白い結晶が巻かれてるような武器だったのが、今は太刀に相応しい白い刃に変化している。鞘と思われる白結晶はどこへ?となるだろうが、多分刃に変換されてると思う。それはさておき倒れる隙に気を練りながら太刀を構え、一回転しつつ赤いオーラを放つ斬撃…気刃大回転斬りを放ち刃が黄みを帯びて納刀される。
「…円月…!!」
「GWUAAAA!!!」
立ち直った激昂ラージャンは自分が崩された事への怒りからか、全身に雷光を纏っての高速突進を放つ。突進の前に翔蟲2匹の糸を激昂ラージャンを含めて円状に放つ技、円月を作り出す。そして突進が来ると同時に一歩下がると同時に太刀を構え、ラージャンに斬り込む。とは言え硬質化している前脚に命中したのであまりダメージが入っていないが。そして自分から離れたので今撃っても気刃大回転斬りが当たらないのでそのまま納刀して構える龍護。そして…
「…ふんっ!」
「GWOOO!!?」
2回目の突撃に合わせて納刀状態から抜刀、気刃大回転斬りを激昂ラージャンに浴びせ刃赤みを帯びる。流石に傷が蓄積してきたからか、激昂ラージャンは怯む。そしてその隙に龍護は刃を解いて鞘の状態に戻し…太刀を構え何か気を溜めるような仕草を見せながら激昂ラージャンに接近。そして…
「…解放!!」
「GWOAAAA…!!?」
太刀の練気を3段階消費した気刃斬り…気刃解放斬りを放った後に締めとして気刃大回転斬りを命中させる。そうして角の部位破壊と同時に激昂ラージャンの特性もあるだろうが、激昂ラージャンが倒れ討伐完了となる。すると周囲の竜達は今度の群の主である激昂ラージャンが討伐された事によってどうやら長居したら自分も狩られると本能で感じたか、第一の群れと同じように逃げ出していく。それを見た龍護は一息つき、激昂ラージャンから受けた攻撃の回復の為に消費した竜乳を補給しておく。
「…先程のが群の主だったか、これで撃退…と」
「凄え!凄えよ龍護!あの大猿を討伐しちまうなんてさ!」
龍護が鍛奈から借りただろう砥石を取り出し棍と太刀を研いでる最中、衛三郎が興奮状態で龍護の功績を讃える。龍護も彼の本心から褒められて多少は嬉しいのかそれに少し頷いて返した後、衛三郎に声をかける。
「それより群れはまだ来ているのか?」
「ああ、また来てるらしいが次で最後だそうだ」
「…気を引き締めていくか」
「だな!」
見張り役でもいるのだろう、次の群れが最後だということが分かり武器の手入れを丁寧に行う龍護とバリスタの用意をしておく衛三郎。このまま何も起きないことを祈ろう。
「…一つ気になったが、
「さ、さあ?それは俺も知らねえんだよな…」
それは永久の謎であり、神秘でもある…追求したって何もわからないんだよ。
〜〜〜〜〜
見回せば都が見える、とある小高い丘の上…其処には満月を背景に、ある一匹の竜が百竜夜行に対抗する都を捉えていた。その竜の周りには金色に輝く蟲が飛び回っており、さながらこの竜を主としているように見える。
「………」
その竜は都を眺めた後、自分も百竜夜行に参戦するのか丘を降りて数が減ってきている百竜夜行に乱入するのだった。
〜〜〜〜〜
此処で一度翼脚に太刀と操虫棍を持たせ、使用する武器を弓に変えておく。やはりこの翼脚は便利だな、いざという時にも役立てれる。…それはそうとだ。
「…一つ気になったが、衛三郎。お前の横にあるその柄みたいなのはなんだ?」
「あぁ、これか?これは撃龍槍って言う一回しか使えない代わりに、大量の竜を一斉に攻撃できる凄えもんの起動装置みたいなものだよ」
「…そうか」
撃龍槍…か。確か前に見たのは古代都市の時か…あの時は超巨大だったが、よくよく考えると普通これぐらいのサイズで運用するだろう。其処は一撃重視か、手数重視かで変わるが。しかしあのものと違って一回限りなのだな、あの時のものは規模も燃費も馬鹿にならない様子だったが、繰り返し使えはしたからな。技術の差が凄いな…っと。来たか。
「東の方向から竜五匹だ、撃ち落とすのは任せた」
「了解!」
さてと、今回来たのは…先程の角の竜に、岩みたいな竜二匹、雷を纏う狼みたいな竜に…!?あの時の鱗が爆発する竜だと…!?
「面倒な奴がこの時代にもいるのか…」
兎に角あれは最優先だ、放ってたら酷い被害が出る。あの時もそうだったが奴は翼を捥いでもタックルで殴ってくる、なら完全に討伐したいが…この群れの危機察知能力とかの傾向的におそらく不可能だろうな。仕方ない、痛い目に合わせて帰らせるか…力を溜めて…放つ。そしてもう1発、更に矢で空を切る…確か身躱し矢切りだったか、それを使い溜め段階を維持して…!
「剛射、連剛射…また身躱し矢切りからの…」
「…側から見ると何してるんだコイツ?ってなるな」
それは俺も気にしてるから言わないでくれ…それはそうとこの一本で…落とす!!竜の一矢という一本の巨大な矢を放つ攻撃で例の鱗が爆発する竜を撃ち落とす。…曲射で先に撃っても良かったな。そうすれば追加の攻撃も入ってたし。
「やっぱ龍護の武器ってバリスタとか大砲よりも強いんじゃないのか?何十回か撃たないと撃退できない奴等をあっという間に撃退してるし…」
「そう自分を卑下するな、俺の弓はバリスタと違って万能でない。どちらかと言えばどのような戦局でも味方の援護を可能にする弾を撃てる其方の方が羨ましい」
現にこのサミーラは威力を上げる代わりに近づく必要がある薬瓶と、敵を毒にする薬瓶しか使えんからな。…欲を言えば永琳みたいに敵を爆破する薬瓶や、味方を回復させる薬瓶が使いたかった。一応爆破については鏃に竜乳を塗った曲射矢の雨霰に晒した後、竜の一矢系統の技で爆破すると言う代用技があるが…うん、普通の爆破の薬瓶が欲しいな。
「…そういうものなのか?」
「そういうものだ、もう残りの一匹になったぞ」
「お、おう」
さてと、いつの間にか残りが岩みたいな竜一匹になっておりそいつに矢を撃つ…が。やはり見た目通りに硬いから弾かれたりするのか、矢の通りが悪いな。こういう場面だと爆破する薬瓶が輝くのだが…衛三郎が徹甲弾を撃ってくれたおかげで撃退できた。肉質を無視できる攻撃というのはああいう奴等相手には便利だな。
「………急に鎮まり返ったな」
「お?今回の百竜夜行はこれで終わりか?」
………いや、おかしい。周りも少しおどおどしているのは少し置いておくが、百竜夜行が終わりなら俺が今懐に隠している妹紅ニキから貰った導蟲が虫籠から飛び出て飛び回っている筈だが、今も虫籠の中に隠れており、青色に発光し続けている。確か…導蟲の発光色には3種類あって、通常時は緑、戦闘時は赤色になって俺の元に隠れ、そして青色は…古龍や強力な力を持つ竜種との接敵。今俺の元にいる導蟲岩みたいな竜を撃退してからは
『WUOOOOOOOOON!!!』
!?今の咆哮は…まさかこいつが、導蟲が俺に教えようとしていた存在なのか…!?
「ぎっ!?耳に響…なんだ、コイツ等…蛍、なのか?にしては早過ぎる気がするが…」
…蛍、だと?今の時期は前に紫から春と聞いた…蛍は夏の虫だ、今の時期見る事は絶対とは言い切れんがそれでも殆ど見ることはない。それに蛍にしては数が多過ぎるし、衛三郎のバリスタだけでなく他の者が乗る大砲やバリスタにも集まっている…しかも微かに今、稲妻が走ったような…!?
「衛三郎!!今すぐ離れろ!!」
「え?」
「良いから早く…『ドギュゥゥウン!!』ぐっ!?」
なんだ今の…まるで雷が落ちたような…!?衛三郎は!?
「無事か、衛三…」
………っ、俺はなんて馬鹿なんだ…衛三郎を運べば良かったじゃないか…!!今の衛三郎は先程の落雷から逃げ遅れたのか、下半身が黒く焼き焦げており本人の命ももう長くないのか息が絶え絶えになっている…回復薬…は、くそッ、俺は回復薬の効きがそこまで良くないから持っていなかった…!!
「が、がぁっ…龍、護…」
「!!喋るな衛三郎、今お前を退かせて治療させて…」
「…もう、良い。俺も、そう長くない…」
そんな事を、言うな…お前を護ってやるって、言ったのに…その約束すら守れなかった…!!
「生きて帰るのだろう、そんな馬鹿な事を抜かすな愚か者…!!」
「ははっ、そうしたいけど…もう、足とかが言う事を聞かないんだ…」
「希望を捨てるな、今から回復すれば…」
「たった1人の…兵の為に、都を捨てるなよ、龍護…!さっきの落雷の、元凶が…都に攻め入ってる、だろ…そいつを、討ち取ってくれ…」
くそッ、脈が弱くなっている。鼓動も弱くなってる、さっさと鍛奈殿の所に…
「AOOOOON!!!」
っ!!奴か、奴が衛三郎を殺そうとした元凶…!!だがそれよりも衛三郎だ、今からでも鍛奈殿の所に運べば…
「な、なあ…龍護。俺を、あの撃龍槍の起動装置の所まで、運んでくれ」
「衛三郎?何を「良いから、早く…!!」…分かった」
「WAOOO!!」
「邪魔を…するな…!」
攻撃を回避して…衛三郎を撃龍槍の起動装置まで運びきった、だがどうするつも…
「…悪いな、龍護。都を…頼んだぞ」
「っ!?衛三郎!!」
しまった、油断してた…!!まさか衛三郎が突き飛ばすとは…それよりアイツは何を…な、まさか…!?
「…これでも喰らいやがれ、クソ狼が!!」
ガァァァァァァン!!!
「WAOON!!?」
っ、揺れで足を取られる…それより今の揺れは…撃龍槍起動の揺れか。現に、目の前の竜…改めて見ると全身が黒すんだような緑の鱗と甲殻に包まれ、両前脚と頭から背中、尻尾にかけて黄金に輝く毛が生え揃っている竜…先程の雷を放つ狼のような竜の上位個体のようなものが撃龍槍の先端によって前脚や後脚を貫かれている。…まずい、このままだと…!!
「待ってろ衛三郎、今すぐ…!!」
「こっちに来るな、龍護…!!…すまんな、お前との約束、破って…」
「今すぐこっちに…」
「GUWOOOON!!!」
…やめろ、衛三郎に攻撃するな…!!攻撃するなら、俺を攻撃しろ…!!よし、まだ手を伸ばせば届く…!!
「衛三郎、俺の手を…!!」
「AOOOOON!!!」
ぐっ!?…今のは…先程の竜の攻撃か…衛三郎、衛三郎は………!?
「………衛、三郎…」
…2分割、されている…?…ふざけるな、何をやっている
「…護ると約束した命ぐらい…護ってみせろよ…!!」
〜〜〜〜〜
衛三郎の命を奪った竜…ヌシ・ジンオウガと呼ばれるソレはその後も砦で戦う兵達に大きな被害を出し、更には関門を破壊して最終関門のある砦の奥へ進む。鍛治職人達もそれに伴って最終防衛に備え動くわけだが…1人だけ、1人だけ…ヌシ・ジンオウガへ大打撃を与えた友の亡骸の前で俯く者がいた。
「俺は…護龍失格だ…」
その者の名前は龍護、友を護ると約束し…その約束を果たせなかった龍。加えて彼は護龍という、何かしらを護る役目を持つ龍。彼を生み出した都への使命はどうでも良かったとしても、彼としては自分の大事な者達は自分を犠牲にしてでも護る。その強い意志を胸に生き続けていた…が。こうして自分の手が届く範囲であり、護る事ができたにも関わらず結果的に見捨てた事になってしまった。
「…奴は、奴だけは…」
長くない命と悟り、捨て身でヌシジンオウガへと攻撃した亡き友…衛三郎。せめて仇だけは取る、そう覚悟した彼は…
「…今回は使ってやる、だから…あの竜を殺せ、黒」
再び自分の中の悪魔を再び目醒めさせる為に仮面を剥いだ。
〜〜〜〜〜
「っ!?今の気配…まさか…!?」
「どうしたですか、八意様…そんな怖い顔をなさって…?」
「…今のうちにあの薬を調合しておかないと…ちょっとそこの貴方、手伝ってちょうだい!」
「…うぇっ?」
「聞こえなかったの?早く手伝いなさい」
「は、はい!?」
フォント変更とかを始めて採用してみた今回。それはそうと衛三郎氏が亡くなってしまいました…まあ仕方ないね、雷光虫に狙われちゃったし(無慈悲)。尚あの集団無差別落雷で死んだ者は多数いるとする。さてと、そろそろ百竜夜行も終わりかな…
もこたん♂の番外編を書いた方が良いですか?
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書いてもOK
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前作で書いて
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書かなくて良いから話を進めてくれ
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新しくそれ用の小説を作って書こうぜ!
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あの馬鹿に託そうぜ!
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(書けば)止められんよ、流れ始めたry