守護龍として造られたらしいけど、特に護る義理はないので好きに生きます 作:シェリーザ
とある小さな村…その村の広場にて2人の男が立っていた。
「というわけでやってきたぞ、人狼ゲームの時間だ」
「参加者はかなり豪勢だなこれ…18人か、いや多過ぎるだろ」
「しかもそのうちの何人かはバケモンレベルで賢いが…まあ問題なかろう」
1人は全身に刺青の様なものが入ってる男、シン。もう1人は頭部が林檎になっている俗に言う異形頭の男、赤染紅玉。シンが言った通り、今回2人は人狼ゲームのゲーマス兼司会進行役を務めるためこの場に居ており、2人は参加者リストを眺めて少し驚いていた。…まあそれは置いといて…此処からは私、ナレーションも2人と会話していきます。
なのでシンさん、紅玉さん。ルール・役職説明をお願いします。
「はいよナレさん、んじゃ軽くルールを説明しよう。人狼ゲームというのは人狼陣営と村人陣営という二つのグループに分かれ、人狼側は村人を自分達と同数にし村人側は人狼を全滅させれば勝ちという一見すると単純なゲームだ」
「だが此処からが面白いところ…このゲームにはディベートタイムがあり、そこでお互い情報を出し合う。そしてその情報の真偽を見抜き、村人に紛れる人狼を釣っていく…これが主に昼の行動だ、なら夜はと言えば…」
夜は人狼の活動時間であり、毎晩村人を1人を殺す事が出来ますが…此処で村人が何も出来ないわけではありません。村人にはそれぞれ夜になれば能力を発揮できる役職、というものがあり誰か1人の役職が分かる占い師、誰か1人を守る騎士、死人の陣営が分かる霊媒師…メジャーなのは基本これ等ですが、兎に角夜の情報なども重要なんです。
「それ等の情報を照らし合わせ、昼には誰か1人を投票で吊る…だな。…伝わってる事を祈りつつ、此処からは役職の配分紹介だな」
「んと、今回は…マジか」
人狼…3人
狂人…1人
吸血鬼…1人
占い師…1人
騎士…1人
霊媒師…1人
双子…2人
村人…8人
第三陣営がいますねぇ…因みに役職の追加解説ですが、吸血鬼は第三陣営のことでゲーム終了時に吸血鬼が生存していると吸血鬼の勝利となります。それで双子はお互いの事が分かる代わりに、どちらかが死ぬともう片方も死にます。
「結構むずそうだなぁ…あ、そろそろ始まるっぽいな。それじゃあ俺達は此処で一度姿を消すぞ」
「そうだな、ナレさん描写を任せます。では…人狼ゲームの始まりだ!」
そういうわけで人狼ゲーム1日目、広場には18人の男女が集まる。此処で面倒なのでメンバーの名前を表記しよう。今回の参加メンバーは…白崎龍護、鋼華刹那、藤原妹紅、虎城響、図書院長(イストワールと表記)、ハン、ゴルベーザ、ルクス=ムーンライト、カーリー、神薙凛、メタルゴッデス、ラインハルト卿、ヘキサ・ミストラル、霍青娥、トット・ムジカ、マーナガルム・D・スリジエ、柳生アカメ、ハスラー・ワンである。それでは始まり始まり〜。
「皆さんおはようございます、今日も一日張り切っていきましょう」
「よろしくー」
そう言って全員に手を振って挨拶するのは白髪の男、藤原妹紅。彼は一先ず広場にあった椅子に座って構えており貫禄がある。そして彼の挨拶に反応したのは白髪で少し焼けた肌の女性マーナ。彼女も軽く手を振って皆に笑いかけており心情が読み取れないが…彼女も同じく椅子に座っていく。
「今回の役職見たけど、かなり頭使いそうなんよな…かーなーり厳しい戦いになりそうだこりゃ」
「皆さん嘘とか上手そうで怖いんですよね…」
今回の人狼ゲームの役職は参加者全員に伝えられており、それの全容を知っている為頭を押さえているトット・ムジカ。彼の横には自分は嘘が下手アピールをしているが、情報戦に突入すれば確実に出禁枠だったろう刹那君が不安そうにしている、全員君を恐れているんだぞ。
それはさておきディベートタイムをスタートです。
「ディベートつったって、初日の昼って情報ないからなあ…」
「一先ず誰か吊ろうぜ」
「脳筋の人いますよね!?」
「ええ…」
とは言え初日の昼に情報なんて転がっちゃいない、ゴルベーザがそう呟くとトットが冗談半分で誰かを吊ろうと愉快犯の発言をする。これにはイストワールが突っ込み、メタゴは脳筋がいそうだなあと杞憂していた。
「ってかこれ、此処で喋らず今晩で殺された出番終わりじゃん!?」
「む、確かにそうだな」
「うへぇ、勘弁してくれよ。初日で死ぬのは一番惨めなんだぜ」
「まあ私は旦那様の活躍をずーっと、眺めれるので良いのですがね!」
そして此処で響が死活問題に気づく…それが今晩殺されれば、以降出番が無いということだ。これに気づいたラインハルトも少し顔を顰めており、ヘキサが死亡フラグを建てている。なお青娥の話は誰も聞いていない、相手にするだけ面倒かつ厄介だからである。
「でも爪痕を残せるかしら…」
「ま、死んだら死んだでしゃーなしよ」
「死ぬ時は一瞬で死ぬし」
「あんたの場合狩る方だろう」
ハンが響の言葉に頷きを見せているが、割とそこは割り切っているのか笑っているアカメ。カーリーがうんうんと頷きながら言葉を述べているが…凛にツッコミを受けていた。最強の赤い霧が一瞬で死ぬところはあんま想像できねえんだわ。
「もう今回は投票なしで寝ようぜ、全ては明日の自分に託す」
「それもそうだ、此処で無駄に村人を減らすわけにいかん」
情報が出揃ってない状態で投票するのは早計、とゴルベーザが声高にして言い放ちハスラーもそれに同調。1日目の昼はこうして終わりを迎えることとなった。
「それじゃあ皆、おやすみー」
『おやすみなさい』
〜1日目夜〜
刹那宅にて…
「ふう、今回は村人でしたか。村人はあまり難しい事を考えなくて良いのが楽ですね」
「さて…今回の賢い人達は僕や妹紅ニキ、いーすんネキにラインハルトニキにセラフニキ…って、結構いるけど多分僕が狙われるかなあ」
「うーん、今回は一番最初に離脱しそうですね」
〜2日目昼〜
『皆さん、朝が来ました…そして、大変残念なお知らせがあります。』
「なん…だと!?」
放送のスピーカーから紅玉の声が響き全員が起床し広場へ集合。そして悲報がある事に対し広場に来ていた妹紅がノリに乗るがそれを無視して紅玉は淡々と述べる。
『えー昨晩、術師ニキが何者かによって惨殺されてしまいました。それではディベートタイムスタートです』
「一番最初に殺されたら惨めって言われた人が死んでるんかよ…」
「かわいそうに…」
昨晩の犠牲者はヘキサの様で、彼の言ってた『初日の夜に死ぬのは悲惨』というのを身をもって味わった事だろう。その事を思い出した響と凛は合掌して安らかに眠ってるであろうヘキサに哀悼の意を述べた。…それはさておき会議が始まり、早速声が上がる。
「はい!私の役職は占い師ですわ!昨晩占った結果、セラフニキは白でしたわ!」
「初日(2日目)から占い師CO来るかぁ」
「対抗COは…ない感じか」
一番最初に声を出したのは青娥、彼女はどうやら占い師であると主張しておりセラフ…つまりハスラーが白であると言う。彼女に対抗してのCOもなく、一行は彼女を真占い師として仮定する。…が、結局情報が少ないのである。
「…他にCOする者は?」
「僕村人です」
「僕も!」
「私も」
「あ、俺とカーリーニキは双子だぞ」
「あぁ、俺達は双子だ」
龍護が他にカミングアウトするものがいないかを尋ねると、刹那、響、マーナが全員村人だと主張する。今の所特に何もない為この3人は村人だと仮定され、そして後から名乗り出たゴルベーザ、カーリーは双子とカミングアウトしたので2人は双子で確定だろう。そして投票も今回もスキップとなった。
「…あかん、仮村人3人とほぼ確双子だけでマジで情報がねぇ」
「仕方ない、青娥ネキの占いが当たる事を祈ろう」
特に情報が出なかった為、2日目の昼もまたお開きになってしまったのだった。
〜2日目夜〜
響宅…
「術師ニキが本当にかわいそう過ぎるよ…とりあえず今の所の情報は…僕とELSニキ、魔神ネキが村人で、ゴルニキとカーリーニキが双子、青娥ネキが占い師…うわ、まだ怖いなこれ…」
「…明日もうちょい情報出たら良いなぁ」
〜3日目昼〜
『皆さん、朝が来た…残念ながら悲しいお知らせがある』
「な、なんだってー!?」
そしてやってきた3日目の朝、シンの声がスピーカーから響きゴルベーザがふざける…がそれは前日の妹紅と同じく無視されてしまいシンは淡々と報告をする。
『昨夜、メタルゴッデスネキが何者かにバイキルト分身会心必中を当てられて倒されていた…そう言うわけでディベートタイムを開始する』
「殺意が高すぎるだろその人狼」
『因みにあくまで人狼が襲撃する者を選んだだげで、実行者は違うから技から犯人を当てる事はできんからな』
「ちぇっ、技的に妹紅ニキがやりそうだと思ったんだけどなあ」
「はっ倒すぞ」
どうやら昨夜にメタルゴッデスが殺意の高い技選択で襲撃されたらしく、その技を実行できそうな妹紅を皆怪しむ…が、襲撃を実行したのは人狼とは異なる者という事で一旦切り上げられ。会議が始まった。
「それで青娥ネキ、占い結果は出たのか?」
「ええ、勿論ですわ!私が昨晩占った呪霊ニキさん…貴方が人狼です!」
「え、俺!?いやいや違えよ!あと別に俺自身は呪霊じゃないけどね!?」
「…だが現状的にそろそろ吊り始めないと、人狼が段々有利になってくるぞ」
ゴルベーザが今の所真占い師としている青娥に昨夜の占い結果を尋ねると…どうやら凛が人狼だと言っており突然呼ばれた彼は驚いている。全員がその言葉を聞いてすぐに否定するが…ハスラーがリスクがあるとは言えど誰か1人吊っても良いのではないかと言う。それに…
「仮に呪霊ニキ吊ったとして、まだ名乗り出てない霊媒師が明日に結果を伝えれば良いんじゃね?」
「…それもそうか」
まだ名乗り出てない霊媒師が死後に役職を占えば良いだろうと言う事で、全員が賛成していき…投票が始まるわけだが、道中は見えるので結果だけ。
「そんなわけで呪霊ニキ、大義のための犠牲となってくれ…」
「まだ、私は生きて…!?」
1番多く投票されたのは凛であり、彼はまだ諦めていない様子だったが…彼は何処からか現れたワドルディ達に掻っ攫われてしまいゲームを離脱することになった。そうして3日目の夜が来る。
「…可愛かったですね、ワドルディさん達」
「私も離脱するならワドルディ達に運ばれたい…」
〜3日目夜〜
ゴルベーザ宅…
「今は霊媒師が生きていてかつ、呪霊ニキが人狼であるのを祈るしかないのか…」
「それはそうと今んところ動いてない人達が多すぎるんだよな…妹紅ニキとかラインハルトニキ、賢いいーすんネキ辺りが静かなのマジで不穏すぎる」
「…他の面子も怖いっちゃ怖いんだが、まあ…やられてない事を願うか」
〜4日目昼〜
『此方、幸福安心委員会です。残念なことに皆さんが不幸になる事を持ってきてしまいました』
「何が幸福安心委員会だ」
やってきた4日目の昼、突如始まった幸福委員会だが悲報を持ってきたことからトットに突っ込まれていた。それはさておき紅玉が咳をして誤魔化したのちに、その悲報を伝えていく。
『えー、昨晩ですね。ゴルニキとカーリーニキが何者かに殺害されました、原因は恐らく周囲に散らばっていた自分の嫁や恋人の写真と思われます。それではディベートタイム開始』
「何その死因」
「少し気になるの悔しい」
どうやらゴルベーザとカーリーが同時に死亡したらしく、2人が双子であった事は本当のようだ。そんな訳で会議が始まり、恒例の青娥の占い予報から始まる。
「昨晩占った結果…いーすんネキさんは白でした!」
「ほっ、良かった…」
「…ここで名乗り出るわ、私は霊媒師よ。昨晩呪霊ニキの職業を見たけど…人狼だったわ。それと黙ってた間にもメタルゴッデスネキと、念の為カーリーニキを調べたけどメタルゴッデスネキは村人、カーリーニキは双子だったわ」
今回はイストワールが占われたが結果、彼女は白。安心して一息つく彼女を横目にハンが此処で霊媒師COをして、先日吊られた凛の職業が人狼であった事を皆に話す。
「ってなると残る職業は…人狼2に占いに霊媒と騎士、吸血鬼と村人6か…もう中盤か」
「それと狂人がいるわけですが…人狼の情報がまた少ないですよ…」
「…なら今回で適当に1人吊って、チケットネキに確認して貰えば良いのではないか?」
「…それはアリだ」
「うーん、でも微妙なんだよなぁ…」
此処でラインハルトが確認がてら、残ってるであろう職業を口にしていく。人狼3人のうち1人が死亡してる事でゲームも中盤に差し掛かってきており、ローラーをするか悩む一同。だがもう少し待ってもいたのではないか、というトットの発言で会議の時間が来た事もあり投票をスキップして夜を迎えた。
〜4日目夜〜
龍護宅…
「…ふむ、どちらか読みを当てねばならんな…」
「人狼ならどちらを襲うか………よし」
〜5日目昼〜
『皆の衆、朝が来たぞ。今日もディベートを頑張ってくれ』
「…被害報告なしってことは!?」
「騎士が動いたのか!」
やってきた5日目の昼、普段は被害報告が出るが今回はなく皆騎士が誰かを護ったのだと分かり歓声が上がる。そうしてシンの声で会議が始まり青娥の占い報告がやってくる。
「昨夜の占いですが…ゾシアニキさんは白ですわ」
「そうか…」
「ゴルニキも再確認程度で調べたけど、双子だったわ」
「となると残る怪しい枠はラインハルト卿、トットニキ、妹紅ニキぐらいか…」
青娥とハンの報告によって怪しい人物を絞っていく。こうなると片っ端から吊っていけば楽勝なわけだが、誰から吊るか…そう考えていると。
「この3人ローラーしていくか?」
「なら俺が吊られてやろう、それでチケットネキに俺の職業を調べて貰えばそれでいい」
「ええ、分かったわ」
「すまんな、トットニキ…」
トットが自ら吊られ、ハンに職業を調べてもらう事で村人の土台を固めていくことに。こうして彼は投票されて処刑されることになり、ワドルディが持ってきた楽譜に吸い込まれるのだった。そして…夜が訪れる。
〜5日目夜〜
ハン宅…
「このまま行けば私達の勝ち、あとは人狼を吊るだけ…」
「…けど何か、何か大切なものを見落としてる気がするのよね…」
〜6日目昼〜
『目覚めよ皆の衆…すまないが残念なお知らせがある』
そうして訪れた次の日の朝、シンジの残念そうな声から放送が始まる。今回は犠牲者を出してしまった様で、全員誰がやられたかを考えていたが…
『昨晩、チケットネキがバシルーラで村から飛ばされた形跡を見つけた。よってチケットネキはこのゲームに参加できなくなった。それではディベートタイムを始める』
「バシルーラで済んだんだ…」
なんと、やられたのは霊媒師のハンでありこれでは情報戦が不利になってしまう。このまま村が崩れていくのか…そう考えた矢先、青娥が自慢げな顔をしながら恒例の占い結果を話しだす。
「昨晩私が占った結果…ラインハルト卿さん、貴方が…人狼です!!」
「…その根拠を教えてもらえないだろうか?」
「占い師の結果が証拠なんですよ、卿さんや」
彼女の占いの結果、ラインハルト卿が人狼だと出たらしくラインハルトは動じることなく彼女に証拠を求める…が、妹紅が冷静に言葉を述べて卿の反論を宥める。
「これで卿が本当に人狼ならあと1人…いや、狂人もいるかもしれないからあれだけど」
「一先ずラインハルトを吊ろう、それで今晩何が起きたかで次回の会議も決めていきましょう」
「…貴殿等の覚悟を見せてもらった、よかろう…なら私を吊ってみせるが良い!」
「此処での力の行使は禁止されています、おやめください」
ラインハルトが突如ラスボスの雰囲気を出すが、人狼はあと1人残っているのでラスボスにはなれず。そのまま投票の結果彼が吊られる事になりワドルディ達が持ってきた豪華な椅子に腰掛けて運ばれていったのだった。
「…あの人の退場だけなんかおかしくね?」
〜6日目夜〜
ハスラー宅…
「…これで人狼も残り1人、あとは狂人が潜ってる心配ぐらいか…」
「だが…これで人狼を吊れば本当に勝ちなのか?…明日には明日の風が吹く、明日に賭けよう…」
〜7日目昼〜
『ご機嫌よう皆様、すまないが早朝から悲しいお知らせがある』
そして訪れてきた7日目、紅玉の悲しみがこもった放送で皆は起きてきて広場に集合。今回は誰がやられたのか…だったが、紅玉はすぐにそれを伝えていく。
『昨晩、青娥ネキが………の状態で見つかった、はっきり言って実行役に愉快犯入れたの間違いだったと思っている。それではディベートを始めてくれ』
「なんで実行役に愉快犯と愉悦勢入れたの!?」
どうやら青娥が言葉に表せないぐらい酷い状態で見つかったらしく、紅玉ほが裏事情をボソッと溢したが…何事もなかったかのように気を取り直して会議を開始させる。実行役に混ざってるであろう愉悦犯と愉快犯に響が怒りを示しつつ、会議が始まっていく。
「…皆に黙ってたことがあるから此処で言わせてもらう、俺は騎士だ」
「遅いですね!?」
そして最初に言葉を発したのは龍護、なんと彼は自分が騎士である事を暴露したのだ。この暴露のタイミングにはマーナもツッコミ、周囲の残る一同も首を振る。龍護は全員に手を合わせて謝罪しつつも話を進めていく。
「すまんな、騎士が一番狙われやすいと思ったから黙ってたんだよ…今回は自衛不可能らしいからな。それより話を続ける、俺が今まで守ってきたニキネキの名前を初日から順に言っていくが…妹紅ニキ、カーリーニキ、いーすんネキ、チケットネキ、青娥ネキ、ELSニキだ。基本的に俺主観ではあるが村人だと思う人を守っている」
「…ふむ、なら吸血鬼がいない前提にはなってしまうが…一番怪しいのは魔神ネキだな」
「な、なんでですか!?」
「まず魔神ネキは青娥ネキに占われてないんですよね、あとはゾシアニキ主観とは言え、私やチケットネキ、カーリーニキ達は白なんですよね。だから貴女を吊れば勝てるのですが…所で妹紅ニキさん、どうして貴方は吸血鬼がいない前提で話すのですか?」
「え?だって俺狂人だから」
「狂人に裏切られた!?」
話が進んでいくとどうやらマーナが怪しいという事になっており、賢い組が中心になって会議を進めるが…此処でも衝撃発言。なんと妹紅が狂人をCOしたのだ。突如の狂人の裏切りにマーナが目をひん剥いており、周囲全員も突然の事にポカンとなっている。
「…リア狂が狂人をやらないでくださいよ…」
「でも怪しんでた妹紅ニキ狂人なら…人狼の襲撃とかで吸血鬼は死んでると見ていいな」
「それじゃあ…敗者に相応しいエンディングを見せてやる…!」
「…ど、どうか慈悲を…!」
妹紅のリア狂ムーブに刹那が苦笑しており、ハスラーも呆れてはいたがマーナを吊っても問題なしと判断し。響が何処かのハイパー無慈悲になってマーナは孤立して追い詰められ…投票の結果、彼女が吊られる事になりワドルディ達が彼女を掲げて村の外へ走り去っていくのだった。
『…そこまで!村から人狼が居なくなったのでゲーム終了だ!』
そうしてスピーカーからシンの声が流れてゲーム終了の合図を告げる、その場の全員が勝利への安心から座り込みハイタッチしている者もいたが…たった1人、たった1人だけ目を伏せて静かに結果報告を待つ者がいた。それは妹紅…彼は人狼を裏切る狂人という謎のムーブを終盤に見せたのだ。普通訳が分からないし、狂人は人狼陣営なので彼の敗北は確実なのだが…その答えはシンからの放送で判明する。
『それでは今回の勝利陣営を伝える、今回の勝利陣営は…吸血鬼陣営の妹紅ニキだ!!』
「…へ?」
「え?」
「…はぁぁぁ!!?」
「影を薄くして存在感を消していたが、最後の最後でリア狂かまして良かったわ」
そう、彼が冷静に放送を待っていた理由が自身の勝利を確信していたから。今回彼は吸血鬼であり、見事村人に人狼を殲滅させて漁夫の利を掻っ攫って行ったのである。
「ちょっと待って!?GM!!今回の配役って何よ!?」
『今回の配役はこんな感じだ、ナレさん頼むよ!』
はいはい、それでは今回の配役をお見せしましょう…ジャジャン!
人狼…凛、ラインハルト、マーナ
狂人…ヘキサ
吸血鬼…妹紅
占い師…青娥
霊媒師…ハン
騎士…龍護
双子…カーリー、ゴルベーザ
村人…刹那、響、イストワール、ハスラー、トット、アカメ、メタルゴッデス、ルクス
「…俺、皆に忘れられてた」
「俺も」
「あ…げ、月光ニキと鳩ニキは役職数的に村人だからなー、って思いましたから…!」
此処で自分達があまり描写されていない事に不満を示すルクスとアカメ、まあ彼等は賢い組の話に追いつけてなかったのもそうだが、役職数的に村人だろうと全員に思われた結果こうなってしまった。刹那が彼等をなんとか宥めているが、2人は地獄兄弟みたいになっており多分打つ手なしと(勝手に)判断した響やハスラーは無視を選択した。
それはそうとゲーム終了という事で離脱してた者達も全員戻ってきて、それぞれ感想や愚痴を言い合っている。
「まあ、旦那様が勝ってるじゃないですか!なら私はそれで構いませんわ、チームとしては負けてしまいましたが、旦那様が勝っていらっしゃるので!」
「どうも、初日に死んだら悲しいって言ったら狂人なのに初日で狩られた人です」
「ご、ごめんなさい。それを言ったからにはやったほうがいいかな、って思って…」
「初日にフラグ建てちゃった術師ニキが悪いって事で()」
「ラインハルト卿に投票するの一瞬躊躇ったけど、諦めずに投票しました」
「うむ、その勇気やヨシ。我が槍を与えても「やめなされやめなされ」冗談だ妹紅ニキ」
「まさかバシルーラで人狼にやられるとは思わなかったわ…あの邪仙の方がもっと酷かったけど」
「マジで愉悦勢と愉快犯を実行役にしたの許さねえ」
…こんな感じの会話が繰り広げられ、各々楽しそうに会話しているのを監察室的な所で見ていた紅玉とシン。2人は今回の戦いを神の視点で見ていたので色々と面白い展開になったのを見れて、ご満悦の様子。2人はヘッドホンを外して一息つき、身体を伸ばしている。
「くぅ〜必要事項を終え次第昼と夜のスキップしてると言えど、ねえ」
「夜の人狼の会話とか占い師青娥ネキの妙に鋭い勘とか、面白いものでしかないからな」
「妹紅ニキが土壇場で狂人COして、狂人乗っ取ったのもおもしれーわ。ってかこれ一番可哀想なの吸血鬼に騙られて自分の陣営の勝利潰された術師ニキだろ」
「…死亡フラグを建ててしまったが故、だな。初手でそう言う事を言ってはならないとはっきり分かる試合でもあった」
「今回のメンバーで狂人が真っ先に狩られてしまったわけだが、仮に妹紅ニキが狂人だったら…いや、あの人はあの人で変なボロ出すからワンチャンあるな」
「とまあ、以上を持ちまして番外編の人狼ゲームを終えます。本編の後日談は現在も執筆中ですので、楽しくお待ちいただければと存じ上げます」
「それでは…ありがとうございました!」
次回は本編後日談を投稿しますよ。
このメンバーで人狼をやるとなると、リア狂が何人か居るせいで多分すごい事になると思うんですよね(陣営関係なく青娥は確実に妹紅を勝たせるために動くなどの問題行動が多いため)。
青娥「流石に初手で身内切りとかはしませんわよ?私が自ら吊られに行くぐらいですわ」
問題児じゃねえか。
何かしら人気ありそうな方々で人気投票をやってみた
-
白崎龍護
-
八雲蒼焔
-
クロ君
-
メル・ゼナ
-
怨嗟マガイマガド
-
ヌシジンオウガ
-
藤原妹紅♂
-
鋼華刹那
-
マガイマガド(コテハンニキ)
-
ゴルベーザ
-
ハン
-
イストワール(図書院長)
-
シン
-
霍青娥(やべー方)
-
作者「え?」
-
ラインハルト卿