守護龍として造られたらしいけど、特に護る義理はないので好きに生きます 作:シェリーザ
ごめんなキーファ、種泥棒やらキーファ=オルゴ説とか言って…でも結局ユバールで離脱するのは納得いかねえや…それはそうと投稿します。
この作品での弾幕ごっこの裁定は結構厳しめにしています、スペカの使用枚数もそうですが…1発被弾でアウトタイプ仕様です。戦闘形式は原作や黄昏作品、幻想万華鏡を混ぜた感じになっています。
【幕間】紅霧異変(前編)
霧の湖。この湖は幻想郷に存在する湖であり、名の通り四六時中霧が立ち込めている為普通の人間はおろか、妖怪ですらあまり近付かず其処に暮らす物好きと言えば妖精ぐらいである地域。そしてそんな湖の湖畔に建てられている、目を痛めるような紅に染まっている館『紅魔館』…その一室にて、館の住人が集結していた。
「…ついにこの日が来た…皆の者、準備は良いわね?」
「勿論!」
「ごほっ、ごほっ…問題ないわ…」
「ええ、大丈夫です」
「私も良いのですが…メルさんはどちらへ?」
玉座に腰掛ける水髪の吸血鬼、レミリア・スカーレットの言葉に肯定の言葉を掛ける彼女の妹であるフランドール・スカーレット、紫髪でパジャマの様な服装だが歴とした魔女であるパチュリー・ノーレッジ、赤髪糸目で幻想郷内でも珍しい華人服とチャイナドレスを合体させた様な服を着る女性、紅美鈴、そして紅魔館内でも唯一の人間である銀髪でメイド服を着る少女、十六夜咲夜…なのだが、咲夜は少し辺りを見回したのちに彼女の先輩に当たるとある古龍がどこへ行ったのかを尋ねる。その問いに対してレミリアは…
「メルは…異変を起こすにあたってメルの力は強大過ぎるの、だから休暇を兼ねて何処かへ出かけてもらってるわ」
因みにそのメルは何しているかと言うと…
「うっ…ワンペアよ…」
「私はフラッシュですが…」
「ふふ、甘いですねぇ…フルハウスですよ」
「あらごめんなさい、私はロイヤルストレートフラッシュです」
「「「なん…だと(ですって)(だって)…!?」」」
…藍と紫、永琳と共に永遠亭でポーカーをしており、永琳が豪運を見せつけている様だった。それはさておきメルが異変に介入しない理由を理解した咲夜はうなずき、あとは何も疑問がないのか口を閉ざす。全員の意思を確認できたレミリアは瞑目して満足そうに頷いた後に、全員へ指令を放つ。
「此度、私達紅魔館は再び異変を起こす!だがかつての侵略の目的ではない、この世界の規則に従う上で私達の威厳を知らしめすのよ!」
かつて起きた幻想郷最初の異変、吸血鬼・百竜異変。あの異変で紅魔館…と言うより、レミリア、メルはイブシマキヒコ、百竜の淵源ナルハタタヒメの討伐に参加し、見事討ち取った…という実績があるも、それでも他の吸血鬼達によって植え付けられた印象によって妖怪達よりも人々に忌避されていた。
だがこの異変によって、自分達は支配を目論んだ吸血鬼達とは違うこの世界で平和に生きたいという意思と共に自身の威光を示す。それが彼女…いや、彼女と八雲紫の思惑であった。紅魔館の住民は全員彼女の言葉に頷き、レミリアはそれを見て一笑。
「…では…始めるとするか」
その日、夏の幻想郷の空は日光をも遮る紅い濃霧に覆われた。
「ふわぁ〜……今日もいつも通り、かしら」
博麗神社。幻想郷内で最重要の建築物で、神社境内には黒髪で紅白の巫女服を着用する少女が箒を持って掃除をしていた。少女の名は博麗霊夢、今代の博麗の巫女である。彼女は日課と思われる掃き掃除を終えた後、箒を仕舞い縁側に座り込んで彼女の1日が始まる…と思った瞬間、空に紅い濃霧が行き渡り神社…いや、幻想郷内が暗くなる。数秒程じっと霧を見つめていた霊夢だが、彼女は大きく溜息を吐いた後に神社からお祓い棒と針、陰陽玉を持ってきて空を
「…面倒事を起こす馬鹿がいるのね、はぁ…」
そうして神社を飛び出し、霧の発生源へと向かう霊夢。そして…
「お?なんだなんだ、赤い霧か。…何かありそうだな、私が突き止めてやるか!」
瘴気が立ち込める森、通称魔法の森にて名ばかりの商店『霧雨魔法店』…その店主であり、何がでもある金髪の白黒の魔女服を着る
それはさておき、彼女は霧に何か感じたのか箒を取り出してその柄に飛び乗り飛翔。霧の発生の謎についての探究心を満たすために空へと飛び上がる。こうして2人の少女が異変の解決へと向かうのだった。
視点は戻って霊夢、彼女は霧の湖に向かって悠々と飛んでいた。こういう時は普通、何かしらの妨害が来るのがお約束であり、基本のはずなのだが…彼女は運が良いのかそのような工作を受ける事なく、霧の発生源と思われる紅い館へと無事辿り着いた。
「悪趣味な館ね…全部真っ赤って、一体どういう神経してるのかしら」
霊夢は怪訝な目をして館の彩色に文句をつけ、正面突破をするつもりはないのかそのまま塀を越えようとする…が。
「おや、お客様ですか?お客様でしたらちゃんと門から入っていただなければ困りますよ〜」
「っ…!?」
霊夢の背後から突如声が聞こえ、驚きながら振り返ると…其処には糸目で微笑みながら、彼女の背後に浮いている赤髪の女性…紅美鈴。霊夢は美鈴の存在を認識した瞬間、すぐに距離を取り地上へ一度降り立つ。
「…アンタは何者?アンタがこの霧を起こしてるの?」
「この霧を起こしてるのは私ではなく、お嬢様です。…ですが、見る限り侵入者である貴女を通すわけには行かないので…此処は、例の決闘とやらで決めませんか?」
「…そういう規則は守るのね、分かったわ…私が使用するスペルカードは1枚…アンタは?」
「そうですね、では私も1枚にしましょう」
どうやら紫が作った決闘規則に則って戦いを始めるらしい、彼女等はお互いに一枚のスペルカードを使用するらしく決定後はしばらく静寂に埋もれていた…
「「…決闘開始!!」」
一陣の風が吹いた時、2人は同時に動き始める。霊夢は針と御札で構成された弾幕を放ち、美鈴は回し蹴りと同時に烈火の如く激しい紅色の弾幕を放つ。弾幕同士がぶつかり合って爆発したり、すれ違って霊夢や美鈴の横を通り抜けたりする。霊夢は弾幕一つ一つの挙動を見極めて動いており、美鈴も自身に当たる弾幕は回避が相殺、それ以外は無視というまさに余裕のある強者の立ち振る舞いを見せる。
「強く出れないわね…」
「こう見えても私、弾幕勝負は苦手でして〜どちらかと言うと接近戦とか、肉弾戦の方が得意なのでこれで精一杯だったりするんですよね〜」
「…アンタがそう言ったって、全然問題なさそうに見えるけれどね!」
美鈴が弾幕勝負が苦手と零す。確かに彼女の弾幕は綺麗…と言うより、弾幕の色が何処か心の底で恐怖を覚える色…美しさを競うという点では苦手なのかもしれないが、戦闘面では不規則な軌道をしている弾幕をぶつけて相殺したり、館の塀や門に配慮して戦っている辺り本当に苦手なのか?と怪しいものだが。
「苦手っていう割には、弾幕の相殺や回避が手慣れ過ぎていると思うけど?」
「私が慣れているのは本格的な戦闘というだけで、この手の戦いは専門外な訳でして」
「…面倒臭いわね…さっさと退治されてくれないかしら?」
「そんな事したら、お嬢様に給料差し引かれちゃうのでお断りします」
美鈴ののらりくらりとした言動に面倒臭さいオーラ全開で話す霊夢。そんな霊夢を相手にして、動じる事なく弾幕勝負に臨んでいる美鈴。給料問題などの軽口を叩けるぐらい美鈴は余裕を持っており、このままやっていては何れ自分の方が崩される…
そう悟った霊夢は、数多の針や札を投げた後自身の持つ霊力を練り上げ、レーザーのような弾幕を放つ。針やお札は逃走経路を絞る為の陽動弾であり、本名はレーザー。美鈴は霊夢の思惑通り針や札を回避する為にバックステップをした…その刹那、レーザー弾が美鈴を呑み込んだ。レーザー弾が地面に着弾し土煙が発生、一時的に視界が奪われる霊夢だが…美鈴に当たったと言う手応えはあったのか、手間をかけさせられたからか漸く、と言った溜息を吐いて館に侵入しようとした…が。
「困りますよ〜、まだ負けてないのに勝手に侵入されちゃ〜」
「っ…!?アンタ、どうして…!」
先程弾幕を受けたと思われたはずが霊夢の背後に片目だけ開け、先程の雰囲気を纏ってたとは思えない水色の角膜に浮かぶ鋭い瞳孔を向ける美鈴が突如現れ弾幕を放ってくる。霊夢は思わぬ奇襲を受けるもなんとか勘で全て躱し、侵入を一度止めて大きく跳び上がって距離をとる。
「どうしてって…躱しただけですよ、いやー危なかったです」
「危なかった…って、あの位置にいたらあの弾幕を避けれる筈が…!」
「武術で今のような移動を可能にしてくれる技があるんですよ、それを使っただけです」
美鈴が言う武術の技、縮地と言う最近は少し聞くようになってきたこの技を使って回避したと手札を切る。霊夢は先程の美鈴の目に少し怯んだものの、それを振り切って美鈴の服装を見る。美鈴の服装だがチャイナドレスと華人服を足して割ったような服で、スカート部分が割けて大きく広がるような構造である事から脚の可動域がかなり広いからこそ、回避する事を可能としたと読むのと同時にどんな技で躱したかも察せたようで面倒臭さを隠しはせずともお祓い棒を向ける。
「初戦の相手にしては強すぎるけど…私は巫女なのよ、これ程度で挫けるつもりはないわ。義母さんや蒼焔さんと違って竜の相手は得意じゃないけど…アンタみたいな妖怪ぐらい、簡単に退治してやるわ!」
「おやおや、私が博麗の巫女の初戦の相手でしたか。それは運が悪いですね…貴女には此処で負けて、尻尾を巻いて逃げ帰ってもらいます!スペルカード発動、彩符『彩光乱舞』!!」
そう、
そんな霊夢を見て、少し本気で挑もうと考えたか美鈴が懐から1枚の札…スペルカードを取り出し、それを光らせ技名と思われる言葉を叫ぶ。そうして彼女が手を合わせるように構えると中に虹色の弾が現れ、そこから色とりどりの弾幕が放たれる。赤青黄緑水紫橙…と、赤については先程の弾幕と変わらずの恐怖を感じる彩色だがそれ以外の色は美しさを感じる弾幕で、それらは
「…単純だけど弾道が厄介ね…!」
「単純明快、いい言葉ですよね。私好きなんですよ」
「そんなの私の知った事じゃないわ」
霊夢の躱す為の軌道を逃さず見通し、其処を潰すように弾幕を放つ。対する霊夢も緩急付け、普段は絶対にやらない煽り運転のような軌道を描いて相手の弾幕を躱すのと同時に新たな逃げ道を見つけ、其処を辿りながら自身も絶えず針と御札を放つ。だが流石に自身の弾幕を抜けてきた相手の弾幕に当たるほど美鈴は間抜けではなく、脚を振り上げて旋風を起こし弾幕を弾いていく。
「ほらほら、反撃が手緩いですよ?そんなのじゃ私に攻撃を当てるなんて夢のまた夢になりますよ?」
「わかってるわ…よ!」
美鈴の単純だが普通に回避が難しいスペルカード。それに加えて霊夢の放つ弾幕を上手く当てて相殺している為このまま続けばジリ貧になっていつかは自分も被弾する、そう考えた霊夢の行動は早かった。なんと霊夢は地上に降りて、そのまま地面駆けていく。美鈴はそれを不審には思うものも、此処で怪しんで動きを止めた場合門を突破される可能性がある。門番としてその事態は絶対に防がねばならない。故に霊夢の追跡を続ける。
(…一体何を考えている?地上に降りた所で、私は手を緩めるつもりは全くない。かといって彼女は地上で走った方が速いとも思えない……まさか!?)
「…アンタの動きを見てたけど、アンタ…
「(くっ…!私が門番だから、門と塀を傷つけれないことに気づかれた!さっさと片をつけなければ…!)はっ…抜かせ!!」
だがその追跡は悪手だったようで、確かに霊夢は壁を背にして美鈴に追い詰められたような位置取りになっている…だが、その壁と言うのは館の塀であり館の門番である美鈴は塀や門を傷つける事はできない。故に霊夢へ飛ばしていた弾幕が薄くなってしまい其処を見抜かれてしまった。そうなれば最早手加減は無用なのか、弾幕を全開にして霊夢に接近する。
「…掛かったわ!夢符『封魔陣』!!」
「っ!?しまっ…!!」
だが…彼女が接近してくる事こそが霊夢の狙いだったようで、彼女は懐から即座にスペルカードを取り出し使用を宣言。赤と青による結界陣が展開され、それによって美鈴の弾幕は掻き消される。霊夢のスペルカードに気づきすぐに下がろうとする美鈴だったが…結界陣は展開され、美鈴を襲う。勿論美鈴は被弾するわけにはいかず、空気を
紙一重の回避ならまだ勝負は続いたが…被弾したのだ、それは即ち美鈴の敗北を示す。美鈴は無駄に抗う真似はせず潔く自身が負けたんだと理解し、スペルカードを止める。霊夢はその様子を見て少しだけ意外そうにしつつも、自身には関係ないからか無視してお祓い棒を担ぎ、門の方に振り向き歩みを進める。…前に美鈴に振り向き。
「…貴女は強かった、正直負けるかと思ったわ…博麗の巫女に此処まで言わせたのよ、後に誇りなさい」
「はは、そうですが…あのー、正門から行ってくださいね?修復が大変なので」
「私の機嫌が良ければね」
そういうものも、しっかり門のある方角に向けて歩みを進めている霊夢。彼女の動向に一安心したか、瞼を下げ地面に寝転がる美鈴。
「…ふふ、妖怪も面白い決闘方式を生み出しましたね…
そう呟いた後に、彼女は本格的に瞼を下げて一瞬で眠りに着いた。かの小学生には多少劣るが、それでも早く眠りに着いたのだった。…後に彼女は職務怠慢で給料が減額されるのは別の話である。
「ゴホッ、…其処の白黒魔女!私の魔導書、返しなさい…!」
「お前は魔女なんだろ?それで私は人間だ、お前と私では私の方が先に死ぬ…んで、私が死んだ後にお前が取りに来れば良い」
「…つまりは?」
「死ぬまで借りるぜ☆」
「…万死に値する!!」
一方その頃…館、紅魔館の中。霊夢が美鈴と激闘を繰り広げている間、魔理沙は不法侵入を働き紅魔館へ侵入。そうして館が所有、パチュリー・ノーレッジが司書の大図書館に偶々入り込んで現在に至る訳である。詰まるところこの普通の魔法使いは借りパクの真っ最中である。
「こぁ〜…」
「小悪魔は真っ先にやられちゃったし…ゴホッ、…私は体調が良くないし…」
「お、そう言うのを喜ぶのはあんま良くないけど…逃げるなら今ってな!」
パチュリーの使い魔である小悪魔はやられているので放っておくとして…パチュリーは喘息の持病持ちで体調が優れておらず、魔理沙の追跡を止めてしまう。魔理沙はパチュリーを杞憂しつつも好機と見たか、箒の速度を上げてとんずらを狙う…が。
「…なら…行きなさい、貴方達…!」
「…!」
「わっ!?なんだこの蛭!?」
彼女の逃走を防ぐべく、パチュリーはとある者達に指令を下す。パチュリーの指令を受けた者達…紅い羽の生えた蛭達、キュリアが魔理沙を追いかけ始め、蛭達を躱して弾幕で撃退していく。だが何処からかまた新しい奴らが現れ、魔理沙をしつこく追いかけ回す。
「しつこいぜコイツ等…!」
「その子達は竜をも狂わせる猛毒を持ち、そして竜を殺すぐらいの吸血を行うわ…手加減はしてくれてるけど、気をつけないと貴女…死ぬわよ」
「じょ、冗談じゃないぜ!?ならそんな奴等を追跡に使うなぜ!?」
「借りパクする方が悪いって話、して良いかしら」
魔理沙がキュリアによる追跡に異議を申し立てるも、パチュリーの正論に捩じ伏せられ、キュリアの撃退・回避を強いられることに。パチュリー曰く加減はさせているが、タガが外れる個体は幾らかいるから死ぬ気で逃げる、または本を返せば良いとの事。本を返さない辺り魔理沙は肝が据わっているだろう。こうして霊夢のスペルカード戦の裏では魔法使い同士の戦い(追跡?)が繰り広げられていたのだった。
「これならどうです、ストレートフラッシュ!!」
「あらごめんなさい…ロイヤルストレートフラッシュよ」
「あ、私もです」
「…(死んだ目)」
…永遠亭にてキュリアの宿主と幻想郷の賢者が女医と式神にボロ負けしてたとか…
おまけ 紅魔郷開始時のチルノ達
霧の湖の外れ…そこには本来、霊夢達の前に立ち塞がるべき筈の者達が集まっていた。
「わーはー、かっこいいのだー」
「お前かっこいいな!あたいの子分にしてあげても良いぞ!」
「チルノちゃん!あの黒竜さん絶対怒るからやめなよ!?」
「ほんとチルノは馬鹿ねぇ…」
「蛮勇って言ってあげた方が良いんじゃない?」
金髪で赤いリボンを付けて黒ワンピースの少女ルーミア、水髪で青いリボンを付け青いワンピース、背中に氷の羽根を持つ少女チルノ、サイドテールの緑髪で、水色のワンピースに妖精の羽根と思える羽根を持つ少女、大妖精。緑髪で昆虫の様な触覚を持ち、ボーイッシュな服装の少女リグル・ナイトバグ、桃髪で背中に鳥の様な翼を生やす少女ミスティア・ローレライ。5名の少女達は、今自分たちの目の前に居る目を持たない黒竜と戯れあっていた。
「GYAO!GYAI!」
「人懐っこいのだー」
「…にしても、この子は本当に知能が高いね。竜の中でもかなり高いんじゃないかな?」
「つまりあたいみたいな天才って事か!?」
「少なくともチルノよりずっと賢いよ「なんだとぉ!?」ねえ黒竜さん、貴方って家族はいるの?」
ミスティアの返答にキレて冷気を振り撒くチルノ。だが全員が面倒なので彼女を放置し、黒竜に家族…つまりは同族が居るのかを尋ねる。黒竜は最初、家族という言葉に首を可愛らしく(実態を知る者からすれば悍ましく)傾げたが…自分の家族に該当する者を思いついたのか、翼脚の爪を地面に立てて何かを描き始める。
「…大妖精、ミスティア、これ何か分かる?」
「ごめんリグルちゃん、私もわかんないや…」
「私も…」
「GYUA?」
…何か描いた、と言ってもそもそも竜の肉体で何かを描く事は難しい。なので黒竜が描いたのはぐちゃぐちゃの何か、である。とある護龍は地面に文字を書いて意思疎通をしていた時期があったが、やはりその護龍がおかしいだけで普通はこうなる。ちなみに黒竜は何を書いたについては、自分と共に育った住職の姉弟である。
「…まあ、でも私達を襲わないから仲良くなっても良いんじゃないのかー?」
「あたいもそう思う!コイツは悪い奴には見えないし!」
「…うーん、大丈夫かなぁ?」
「でもこの子が居たら他の竜に襲われにくくなりそうだし…そうね、此処はこの子と友達になりましょうか」
「そうだね。黒竜さん、これからも仲良くしてもらえないかな?」
「GUU?GYAO!」
黒竜の事をヤバい竜だと感じている大妖精…だが、ルーミアとチルノは自分達を襲わない事からこの黒竜は大人しくて賢いから友達になっても良いのでは?と皆に提案する。リグルは少し渋っていた様子だったが、よくよく考えるとこの黒竜がいれば自分達を襲う竜を減らせるのではと考え、最終的にチルノ達に賛成。ミスティアもリグルと同じ結論に至ったのか黒竜に自分達と友達になってもらえないかを尋ねた所…黒竜はそれを承諾するように頷き、皆に頭を擦り寄せる。
「…か、可愛い過ぎる…!見た目からは絶対に想像できない甘えん坊…これは「ミスティア?何を考えてるの?」…だ、大丈夫何も考えてないわよ…」
…この5人組、通称バカルテット+αと黒竜の将来はどこへ向かうのか。それは…誰も知らない。
ゴマ君の所在が判明。どうやら彼はちゃんと幻想郷に来れてた模様、百竜夜行は…多分狂竜ウイルスで対処したんじゃないかなぁ…?
それと『美鈴が強過ぎない?』と思った方、確かに彼女はルールの厳しさとかそれ的には少し強化の恩恵を受けてはいますが…実は設定面でトンデモ魔改造を受けてたりします。刹那君のショート番外編を思い付きましたがそれはいつかの未来に書く事にします。
何かしら人気ありそうな方々で人気投票をやってみた
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白崎龍護
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八雲蒼焔
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クロ君
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メル・ゼナ
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怨嗟マガイマガド
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ヌシジンオウガ
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藤原妹紅♂
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鋼華刹那
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マガイマガド(コテハンニキ)
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ゴルベーザ
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ハン
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イストワール(図書院長)
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シン
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霍青娥(やべー方)
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作者「え?」
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ラインハルト卿