守護龍として造られたらしいけど、特に護る義理はないので好きに生きます 作:シェリーザ
護龍個体というアッパーとナーフを同時に受けたゼノ・ジーヴァさん、『このままだと殺しても復活するくね?』と思うだろう方々に向けて此処での設定を発表しておきます。
ゼノ・ジーヴァのモンスターとしての性質を見る限り、自身の生命エネルギーを力に変換していると思われる書き方だったり本編描写があるためこの作品ではエネルギー強化形態、或いは臨界状態は生命エネルギーを激しく消耗するという事にします。ですので護龍というバフを受けても消耗の方が激しすぎる、というわけです。
刹那「命令のために命を削ってまで戦うなんて…これが人間のやることなんですか!?」
もこたん♂「極めてなにか生命に対する侮辱を感じます」
龍護もそうだけど君等が言っても説得力ないで?(真顔)
「…狩り甲斐があるとは言いましたが、流石に無限に再生して戦うのは嫌ですので速攻で行きましょう」
「…無論そのつもりだ」
「QYUAAAAAA!!!」
今から起こるであろう最後の戦いに、ゼノが2人に向けての威圧の咆哮を上げる。龍護とメルは一瞬怯みかけたが、龍護はラフィルを取り出し鉄蟲糸技の『剛気刃斬り』を放ち、同じくメルもプファールを取り出し盾を掲げて防ぐ。ゼノに攻撃を当ててはないものも、練気を1段階回収できた為直様残る2匹の翔蟲を使い円月の構えを発動する。
「…好きにやれ、俺が合わせる」
「それは助かります…ねっ!!」
「QYUOO!!?」
龍護はいつもの(仲間が居れば)仲間に合わせる戦法で、メルと足並みを揃えてゼノに斬り込みにかかる。メルは彼の突撃に合わせ、シールドを掲げながら突撃し突撃槍をゼノの身体に突き刺す。ゼノはメルの先制攻撃にしては少し痛めの一撃を受け悲鳴を上げるも、それで体勢を崩すたりはしないようで反撃代わりの青い炎のブレスを吐き返す。
「…甘いな…」
「見え見えですよ!」
「QYUII…!!!」
だがこの2人は歴戦の龍、産まれたてで未熟に近いゼノのブレスは居合抜刀気刃斬りに着弾に合わせての完璧な防御によって防がれ逆に反撃の気刃斬りと突きを受ける。ゼノは2人になんとか一撃与えようと奮起し、2人がゼノに近づいたタイミングでその場で身震いを起こす。2人はゼノの行動に疑問を浮かべていたが、そのまま無視して攻め込もうとした…その時。
「っ!退がってください!!」
「…!!」
地面から突如謎のエネルギーの奔流が発生し、メルがそれに掠る寸前で盾でなんとか防ぎ、龍護に回避を叫ぶ。龍護もメルの叫びが聞こえ翼脚で翔蟲を放ち後ろに翔んで、なんとか回避する。ただの威嚇と見せかけて、実際は不意を突く攻撃だったことに龍護とメルは驚きつつもそのまま攻撃を緩めることなくゼノに畳み掛けていく。
「QYUAA!!QYUOO!!!」
「私が引き受けるのでとっととやっちゃいましょう!!」
「…ああ」
ゼノもこの2人なら避けると踏んでいたのか四脚で駆けて2人に突撃しようと試みる…が、当然自由に暴れ回らせる訳がなくメルがゼノの右前脚に盾をぶつけて動きを止める。両者が鍔迫り合いしている間に、龍護が桜花鉄蟲気刃斬りを左前脚と左後脚に当てて練気を最大まで練り上げ、その後直ぐに太刀を鞘に納める。
龍護の構えを見たメルがゼノが右前脚で無理やり押し切ろうとしてるのを利用して胴から首辺りに掛けて鋒で切り裂いた後に盾を下げて自身も離脱。右前脚にかなりの力をかけていたゼノは対抗者がいなくなったことで大きく姿勢を崩し、その隙に龍護が刃を解き放つ。
「…まずは尻尾を斬る!」
「QYUIAAAA!!?」
摺足でゼノの背後に回った後に、彼お得意の気刃解放斬りを1、2、3段目を連続してゼノの尻尾に命中させ締めの気刃大回転斬りも当ててゼノの尻尾を切断。そこから納刀して抜刀からの二連撃を与えてから桜花鉄蟲気刃斬りで攻撃してから離脱する。そこにメルも合流し、尻尾が切断されたゼノの様子を伺っている。
「…尻尾は切っておいた、奴の勢いも落ちるはずだ…」
「私の今の武器では難しいので、感謝します。…後で聞こうと思いましたが、今は攻撃が緩いので構わないでしょう。貴方とあの龍…同じ気配を感じるのは、どう言う事ですか?」
ここでメルが、先程から感じてたのであろう疑問をゼノの勢いがないうちに聞こうと言う事で、龍護にその疑問をぶつける。内容は…目の前のゼノ・ジーヴァと、龍護から同じ気配を感じられた、とのことだ。龍護はメルの言葉に最初は黙っていたが、彼だって古龍の1匹だ。隠していてもいつかは真実に気づくだろうと言う事で自身の隠していた秘密を手短に伝える事にした。
「…お前の予想通り、俺は奴と同じ大昔に人間によって造られた
「…なる、ほど。初めて会った時から普通の生物から絶対に感じられない気配がしたので、只者ではないと感じていましたが…予想通り只者ではありませんでしたね。…詳しいことは後程伺います、「QYAAAAAAAA!!!」今は奴を…!?」
「…っ!?」
メルは彼の真実を聞いて少し驚くも、彼と初めて会った時から何かしら感じ取っていたらしくそれが人造龍である事についても特に問題ないらしい。少しだけ疑問を解決できたことで改めてゼノに向き合う2人だったが…ゼノの叫びに気づき直ぐに振り向く。問題のゼノだが彼は全身にエネルギーを巡らせており、両前脚を振り上げ、彼等に叩きつけようとしていた。
「直ぐに離れるぞ…!!」
「ええ…!!」
龍護とメルはすぐさま懐から翔蟲を取り出し、ゼノの前脚が届かない範囲まで逃げていく…と。ゼノの前脚が地面についた瞬間、前脚は地面に罅を入れてめり込み、ゼノを中心にして地面から大量の謎のエネルギーによって…宇宙の始まりを幻視させる大爆発を起こした。さらにゼノの籠っていた謎の何かから溢れていた液体にも引火しており、その液体が染み込んでいたであろう壁や地面、更には何かが取り憑いている西行妖に青い炎が燃え上がっていた。
「QYUUU…QYUOOOOO…!!!」
「…やはり、あれは竜乳と等しい物質だったから…それと俺はあの桜?については知らんが…燃えたらまずいのでは…?」
「私も詳しくは知りませんが、燃えたらまずいでしょうねぇ…」
冥界に来る際、西行妖を目撃している2人はこれが燃えたら大惨事になるのではと考える…が、これを燃やしても別に問題ない。寧ろ封印状態で長年に渡りゼノに力を枯渇するまで吸われ、枯渇状態で燃やされている訳だ。この状態からの復活なんてほぼ不可能である。だがそれはそれとしてゼノの先程の大爆発を危険視している龍護とメル、彼等は早急に討伐をする為に威力が更に上昇しているブレスを躱しながら作戦会議をする。
「…奴の休んでいた巣…俺は似たものを知っている、それと同じであれば…破壊可能だ、故に俺はあの巣を狙うが…いけるか、メル」
「バッチリ任せてもらいたい…所ですが、貴方への殺意が強すぎて、デュエルバインでも引き寄せきれないですよ?」
「QYAO!!QYUAAA!!!」
龍護はゼノの休んでいた何か…冥龍灯が、自分の龍灯と造りが似ているかもしれないと言う事で冥龍灯の破壊を目論む…しかしゼノは先程から龍護に集中放火しており、ほぼ自由なメルがゼノの足を突き刺したりしてるにも関わらず龍護を付け狙っているのだ。メルがランスの鉄蟲糸技『デュエルバイン』でもゼノの敵視を取れるか怪しいらしい。
「QYUOO!!?」
「…最悪強行突破すればいいのだが、どうするか…」
「…ん?龍護さん、藍さんって私達以外の方々にも声をかけたのですか?」
会話中にも容赦なく襲ってくるゼノをしれっと水月の構えで反撃して、気刃大回転斬りに繋げて練気を回収していく龍護。彼としては最悪自分がやられても、黒がいる為彼に任せていいのだがそれはかなりのリスクがあると言う事で悩んでいる…と、ここでメルから藍が自分以外で救援を呼びに行ったのかと尋ねてくる。
「…俺を呼びに来た時はメルのところに向かったら直ぐ戻る、と言っていたが…どうした?」
「いえ、ただ謎の気配がしたので…?」
「QYUAAAA!!!」
龍護はメルの問いに正直に答え、メルも彼が嘘をつくはずが無いと分かってるからか少し悩み始めるが…無論ゼノは彼等が曝け出した無防備な時を逃すはずがなく、先程より加速して突撃してくる。2人はゼノの突進速度に驚くも、別に対処できない速度では無いので対処しようとするが…ゼノの歩いた跡から謎のエネルギーが放出されそれの影響で計画が崩れる2人。このまま無理やり突破するか、それとも回避をするか…そう考えてた時。
「…!!」
「QYIAAAAA!!?」
「…!彼ですよ、私が感じた謎の気配は!!」
「…彼奴、何処かで…」
ゼノの背中に突如謎の人影が穴の入り口から舞い降りてきては、背中に懸架していた斧のような武器を剣の形に変形させ、それから電流を迸らせながらゼノの背中に突き立てたのだ。その人物に対しメルは自身の疑問が解けたようで晴れたような表情で、龍護は見覚えがある反応をする。
それはそうとその人物は剣から謎の煙と火花を散らしながらゼノの頭部を集中攻撃して行きそして…
「…喰らえ!!」
「QYIOOOO…!!?」
剣の刺さった部分で爆発が起き人物は離脱、ゼノは大きく身体を仰け反らせて人物は剣…いや斧を片手にゼノの身体から離脱、そのままゼノに対して斧を構えている。2人は人物に対して気になる点はあったものも、今はゼノの討伐が最優先というわけで龍護がメルに頼み込む。
「…俺が奴の巣を破壊してくる、メルは…あの男と龍を抑えてくれ」
「かしこまりました…っと!」
龍護の頼みをメルは快く承諾し、龍護は感謝をしながら冥龍灯へと駆けていく。メルはその様子を一瞬見届けた後にゼノと戦う男に協力しに行くのだった。
『マガド殿が…人間の姿になった…!?』
『マガドさん…無茶しない範囲で構いませんので、まだ戦えない僕の代わりに龍護さん達に加勢してあげてください…武器はそこの…どっちかを持って行って良いですから…』
『…ちょうど今の状態よ貴方の傷を治せる薬を調合したから、行くならこれを飲んでから行ってください…ただ急場で調合したので副作用が判りません、この戦いが終わったら暫く竜の姿に戻れないですがそれでも良ければ…お願いします』
『…マガドは、『行ってやっても良い』と言ってるので薬と武器をください。…マガド、幾ら八意先生の薬があるとは言え、貴方は重症を負ってることを忘れないでください。それと……死なないでくださいね』
…華扇にはああ言ったが、本当は俺自身が負けたままなのが嫌だったから受けただけだ…ただの自己満足だが、それを許してもらえてありがたかった。そんな言い訳は置いておこう。かなり慣れないが、これが華扇と同じ身体か…ちっぽけで貧弱だと思ってたが、その分機敏に動ける…俺の角を折った彼奴も、俺をも簡単に捻り潰せる竜のくせにこの姿だったのはその為か…?
「初めまして、私はメル・ゼナと申します。貴方の名前は窺いませんが…私の仲間が、奴の巣を破壊してるので奴の足止めをしましょう」
…此奴は確か、雷神龍と闘った時の…竜、か。此奴も最初は竜の誇りを捨ててまで軟弱な奴等の真似事をしているのか、全く理解できなかった。だがこうして俺自身がなってみて、この身体の利点を理解できた。確かに此方の方が色々と便利で、小柄なお陰で色々な場所に行ける。この身体なら華扇の横に立てるのも………それはさておきまだ彼奴や此奴、華扇の様には喋れん、故に華扇みたいに首を振って返答しておく。
「…成程、貴方も竜ですか。最近人間になれるようになった訳ですね、喋れない理由は判りました。…私が貴方に合わせるので、龍護さんが戻ってくるまでに彼を足止め、或いは…討伐しましょう」
「…」
…雷神龍の時も思ったが此奴…メルは自分よりも強い奴ですら狩ろうとしているのか…?竜と竜の間の力の格差は大小激しくいが、メルは力の差が大きくても当然のように狩ろうとする節が幾つかあるからな。…蛮勇にも思えるが、今はその蛮勇を頼らせてもらう…
「QUOAAAAAA!!!」
「さっきの大爆発を起こしてきます、あれは躱してください!!」
「…!」
あの竜の攻撃は受けてはならないと、直に喰らって学んだ…だがこのまま引き下がるのは俺の性分じゃ無い。このメルもそうだが、彼奴は竜の姿の力を人間の姿でも扱えていた…なら、同じ人間の形を取れる俺が出来ない通りはない!
「…!!」
「QYUIIII…!!!」
「尻尾を生やして攻撃…面白いですね、貴方は」
鬼火を当てるために近づいてしまったが、問題ない。奴が人間の姿で扱う虫?はないが…そのまま足元で鬼火を爆破、衝撃で飛び上がって連続で爆破して奴との距離を取れば…攻撃を受ける前に離脱することなど容易い。隣のメルも俺の動きを見て驚いた顔をしている。
…当然と言えば当然か、俺は飛竜共と違い翼やら滑空するための膜やらは持っていない。だからと言ってそれに甘える程俺…いや、俺達は弱くない。翼がないのなら他のもので代用すれば良い、そこで思いついたのが俺達の種族特有の力、鬼火。これを圧縮して爆破すれば俺達以上の竜達だって怯ませれる、後はそれを自分の足元などで行えば…爆破の衝撃で自分の身体が浮かび上がり、擬似的な飛行を可能にする。そうして俺達は空を安全圏だと思っている翼竜相手にも縄張り争いを繰り広げてきた。…まあ、奴には負けたがな…
「翼がない竜が空を飛ぶ…珍しいものを見れました。私もいつか貴方の飛行方法を参考にする時が来るかもしれませんね」
そう言えば此奴は左翼しかなかったな。…俺の飛び方は俺達の種族しか出来ないのだが…まあ、そんなの今はどうでも良い。今は…目の前の奴がメルの言っていた大爆発を終えて、俺達に例の青い炎を吐いてきている。それをメルは盾で防ぎ、俺は借りてきたこの斧にも剣にもなる武器の斧の形で地面に叩きつけて防いだ。
「…」
「龍護さんの動向が見えましたが、巣の破壊に手間取ってるみたいですね。もう少し長く耐えましょうか」
…どうやらあの男、巣の破壊にまだ時間がかかるらしい。あの木の根?らしいものに取り憑いているものなんだろうが、爆破したりするのは駄目なのだろうか…
「QYIOOOO!!!」
「あれは…青の炎を吐く構えですね、あれは余裕です」
「…」
…違う。青い炎を吐く時の構え方は奴は頭部と首を此方に向けていた…だが今の奴は、奴から見て真正面しか見ていない…っ!?
「QYUAAAAAA!!!」
「…!!」
「何…!?」
…危なかった、奴はやはり青の炎ではなく光線を放ってきたな…光線の威力も相当なものだろうが、何よりも薙ぎ払った大地が赤く発熱している…これほど周囲に大きな影響を与えているが、奴の鰭が先程よりも短くなっているのを見ると、奴にとってもかなり力を消費するようだな。
「…助かりました、危うくやられるところでしたよ」
「…」
さあここからどうするか…一先ず奴は息切れを起こしている、その隙に殴り殺したいものだが…この剣斧も華扇達から簡単に聞いてきたから、チャージ自体は終わっているし覚醒も済んでいる。…だがメルの話を聞く限り、巣の破壊をしなければ此奴は死なないらしい…が、復活しても関係なく殺し続ければ良いのではないのか?…巣の方から煙が噴き上がっている…
「…!龍護さんが巣の破壊に成功したそうです!!此処からは奴の力が尽きるまで殺し続けるだけです!!」
「…」
…どうやら彼奴がやってくれたようだ。これが華扇が言ってた踏ん張り所、ってやつか…望むところだ…。
「…すまん、予想以上に手間取った…先程の奴の光線で破壊させてもらった」
「成程、話は判りました…ああ、そうそう。そこの彼、最近竜になって武器を初めて扱うのにすごく活躍してくれるんですよ。現に私の命も救ってくれましたし」
「…」
「…成程、近くで見て漸く分かった…流石怨虎竜、蒼焔の戦い方を見て学んでたか…」
「…え!?この人、マガドさんなのですか!?」
冥龍灯の破壊を終えて2人に合流くる龍護、彼は元々カイヤーで滅龍弾を撃ち込んでいたのだがゼノの臨界状態での光線ブレスが放たれた際になんと冥龍灯を引きちぎって持ち運び、光線にぶち当てて機能停止させたのだ。彼の冥龍灯停止のところを見ていないメルは龍護の事を内心褒めつつ、人の形を取れるようになったマガドを褒めちぎってたところ…龍護から衝撃の事実を明かされ驚愕していた。
「…無駄話は辞めだ、後は奴の力をできる限り浪費させて狩るぞ」
「了解です」
「…!」
「QYAAAAAAAA!!!」
これ以上放置したら面倒になる気がした龍護は話を無理やり切り上げ、ゼノ・ジーヴァ討伐に向けての意識転換をさせる。ゼノの存在を忘れかけていたメルは直ぐに思い出して了承の意思を見せ、マガドも無言ではあるが蒼焔から借りた剣斧をゼノに向けて意思表示をする。龍護は少しだけ笑った後に、いつものラフィルではなくカイヤーを取り出し…最後の戦いを始めた。
「QYIAAAAAAA!!!」
「…!!」
「また鰭が伸びましたね…!」
「…あの状態だと恐らく大爆発を起こして来る、警戒していくぞ」
ゼノは最終決戦の開幕直後、この3人相手には通常では勝てないと感じたのか自身の全身にエネルギーを巡らせる臨界状態に再突入。早速ブレスを3人に向けて放ち、自分の寿命を削り切ってでも3人を殺すと言う明確な意思を感じられる。対する3人だが、龍護は扇回移動でブレスを躱しメルは盾を掲げた状態で突進しゼノに反撃、マガドは剣斧を斧形態を振り回しブレスをなんとか跳ね返す力業で無力化する。
「…兎に角奴に余裕を与えるな、今回砥石を持ち込めてない…すまんが、こいつで戦わせてもらう」
「構いませんよ、私達が貴方を上回る勢いで暴れまわれば良いですので!」
「…!!」
龍護がラフィルで戦わない理由は砥石の持ち込み忘れらしい、故に弾薬が大量にあるカイヤーで戦っており今も滅龍弾を連射している。その事を暴露された2人だが、メルは笑顔で問題なしと答えておりマガドも無言で斧を振り回して返答している。この3人の余裕っぷりにゼノは激怒しているようで、彼等を葬る為に自分の中を巡るエネルギーを収縮していき自分の生命を厭わず光線を放って彼等を薙ぎ払おうとする。
「…先程までより断然威力が上がってるな…良い調子だ」
「力を使わせて続けるのは良いのですが、地面の赤熱化で足場を奪われるのは癪ですね…」
「…」
龍護達は先程通り光線をさも当然のように躱しているが、ゼノは現在自分の回復する為の冥龍灯を破壊されエネルギー供給ができず、それ故に『ならせめて龍護達を殺そう』という狂乱状態であり彼等の回避先も含めて攻撃しているのだが…龍護は反撃竜弾で相殺、メルは突撃槍を地面に叩きつけ槍の上に立って躱し、マガドも剣斧を叩きつけその衝撃で大きく飛び上がって回避する。
「QYUOOOOO!!!」
ゼノが最終手段、と言う事で彼が両前脚を大きく振り上げて例の大爆発…ビックバンを起こす構えを取る。ゼノのビックバンの構えを見た龍護はゼノの腹部に滅龍弾を撃ち込むもゼノは動じておらず、致し方なしで反撃竜弾で引き退がり、メルは翔蟲を放ち昇天突きを放った後に流転突きで離脱。こうして2人は無事離脱し切るが…マガドだけは剣斧を剣形態に変え、足元で鬼火を爆破させた後ゼノの頭に飛びつき…
「QYUOOOOO!!?」
「…!!」
「マガドさん!?」
「…あの馬鹿者…!!」
右眼に目掛けて剣斧を突き刺しそのまま剣斧から煙を噴き出しながら攻撃、そして花火を散らしながら爆破を起こしてその勢いで離脱。ゼノは自分の右眼を潰され、更には鱗や甲殻を貫いて脳を爆破された為死ぬのは確実…だが、マガドの飛び込んだ先を最後に見ておりせめてもの道連れで前に放った物を明らかに上回る火力と範囲のビックバンをマガドに集中して放つ…が。
「…なんとか間に合ったか」
「…」
空中に投げ出され行動を取れなくなった状態のマガドを、翔蟲で高速移動してきた龍護が翼脚で彼を受け止めそのまま戻ってきた最後の翔蟲でビックバンの範囲外までに逃げ込む。とはいえ完全に躱し切れた訳ではなくビッグバンの余波を龍護が肩代わりしており、彼の背中の結晶が割れているが足をついてなかったり苦しんでる様子がない為問題なさそうだ。
そして自分の命を賭けてビックバンを放ったゼノだが…先程のビックバンで自らの力を全て使い切ったのか、残存する左眼から光が失われビックバンを起こす体勢のまま…命尽きたのだった。
「…奴は今までの竜・龍とは訳が違う、…埋葬してやるぞ」
「…確かに彼の体色は普通の生物では見れない物ですからね。…手伝いますよ」
「…」
だが危うく冥界や地上に被害を及ぼしかけたとは言え、彼だって身勝手な人間の被害竜達の最後の1匹なのだ。もしかすると龍護…ゾシアみたく、人間や妖怪達と手を取り合えた未来があったのかもしれなかった。しかしその未来をゾシアを失敗作と捉えた人間によって潰された、だから…同じ護龍の失敗作とされた龍護ができる、彼へのせめての償いをして…3人は皆の元へ戻った。
作者「兵器に心は要らぬと言った結果、操縦手の怨霊が殺されて誰にも止められなくなりましたからね、あの護龍ゼノ・ジーヴァ君」
友人C「ゾシアが生きてるのも龍護がインストールされてるからかぁ…」
友人D「という事は…龍護君がインストールされてなかったら、ゾシアは序盤で永琳にコロコロされてた…?」
作者「その時はメルか蒼焔かクロ辺りが主人公になってたかもね。マガドと雷牙は…ごめんだけど、主人公と言うよりライバル枠な感じなんだ、彼等」
おまけ この後の簡単なプロット説明
永夜抄にて霊夢達が異変解決の間、龍護君がアマツに対してとある兵器を河童達に造らせる
↓
風神録にてアマツ復活、アマツとの決戦
↓
そしてラスボス戦
↓
1話解決型の後日談や追加狩猟、高難易度ストーリーを数本書く
↓
エピローグ
作者「…と、こんな感じにはざっくり決まってます。永夜抄を細かく書いても良いのですが、ちょっと難しいかも…?」
何かしら人気ありそうな方々で人気投票をやってみた
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白崎龍護
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八雲蒼焔
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クロ君
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メル・ゼナ
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怨嗟マガイマガド
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ヌシジンオウガ
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藤原妹紅♂
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鋼華刹那
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マガイマガド(コテハンニキ)
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ゴルベーザ
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ハン
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イストワール(図書院長)
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シン
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霍青娥(やべー方)
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作者「え?」
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ラインハルト卿