守護龍として造られたらしいけど、特に護る義理はないので好きに生きます 作:シェリーザ
我ガ宮殿ヲ築クニ当タッテ非常ニ上質ナ土地ヲ見ツケタ…ダガ其処ニハ既ニ人間ト、ソレト協力スル蟻共ガイタ。ソレガ認メラレナカッタ。我ハ此処ヲ我ガ宮殿トシタイノダ、トナレバ奴等ト協力関係ヲ作ルノガ一番ダガソウスルト奴等ト対等、ソレ以下ノ存在ニ成リ下ガル可能性ガ高イ。ソウナル事ガ我ハ許セナカッタ。ソウ思ッテタ時、アノ蜂共ヲ見ツケタ。コレハ好機ダ、ソウ考エタ我ハ元々アノ地ヲ求メテタデアロウ蜂共ヲ唆シ、アノ蟻共ト人間ヲ本格的二襲ワセタ…。
ダガ誤算ガアッタ、イヤ誤算シカナカッタ。マズハ人間ダト思ッテイタアノ女、人間ジャナカッタ。確カ少シ前…鱗ヲ持ツ奴トマタ別ノ異形ヲ見タ、恐ラクソノ同類ダロウ。コレダケナラマダ勝チ目ハアッタ、蜂共ヲ特攻サセ我ガトドメヲ刺ス…ソノ手ガアッタノダガ…アノ女ガ連レテキタデアロウ全身真ッ白ノ其奴ガ更ナル問題トナッテクレタ…。
奴ノ背丈グライノ弓…ト言ウ武器ダナ、ソレヲ使ッテ袋ノ付イタ矢ヲ放チ、中カラ大量ノ矢ヲ降リ注ガセテイル。ソレニヨッテ蜂共ハ愚カニ散ッテイク、ソレニアノ矢ハタダノ矢デハナイト我ガ直感デ感ジラレタ…アノ矢ハ恐ラク、力ヲ封ジル力ヲ持ッテイル。
トイッテモ直感的ナモノダカラ詳細ハ判ラヌ、ダガ…我ハ奴ノ持ツ弓マタハ矢ハソノ力ヲ持ッテイルト思ワレル。…コノ蜂共ハモウ無理ダナ、恐ラク目ノ前ノ女ト白ノ奴ニ皆殺シニサレル。ナラ我ハ一足先ニ逃ゲサセテモラオウ、我ガ理想郷ノ為ニ我ハ…絶対ニ死ヌ訳ニハ行カナイ。奴等二人ハ、我ノ重要危険生物トシテオクカ。
…ソレトアノ二人ノ力ヲ確認サセテクレタ蜂共ヘノセメテモノ御礼ダ、ソノ死ニ様ハ見届ケテヤロウ。…マ、主ナ目的ハ二人ガ更ナル力ヲ隠シテイルカノ確認、新タナ危険生物ガイルカノ調査…ダガ。ソレヲ確認シ終エタ後ハ、今ハ非力ナ我ハ退散サセテモラウトスルカ。
オルタロス達を逃し、ランゴスタ、クイーンランゴスタと対峙する幽香と龍護。2人のうち幽香は主に拳でランゴスタを散らし、龍護は花を斬ってしまう為太刀を振り回さず、弓で幽香の援護を行なっていた。いつも使ってる長矢や巨大な矢ではなく、短矢を使い的確にランゴスタを射抜いていく。
「貴方、意外と弓が上手いじゃない。別にその背負ってる太刀を使ってくれても良いのよ?」
「…花を斬る可能性がある、だから貴女の援護に回っているのだが」
「あら、花の事を考えてくれてたのね。それは嬉しいわ…ねっ!!」
「cyiii!!?」
龍護が背負ってる太刀を使わないか、と尋ねる幽香。しかし彼女が花愛好家である事を知っている龍護はそんなものを振り回せば彼女の怒りを買う、と言って太刀は使用せずそのまま弓でランゴスタを射抜いてる。その言葉に幽香は花達の為に弓を引いている事に嬉しく思い、ランゴスタの1匹の頭部を掴み、他の個体も巻き込んで地面に叩きつける。その際ランゴスタの物と思われる返り血を幽香が浴びるが、特に気にする事なく変わらず狩猟者の目でランゴスタを見つめている。
「…血に麻痺毒はないのか?」
「この程度の奴の血、浴び過ぎなければ問題ないわ。…でも雑魚ばかりが来て面白くないわね…龍護、私があの女王蜂に突貫するから援護して」
「…心得た、…此処で使ってしまうか」
そう言って彼は翼脚から赤い袋を取り出し、封を開けて中身と思われる粉をばら撒く。するとその粉に当てられた幽香と龍護は不思議と自分の持つ力が強くなった気がした。
「今の粉はなにかしら?」
「…俺の護衛対象の医師が調合してくれた粉塵薬、自分の力を引き上げてくれる代物だ。…気にせず突っ込め」
「…貴重そうな薬を使わせてごめんなさいね、代わりに…あの女王蜂を狩ってあげるから!!」
「CYAAA!!?」
貴重そうな粉薬を使わせた事に申し訳なさを感じながら、その分の役目を果たす、と言った様子でクイーンランゴスタに急接近し蹴り飛ばす幽香。クイーンランゴスタは一瞬にして接近された事に驚愕するが、その暇もなく蹴り飛ばされ悲鳴に変わる。幽香はそれを追いかけるように自身も飛び上がり、女王蜂と彼女が立ち去ったこの場は静かな空気が流れる。
『………』
「…まあ、そうだな…此処をまだ荒らすつもりの奴は前に出ろ…全力で狩ってやる…」
とりあえず龍護が護龍としての威圧と覇気全開で残る数十匹のランゴスタに尋ねる、しかしそんな事をすれば彼に逆らう奴なんて余程の命知らずじゃなければ出てこない。現にランゴスタ達は虫としての本能から彼に恐怖し、怯え震えながら地上に降りている。その様子を見て命知らずの馬鹿と間抜けがいない事を察した龍護は…
「…よし、ならお前達少しついてきてもらおうか」
そう言って地面にて怯えている彼等を連れて、何処かへ行ったのだった。
「貴女が女王蜂だと思ったのだけど、意外と弱いわね」
「CYI,CYUAAA!!」
龍護がランゴスタ達を率いて何処かへ行っていたその頃、幽香とクイーンランゴスタは花畑内にある小高い丘にて戦闘…いや、一方的な蹂躙が繰り広げられていた。ランゴスタと違い幾分、いや何十倍も堅い為一瞬で死ぬことも出来ず女王というのは名だけになってほぼほぼサンドバックへと成り下がっていた。しかし嬲り殺しだけは嫌だったのか、強酸を尾針から撒き散らし抵抗する。
「この匂い…恐らくあの子達みたいな酸、かしら?それなら受けるのは危険ね…なら」
酸を躱し、その匂いを嗅いで恐らくオルタロスが放つだろう酸と同種であると断定する幽香。実際間違ってない、女王蜂はランゴスタと違い麻痺毒を使えない代わりに、敵の防具を溶かしていく酸を放つ事ができる。そしてその酸をこれ以上撒き散らさせない為だろう…
「その尻尾、これ以上酸を撒かれたら面倒だから引き抜かせてもらうわよ!!」
再び一瞬で近づいた後、クイーンランゴスタの尻尾を鷲掴み身体を蹴り飛ばしてその際の勢いを利用して引き抜く。普通に目を背けたくなる光景だが、彼女の感性は普通じゃないが故に特に問題がなかったのがダメだった。兎も角尻尾を引き抜かれ、蹴り飛ばされた先にあった大木に叩きつけられたクイーンランゴスタは少し怪しい香りがする地面に落ちる。
「CYI、CYIIIII!!!」
悔し声か、呻き声かよく判らない鳴き声を上げた後、頭部を持ち上げ表情は分からないが憎たらしい感じで幽香を睨み、前脚で地面を何度も叩いている…が。そんな彼女を見つめる幽香の表情は憐れむような目をしていた。
「あらあら、可哀想な蜂さん…そこはね…」
蜂が羽を震わせ、飛び上がって攻撃を仕掛けようとした…その時。地面が突如動き彼女の身体が一瞬にして消える。…いや、消えてはいない。正確には地面と思っていたものに挟まれて…食われていた。
「貴方はいつもお寝坊さんで、美味しいところばっかり持っていくわねぇ…」
クイーンランゴスタの死を確信した幽香はその地面に何の恐れもなく地面と思われるものに近づく…地面と思われたもの…それは地面ではなく、禍々しい紫の角があり、緑の鱗に包まれていた竜の口。竜は眠ってたようで恐らく口を開いていたのは寝ぼけていたからだろう、そこにクイーンランゴスタが飛び込み彼の舌に対して台パン。その結果見事多少の痒さ?で寝ぼけたその竜に噛み潰されたのだった。クイーンランゴスタを噛み潰したにも関わらず、あいも変わらず眠っている竜に呆れからため息をついている幽香。
「…貴方を叩き起こしたら鎮めるのが面倒だからまあ良いわ、それよりも残りの雑魚どもの始末に向かおうかしら」
「…それなら問題ない、残りの奴等なら…」
まあ一先ず美味しいところを持ってかれた幽香は腹いせに残りのランゴスタをぶちのめそうとしていた…が。そこに先程ランゴスタを連れ、何処かへ行っていた龍護が彼女の元へやってくる。残りのランゴスタについて何か知ってるようで、彼に尋ねようとする幽香だったが彼がとある場所を指さしたのでそこを見てみる幽香。そこには…
「cyui!」
「cyuu!」
「cyura!」
「cyuun」
何と先程のランゴスタ達が、オルタロス達と共に花畑の雑草抜きやらの所謂雑用をこなしていた。この光景に幽香は少し目を見開いており、龍護を見てみる…彼は仮面をつけているので表情が読めないが、彼は幽香が説明を求めていると察したか何をやったか説明し始める。
「…奴等は恐らく、この地で過ごしたかったのだろう。だが此処にはすでにあの蟻達が居ており、それで略奪しようと考えていたのかもしれん…そこで、蟻達協力のもと奴等に『お前達も幽香の手伝いをすれば良い』と提案した。…それならお前の手伝いも増え、蜂であれば空を飛べるが故に蟻達ではなかなか出来ない作業を任す事も出来る。そう思って蟻達と和解させたが…悪かったか?」
「………ふふ、貴方…面白い事をしてくれるじゃない。分かったわ、残りの雑魚どもは貴方に免じて見逃してあげるわ…代わりにこき使ってやるけどね」
「…奴等が潰れない事を祈ろう…」
龍護の説明に納得し、ランゴスタ達を酷使する気満々の幽香。そんな幽香を彼は宥めたり止めたりする…かと思いきや、そんな事をせず逆にランゴスタ達の未来を案じるだけであった。いや、何とかしてやれよ。
…コレハ驚イタ、マサカ竜ガイタトハ…ソレモアレハカナリ強イ、竜カラスレバ寝呆ケテタダケダロウガソレデモアノ力ヲ込メズニ多少ハ堅イ女王蜂ノ身体ヲ噛ミ潰シタノダ。…コレハ危険ガ増エタ…ダガ警戒スル対象ガ増エタ事ハ悪イ事バカリデナイ。
確カニ対策ナドヲ立テネバナラナイガ、ソレハ逆ニ…ドノ種族ガ最強ノ生物カ、トイウ結論ヲ見出ス手掛カリニモナル。我ノ現時点デノ最強ト思ウ生物ハ竜ダ、奴等ハ数多ノ種ニ加エ様々ナ力ヲ持ツ。ソレヲ抜キニシテ純粋ナ力ダケデ見テモ、大半ノ生物ヲ蹂躙デキル。
…決メタ、我ガ暫クノ目標ハ力ヲ蓄エル事。理想郷ヲ作ル事ニ集中シスギテ、弱クテスグニ討タレルノハゴメンダ…ソウ決マレバ早速、竜ノ死骸ヤ異形共ノ死骸ヲ喰イ漁ルトスルカ。コウイウノハアマリシタクナイ行為ダガ、力ヲツケル為ニハ仕方ナイ…暫クハ我慢シテ骸ヲ食ッテ我ガ力ヲ練リ上ゲ、強クナル事ニ重キヲ置クトシヨウ。
…シカシコノ地ヲ我ガ宮殿ニ出来ナイノハ非常ニ惜シイナ、ダガ今ハ堪エネバナラヌ時期ダ…少ナクトモアノ女ト白ノ奴、ソシテ緑棘ノ竜ヲ軽ク撚レルグライノ力ヲ持タネバ。マズハ我ノコノ小サイ身体ヲ強靭ニ造リ上ゲル所カラ始メヨウ。
1:旅する金属生命体(分体)
すみません皆さん、僕の本体がトランザム自爆をしてしまって…
2:引き換えチケット
>>1
大丈夫よ、何処ぞの予告なしにすぐ自爆する不死鳥より遥かにマシだから
3:星々巡る不死鳥
誰だよそんな自爆奇襲戦法なんかする奴
4:このすばでいいですとも!
>>3
オメーだよ
5:マガニャン
>>3
アンタだよ
6:不運の男
直ぐに特定されて草
7:ひとつなぎの魔神さん
そういえばですけど青娥ネキ見ませんね、前回も全く出てきませんでしたし
8:一斬必殺の鳩
まああの人妹紅ニキ手に入れる為なら何の躊躇いもない人だしなぁ…どっかで情報収集とかやってんだろ
9:名無しの白熾龍
蜂共の始末を完了…緩めの依頼だったな
10:呪霊喰いの神モドキ
あ、戻ってきてた
11:一高教師の❾=熾天使
おかえりー
12:廻る呪いの赤い霧
蜂?
13:名無しの白熾龍
>>12
ああ、麻痺毒を扱ってくる蜂の群れだったな…
14:蒼の月光
>>13
うん、ランゴスタだなそいつら!
15:旅する金属生命体(分体)
ランゴスタ?
16:星々見渡す破滅因子殿
ランゴスタとはモンスターハンターシリーズに出てくる甲虫種の1匹で、ハンターと大型竜との戦闘に平然と入り込みハンターを麻痺にしてから竜の攻撃で散っていくと言う非常に害悪な生態を持って…るわけではないが、結局ウザい事には変わりなしだな
17:ワンピ世界の国背負いの蛇神龍
出たよランゴスタ…そいつらが居たって事は…
18:名無しの白熾龍
>>17
多分ダラニキの思う通り、女王蜂らしき個体も居たな。…まあ幽香のサンドバッグになっていたが
19:第八世界存在いーすん
ご愁傷様ですクイーンランゴスタさん…
20:幸運と不幸の死霊術師
でもあれはあれでなぁ…ウザい、めんどい、地味に強いの三拍子揃ってるし…
21:メタルの神in神喰い
尚初登場作品でリストラされた模様
22:星々巡る不死鳥
仕方ないね()
23:歌の魔王withシェム・ハ
見た目が受け付けられないものだったしなぁ…
24:名無しの白熾龍
それとなんだが…幽香の花畑でこんな感じの竜が眠っていた、詳細を知るものは教えてくれたらありがたい
《画像》
25:マガニャン
…エスピナス?でもそれにしては大分禍々しいし…
26:ひとつなぎの魔神さん
しかし眠ってる竜で思い浮かぶのと、この姿的にエスピナスだと思いはしますけど…何か違う気が…
27:星々巡る不死鳥
…なんつーもん手懐けて(?)んだその世界の幽香!?
28:一高教師の❾=熾天使
太陽の花畑最強の過剰戦力だな…
29:蒼の月光
?エスピナスの時点でも相当やばいけどそこまで行くか?
30:星々見渡す破滅因子殿
>>29
うむ、相当なんてものではない。非常に危険なレベルだ…確かにニキネキ達の申す通り竜の名はエスピナス…だがアレは普通のエスピナスではない
31:一高教師の❾=熾天使
辿異種エスピナス…モンスターハンターフロンティアに登場したマジのバケモンだ
32:星々巡る不死鳥
いーすんネキは直ぐにヤバさがわかると思うから他のニキネキに向けてすると…まず辿異種と言うのは従来と異なり『長い年月の進化で独自の戦法を身に着けた』という突然変異的な種の事だ。
それで次にエスピナスの話だが此奴は普段は馬鹿みたいに眠っていてハンターが武器攻撃で叩き起こそうとしても中々に起きない…のは置いといて、此奴は通常種であっても古龍であるクシャルダオラ相手に平然と縄張り争いをしたりなどでラージャン、バゼルギウスなどの古龍級生物に肩を並べている
33:不運の男
古龍級生物とは?
34:廻る呪いの赤い霧
>>33
確か古龍に匹敵、或いはそれ以上の力を持つ竜種の総称でこれには希少種連中や二つ名個体、更には通常個体のイビルジョーやマガイマガドが名を連ねているな
35:第八世界存在いーすん
後は百竜夜行のヌシモンスターも含まれていますね。…辿異種エスピナスを調べましたが、本当にやばい竜ですね…
36:マガニャン
僕って古龍級生物だったんだ…
37:星々巡る不死鳥
話を戻して、そんな通常種ですらヤベーイ奴のエスピナスが年月をかけて独自進化、独自戦術を編み出しているわけだ。実際此奴を叩き起こそうと武器を振るったら通常種は暫く寝ぼけているのに対し、辿異種は直ぐに目覚めて飛び上がって超風圧+超毒のブレスを撃ってくる。超毒については猛毒の上位版だと思ってくれればいい。兎に角幽香はよくこんな奴を手懐けれたな…
38:名無しの白熾龍
その事なんだが、そのエスピナス辿異種は幽香が花畑を作った時から居たらしい。最初は追い出そうとしたが、妹紅ニキ達の語った強さのお陰で追い出すのを諦めたらしく、代わりに起きてるタイミングに花を世話してくれと頼んだそうだ。…それと現在は幽香からの土産を貰って永遠亭に帰還中だ
39:呪霊喰いの神モドキ
帰宅中なわけか
40:引き換えチケット
帰宅、ねぇ…そう言えば不死鳥ニキ、貴方も帰還の目処は立ってるのかしら?
41:星々巡る不死鳥
>>40
いや、全然?ゲート開くわけにはいかんからドラえもんの道具を借りて色々頑張ってるが…ハルカンドラの技術ってやばいと言う事がわかった
42:ひとつなぎの魔神さん
ハルカンドラってよくよく考えるとローアを造ったり、マスタークラウン造ったりしてますからね…オーバーテクノロジーの領域を超えてますよ
43:このすばでいいですとも!
でも大丈夫なのか?妹紅ニキの最推しの雷鼓達が追っかけてきたりするんじゃ…
44:星々巡る不死鳥
>>43
流石に無理だろ、時空乱流に巻き込れたんだぞ?スフィアローパー達のとこに行くとは言ったが、見知らぬ異世界行きの穴に吸い込まれたとは言ってないからな()
45:第八世界存在いーすん
確かにそうですね…(苦笑)
46:星々巡る不死鳥
それこそマホロアが過労働をしないと俺と輝夜を見つけれんからな
47:名無しの白熾龍
やはりアニメやゲームの交差する世界の設定と言うのは奥深いな…そろそろ永遠亭に着く、退出する
48:【システム】
名無しの白熾龍が退出しました
49:旅する金属生命体(分体)
クロスオーバー、って言うんですよね?そう考えたら僕は大分厄介な存在なのでは…
50:引き換えチケット
別にELSニキは良いわ、あの不死鳥がダメすぎる例なだけだから
51:星々巡る不死鳥
酷いなぁ…いやー、ドラえもん達の日常を見てるけどやっぱ凄えな
「…漸く帰ってこれたな」
幽香の花畑の騒動から数日後、龍護の姿は竹林の前にあった。彼は古龍のナルハタタヒメ、他にも多種の竜と虫を討伐して竹林に帰還した。そんな彼は自分の拠点へ帰るために自分の武器と土産を手で抱え、翼脚を広げて空を飛び始める。
「…やはり飛行できると言う事は素晴らしいな…」
かつては飛ぶのもやっとだった龍護、しかし今の彼は原因不明の変化によって飛ぶことが楽になっており飛べる事を喜ばしく思ってるらしい。それはそうといつの間にか永遠亭の門に着いていたらしく、降り立つ龍護。
「…お邪魔します」
そう言って彼は門を叩き、開ける。そして彼が敷地内に足を踏み入れた時…彼の元に飛び込んでくる人物が。
「………お帰りなさい、龍護さん」
「…遅くなってすまない…ただいま戻ってきたぞ、永琳」
人物の名は永琳…彼を自然の生物へと近づけるために彼に尽力し続けている薬師であり、そして彼の存在を肯定してくれた人物。彼女は彼が帰ってくる遅さに少し恐怖していたらしく、目に涙を留めている。まあ確かに彼は永遠亭を経ってナルハタを討伐、そして此処に戻ってくるまでに2週間近くかけてしまっている。
「…旅の道中に様々な者達を助けててな…それで少し遅れた。…一応手土産もある」
「…竜や妖怪に苦しめられてた人を助けてたのですよね?…それならいいでしょう、まずは彼処でゆっくり休んでください」
「…ああ」
永琳は彼の言葉に偽りがないと察せたのだろうか、彼を赦して離れた後にあの場所…龍灯で休む事を提案する。龍護は黒龍護が出現し暴れた影響により、大量にエネルギーを消費していたのだ。勿論その提案を受けて武器や土産を置いた後、直ぐに龍灯へ直行する穴に降りて龍灯へ向かう。
「…そう言えば輝夜達はどうだった?」
「姫様はどうやら姫様を恨んでる娘と殺し合いをしてるわ、てゐは…竜用の罠かしらね、竹林にたくさん仕掛けてるわ」
「…そうか、ではまた目覚めた時な…」
「…本当に、お疲れ様です…そして…ありがとう」
眠る前の少しの世間話をした後、彼が去ったその場に静かに声を残した永琳だった。因みに彼は消費していた竜乳が予想していた以上に多かったようで、数十年以上眠る事になるのだがそれはまた別の話…彼が目覚めるのは…恐らくとある妖怪の賢者がこの地を訪れる頃だろう。
一方その頃。都とも、竹林とも、山とも、そしてあの龍宮砦跡でもない日本の某所にて…
「…すまないな、お前に海を渡らせて」
「CYURUOON」
そこには1人の女性と1匹の狐のような竜が焚き火を囲んでおり、女性はそこら辺で狩ったであろう猪肉を、竜は小型の草食竜に食らい付いていた。この1人と1匹は元で見かけた女性と竜であり、会話内容からどうやら彼女等は海を渡って日本に来たらしい。そのため今は休息兼食事という事だろう、そこら辺の野生動物と草食竜を狩って食べてたわけである。
「…それにしてもお前はいつ見ても美しいな…竜は何度か見た事があるが、お前ほど美しい竜は見た事がない」
「CYUAA?CYUUU…」
女性の美しい、という言葉に少し照れているのか身体を渦巻かせる竜。そんな少し楽しげな雰囲気の1人と1匹だったが…突如何の気配を感じたのか、其々の表情が硬くなり、とある叢を睨んでいる。そしてその叢から出てきたのは…
「…あー、私は貴女達を殺すつもりはないわ。だからその敵意を収めてちょうだい」
両手を上げながら紫の結晶のドレスを着る金髪の女性が現れ、彼女は1人と1匹に敵意がない事を示す。女性の言葉通り、自分達への敵意が感じられないからか其々が備えていた爪と牙を仕舞う。女性は一息ついた後、女性と竜に対して名乗りをあげる。
「私の名前は八雲紫…私の考える理想郷…人間と妖怪、そして竜が共に暮らしていける世界を作る手伝いをしてくれないかしら?」
「…手伝い、だと?」
「CYUOO…?」
女性…紫の言葉に首を傾げる1人と1匹、紫はその反応は当然と思っていたのか特に何も言うことなく話を続ける。
「私は人間や妖怪に神…そして共存関係を築けると見做した竜達による楽園を作りたいの。でもそれには私1人では手が足りない…そこで、強大な力を感じられた貴女達に私の手伝い…式神になってほしいの。…貴女達にだってメリットはあるわ、安定した衣食住や報酬、とにかく私を手伝ってくれるなら私が与えれる物を与えてあげる。…式神になっていただけませんでしょうか?」
彼女の言葉に耳を傾ける女性と竜、彼女は要するにあらゆる種族が手を取り合…わなくても良いから、兎に角そのような楽園を作りたいらしい。最初は馬鹿馬鹿しい、そんなの叶うはずがないと切り捨てようとしていた女性だったが…ふとその考えを顧みる。
人間と妖怪、それだけでも相容れない物だというのにそこに更に竜が加わるのだ、崩壊する未来しか見えない…だが紫はそれを承知の上で言ってるように見えるのだ。それに…彼女はまるで、
「…貴女はまるで、『自分は竜と共に過ごした』と言ってるように見えるのですが」
「その通りよ、その竜が特別だった、ってのもあるけど…それでも竜の中には知能が高い者達もいる。そういう者達と協力して私は理想郷を作り上げたいのだけど…どうかしら?」
紫からの返答を聞き、考えを巡らせる女性…確かに竜は脳筋と呼ばれるような力だけでおす個体もいれば、人間のように高度な知能を持って狡猾に狩りをする個体もいる。現に今自分といる狐のような竜も、自分を食らえば良いのにそんな事をせず自分と共に居てくれているのだ。そうした要因から考えて考えて考え抜いて…彼女が出した結論は。
「…分かった、貴女のその考えに私と…「CYUA!」…彼も乗りましょう」
「…誘いに乗ってくれて嬉しいわ、…そうだ、貴女達名前はあるかしら?」
「名前、ですか…すみませんが、彼も私もありません」
紫の馬鹿げた理想に乗っかる事を選択した。その選択を嬉しく思う紫は早速女性と竜を名前で呼ぼうとするが…此処で名前を聞いていないことに気づき、尋ねる。しかし竜は愚か、女性も名前を持っていなかった。そこで紫は…
「名前がないのね、なら…私が貴女達に名前をつけましょう。…貴女の名前は藍、八雲藍。そして竜の貴方は…
「CYIAA!」
女性改めて藍と同じように名前をつけてもらえた竜、蒼焔は喜びを表すように泡を撒き散らしながら舞っている。蒼焔の泡の性質を知る藍は慌てて蒼焔の舞を止め、自分達の名付け親の紫に向き合う。
「この私、八雲藍は…八雲紫様に永遠の忠誠を誓います」
「CYUIAA」
藍のお礼に合わせるように、自分も見真似のお礼をする蒼焔。1人と1匹のその姿を見た紫は少しだけ笑いを溢し一言。
「それじゃあ…
「…!はい!」
「CYUOO!」
藍は蒼焔を人として扱ってくれている紫に感謝し、蒼焔も自分のことを人として見てくれている紫に感謝する。紫はそんな1人と1匹を楽しそうに眺めていたのであった。果たして彼女の思い描く楽園というのは成功するのだろうか…
というわけで前半はクイーンランゴスタサンドバック編と、とある蟷螂君の内心ですね。何故蟷螂君の内心を書いたかですが…作者が密かに決めていたこの作品のテーマに沿って動いて欲しいからですね。
ただし蟷螂君の死は確定してしまっていますが(無慈悲)。
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