守護龍として造られたらしいけど、特に護る義理はないので好きに生きます   作:シェリーザ

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試験が終わったので早速投稿、結果は言わずがなです。

もこたん♂のクロスオーバー番外編をどこにぶち込むか悩んでいる作者です。短編の方にはぶち込む予定が一切ないので前作か此処になるんですけど…作者的には前作に投稿したいんですよね。


第27話

竜の頭数が減り、人間にとっても妖怪にとっても平和な時代、江戸時代が来た日本。竜の脅威が消えたわけではないものの、それでも力を持つ竜が主に数を減らしており人間や妖怪でも太刀打ち出来るようになってきたこの頃…京の地のとある竹林にて…

 

「CYUAAA!!」

 

「…はっ!!」

 

全身真っ白の結晶に包まれている男、白崎龍護と、全体的に蒼く、背鰭や前脚と後脚、尻尾から少々変な匂いの泡を立てている狐のような竜、タマミツネ希少種が戦闘を繰り広げていた。現在はミツネの方はその体格通りのしなやかで流れるような動きで尻尾を振り上げると同時に、泡を放っており対する龍護は操虫棍を地面に突き、跳躍して棍から空気を噴出、泡を回避しつつ棍を回すようにしながら突撃して斬り込んでいく。

 

「…っ!?滑る…!!」

 

「CYUOOO!!」

 

斬り込みが終わると同時に、操虫棍の代表技である舞踏跳躍を行おうとするがミツネの身体は通常種、希少種共通して攻撃、索敵に使う泡を生み出すためにほぼ全身滑液塗れなのである。なので脚力による舞踏跳躍を行おうとした龍護は足を滑らせ、体勢を崩して着地してしまう。そしてそんな龍護の隙を狩るようにミツネが滑液を利用して地面を滑って龍護にタックルを仕掛けるが龍護は迫り来るミツネに慌てを見せず、冷静に翔蟲を使って右に大きく回避する。

 

「…面白いな…知能を持つ竜との戦いは」

 

「CYUOAAAAA!!!」

 

少し余裕な雰囲気を見せる龍護に、もっと追い詰めなければと思ったのだろうか横回転を始め、周囲に数多の泡を展開していく。対する龍護はその泡の軌道を確認、冷静に隙間を縫うように躱していきそして唐突に棍を地面に突いて跳び上がる。するとミツネ希少種は回転と泡展開と同時に、レーザーのような炎ブレスを放っていたようで上空に逃げたことに気付いたミツネ希少種は首を持ち上げてブレスを龍護に当てようとする。

 

「…甘い」

 

しかし龍護は翼脚で2匹目の翔蟲を使って更に上空へ疾翔し、そこから猟虫に先に突撃させ、後から自分も突撃する技、操虫斬りでミツネに斬りかかり今度は棍でミツネの鱗を突いて舞踏跳躍を行う。そしてそこから再び操虫斬りで突っ込み攻撃、離脱するように舞踏跳躍を行い三度操虫斬りを行い舞踏跳躍で離脱する。そして着地。

 

「…来い」

 

「CYUAAA!!!」

 

挑発するように指を折り曲げ、ミツネ希少種は挑発に乗ってしまったか滑りながら突っ込み尻尾を大きく振り上げて龍護に叩きつけようとする…が。

 

「…単調だぞ!!」

 

「CYUOO!!?」

 

エキスにより強化された棍の強化急所斬りによる回転連続攻撃、そして締めの叩きつけの攻撃を尻尾の振り下ろしに合わせて行う…と。ミツネが行おうとした攻撃が相殺され、ミツネは大きく体勢を崩す。そして龍護はそのまま猟虫を展開して…

 

「そこまで!!両者共に止め!!」

 

1人と1匹の戦いに介入する声が響く。見れば金髪の狐のような尻尾が9本生えた女性…八雲紫の式神、八雲藍が言い放っておりどうやら彼等の戦いは組手、模擬戦に当たるものだったらしい。よく見れば周囲には観戦目的であろう永琳とてゐ、鈴仙や紫、輝夜に加え銀髪長髪で、赤もんぺが特徴的な少々、藤原妹紅が居た。ミツネ希少種…いや蒼焔は竜の姿から人間の姿へと変わり、頭を掻きつつ藍から布を受け取って余分に出した滑液を拭き取りながら組手の感想を言う。

 

「お疲れ様だ、蒼焔。これでお前の油を拭け」

 

「ありがとうございます藍さん。…いやはや、参りました。僕の泡に全く当たってくれませんし、泡で作り出した火の海も関係なく動かれますし、完敗です」

 

「…いや、お前の身体が油…か、それのせいで俺がやろうとした技が封じられたし、動きが素早く、まさに流水を相手してるかのような感覚だった。…お前のようなモンスターと戦う機会が少ないからな、これからも組手してもらえれば助かる…」

 

油ではなく滑液なんだが恐らく誰も気づかないだろう。それはさておき龍護もどうやら、希少種…と言うより、タマミツネの滑液による滑る感覚や剛柔でいう柔の動きが、今まで戦ってきたモンスターの中でも嵐龍や泥翁竜等片手で数えれるぐらいしか居なかったのでこれからも組手してもらいたいとのこと。

 

…それと舞踏跳躍の話だけど、君は護龍だから脚力だけでも跳躍できるだけで、普通の狩人は棍を使って舞踏跳躍するんだよ。狩猟笛の時も似たような事を言った気がするが直す気はないらしい。

 

「やっぱ龍護に…龍護さんは強いな、都に攻めてきた竜の大群を退けた実力は本物だったんだな」

 

「そりゃ強いウサよ、あの人リュウヌの護手…いや、なんでもないウサ。とにかく竹林に迷い込む竜も撃退してくれるんだから弱いわけがないウサよ」

 

「私も師匠から軽く聞いてるだけでしたが…その…棍?でしたっけ、その武器であれ程の空中戦が出来るんですから、倉庫に立てかけてた他の武器も相当強いんですよね」

 

上から順に妹紅、てゐ、鈴仙の感想である。てゐは龍護の事を『リュウヌの護手』、と呼んだが誰も分からないだろうということで結構誤魔化しつつ、彼が使ってる翔蟲と遊び始める。…翔蟲は龍護が眠ってる間も繁殖し続けていたので、竹林の何処でも見かけるぐらいには大繁殖していたわけである。無論変異種である紅、金もそこそこいる。

 

「うーん、あの操虫棍?って奴相当体力を使う様に見えるのだけれど…それでも息切れしないのはやはり彼の底なしの体力のおかげかしら?」

 

「多分そうですわね、都に辿り着くまでの時もそうでしたが竹林の中心?から竹林の外まで飛んで、約数十里も休みなしで歩いて息が途切れてませんでしたからね。…でもそれだけだと竜相手では…」

 

「やはり場数の違い…でしょうね、竜護さんは竜の姿、人間の姿其々で結構な戦いをこなしてますから」

 

そして彼等の戦いを見て思考に耽っているのが輝夜、紫、永琳である。輝夜は単純に龍護の身体能力について考えており彼の身体能力の考察に紫が付け加えつつ、また疑問を浮かべ、永琳がその疑問に答える様に推察を述べる。確かに龍護は永琳とほぼ同年代だ、累計何千万年かは寝ていても紫達は愚か、竜である蒼焔よりも長く戦い続けている。そんな中、蒼焔がポツリと呟いていく。

 

「…でも僕としては人間に擬態してる時も戦えるようになりたいんですよね…藍さんとよく組手してもらってますが、やっぱり竜の時と違って中々慣れませんし、中型竜相手だと危うくて…それと武器も欲しいです、龍護さんみたいなのを使いたいですね」

 

「…武器の方なら少し考えがある、それが出来るまで待っててくれ」

 

「?はい、わかりました」

 

どうやら蒼焔は人間に擬態してる時も戦えるようになりたいらしいが、人間に擬態したのが最近だからだろう。元が四足歩行であるタマミツネに対して二足歩行の人間だ、腕…彼でいう前脚を使う感覚が微妙に掴めてないらしい。

 

そういう感覚諸々については元龍の龍護では(彼の場合適応力が地味に高かった為違和感なく動けてたので)どうしようもない訳だが、武器だけならなんとか出来るらしい。龍護の言葉に首を傾ける蒼焔だが、この反応は正しい。彼は一体どうするつもりなのか…その答えは…

 

〜〜〜〜〜

 

204:名無しの白熾龍

…俺のところに人間に擬態できる竜が来た、その者の為の武器の設計図を…一先ず全種いただけないだろうか

 

205:星々巡る不死鳥

うーん、このw俺がまだドラえもん世界にいるタイミングでw

 

206:第八世界存在いーすん

まだ帰れてませんでしたか…

 

207:引き換えチケット

それよりも武器の設計図全種は一度置いといて…その人間に擬態できる竜ってのは?

 

208:名無しの白熾龍

>>207

なんでも八雲紫の式神らしく、名前は出さんが…竜の姿の特徴は泡狐竜を蒼くしたような感じだ、炎のブレスと爆発して辺りを火の海に変える泡を扱うそうだ。元々突然変異種として群にいたそうだが、群への被害を危惧して離脱、紫の式神になったらしい

 

209:一斬必殺の鳩

…oh!?なんという事でshow!!

 

210:ひとつなぎの魔神さん

イッチの周囲の竜ってヤバいやつしか居なくない…?

 

211:一高校教師の❾=熾天使

一応解説入れるか…イッチが言ってる竜はタマミツネ…それの希少種だ。モンハンシリーズでも久しぶりに追加された希少種モンスターであり、また亜種がいないモンスターという事でかなり珍しい竜だ

 

212:星々見渡す破滅因子殿

他の特徴としてはタマミツネが水属性の泡やブレスを扱うのに対し、タマミツネ希少種は天眼タマミツネを想起させるような火属性の泡やブレスを扱う。それと特殊状態である焔纏いという状態もあったりと非常に優遇されているモンスターだ。あとはタマミツネということもあり、防具も和テイストの美しく、かっこいい防具となっている

 

213:名無しの白熾龍

…む、そうだ忘れてた…どうやら彼は生命力や妖力、神力?というのが見える代わりに盲目らしい

 

214:廻る呪いの赤い霧

…実質天眼ミツネじゃねえか!!

 

215:呪霊喰いの神モドキ

え、そうなるとその子は天眼タマミツネ希少種…ってこと!?

 

216:マガニャン

化け物すぎる…ただでさえ希少種の時点でめっちゃ強いのに…

 

217:旅する金属生命体(分体)

天眼って個体もそんなに強いのですか…?

 

218:ワンピ世界の国背負いの蛇神龍

>>217

めちゃくちゃ強いよ(遠い目)、天眼ミツネは目が見えない代わりに泡に関する器官がめちゃくちゃ発達していて、寝ている天眼ミツネが展開する泡を割るだけで普通に気づかれるからね

 

219:蒼の月光

そんな奴がイッチの敵にならなくてよかった…下手するとイッチでも手を焼くことになるぞ

 

220:不運の男

現時点で強くて生きてると判明してる竜は…

 

・アマツマガツチ

・ゴア・マガラ

・怨嗟マガイマガド(推定)

・ヌシ・ジンオウガ

イブシマキヒコ

・天眼タマミツネ希少種

・エスピナス辿異種

 

…か、…普通にやばくね?

 

221:幸運と不幸の死霊術師

そのうちアマツ、イブシ、マガド、ジンオウガとは戦いを避けられなさそうだし…

 

222:このすばでいいですとも!

…うーん、とりあえず一旦影武者立てるからさ、いーすんネキの世界にお邪魔するわ

 

223:第八世界存在いーすん

妹紅ニキさんが来れませんですからね、分かりました

 

224:星々巡る不死鳥

ゴルニキ、設計図は正確に書けよ。俺もその時はめちゃくちゃ神経使ったからな

 

225:このすばでいいですとも!

>>224

分かってるっつーの、あんたもさっさと元の世界に帰りな

 

226:メタルの神in神喰い

これ、相当やばくなりますよね…

 

227:星々見渡す破滅因子殿

此処にメルゼナやらネルギガンテやらが出てきたら…悍ましい事になるな

 

228:名無しの白熾龍

>>222

設計図の作成感謝する

 

229:このすばでいいですとも!

気にすんな、とりあえず武器全種の描いとくから描き終わり次第そっちの…龍灯に送るわ

 

230:名無しの白熾龍

よろしく頼む

 

231:星々巡る不死鳥

…ってかサ、俺の所に小人君がいたけどこれ…パピ君じゃね?

 

232:引き換えチケット

となると…宇宙小戦争(リトルスターウォーズ)かしら、でも水田ドラにその話はなかったから…

 

233:廻る呪いの赤い霧

リメイク版の可能性が高いな

 

234:歌の魔王withシェム・ハ

宇宙小戦争かぁ…年代によるけど懐かしなぁ

 

235:星々巡る不死鳥

とりま俺と輝夜も介入するわ、いくらパピ君が大学生並の頭脳を持ってても、普通子供だけで別惑星行くのはやっぱ危険だと思うんだわ

 

236:一高教師の❾=熾天使

それだけは本当に正論

 

237:ひとつなぎの魔神さん

この人何もしないといいんですけど…

 

238:不運の男

何もしないはずがない(断言)

 

〜〜〜〜〜

 

さて2匹の竜と龍が組手を終え、それぞれが自由に解散していく。妹紅と輝夜は殺し合い(誤字にあらず)に、鈴仙は…永遠亭に戻ろうとするも、てゐが作った竜用の罠に引っ掛かりてゐを追い回していた。と言うわけで残っていた龍護、永琳、紫、藍、蒼焔は永遠亭にそのまま帰還し…

 

「…これより、武器講義を開く。…特に蒼焔、お前は受けねばならぬ」

 

「わ、分かりました…」

 

「…私も受ける必要はあるのでしょうか…」

 

「私は構いませんよ、龍護さんがこう言う事をやるのは非常に珍しいですから」

 

「だとしてもなんで私まで…」

 

龍護主催の武器講義が開かれ、教師は龍護、生徒は永琳、紫、藍、蒼焔となっている。藍と紫は自分達が受ける意味はあるのか?と疑問符を浮かべているが、龍護はその2人の疑問にしっかりと答えていく。

 

「…勿論意味はある、紫、藍…お前達は基本的に妖怪や小型竜、人間に対しては無類の強さを発揮する…が、大型竜の前では小細工でしかない。だから討伐は出来なくてもいい、ただ自衛ぐらいは出来るようになってもらいたい……そういう意味では永琳は全然免除する実力を持つんだが?」

 

「あら、私は貴方の教え子の1人ですよ?教え子が教育役の意思に反する事をしてはならないのでは?それに…貴方のその話が私達の今後に生かされる可能性は大いにあります、聞いておいて損はない…いや、聞かせてください」

 

「…分かった、そのまま好きにしていてくれ…それでは話を始めていく」

 

永琳はすでに弓で竜を撃退できる実力を持ってるので、龍護的には免除なのだが彼女は龍護がこのような行動を起こす事が非常に珍しいという事で、自身の興味と今後に役立てる知識の収集というしっかりとした理由で参加を表明。勿論ちゃんとした理由を言われた上に永琳に甘い、弱い、逆らい辛いの三拍子が揃ってしまってる龍護は彼女の参加を認め、講義を開始する。

 

「…とりあえず講義を開始する、まずは武器についてだ…俺が大型竜に対してよく使う武器だが、俺が使う4種以外にも大剣、片手剣、双剣、突撃槍…など、10種類存在する」

 

「つまり14種類の武器がある…と」

 

龍護がよく使う太刀、弓、操虫棍、狩猟笛(現在大破中)以外にも10種類の武器がある事を認識する紫。そんなにも竜と戦う為の武器が存在するのか、と頷いたり少しざわついたりする生徒席。と此処で藍が龍護にある事を尋ねる。

 

「龍護氏が特定の武器しか使わないと言うのは、やはり慣れや適性と言ったところでしょうか」

 

「…そうだな、俺でも4つの武器しか使えない。…人それぞれ、向き不向きが存在する。それは武器であっても同様だ…俺の場合は偶々触った4種の武器がよく手に馴染んだから使っているだけだからな。と言うよりも普通扱えても4種までが限界だ、武器全種を扱える者というのは余程の達人でなければ不可能だ。…まあ、狩猟笛については鳴らせ方と楽譜を覚えれば扱えるんだが」

 

「楽譜…ですか、それは少し厳しいかもしれませんね…、僕は目見えないので…」

 

武器の扱える数についての談義を軽くする龍護、彼は武器全種を扱える者はとんでもない強者だと彼は言う。…けどな龍護、遥か未来に武器全種を扱え、更には全ての武器の鉄蟲糸技や新技術を巧みに使える熱血教官(ドスクグツチグモ)狩人(ワイルズ)が現れるんだよ。

 

…それはさておき龍護の狩猟笛の話に、自分の目が見えないので狩猟笛は扱えないんじゃと言い始める蒼焔。とはいえ盲目の人間の聴覚が鋭いように、竜の聴覚も鋭い可能性があるので彼を見て、自分の笛が直ったらいつか触らせてみるかと考えている龍護。…狩猟笛の話は一旦止めて、彼は自分が使っている武器種について話を再開する。

 

「…そうか、それで一度話を戻すが…俺が使う武器の紹介から行こう…。…まずは太刀、この武器は刀同様、闇雲に振り回して敵を斬る武器ではない…己の気を練り上げ、刃と一体となり敵を斬り伏せる…この武器には大まかに一撃を叩き込む型、連撃を決める型の二つがある…基本的にはどちらかに特化させて使う…」

 

「一撃と手数…どちらを取るか、ですか」

 

「私は一撃かしらね、やっぱり敵を一撃で斬り刻むのは爽快感があるわ」

 

「私は手数ですかね、手数武器の弓を多用しますし」

 

「太刀…興味深いですけど、道を突き進めないと使いづらそうですよね…」

 

安心しなさい蒼焔君、そんなこと言い始めたら君の目の前にいる護龍は剣道とかそういう精進の道に突き進むことなくこの武器を、それも一撃と連撃を織り交ぜて使ってるから。そんなのどこ吹く風、と彼は話を続けていく。

 

「…まああとで触らせてやる…次は弓、此方は遠距離攻撃が可能だ…敵の一瞬の隙を突き、弱点を撃ち抜く…それが基本の武器だ。…なのだが、蒼焔の場合は少々難しいか」

 

意気揚々と弓の話をしようとするも、弓を使わせる相手である蒼焔は目が見えぬのだ。それ故に遠距離攻撃武器を持ったとしても、的確に竜の傷口や弱点がつけるわけではないのが辛いところである。そんな蒼焔の補足をするように藍も言葉を付け足していく。

 

「そうですね…僕の目では竜の肉体を見れませんから…何処に傷がついてるか、などは見えないんですよね…」

 

「同じ理由で蒼焔に遠距離攻撃の武器は…」

 

「…分かった、なら空を駆け敵を斬る操虫棍…も無理か」

 

「あら、それはどうしてですか?」

 

「…操虫棍の本来の力を発揮するには、竜の外形を正確に把握しなければ扱えぬからな…」

 

再び自分の得意武器である操虫棍の紹介についても、まず操虫棍を扱うにはモンスターから採取されるエキスが必須であり、モンスターの外形を大まかにしか把握できない蒼焔には全くというわけではないがあまり向いていない、故にこれも却下となる。それと空を飛ぶという特技だが双剣や片手剣、ガンランスでも似たようなことが出来るぞ。

 

しかしそうなると問題が発生する、蒼焔に適正のある武器は何か、だ。彼の場合は前世というもののおかげで4種の武器を(強引なところ含めて)扱っていたが、蒼焔が彼と同じであるとは限らない。なので彼が所持していない武器で適性を探さなければならないのだが…そこで龍護は思いついたように手を打つ。

 

「…そうだ、紫。鍛奈殿の所へ行けるか?」

 

「鍛奈のところ?行けるけど…あぁ、そういう事ね」

 

「…ああ、一度俺はあの場所に行ってくる、戻ってきた時にあの異空間を繋げるのを頼んだぞ…」

 

「だから異空間じゃなくて隙間って言ってるでしょ!!」

 

相変わらず紫の隙間という名称を覚えていない龍護君であった。

 

〜〜〜

 

…龍灯に到着してと…さて、転送されているか…?よし、転送されている…タマミツネ希少種の武器の設計図だが、これを流用してもらえれば俺の武器として作ってもらい、そこから蒼焔の適性を見出していけばいい…あの人達には感謝しかないな…

 

…それと…黒から言われてたが、俺はそこまで永琳に執着…と言うか依存をしている…のか?…俺にとって永琳は…俺の最初の友であり、俺の理解者であり、そして…俺が命に替えてでも護るべき人だとは思うが…別に依存ではないだろう。…依存というのは、その者が居なければ生きていけない、などと言うもの…だった気がするからな。

 

…まあ良いか。それに彼女が幾ら不老不死だろうと、痛みはあるんだ…永琳が受ける痛みを俺が受ければ良い…それが俺に出来る永琳への恩返し…か?…一先ず帰還して、鍛奈殿の元に行くか。

 

 

 

おまけ 蒼焔の滑液

 

幻想郷談義の後…

 

「…そういえばなんですが、蒼焔君って肌がとても綺麗よね?何かお手入れでもしてるの?」

 

「いえ、僕は身体の都合上綺麗なだけで…」

 

「そうなんですよ!蒼焔は女である私や紫様よりも艶があって綺麗で非常に羨ましいッ!!」

 

「蒼焔は戦う時に泡を出すのだけど、多分その泡を作る為の液体でお肌がツルツルになってるのよ。良いよね、私も欲しいわぁ」

 

「ふむ…となれば、蒼焔君のその液体は改良すれば美容品として使えそうですね…」

 

 

 

 

 

(どうしよう、僕の纏ってる滑液ってめちゃくちゃ発火しやすいんだよなぁ…僕の家族から滑液貰った方が良いかな…?)

 

「…素肌、か…俺はそもそも肌を気軽に出せんからな…」

 

「…は、はあ(違う、そうじゃないんですよ龍護さん)」




蒼焔君の武器ですが、ヒントを出すと鬼人化と属性解放斬りです。それと既に出演してる他モンスターの扱いですが…最終的にお亡くなりが確定してるのはナルハタ、イブシ、アマツ、金蟷螂君です。

何かしら人気ありそうな方々で人気投票をやってみた

  • 白崎龍護
  • 八雲蒼焔
  • クロ君
  • メル・ゼナ
  • 怨嗟マガイマガド
  • ヌシジンオウガ
  • 藤原妹紅♂
  • 鋼華刹那
  • マガイマガド(コテハンニキ)
  • ゴルベーザ
  • ハン
  • イストワール(図書院長)
  • シン
  • 霍青娥(やべー方)
  • 作者「え?」
  • ラインハルト卿
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