守護龍として造られたらしいけど、特に護る義理はないので好きに生きます 作:シェリーザ
刹那「あと本編中に地味に設定追加入ってますね」
せやね、アトラル・カ君は兵器マニア&兵器好きが追加されてます。
龍護達が爆発音の音源を探している間、霧の湖にて戦闘が起きていた。戦っているのは2匹の異郷、片方は全身が独特の光沢を持つ純白で翼脚と四脚を持つ龍、天廻龍シャガルマガラ。もう片方は全身が黒く、四脚で全身兵器や絡繰が仕込まれている機械…異界の古代兵器オメガ・プラネテスである。
何故クロが霧の湖に居るのか、そして何故避けれそうな戦いをしているのか…その答えは彼の背後に居る少女達の存在だ。彼の背後には背中に氷の羽根みたいなものが付いてる水髪の少女チルノと緑髪で透き通る翅が付いている少女の大妖精、金髪で黒のワンピースを着ている少女ルーミアに緑髪で蟲の触覚が生えているボーイッシュな少女リグル・ナイトバグに桃髪で鳥のような羽根が生えている少女、ミスティア・ローレライ。この5人の少女はクロにとって親友だったので彼女等を守る為に戦ってたのだ。
なお少女達は逃げるなり隠れるなりすれば良いのでは、と思うかもしれないが…彼女達を逃さないようマスタード・ボムの延焼や敵に自爆特攻を仕掛ける小型ユニットである『オメガ・ミクロス』を射出しているせいで逃走を封じられている。その為逃げようにも下手に逃げ出せない、唯一この小型のオメガを止めれるチルノが凍らせているのだがユニットの供給が遥かに上回っている為どうしようもなくなった。
「GYAUU、GYUOAAA!!」
『標的の放つウイルスの解析完了、免疫と抵抗の生成が完了しました』
「免疫と抵抗!?クロさんの力も効かなくなっちゃった…!!」
「めんえき?ていこー?何よそれ!?」
「病気に罹りづらくなったりする事よチルノ!!」
クロは自慢の狂竜症を使った攻撃でオメガ・プラネテスに抵抗していたが、その攻撃を何度も受けたオメガは狂竜症への免疫を完成させクロの攻撃の大半を無力化する。その電子音声が聞こえたチルノ達はクロの力を彼の家族である白蓮や命蓮から聞いていたのだろう、クロの勝機が殆ど失われた事を悟り苦しい表情になる。
クロも電子音声が聞こえたしその意味を理解している、だがそれでも自分の友を守る為オメガに堂々と立ち塞がり狂竜ウイルスを使わない攻撃に切り替えていくが…オメガは自身の至る所についているブースターを蒸してクロの翼脚叩きつけや突進を躱し、逆に単発ビームや背中からミサイルを射出して反撃していく。
「GYAUAA…!!?」
「クロ!?こうなりゃあたいがここら辺を凍らせて…!」
「それ私達も巻き込むからチルノちゃん!?」
「でも私達がクロさんの負担になってるのは事実だし…」
『標的の無力化を確認、このままベータクラスと共に捕獲を開始します』
ミサイルを受けて大きく怯み、後退るクロ。クロが段々と追い詰められてきている事に勿論チルノ達は気づいており、どうすれば彼を助けることが出来るか必死に考えていた…その時。
何かが上から落ちてきてその衝撃で土煙が発生。同時に彼女等の周囲を囲むオメガ・ミクロスが吹き飛ばされ、マスタード・ボムの延焼も収まる。チルノ達は新手かと思い警戒心を高めていたのだが…彼女等の前に降り立ったのは全身金色で豪華な防具に包まれている男女2人。憑依華異変の元凶、依神紫苑とアトラル・カ…改め依神ルカである。
「あ、あんた達は…?」
「キキ、お前達を護るために戦っている白竜の友人の男から増援を頼まれてな…白竜の方はその男が向かってるから心配するな。紫苑、安全な場所まで逃してやれ」
「わかったわルカ、皆!一度離れるわよ!」
「は、はい!」
「お言葉に甘えさせていただきます」
「お願いなのだー」
ルカはおそらくアトラル・カの姿でオメガ・ミクロスを一掃し、マスタード・ボムの延焼を掻き消したのだろう。一先ず安全を確保できたので紫苑がチルノ達を率いて霧の湖から離脱、ルカが殿を務めチルノ達の逃走を察知したオメガの追撃を背中から取り出した片手剣と盾で弾いて防いで行く。
そしてチルノ達の方でこのような事が起きていた間、クロとオメガ・プラネテスとの戦いにも乱入者が入る。オメガがブースターを蒸してクロに突進しようとした時両者の間を割って入るように白い結晶が発生。オメガは目の前に突然現れた結晶を見て固まるがクロの方は発生させた者を知っている為、オメガに生まれた隙を突いて翼脚でオメガの頭部を掴み地面に叩きつけ。そこから少し引き摺り回した後で追加でもう一度地面に叩きつける。
一連の動作でオメガ・プラネテスが少し怯んだのでその隙に距離を取るクロ、そんな彼の横に3人の男女がやってくる。
「よく耐えてくれた、クロ。お前がここに居る理由は判らないが…一先ず休んでくれ」
「GYUOO…!!」
「妹紅さん、クロ君の治療薬を渡しておくので彼に飲ませて落ち着くまで見てあげてください。それとオメガさんとアルファさんの護衛もお願いします」
「分かったよ永琳先生、皆気をつけて!」
『すみませんが暴走する愚かな同胞の討伐をお願いします、龍護さんと永琳さん』「クェーッ!」
3人の男女…龍護と永琳、妹紅である。永琳はクロの状態を素早く確認した後に妹紅に薬を渡し、背負っていた愛弓を取り出して構える。見れば妹紅の背中にはオメガとアルファが背負われており彼等の防衛も任された妹紅はクロを連れて戦場を離脱、オメガ・プラネテスは彼女等を追い討ちしようとするが龍護が白と黒の悍ましい双刃『熾光たるイェリア』でプラネテスの右前脚関節を斬りつけ止める。
「…お前の相手は俺…いや俺達だ、殺す気で来い」
「まあ私達は死ねませんけどね」
『…上位のベータクラスの存在を認識、学習など不要…蹂躙を開始します』
龍護の言葉と行動が機械なのに頭に来たのか、クロ達への照準を外し龍護と永琳へ狙い直す。龍護は標的が自分達に向いた事に少し安堵し、自分達の背後に来た存在…先程オメガ・ミクロスを蹴散らしたルカの方に振り向いて短く会議を始める。
「ルカ、永琳。今回の戦いは俺達で力を併せても格上の相手だ、短期決戦は狙わず確実に討伐する事を最優先に戦うぞ」
「ええ、わかったわ」
「了解した…クク、未知の領域の兵器か…全貌を知りたくなったぞ」
会議がすぐ終わり龍護はイェリア、永琳は弓、ルカは自身の素材で作られた金色の片手で扱える剣と盾の『真名ウンネフェル』を構えてオメガ・プラネテスと相対。一方オメガ・プラネテスの方は彼等をたかが人間と舐めているのか、特に観察もせず戦闘に移行。
小手調べがてら頭部から単発ビームを数発放ち牽制、龍護達はそれを躱したり弾いたりして対処。簡単にいなされた様子を見てオメガ・プラネテスはブースターを蒸し、龍護の方へ突撃。だが龍護は冷静に回避してすれ違い様に脚を斬りつけておく。が、ふらついたりはせず反撃行動に移る。
『マスタード・ボムを使用、対象は…ホワイトのベータクラス』
『!オメガ・プラネテスがマスタード・ボムを龍護さんに撃ちます、先程見たルカさんならわかると思いますが着弾地点で延焼を起こすので気をつけてください!』
「!全員俺に近寄るなよ!!」
「了解!」
「ほう、これが通信か…それより心得た…!」
オメガ・プラネテスから電子音声が響いた後に攻撃までの隙を隠す為だろう、ボディの下部から火炎放射器がオメガを中心に十時方向に放たれる。龍護達は直様火が当たらない場所を見抜いて移動、反撃していくが遠くから妹紅と観察していたオメガが警戒を全員に促し龍護は一度引き下がる。
そうしてオメガ・プラネテスの背中から黒い何かが撃ち出され龍護の上に降ってくる、速度自体はそこまでなので余裕で回避。攻め込もうとする前に一度自分が立っていた場所をからが振り向くと、そこはオメガの言葉通り延焼が起きており戦闘的にも環境的にもあまり良いものじゃない。マスタード・ボムへの警戒を高め鬼人化を発動していく。
『ロケットパンチ起動、偵察端末を攻撃モードに設定して射出。撹乱と奇襲をしなさい』
『拳の装甲は特に問題ありませんが小型ユニットに気をつけてください、あれは皆さんに自爆特攻を仕掛けてきます』
「了解した…!」
「なら曲射で討掃します、ルカさん誘導を!」
「キキ、任せろ」
オメガ・プラネテスは背中から文字通り拳の形をした装甲と、龍護達に味方するオメガと同じぐらいのサイズのオメガ・ミクロスが放出される。オメガの通信からミクロスの自爆特攻を危険視し、イェリアを地面に突き立て引き裂くようにしてミクロスを破壊。
更にルカがミクロスを引き連れてプラネテスの近くに引き連れ、自爆特攻をさせづらくした後に永琳の矢袋を付けた曲射から矢の雨霰を放ちミクロスを処理。そして残りのロケットパンチは龍護が持ってきていた太刀をブーメランのようにして投げ、ロケットパンチを相殺。投げた太刀だが翔蟲の糸をつけていたので、明後日の方向に行って行方知らず…とはならなかった。
オメガ・プラネテスの攻撃もなんとか躱し鬼人連携や片手剣の連撃、剛射の猛攻で装甲を少しずつ削っていく。コレに対しプラネテスは痛くも痒くもないという反応を見せるが、うざったく感じてるらしく背中の端末から赤い光が放たれ、警告音のようなものが高く鳴り響く。
『…損傷率上昇、想定よりダメージを受けている為、パントクラトル・モード実行。航行用リソースを武装生成に割譲…』
『…!皆さん御注意を。パントクラトルモードでは攻撃の激化、強化が行われます。俗に言う景気よくぶっ放すモードです』
「つまり暴走形態と言うことか、了解した」
「対処方法はありますか?」
『パンクトラルモードは脚部に尋常じゃない負荷が掛かります、脚部に攻撃を集中すれば無理やり通常モードに戻せます』
「成程、了解した」
どうやらプラネテスは一種の暴走形態、パントクラトルモードに突入しいきなり背中からミサイルを人数分×6発…つまり18発を打ち上げ、龍護達の頭上から降り注がせていく。頭上からかなりのミサイルが落ちてきては着弾して爆発を起こす為、龍護達は互いに離れ合って味方が流れ弾を受けないようにしていく。
だがプラネテスはその隙を突き四脚を折りたたみ浮遊、そして目の前に光り輝く光球が現れ…それがレーザー、面倒なので波動砲と称する。波動砲を龍護に狙いをつけて放っていく。ミサイルを捌ききり攻め返そうとしていた龍護だがプラネテスの波動砲チャージが一瞬見えたのか、攻めるのを止め鉄蟲糸技『櫓越え』で波動砲の回避と同時に鬼人空中乱舞で突進と同時に斬り込む。
「今のは波動砲か…オメガだから普通は撃つよな」
『しかしあの波動砲の影響もかなり大きいです、周囲の木々だけでなく環境も破壊されてしまいます』
「これ以上生態系を壊させないためにも気をつけたいけど…」
「おお…!異界の兵器にはあのようなものがあるのか!!絶対に実現できない圧縮機構に飛行・歩行の両立…バラして調べたくなった…!!」
「…1人スイッチが入ってしまったしな」
背中を斬り刻み着地した龍護だがプラネテスは大したことないように振る舞っており、そのまま自分の前方に先程の波動砲よりは小さい波動砲を5本それぞれの方向に下から上へ薙ぎ払う様に放つ。射線上に永琳も入っていた為永琳はバックステップでレーザー同士の隙間へ入り込んで回避。龍護は朧掛けで躱す。
ルカは変わらず接近して盾も交えて左後脚を殴っていたがプラネテスはそれを見逃しておらず、左後脚を持ち上げて振り落としルカへ反撃。盾で振り下ろしを受け止めるが威力が大きすぎて受け止めきれず、体勢を崩してしまいそこを狙ってミサイルを放ち、追撃の火炎放射も放つ。
「ルカ!くっ、ミサイルが…!」
「ミサイルを撃ち落とせばなんとか…!」
『偵察端末を攻撃モードに設定して射出します』
「!?2人とも我から離れ…!!」
ルカの援護に鬼人連携と弓矢でのミサイル相殺を行う龍護と永琳、だがプラネテスの電子音声が聞こえたルカは2人を下がらせようと叫ぶが…オメガ・ミクロスが射出されてしまい3人に自爆特攻を仕掛ける。それになんとか気づけた龍護は背後から突撃する個体を翼脚に持たせた太刀で対処する。
だが前方と左右から突撃する個体は捌くのが遅れ、自爆を受けて3人の体力が大きく削られる。自爆の余波で吹き飛ばされ地面に転がされた3人にプラネテスは容赦なくロックオン、ブースターを蒸して突撃。現在立ち上がれているのは龍護だけで、一か八かでゾシアの姿で受け止めようとした…その時。
「よっと、無事ですか皆さん?」
『!新たなベータクラスの乱入を確認、戦況に変化は…』
「何を寝ぼけたことを…変化はあり、です!!」
「メル、きてくれたのか!」
「メルさん、来て早々すみませんがあの機械の攻撃を引き受けてくれませんでしょうか?私達の武器では全て捌き切るのは難しくて…」
彼等とプラネテスの間に割って入る様に何者かが盾と突撃槍を持って乱入、突進を受け止めプラネテスが力押しで攻略しようとした瞬間を狙いバックステップを入れ体勢を崩しプラネテスに渾身返し突きで頭部を攻撃。反撃によってプラネテスが一度大きく引き下がるが、その衝撃を利用して一旦離脱して体勢を整える。
さて乱入してきた謎の者だがプラネテスのブースターの逆光で視認しづらかったが…その者の正体は紅魔館の執事、メル・ゼナだった。彼の助力に龍護は嬉しみの声を上げて、永琳は嬉しさと同時に少し申し訳なさを滲ませながら彼にプラネテスの攻撃を引き受けられるかを頼む。そんな永琳のお願いにメルは一言。
「ええ、勿論構いませんとも。奴の行動を観察していましたが、皆さんの武器では奴の猛攻を凌げるか怪しかったですしね。…所でそちらの金色のお方は?」
「我は依神ルカと言う、貴殿のことは詳しく知らないが…2人が信頼を見せているなら頼れる人物だと言うのは十分解る、よろしく頼む」
「はい、分かりました。こちらもよろしくお願いしますねルカさん」
『龍護さん、そちらに追加のインカムを射出したので後から来た彼にも渡してください』
「了解っと…」
快く永琳のお願いを引き受けプラネテスの正面に立つ様に今回の突撃槍、雷竜ライゼクスから作られた『ベルデライトニング』を地面に構える。尚ルカとメルは初対面だったらしく、互いに頭を下げ合っていたが…それはさておき茂みに隠れていたオメガからインカムを投げ出され、それを翼脚で受け取りメルに素早く渡す龍護。
メルにインカムの簡単な説明をしていくが龍護達が何もしてこないと察したプラネテスが背中からロケットパンチを射出、更に5本のレーザー攻撃を放つ。コレを見た彼等は急いで回避、迎撃行動に移りルカは腰につけてる鞄から白い袋を取り出しその中身である緑の粉を蒔いて龍護、永琳、自分を回復。永琳は矢でロケットパンチを破壊、龍護はメルと共にレーザーを躱しプラネテスに接近していく。
「そう言えばオメガ、奴の攻撃をある程度集中させる方法とかはあるか?」
『そうですね…先程まで皆さんの中で防御特化の方が居なかったので黙ってましたが、私達オメガは頭部を誰かが集中攻撃すればその者に敵視が向きます』
「つまり…私がアレの頭を殴れば良いわけですか、了解しました。私が敵視を得るので頑張ってくださいよね?」
「無論そのつもりだ、そっちこそしくじるなよ」
とここで龍護がオメガにインカムを通じて、プラネテスの攻撃の的を絞らせる方法はないのかとオメガに尋ねると誰かが頭部を攻撃し続ければ、プラネテスの敵視を得てその者に攻撃が集中するらしい。先程までの龍護達はルカがいれど防御特化にはなっていなかった為、黙っていたらしい。
要するにタンク役が居なかったから黙っていたと理解し、怒る様な真似はせず戦闘に集中しメルが鉄蟲糸技『流転突き』で先駆けして攻撃。オメガ両前脚叩きつけが襲ってくるがしっかりとガードし、反撃の渾身返し突き【穿】を頭部に決める。その間にも龍護と永琳、ルカは回り込んでプラネテスの後脚を狙っており、メルはそれを一瞬見て早めに敵視を取るために三連突きを立て続けに放っていく。
『攻撃対象を変更、ターゲットをロック…』
「お、敵視とやらを得ることに成功したみたいです。皆さん早めにお願いしますよ!」
「ああ、すまんがしばらく頼むぞ」
『マスタード・ボムを使用します』
「な…!?」
「メルとやら、距離を大きく取れ!」
此処でメルが敵視を得ることに成功、そのままプラネテスの気を引くつもりだったが…プラネテスは此処でマスタード・ボムの構えを取り、その構えと電子音声を知る永琳とルカがメルに下がる様に言い放つも撃ち出されるのが早く、誘導が間に合わない。
そう思われたが…メルはプラネテスから撃ち出された物体を視認した直後、右足をメル・ゼナの脚に戻して遥か彼方に蹴り飛ばした。メルの機転の効いた行動に永琳とルカは驚く、しかし龍護だけはメルが蹴り飛ばした方角を見て彼にジト目で見ながら尋ねる。
「…メル、お前あの方角って…」
「心配ありません、
「…まあ、俺が知ったことではないから良いが」
「よくはありませんけどね」
そう、メルのマスタード・ボムを蹴り飛ばした方角…そこには現在被害を受けて修復中の紅魔館があるのだ。そこに被害が行くのではないかと杞憂しているのだが…メルからの返答が『大丈夫だ、問題ない』とのことだったので龍護もそれ以上は追求せず、ツッコミ不在の恐怖がこの場にはあった。
それはさておきプラネテスは再び四脚を畳み浮遊、極太レーザーこと波動砲をメルをロックオンして放つ。コレは流石にガードするのは厳しいと思ったか、メルは鉄蟲糸技『納遁術』で納刀しつつ回避。波動砲が終わった後はそのまま盾を掲げた状態で突進して回避の時に取った距離を詰め、翔蟲の糸がついたナイフを投げて刺し攻撃を自分に集中させていく。
「どうですか、そっちの調子は!」
「あぁ、もうじき…だな!」
「コレで…どうです!」
『!?脚部の損傷率、上昇………パントクラトル・モード緊急停止』
「キキ、どうやら暴走形態とやらが終わったらしいな」
メルがプラネテスの脚叩きつけや突進、火炎放射を受け止めてる間に龍護達はプラネテスの脚部への攻撃をそれぞれ行い。永琳の竜の一矢が決め手となって、プラネテスのパントクラトルモードが緊急停止する。プラネテスは右前脚を地面につけて少し停止しており、だが4人は油断せずプラネテスに攻撃を続けている。
とは言え立ち直る速度は変わらず早く、パントクラトルモードが解除されているが問題なく戦っておりミサイルやロケットパンチを放って戦っていた…その最中、プラネテスの背中のユニットから光が強く輝き始め共に電子音声が流れてくる。
『目標が右方付近に位置するのを計測、右舷斉射・波動砲を実行します』
「右舷って事は…龍護さん!永琳さん!」
「分かっている…!!」
「お願いします、龍護さん!」
電子音声が響いた直後、プラネテスが自身の右側を薙ぎ払うように5本の小さめの波動砲で半円を描く様に放ち周囲を爆破。左方にいたルカと昇天突きを利用して回避したメルは問題ないが、右方にいた龍護と永琳はと言うと…龍護が翼脚と体を挺して彼女を護っており、両者共に問題ない様に見える。
被害を受けなかった2人は安心して、ルカは此処で赤色の袋を取り出し中の粉塵を周囲に蒔いてサポートをしていく。メルの方もそのまま頭部を攻撃して敵視を取り続けており、このままいけば勝ちが見えてくる…そう言った所でプラネテスから電子音声が聞こえた。
『損傷率さらに上昇…【デルタアタック】の必要性を認定。護衛ユニットを生成します』
そう言ってプラネテスは飛行形態に変形、背中からオメガ・ミクロスを大量射出した後に影狼達を苦しめたネルスキュラ・クローンを生成。そして自身はそのデルタアタックの為に霧の湖の陸地ギリギリまでに逃走し、チャージを開始。
異界からの侵略者との戦いも終わりを告げようとしていた。
「…これで爆破されたところの片付けも粗方終わりそうね、皆お疲れ様。今日は臨時休暇を出すわ」
『わぁぁぁ!!!』
「…そんなに休暇が嬉しかったのね。それじゃあ私もお茶の続きに…」
ドゴオオオオオン!!!
「………咲夜ぁぁぁ!」
「只今確認したところ、メルさんが戦っているであろう絡繰の仕業と判明しました。今回の被害規模は少なく、爆破されなかった部分だけが被害でございます」
「お願い、さっきの子達以外の妖精メイドや小型竜と一緒に直しといて!」
「…ふぅ、次の休暇は少し長く戴きますからね」
…戦いの裏で、その被害を被る可哀想な館の主が居たがそれはまた別の話…
次回からデルタアタック〜ラストパントクラトルモードとなります。次回もお楽しみにしてください。
おまけ 壮大に何も始まらないシリーズ第2弾
「…はあ、此処からどうするか」
「今のもこたんはスフィアローパーの力の供給が出来てないから、ゲートを開けないのよね?なら情報収集しましょうよ!」
「それもそうよな…とは言え土地勘のないところを彷徨くのはなぁ」
何処かの世界…現代都市とも呼べる場所の空き地にいつもの不死鳥、藤原妹紅と絶世の美女、蓬莱山輝夜が空き地に積まれてた土管の上に座って待ちぼうけをしていた。彼等は何故今の拠点であるポップスターにいないかだが…端的にいえば謎の穴に吸い込まれたからだ。
ならこの馬鹿お得意のゲートを開けば良いと思うだろうが、此奴の行動力の元凶である異空間ロードを開く力が現在不安定である為、気軽に開けない訳である。ちなみに輝夜がいる理由は彼がスフィアローパーの元に向かうのについて行ってたからだ。
「まあ此処が俺達が居た幻想郷の外の世界と似たところかもしれないし、探索するか」
「ええそうね、それにしても…この世界、不思議な永遠に囚われてるわね。まるで似たような、けれど非日常的な事が繰り返されてるような…」
「…(ドラえもんの世界だと分かったは良いが…輝夜がアニメの世界だと気づいたか、此処は一先ず知らないふりをしておくか)ふぅむ、すまん輝夜。結局わかんないわ」
一先ず情報収集という事で近くの電柱を見にいく妹紅、だが輝夜が空を見上げながら呟いた言葉を耳にして少し考え込んだ後にこの地について心当たりなしと答える妹紅。輝夜も少し考える仕草を見せた後、彼のそばに駆け寄って右腕に抱きつく。
「はは、ぶれないな輝夜は…」
「こんな状況でメソメソしても仕方ないでしょ、それならいつも通りやった方が良いじゃない!」
「…輝夜の言う通りだな、んじゃこの世界で能力とかは控えていくか」
「分かったわ、幻想郷やプププランドみたいな異能や異形がありふれた世界じゃないと限らないしね」
「あーそれと輝夜、この街には不思議な猫さんがいるって事を覚えてたらもしかしたら良いかもしれんぞよ」
「?ええ、心に留めておくわ」
輝夜のいつも通りの調子に妹紅は苦笑いしつつも、深く悩むよりいつも通り過ごす方が気が楽だと思いそれならと持ち物を確認しながら歩き旅の計画を立てていく。今回の彼の持ち物はとあるELSからもらった観賞用ゴーストガンダム、ローアからパクった座標探査機、沢山の指輪が通されてる首飾り、そして護身用の刀である。
此処で問題があるとするなら彼はドラえもんの世界だと気づいているし、銃刀法が存在するのも理解している…が、それはそれとしてバレなければ犯罪じゃない。そんなわけで刀は隠し持っておく事となった。そしてぶらり旅が始まる…と思われたその時。
「あ、あの…何か困り事があるのですか?」
2人がいた空き地に子供の声が響く、2人が声のした方に振り向くと…そこには眼鏡をかけた冴えない少年がいた。輝夜は少し驚き、妹紅は驚きと同時に少しの恐怖を覚えていた。まあそれはさておき、少年の問いかけに妹紅が答える。
「(実は俺達は迷子になってるんだ)」
「え、えっと…英語じゃない…外国の方…?」
「(そういう事ね、ごめんなさいボク。私達は遠い国からこの国に来たの。だから此処の言葉を話せなくて…)」
…問いかけには答えたが、彼等が使った言語はプププランド…つまりカービィの世界で使われる言語で返答。どうやら彼等は自分達を異国の者だと思わせる為に、日本語ではなく別世界の言語で彼に話したようだ。
少年は最初周囲を見渡して大人がいないか見たが、今の時刻は昼頃で誰も通りかからず。そこで少年は何か閃いたようで2人に話しかける。
「うーん…あ、そうだ!僕についてきてくれませんか?僕の友人がお兄さんとお姉さんの言葉を理解できるようにしてくれるかもしれません!」
「(それは本当かい?ならついて行かせてもらおうか)」
「(ええ、そうしましょう)」
「2人の反応も良さそうだし…それじゃあ僕についてきてください!」
2人の身振り手振りの反応が良い事から、少年は2人に自分についてくるよう伝えて歩き始める。妹紅と輝夜は向き合って少し笑った後に、少年についていく。こうして不死鳥と不思議な猫型機械は邂逅する事になっ(てしまっ)た。
…っていうシチュを思いついたけど、何処に投稿しようかと思うこの頃。それ以前に書こうか悩んでるんよね。
友人A「フッ軽の馬鹿だが使い勝手はいい模様」
マジでそうなんよね。
何かしら人気ありそうな方々で人気投票をやってみた
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白崎龍護
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八雲蒼焔
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クロ君
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メル・ゼナ
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怨嗟マガイマガド
-
ヌシジンオウガ
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藤原妹紅♂
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鋼華刹那
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マガイマガド(コテハンニキ)
-
ゴルベーザ
-
ハン
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イストワール(図書院長)
-
シン
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霍青娥(やべー方)
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作者「え?」
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ラインハルト卿