守護龍として造られたらしいけど、特に護る義理はないので好きに生きます 作:シェリーザ
スレの内容が長くなってしまったので、本編も長くして対応します。
春が訪れなかった原因、西行妖…に取り憑いていた冥龍灯、ゼノ・ジーヴァを討伐し春雪の異変が解決された幻想郷。現代暦で5月であるが、幻想郷内に桜が咲き誇り遅めの春を告げていた。そんな春が訪れた幻想郷の博麗神社にて…
「酒だ!酒を飲みたくて仕方ねぇぜ!!」
「程々にしなさいよ、魔理沙」
「そうそう、この馬鹿に言ってやりなさい何とかトロイド」
「アリス・マーガトロイドよ!」
冥界での異変解決記念として、宴会が開かれていた。異変の功績者である魔理沙が完全に出来上がった状態で酒瓶を持っており、そんな魔理沙を危惧する金髪の少女アリス・マーガトロイドが咎める。アリスの咎めに霊夢が乗っかるも彼女の名前を覚えていない為突っ込まれながらも、兎に角この場にいる全員が楽しんでいた。
「…?」
「どうした咲夜、何かあったのか?」
「いえ…こう言う騒ぎに来るであろう妖精達が来ないので、不思議に思いまして」
「…確かに、だが…こう言う静かな宴も悪くない」
「お嬢様は寂しがりですもんね、湖の妖精さん達が居なくて本当は悲しいんですよね?」
「メル!?ふざけたことを抜かすのでは「妹様に友人が出来て羨ましがって貴女自身も夜な夜なこっそり出かけて色んな人と交友関係を築こうとしてたのを見てましたよ、紅魔館当主ではなくただの吸血鬼レミリアとして…というくだり、私は好きですよ」…やめろメル、その言葉は私に効く…!」
しかしこういう宴に乱入してきそうな妖精がいない事に疑問を抱いた咲夜、レミリアはその事について肯定するも、静かに過ごせていい…と答えるが彼女の専属執事に心情を暴露されて真っ赤になって蹲ってしまったのだった。それはさて置き…皆が各々好き勝手に酒を呑み暮れる中、博麗神社の居間で今回のゼノ・ジーヴァ討伐の功労者、龍護が白玉楼の姫君幽々子と冬眠から目覚めた紫と対談していた。
「…あの時の龍に、冥界の巨大な桜…西行妖と言ったな、あれを本格的に枯れさせてすまなかった。…あの時は緊急時だったとは言え…」
「良いですわよ、龍護さん。貴方がした事は何も間違ってませんもの」
対談内容は…西行妖が枯れた事について。西行妖に取り付いていた冥龍灯を破壊しゼノを討伐した龍護達だったのだが、冥龍灯が破壊され少し経った頃に西行妖が枯れ果ててしまったのだ。その事について龍護が畳に頭をつけて謝罪しており幽々子はそれに笑って問題なしと答える。
「西行妖が枯れた、って聞いた時は本当に慌てたわ…あれはただの化け桜じゃなかったんだし。でも幽々子が無事でよかったわ…あと西行妖の下に
「…これに関してはお前達は悪くない、全ては奴…例の龍を造り出した奴が悪い」
紫が疲れた顔で溜息を吐きながら愚痴を述べており、それを否定せず全てをあの怨霊に擦りつける。まあ確かに彼奴が殆ど悪い訳だが…しかし話はそこで終わりではない。幽々子が龍護の造り出した、という言葉に反応して彼にある事を尋ねる。
「そういえば龍護さん、貴方って…あの時の竜と同じか近い存在、だったりするかしら?」
「幽々子?何を言ってるのよ、龍護がその人造竜?って奴な訳ないでしょ」
「…紫の言う通りだ、何を根拠に馬鹿げた事を言う…俺は…」
「私は長い事亡霊をやってるからね、魂の形が見えるのよ。貴方とあの子の魂が同じ…ではないけど、それでも近しい形に見えたの。だからそうなんじゃ、って思ったのだけど…」
ただその内容が少し気まずいもので、彼の本質に深く関わると言っても良いものであった。幽々子は龍護があの護龍ゼノ・ジーヴァと同じ、或いは似た存在なのではないのかと言う事。紫の否定に龍護が乗っかろうとして切り抜けようとするも、幽々子にその逃げ道を塞がれてしまう。
「…本当なの、龍護?」
「……そうだ、俺も…奴と同じ人造龍だ」
初めは笑っていた紫も、段々とその笑いが消えて杞憂の表情へと変わる。龍護も幽々子の真剣な表情と紫の真偽を確かめたい表情に負けたか、自身の隠したかった真実を素直に述べる。龍護の言葉に最初は黙っていた2人だったが、幽々子が先に口を開く。
「…そう、なのね…わかったわ。けど聞かれたからって勘違いしないで頂戴、それを知ったからって貴方を拒絶するつもりはないわ」
「龍護が人造竜だったなんて…でもそれが今更どうしたって話よ、こっちは散々貴方に振り回されたし。何より貴方はあの暴走してた人造竜と違って、今も人間や妖怪と共存しようと奮闘してるじゃない。別に問題ないわよ」
彼女等は自分が人造龍である事について特に気にしておらず、龍護の存在を受けいるつもりである。龍護は2人の言葉に最初呆然としていたものも、少しだけ笑い2人と向き合う。
「…西行妖の件で謝るつもりが、慰められるとはな…すまんな、幽々子殿、紫」
「良いのよ〜気にしなくて」
「私は呼び捨てなのね…」
そうして3人で少しだけ話したのちに、宴会に合流するのだった。
「CYUAA!!CYUOON!!」
「だ、誰だっ!!蒼焔に酒を呑ませたやつは!?蒼焔は一度酔うと鎮めるのが途方もなく面倒臭いんだぞ!?この体勢も私が愛されてるみたいで悪くはないが…」
「蒼焔しゃま〜油をあちこちに撒かないでください〜!あと藍しゃま、蒼焔さんに巻かれてるからって喜ばないでください!身体凄いツルツルしてますよ!?」
「やっべ、蒼焔の奴酒に弱かったのか!?今すぐ逃げ…」
「CYAOOO!!」
「あ、あのブレスは…」
…彼等が合流する頃、宴会は大惨事になっていた事だけを此処に記す。
261:バイオ娘娘
堕魔ドゥシーザをチャージしてカードの効果で2軽減、更にバギンの効果でコストを1軽減して3マナを支払い、バギンをフェリックスミザリィにNeo進化しますわ!
262:星々巡る不死鳥
後攻とはいえ最速進化しちゃった、やべぇな…
263:名無しの白熾龍
…何をしてる?
264:第八世界存在いーすん
>>263
あぁイッチさん、お帰りなさいです。今は妹紅ニキさんと青娥ネキさんがデュエマをしてます
265:名無しの白熾龍
………???
266:廻る呪いの赤い霧
そりゃ困惑する…俺も意味不明だったからな。所でゼノ・ジーヴァの討伐はできたのか?
267:名無しの白熾龍
そうだ忘れてた…ああ、無事討伐に成功したぞ。ラインハルト卿の言っていた冥龍灯も破壊した…西行妖を枯らしてしまったし、幽々子と紫に人造龍であることがバレたがなんとか許してもらった
268:呪霊喰いの神モドキ
ほっ、良かった…西行妖は満開にする分にはダメだけど、焼いたりする分には良かったはず。ってかしれっと人造龍バレしてたんだね…
269:不運の男
デュエマをやるなとは言わんが、此処でやらないで貰いたいのだがな…兎も角これで残る問題の竜・龍はヌシ・ジンオウガ、アマツマガツチか…まだ問題児が残ってるのか
270:バイオ娘娘
妹紅さん、覚悟してくださいまし!ミザリィで攻撃時、自分の山札の上から2枚を墓地に置きその後闇のコスト6以下の進化ではないクリーチャーを出します!私が出すのは…堕魔ヴォガイガです!ヴォガイガの出た時効果で山札の上から4枚を墓地に置き、その中から…堕魔ヴォーミラを手札に戻しますわ。そしてWブレイクです!
271:歌の魔王withシェム・ハ
>>269
俺も同意見だ…まあ、試合がどんなのかは気になるから黙ってたけどな。さて青娥ネキが確実に黒単ミザリィのやりたい動きしてるの厄介だな、次のターンからドゥポイズとヘモグロの手札破壊コンボ飛んできてもおかしくねぇ。…ってか盤面除去とハンデス強いデッキって、束縛する気満々じゃ…?
272:このすばでいいですとも!
カードゲームに罪はないしな。青娥ネキの墓地は4枚、手札4枚で…対する妹紅ニキがデッキは赤青覇道で、今5マナのシャワーで回収したのを含めた手札が3枚か、此処からどう巻き返すか
273:星々巡る不死鳥
…シールドトリガー、フェアリーシャワーとドンドン水吹くナウ発動!まずは山上2枚の内1枚をマナに置き、もう1枚を手札に加える。その後山上5枚から必駆蛮触礼亞を回収して、ヴォガイガを手札に戻させる
274:バイオ娘娘
…ターンエンドですわ
275:蒼の月光
ミザリィって奴を戻さないんだ
276:星々見渡す破滅因子殿
フェリックスミザリィはNeo進化クリーチャーとして召喚する時コストが4になる、故に戻したとしてもヴォガイガからNeo進化する可能性があるからな
277:名無しの白熾龍
…デュエルマスターズだったか、懐かしいのは良いんだが…何故やる事に?
278:ワンピ世界の国背負いの蛇神龍
>>277
簡潔に説明すると妹紅ニキがやらかして、青娥ネキがヤンデレスイッチONにしてキレたから
279:名無しの白熾龍
説明感謝する、…すまん、説明されても理解できん…
280:引き換えチケット
大丈夫よ、私達も理解してないから。私達は一般通過の観客だから…
281:メタルの神in神喰い
さあさあどうなるのでしょうか!?
282:星々巡る不死鳥
俺のターン…ドローしてオニカマスをチャージ、6マナで龍装艦チェンジザを召喚
283:マガニャン
あ
284:一斬必殺の鳩
始まったな…
285:星々巡る不死鳥
チェンジザの出た時効果で2枚ドローして1枚捨てるが…俺が捨てるのはさっき回収した必駆蛮触礼亞だ
286:旅する金属生命体(分体)
え、切り札的なカードって言ってませんでしたか…?
287:ひとつなぎの魔神さん
>>286
ところがねELSニキ、それがこのチェンジザがイカれてる理由なんだ…
288:星々巡る不死鳥
このターンで初めて呪文が捨てられたのでチェンジザの効果発動…今捨てた必駆蛮触礼亞を唱える!
289:一高教師の❾=熾天使
出たな、無法詠唱
290:星々巡る不死鳥
必駆蛮触礼亞の効果で俺は手札から1枚好きなビートジョッキーを出せるが…俺が出すのは、勝利龍装クラッシュ"覇道"だ!!
291:このすばでいいですとも!
当然ながら左上に書かれている10というコストは支払いません(断言)
292:バイオ娘娘
マズいですわね…
293:星々巡る不死鳥
必駆蛮触礼亞の効果で覇道とミザリィをバトルし破壊、スピードアタッカーなのでそのままダブルブレイクだ
294:バイオ娘娘
…トリガーなし、ですわ
295:不運の男
おっとやばい
296:星々巡る不死鳥
んじゃ…ターンエンド時に必駆蛮触礼亞の効果で出した覇道を破壊、タップ状態で覇道が破壊されたので…俺は追加ターンを得る
297:廻る呪いの赤い霧
妹紅ニキの手札は4枚…流れを止めないと一生妹紅ニキの独壇場だぞ…
298:星々巡る不死鳥
ドローしてフェアリーライフをチャージ、6マナでおまけのチェンジザ召喚だ
299:メタルの神in神喰い
おまけとは?
300:幸運と不幸の死霊術師
轟轟轟もおまけ感覚で4連とかあったしな…俺は許してないけど
301:星々巡る不死鳥
出た時能力で2枚引いて1枚捨てるの効果で…もう一回始めよう、暴力の世界を…!必駆蛮触礼亞を捨てるぜ!!
302:引き換えチケット
もう1枚隠し持ってたのね…あら?でもチェンジザは2枚あるわよね…まさかとは思うけど…
303:星々巡る不死鳥
…ふふふ、チェンジザの効果はそれぞれ1回のみ使える…つまり!チェンジザが場に2枚ある俺は手札から覇道と轟轟轟を出すぜ!!
304:星々見渡す破滅因子殿
>>303
温情を感じられぬぞ…いや、真剣勝負で手加減する方がおかしいか…
305:バイオ娘娘
酷いですわぁ、…でも、そんな加減しない所が…
306:星々巡る不死鳥
轟轟轟の効果で1枚引いた後1枚以外残して全部捨て、残った1枚から轟轟轟を出してドローした後に轟轟轟3枚目出してドローした後に覇道と1枚目の轟轟轟で残りのシールド全部割るぞ
307:バイオ娘娘
無視しないで欲しいですし、さりげなく3連続で出さないでくださいまし!?…最後のスーパーシールドトリガー、撃墜医スパイナーですが…
308:マガニャン
まあ、ダメだろうね…轟轟轟を破壊してブロッカー出したところで轟轟轟とチェンジザが残ってるし、2体を上手く処理しても覇道が自壊してエクストラ地獄になるから…ってか4ターンで決着着くのおかしいでしょ、トリガーの当たり方が最悪なのもそうだけどさ
309:名無しの白熾龍
…決まったようなので失礼する
宴会が終わり、自由な時間が出来た頃…永遠亭で龍護は自身と敵対してる中で残る龍、アマツマガツチの対策について考えていた。ヌシ・ジンオウガは殴り合いになればなんとか勝てるので、そこは考えていない模様。
「…奴と真正面切っての殴り合いは勝てるだろうが…周囲への被害が酷いのか…」
前回の戦いはまだ制御出来てなかった黒に呑まれ、諏訪子を敵と認識した自分が敗因である為そこも視野に入れつつ思考の海に耽っていく。彼は前回自身の竜乳残量を気にせず結晶を生やしまくってアマツを焼いたりしていたのだ、そんな燃費の悪い戦い方ではアマツとの戦いの後長年眠る事が確定してしまう。なのでどうしようかと考えていた龍護だが…1人では考えが浮かばなかったので、此処は月の頭脳でもある永琳に頼る事にした。
「…大型龍を相手にするときに使う兵器が欲しい、その兵器の案を出してもらえないか?」
「大型竜相手…ですか。そうなると私達が居た古代都市では撃龍槍や破龍砲でしたが…あれでは冷却時間なり被害範囲なりが途轍もない事になるので、別の兵器にしましょう。そうですね…オドガロン亜種などが扱う属性を封じる力、それを収束させて放つ砲台なんてどうでしょうか?」
「…ふむ、ありだな。燃料は竜乳で賄えるしな、…だがどうやって造るか…」
永琳に頼った甲斐はあり、龍護はアマツとの戦いに向けてのヒントを得ることに成功…したものも、自分には兵器を造るなどという技術はなくどうしたものかと悩み始めていると…彼等の会話にてゐが入ってくる。
「あれ?お師匠さんと龍護さんは何悩んでるウサ?」
「…てゐか、大型龍相手に使用する兵器を製造しようと思ったのだが…俺にその技術がない事に気づいてどうしようかと思ってな」
「私でも造れない事はないのですが、そうなると暫く此処を閉めなければ完成しませんし…」
「(リュウヌの護手の頼みなら何の躊躇いもなく此処を閉めれるお師匠さんもやばいウサね…)うーん、それなら河童を頼ったら良いんじゃないかウサ」
2人の悩みを聞き、それに少し考える素振りを見せた後彼等に河童という妖怪に会いに行くことを提案する。龍護は河童という言葉を聞いて頭に皿を乗せている妖怪を思い浮かべるが、この世界には絶世の美女のような姿で人外でした、と言うのがザラにある世界だと言うことを思い出しその固定概念を投げ捨ててゐに詳細を尋ねる。
「…その河童と言う者達はどう言う奴等だ?」
「そうウサねぇ…変わり者、と言ったところウサ。天狗達が主に仕切っている妖怪の山に拠点を構えてるんだけど、機械だったっけウサ?機械弄りが得意な連中で多分お師匠さんが言ってた兵器も造ってくれると思うウサよ」
「成程…わかりました、その兵器についての設計図は私が書くので龍護さんはそれを持って山に行ってきてださい」
「…了解した」
永琳はてゐの言葉を聞き、直様紙を取り出してその兵器の図面を書き出して彼に渡す。龍護は紙を受け取り中身を確認した後、永琳に頷き。
「…ありがとう、永琳。早めに造っておきたいから、今から出てくる…」
「いってらっしゃい、龍護さん」
「いってらっしゃいウサ〜」
感謝を述べてそのまま部屋を出ていくのだった。永琳は微笑みながら彼を見届けた後、軽い足取りで自分の業務を開始していた。
(お師匠さん、普段あんまり人を頼らない護手に頼られて嬉しそうウサねぇ…)
「…妖怪の山の天狗か…あの時の様な者達が跋扈してる、と言うことか?」
翔蟲や移動に便利なカティラを利用して、約数十分で幻想郷に存在する唯一の山、妖怪の山に到着した龍護。彼は天狗にかつて出会った事を思い出しそれを考えると、少し嫌そうにしている。しかし嫌がった所で何も始まる訳ではないので仕方なく山の中に入っていく…と。
「っ!?…止まれ!今すぐ武器を捨てろ!!」
「…矢張りか…」
山道に踏み入れた瞬間、彼の周りに白髪の狼の様な耳を生やした男女の集団に囲まれ、予想通りの対応で龍護は内心面倒にしか思ってない。だが不祥事を起こしたいのかと言わられば、否であるので武器を捨てろと言う命令には大人しく従いカティラを地面にそっと置き両手をあげている。
「…指示には従った、此方の要求も聞いてもらって構わないだろうか」
「指示を聞いたからと、侵入者を通すわけにはならないぞ!」
白髪だが恐らくこの者達も天狗であろう事に、龍護は仮面の下で溜息を吐く。今回は前回程急用と言う訳ではないが、それでも時間をあまり掛けたくないが故に龍護のストレスゲージがちょっとずつ加速し始める。するとそんな彼の元に、空から黒の翼を広げて1人の少女が舞い降りる。
「あやや、まーた貴方は捕まってるんですか」
「…また?お前、俺と何処で…」
少女は龍護の周りをうろちょろして彼をニヤニヤ見つめており、龍護はその苛つきで右翼脚で少女の頭を鷲掴みにする。その様子を見て周囲にいた白髪の集団は別に彼の凶行を止める訳ではなく、どちらかと言うと嘲笑う感じでその少女を見ていた。
「痛たたた!?ちょっと痛いですよ、龍護さん!?」
「龍…護…?」
「…お前、何故俺の名を知ってい……前に会ったことがあるのか?」
龍護は第二波に左翼脚で拳を握っていたが、少女の顔をまじまじ見つめていたのちに、自分はもしかしたらこの少女と会ったことがあるのでは?と言う仮説に辿り着き少女に尋ねる。その問いかけに少女はと言うと…
「は、はいっ!私と貴方は一度お会いしてるので出来ればその腕を離していただければと…!!」
「…分かった、それでお前の名はなんだ…?」
龍護の翼脚から解放され頭を抑えて安堵の息を吐く少女、彼女は頭をさすったのちに彼に向き合い自身の名前を告げていく。
「酷いですねぇ、まだ痛みますよ〜…私の名前は射命丸文、清く正しくがモットーの新聞記者です!」
「…清く…正しく?」
「正確には汚く間違いだらけです」
「ちょっと!?なんて失礼な事を言うんですか!!」
少女…改めて文は態とらしく可愛く見える様な振り付きで彼に自分の職業も語る…が、彼にはそのモットーを疑問に思われており彼の小声に、彼に警告を出した少女も小声で彼の言葉に返答している。ただその小声は彼女に聞こえてたらしく、猛反発に遭う…が意に介さず他の者達で話が進んでいく。
「文さんを見てたら馬鹿らしくなってきたので、もういいです…私は犬走椛、白狼天狗です。恐らく貴方は今後も此処にくるでしょうし、この手形を渡しておくのでもし私みたいなのに止められたらそれを見せて場を収めてください。私が対応するので皆さんも持ち場に戻ってください!」
「…ふむ、感謝する…俺の名は白崎龍護、河童と言う者達に用があって此処にきた…」
主に文とのやり取りを見て、龍護について侵入者諸々を考えるのが面倒になったのか、一先ず自身の上司に当たる文が彼との面識があると言う事で一先ず警戒態勢を解き、自分の名を名乗って同僚達を業務に戻す椛。龍護は彼女の寛大な対応に礼を述べつつ、自身の本来の目的である河童達に用があると彼女達に話した。
「河童、ですか?」
「…あぁ、ある巨大な龍との戦いで使う予定の兵器の開発を頼もうと思ってな…何処にいるか分かるか?」
「対竜用兵器…分かりました、そこの奴は放っておいて河童達の住居に案内します」
「…よろしく頼む」
こうして3人は河童が住まう住居…玄武の沢へと歩を進めるのだった。
(…雷牙〜!多分この人、貴方が物凄く恨んでる人でしょうけど今はその怒りを収めておいて〜…!)
龍護が妖怪の山に来て、河童の拠点に案内されている頃…仙人として生まれ変わった茨木華扇の屋敷に2匹の竜が居た。
「GWAAA…」
「…WAOOO…」
1匹は華扇のお付きの竜である怨嗟マガイマガド、もう1匹は…彼女が現在、懸念してる竜ヌシ・ジンオウガの雷牙だった。彼等は普段通り?仲良く何やら話しており、華扇がその様子を優しげな雰囲気を醸し出して見つめていた…そんな中、華扇がある話題を切り出す。
「少し気になったのですが、雷牙さんはどうして私の様な人外だとしても…人型の者達も深く憎んでるのですか、貴方を傷つけたのは竜のはず…では?」
「…WAOOON」
「…GUOOO」
「…言いたくない、ですか…」
雷牙がどうして人の形を取る者達を恨んでいるのか、彼の人間…いや、人型であれば人間だろうが妖怪だろうがお構いなしにそれらを恨む彼に何故と聞くも、何も返されずに悩み始める華扇。彼女としては雷牙の極度の人間恨みの理由を知りたかったのだが、それが叶わなくなったので今後の彼はどうなるのかを杞憂していたが…マガドが突如ゼノ・ジーヴァとの戦いで得たあの人間の姿に変わる。
「………GWAOOO!!?」
「マガド!?」
「…GWUOO?」
まだ喋れはしない様で、竜の時と同じ声で雷牙に尋ねるマガド。華扇は自身の能力によって翻訳された言葉を聞き、マガドに驚きと心配が混じった目を向けている。対し、マガドに何か言われた雷牙は…
「…AOOON…!!」
「…『なんで、そんな脆弱な奴等の姿なんかになるんだ』…そう言う事、ですか…」
「…GWUAA」
人間の形をとるマガドに対し、全身を震わせて何故その姿になるのかを問いただす。自分にとって友のはずのマガドが突如人間の姿になったが故に混乱しての行動だとは思うが、雷牙の取り乱し様を見て何故マガドが人間の姿になった理由を理解し、悲しそうに呟く華扇。マガドは雷牙の動揺を見て呆れなどの感情は一切含まれていない息を吐き、そのままの姿で彼に歩み寄る。
「…GWUU…WAOO!!」
「…GWUAA!!」
「WOOON!!?」
「マガド!?雷牙さん!?」
雷牙は人間の姿のマガドを見て気が狂ったのか自身の赤黒い前脚を振り下ろす、華扇は突如始まった喧騒に思わず立ち上がるがマガドはすぐに竜の姿に戻り雷牙の攻撃を受ける。攻撃を躱さない理由としては、此処があの洞穴ではなく華扇の家。彼女の家を荒らさせないようにするためだろう。竜の姿に戻ったマガドを見て雷牙は動揺が消え、先程までの少し友好な様子に戻る。
「…GWUOO」
「…そうですね、彼の人間を恨む…いえ、恐らく人間嫌いを治した方がいいでしょう」
雷牙が瞑目して彼等から目を離してる内にうちにマガドと華扇は互いに耳打ちし、雷牙の人間嫌いを治そうと決心するのだった。尚その後に雷牙が暴れ出しことはなかったようだ…。
作者「雷牙君の白狼天狗を除く人間(人外含む)恨みは実は逆恨みです、言うて雷牙君をボコボコにしたのはアマツとイブシ、黒龍護君と撃龍槍と撃龍砲だけです。尚その彼に自覚はあまりないらしい」
友人C「…本当だ、雷牙をボコしてるの龍共と兵器だけや…ってか永琳が閃いた兵器って収束破龍砲じゃねぇか!?」
友人D「この人間嫌いが後に足を引っ張ると見た」
おまけ 前作(ヒロアカ×ELS)での未消化イベントについての意向
ギガントマキア戦…完全覚醒果たしたELS君に勝てる絵が見えますか?私には見えません。
AFOとの最終決戦…神野市の悪夢で死亡済みなので書くも何もない
劇場版一作目…書く気が、起きない…!!
二作目…未視聴なので書けない
三作目…ELSの力覚醒後なのでヌルゲー確定
四作目…三作目やギガントマキアと同じ理由になってしまう
作者「…ELSの力が強大過ぎる、修正が…修正が…」
友人A「出来るわきゃねぇだろおおお!!」
何かしら人気ありそうな方々で人気投票をやってみた
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白崎龍護
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八雲蒼焔
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クロ君
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メル・ゼナ
-
怨嗟マガイマガド
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ヌシジンオウガ
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藤原妹紅♂
-
鋼華刹那
-
マガイマガド(コテハンニキ)
-
ゴルベーザ
-
ハン
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イストワール(図書院長)
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シン
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霍青娥(やべー方)
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作者「え?」
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ラインハルト卿