守護龍として造られたらしいけど、特に護る義理はないので好きに生きます   作:シェリーザ

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今更感満載ですが、古龍不死説とかがネットで蔓延っていますが私の所では古龍も寿命以外での要因でも死ぬことにします。そこは決定事項です。…寿命以外で死なない様にしとかないとストーリー進行が大変なんだ…(震え声)。


第20話

「雷神の化身…ですか」

 

「ああ、…討伐した方が良いと俺は思うが…永琳はどう思う?」

 

「…そうですね…恐らくその竜を生かしていたら、被害があの子達だけじゃ済まなくなるでしょう。討伐については私も賛成します」

 

現在は現代で言う深夜0時の夜。黒竜の治療を終えた永琳は、彼女の自室にてその黒竜を連れてきた白蓮、命蓮が話していた内容を龍護経由で聞いてた。白蓮達はというと今日は此処に泊まっていくそうで客室で眠っている。それはさておき彼はこの件については珍しく討伐するべきと考えているようで、永琳はその竜が齎すであろう被害を一瞬で計算し討伐については賛成する。しかし…討伐するにあたって1つ、問題がある。それは…

 

「…だが其奴の所在地が不明だな」

 

「そうですよね…とりあえずてゐに頼んでその竜の所在地を調査させておきます。…はあ、近頃は元と呼ばれる異国の地から、この国の南の地に二度も攻め入られた時に見られたと言う竜も居ますのに…」

 

「…何があろうとも、お前達だけは俺が護ってやる」

 

「…貴方はまだ、その役目に縛られているのですか…」

 

どうやら白蓮と命蓮、黒竜を襲った竜以外にも別路面でやばい竜もいるらしくこれから先が不安になってしまう永琳。しかしそんな彼女…だけでなく、輝夜やてゐ、恐らくだが白蓮と命蓮と黒竜、紫や鍛奈、妹紅も含まれているだろう…その者達だけはと、かつての友を思い出しながら護ると言う龍護。そんな彼を見てかつて彼が造られた目的を思い出し、少し悲哀に暮れ言葉を溢す永琳。

 

「…?何か言ったか?」

 

「い、いえ!何も言ってないわ…」

 

「…そうか、では俺も寝る…また明日な」

 

「ええ、また明日」

 

そう言って自室から出ていく龍護。因みに彼の寝床だが、龍灯と永遠亭に1つずつ作られている。龍灯の方は龍としての姿で眠る時に、永遠亭の方は人間の姿で眠る時用と分けられている。今日の彼は永遠亭で泊まるようだ。そんな彼を見届けた後、溜息を吐く永琳。

 

「…彼には自由になって欲しい…造られた目的も、背負わされた役目も、全部忘れて生きてもらいたいわ…」

 

〜〜〜〜〜

 

352:名無しの白熾龍

雷神の竜…雷神の竜か…

 

353:不運の男

そんなに呟いてどうした?

 

354:名無しの白熾龍

なに、黒竜を連れてる白蓮と命蓮という者達が雷神の竜という奴に襲われたと言う話を聞いてな…

 

355:星々巡る不死鳥

オイオイ、マジかよ…元寇の戦いに奴がいる時点で察してはいたが…ってかその黒竜ってどんな見た目してた?

 

356:マガニャン

雷神の竜…もうわかっちゃったよ

 

357:名無しの白熾龍

>>355

黒竜か?確か…目がなかったな。あとは俺と似たような四脚、翼脚のマガラ骨格?の竜だった。…どこかで見た気がするが、何処だろうな…

 

358:このすばでいいですとも!

…なあちょっと待て、それ白蓮と命蓮は何もおかしくなってないよな!?よな!?

 

359:ひとつなぎの魔神さん

不味過ぎますよこれは…!?

 

360:名無しの白熾龍

そうなのか?俺がその黒竜と実際に触れ、見ただけの感想だが…多少の危険性は感じたが、それを制御出来ている感じだった

 

361:星々巡る不死鳥

イッチ…そいつはな、マガラ骨格の原初の竜、ゴア・マガラだと思うんだ

 

362:名無しの白熾龍

………なんだと!?

 

363:一高教師の❾=熾天使

気づいてなかったんかい!?

 

364:星々見渡す破滅因子殿

無理はなかろう、長生きすれば前世の記憶など薄れていくものだ

 

365:廻る呪いの赤い霧

実例(約2、3名)がいるせいで説得力があり過ぎるぜ…

 

366:一斬必殺の鳩

いやそれはそうと…ゴアマガラって不味くない?

 

367:呪霊喰いの神モドキ

俺もゴアマガラのヤバさは聞いたことがある、確か狂竜ウイルスだっけ?

 

368:蒼の月光

>>367

合ってる合ってる、あれって実際に感染したらめちゃくちゃヤバいと思う

 

369:不運の男

これ狂竜症でイッチが暴走したりしないよな…

 

370:ワンピ世界の国背負いの蛇神龍

極限状態とか出来ればワンチャン…

 

371:旅する金属生命体(分体)

あの、その狂竜ウイルスってそんなにヤバいものなんですか…?

 

372:メタルの神in神喰い

>>371

うん、エンジェルコールに匹敵…するかは微妙だけど、それでもヤバい事には変わりないウイルスだね

 

373:バイオ娘娘

狂竜ウイルス…ウイルス…Tウイルス…ひいっ!!い、嫌…怖い…!!

 

374:引き換えチケット

ステラ・ルーシェ…?

 

375:このすばでいいですとも!

ステラァァァァァァ!!!

 

376:旅する金属生命体(分体)

>>375

それ言っちゃうと高確率でステラさん死んじゃいます…

 

377:第八世界存在いーすん

よし、イッチさんが求めていた情報を纏めてきたので一気に載せてしまいますね。

 

・元寇で見たと思われる竜…龍の名前はイブシマキヒコで、白蓮さん達を襲ったと思われる龍はナルハタタヒメ

 

・イブシマキヒコは風神龍、ナルハタタヒメは雷神龍という異名を持つ

 

・2匹は本来の世界(MHR)ではお互いを対としており、2匹が出会おうとした際、主にイブシマキヒコの影響で百竜夜行が発生

 

・その後2匹は無事討伐され、また後ほどに別個体が現れたりするがハンターによって問題なしらしい

 

…と言ったところですかね。規制範囲に引っかからないように纏めたらこうなりました

 

378:名無しの白熾龍

感謝する、いーすんネキ。…龍という事は古龍連中か

 

379:星々見渡す破滅因子殿

うむ、奴等は古龍だ。それはそうと…イッチはどうするつもりなのだ?イブシ、ナルハタの2匹を討伐するつもりか?

 

380:名無しの白熾龍

…今回の件は討伐に行こうと思う、前回、前々回は俺の不注意で取り逃したが…今回は確実に仕留めてやる

 

381:歌の魔王withシェム・ハ

前回と前々回…ヌシジンオウガとアマツか

 

382:引き換えチケット

イッチにしては珍しく『自分が狩らなければならない』、っていう強い意思を感じるけど…何かあったの?

 

383:蒼の月光

言われてみれば確かに

 

384:名無しの白熾龍

………よく分からんが…永琳は、永琳達の安寧だけは護らねば…と、本能で感じ取ったから…か?…一先ずそろそろ起きるから退出する

 

385:【システム】

名無しの白熾龍が退出しました

 

386:マガニャン

…イッチのあれ…護龍としての意識に染まりかけてたりしてません?

 

387:星々巡る不死鳥

可能性は大いにあるな…あ、そういやいーすんネキ。あれから結晶の事を調べたが、どうやらスターリーという精霊が変化したものらしい。それでなんだが、スターリーについて色々と調査を頼む

 

388:第八世界存在いーすん

>>387

わかりました

 

389:星々巡る不死鳥

さーて、カービィに話を通しつつ分身体にスターリーを回収させるか

 

〜〜〜〜〜

 

「クロ!」

 

「GYAO!」

 

「良かった、無事で…!」

 

そして翌日、ゴアマガラ…いやクロは永琳の治療によって元気を取り戻し、永遠亭の庭にて見事彼の家族である2人と再会を果たした。その様子を眺めていた4人は微笑ましい表情で2人と1匹を見つめていた。

 

「いやー、微笑ましいわね」

 

「家族って良いウサよね」

 

「…そうだな」

 

「…そうね」

 

輝夜が何処ぞの青猫機械の様な温かい目で2人と1匹を見守っており、てゐは瞑目しながら呟く。龍護と永琳は少し歯切れが悪い感じで返答する。まあ貴方方はね…それはさておき4人は2人と1匹を背中に今度は険しい顔をして話を始める。

 

「…それはそうと、てゐ。あの子達を襲った竜の所在は分かっていますか?」

 

「うーん…北東の方角に移動した、って報告は聞いてるけど…それ以降は聞いてないウサね。報告してくれた子も、その竜の覇気に当てられたかかなり怯えてたりしてたからこれ以降はあまり期待できないウサ」

 

内容は彼女達を襲った龍について、どうやらその龍は竹林から北東…つまりは現代で言う北陸へ移動した様だ。しかし詳しい所在地までは掴めておらず、情報収集役である兎はその龍に対して怯えているらしく自分達が望む報告は得られない可能性が高いと話す。これには…

 

「まあ仕方ないわね、竜と妖怪兎では強さ諸々が違うもの」

 

輝夜がそもそもの話だ、仕方ないと締める。確かにただの妖怪と竜(それも古龍)では地力が違い過ぎる。大まかな情報だけを頼りに動くかどうかを考えていた3人だったが…

 

「…北東か…それだけ判れば問題ない」

 

「それだけ判ったって何も出来ないわよ?」

 

龍護が方角だけ判れば問題ないと言う。これには輝夜も『お前は頭がおかしくなったのか?』と言う表情をしておりてゐも呆れ顔だっだが…永琳だけが違う反応を見せた。

 

「…その根拠を教えてもらっても構いませんか?」

 

「…件の竜は雷雲を連れていると言ったな、なら…その雷雲からの雨による地面の湿り具合、通り道になりそうな地帯付近の集落や村などに話を聞きつつ奴の所在地を探せば見つけれる…と思ってな」

 

彼女が龍護にそう考える根拠は?と尋ねると、彼はその龍の力が及ぼす影響を考えた上で話していく。雷神の化身と命蓮から呼ばれてたのだ、落雷による黒焦げの大木やらなんやらが見つかれば其処を通った可能性が高い等々の推察が立つ。それを繋げていけば…いつかは辿り着ける。そう言う訳で、現在てゐの部下の妖怪兎からの報告が頼りになりにくいが故に発案したのだ。

 

「まあそれは一理あると思うけどウサ…そう言えばだけど、その竜ってアンタ1人で討伐に行く気かウサ?」

 

「無論そうだが…お前達2人は戦えんし、永琳は此処で薬師としての仕事がある…俺なんぞの勝手な都合で付き合わせれん」

 

「…」

 

「落ち着いて永琳、彼は貴女の身を案じて言っただけだから『私も戦えるのに置いていくのですか?』みたいな事を脅迫めいた目で訴えないで。私達も怖いから」

 

「今のお師匠様やばいウサ…」

 

龍護の話を聞いて目の光が消えかけている永琳、彼は彼女の身を案じた上での話なのだが…彼女としては不服らしい。輝夜がその目を見て震えておりてゐは冷や汗をかいている。因みにだが龍護は永琳が蓬莱人…不老不死になった事を知っている。知ってはいるが…それとは別という事だろう。まあ死なないと言えど痛いものは痛いからね。てこでも動くつもりがない様に見えた永琳だが、色々頑張った輝夜の必死の説得により…

 

「…判ったわ、…此処で貴方の帰りを待っていますからね、龍護さん」

 

渋々、と言った所だが永遠亭に残ってくれるらしい。とこれにて一先ず予定が決まった4人は頷いた後、2人と1匹に視線を戻す。すると白蓮と命蓮、クロはどうやら眠りこけてる様で昨日2人(と1匹)は眠ったと思われたがクロへの心配からなのだろう、よく眠れていなかったらしい。そんな彼女等の様子を見て4人全員で苦笑い(龍護のみ表情が判らないが)し一先ず2人と1匹を寝室へ運びこむ。運び込んだ後は…

 

「…では、行ってくる」

 

「気をつけるのよ。それと無事に帰ってきて頂戴、そのまま帰ってこなかったら(永琳が)承知しないから…(震え)」

 

「頼んだよウサ〜」

 

「…行ってらっしゃい、龍護さん」

 

「…ああ」

 

被害拡大を防ぎ早急なる討伐の為、永遠亭を発つのだった。因みに彼の持っていったものは太刀、弓、狩猟笛。操虫棍は今回はお休みである。

 

〜〜〜〜〜

 

「…こ、ここ迄来れば…奴等も追って来まい…」

 

龍護達がいる日本とは別の国…元。その元の森林に、森林に見合わない金髪の美女が息途切れ途切れになりながら木陰に隠れていた。如何やら何かから逃げているらしいが、それが何かは分からないが…兎も角彼女は身を隠しつつ様子を見ながら顔を出したりしている…

 

「…なんだ?この臭いは…」

 

すると何処からか油の様な臭いがしてくる。彼女を追う者達の罠である事を視野に入れつつも、その臭いの元を辿る女性。そうして発見したのは…

 

「…!?なんだ、あの竜は…?」

 

女性が発見したのは身体が他の竜と比べて細く青いヒレが生えており、腹部から尻尾が毛深い狐のような竜。首元や腿が艶かしく煌おいており、竜の周りには臭いの元であろう油が垂れていたり油溜まりを作っている。その竜は女性には気づいておらず、舞う様に踊っており女性は見惚れていたが…

 

「おい、いたぞ!!」

 

「奴だ!奴を殺せ!!」

 

「我等が王を唆した罪、その身で償え!!」

 

それで姿を晒してしまっていたのだろう、彼女を追っていると思われる男達が森林の奥から姿を現す。彼等は女性1人を探す…言葉的に殺すだろうがそれにしては大袈裟な装備をしている。女性は彼等を見つけた後今の自分の状況を顧みて舌打ちする。前には彼女を追う男達、後ろには狐の竜。致し方ない、と言った顔で男達を迎え撃とうとした…其の時。

 

「うわっ、なんだこの泡…!?」

 

「!GYUOOOO!!!」

 

「な…!?りゅ、竜だと!?」

 

「気づかれたか…!」

 

女性を追う男達の1人が、空中を漂っていたかなり大きめの泡を割ってしまう。すると先程まで美しく舞っていた狐の様な竜が何かを発見したかの様に舞を止めた後、大きな咆哮を上げる。其の咆哮を聞いて慌てふためく男達と、状況が更に悪化し苦虫を噛み潰した様な顔になる女性。狐の竜は方角を確かめるかの様に顔を持ち上げた後、突如跳ね上がる。すると誰が見ても、竜からある程度離れていた筈の男達、女性の前に周辺地帯を揺らして降りてくる。これには男達と女性は驚きの表情を隠せずにいない。しかしそんな余裕はない、狐の竜はその場で回転を始める。回転を始めて少しすると先程男が割った泡が幾つも放たれる。

 

「また泡!?」

 

「あの竜は放っておけ!今はあの女狐を…!」

 

男達は泡と竜を無視して女性を執拗に狙う…が。竜は全身を使い、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()動く。そして次の瞬間…

 

「うぎゃあああ!!?」

 

「熱い、熱い!!」

 

「水は、水は何処だよおお!!?」

 

竜の放った泡と、竜から垂れていた油と油溜まりが突然を火を上げた刹那、森林ということもあり辺り一帯を一瞬で火の海に変える。男達はこれに巻き込まれたらしく全身が焼かれているものや、熱さでくたばる者が続出。無論女性もその被害は食らっているのだが…

 

「熱すぎる…もう、駄目…!」

 

「GYUO!…GYUAA」

 

倒れかけた瞬間、竜が女性のうなじ辺りを甘く噛んで支える。竜は女性を軽く放り投げ、自身の背に乗せる。男達が自分の泡と火の海に気を取られている内に、竜は女性を連れて何処かへ去るのだった。




という訳で分かる人にはわかる準レギュラーモンスター。ヌシとか特殊個体とかがいるんだからね、これがいたって問題ないと思うんだ(目逸らし)。それはそうと次回からゾシア君の一人旅ですね。それと実は彼…一人旅をするのは初めてなんですよ。これには作者もびっくり。

龍護「ええ…」

もこたん♂の番外編を書いた方が良いですか?

  • 書いてもOK
  • 前作で書いて
  • 書かなくて良いから話を進めてくれ
  • 新しくそれ用の小説を作って書こうぜ!
  • あの馬鹿に託そうぜ!
  • (書けば)止められんよ、流れ始めたry
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