守護龍として造られたらしいけど、特に護る義理はないので好きに生きます   作:シェリーザ

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No本編にあの不死鳥の番外編の1つか秘封活動記録を書こうかと思うこの頃のシェリーザです。夏休みがそろそろ終わるので辛いなと思いつつ、後半を投稿します。


星惑いの侵略者(後編)

「デルタアタック…!?」

 

『デルタアタック、私達オメガの中でも特に強力な必殺技の一つであれを放たれれば…恐らく皆さんもこの辺りもタダでは済みません』

 

「…パントクラトル・モードとやらみたいに止めれないのか?」

 

『あの状態だと誰も手出し出来ないので止める方法はありませんが…私がたった今、アレが生み出したクローン生物をハッキングしました。クローン生物を倒せば、デルタアタックを防ぐ障壁を発生させる事ができます。本当ならクローンの動きを止めて楽に倒せるようにしたかったですが…すみません』

 

「いえ、向こうの最強の攻撃を無効化できる可能性を見出してくれただけで非常にありがたいです。では龍護さん…私の武器ではあのクローン元の奴にダメージを与えられないので任せました☆」

 

「…別に構わんがなぁ」

 

オメガ・プラネテスがオメガ曰く、最強の技であるデルタアタックを放つ構えを取り始め、それを守るように生み出されて立ち塞がるネルスキュラ・クローン。オメガからプラネテスを止める方法はないが、代わりにやり過ごす手段を皆に伝えそれの為に各々動き出す。と言ってもメルはネルスキュラ・クローンに有効打がないので観戦になるが。

 

ネルスキュラ・クローンがプラネテスと同様の単発ビームを連射して、プラネテスを守っていくがメルがそれらの弾を全て受け止め、龍護は今度はイェリアの刃に炎を宿して火属性にし斬り掛かって永琳は弓に火属性のエネルギーが蓄積された瓶を装填して矢を放つ。ルカは無属性なため変わらず連撃を浴びせに行っている。

 

「皆様は攻撃に集中してください、防御はお任せを」

 

「でもあの攻撃の溜め段階が把握できないので、あまり悠長にはできませんけどね」

 

『あの光の強さ的に…20%、と言ったところでしょう』

 

「あまりゆっくりできないじゃないか!?」

 

「かと言って焦るなよ、あの蜘蛛を倒せなかったらここに居る全員が全滅だからな」

 

ネルスキュラ・クローンはクローン元のネルスキュラも使っていた糸弾射出や鋏角による振り回し、突進を使って龍護達に攻めかかるがメルが突撃槍とセットの盾で防がれており龍護達に好き勝手に攻められている。だがやられっぱなしはごめんだと思ったのか…ネルスキュラ・クローンの全身が青白く光り、クローンを中心にあらゆる方向へ波動砲と同レベルのビームを放った。

 

これにはメルは咄嗟に防げ、龍護は永琳を庇ってルカも自分の急所を防いだ…が、直撃などの衝撃でクローンから弾き飛ばされておりネルスキュラ・クローンは自分を守るように、糸を放って壁を作り始める。焼き払えば簡単に処理できるとはいえ、壁を破壊してる間に逃げ回られればプラネテスにデルタアタックを撃たせてしまい全滅が確定してしまう。

 

『チャージ50%突破…シーケンス2開始』

 

「50%か、まずくなってきたな…!」

 

「こうなれば俺が壁を燃やし続ける、永琳とルカで蜘蛛を討て!」

 

「むむ、どうやらあの蜘蛛逃げ回ってるみたいですね…私も加勢しましょう!」

 

「飛翔睨み撃ちも使って狙ってみます!」

 

ここで龍護が双剣を仕舞い、翼脚と腕を地面につけてゾシアの姿となりネルスキュラの作った糸壁に火球を放って焼却。だがそこにネルスキュラは既におらず、霧の湖に漂っている霧や木々に紛れて逃げ回っている。それに気づいた永琳とゾシア、元の姿へとなったメル・ゼナとアトラル・カがプラネテスから目を離さずに追跡を開始。

 

だがネルスキュラ・クローンはプラネテスから情報伝達を受けているからか、逃亡に全力を賭しており永琳の矢に糸弾をぶつけて相殺、アトラル・カが紫苑に預けていた撃龍槍の鋒の振り下ろしも糸を使っての機動で躱し、メルとゾシアの火球とキュリアの飛び道具もギリギリで躱していく。

 

「ググ、すばしっこいな…!!」

 

「前に戦ったお前もあんな感じだったぞ…」

 

『80%を突破…最終シーケンス開始。チャージ効率上昇…』

 

「時間がもう…!?」

 

「GYAOOOOOO!!!」

 

『…!?』

 

ネルスキュラの糸を利用した高速機動に少し苛立ちを見せてるルカ、そんな彼にかつて戦った覚えがある龍護はお前も似たことをしていた、と突っ込んだ。それはさておきプラネテスからデルタアタックのチャージが後もう少しで終わる、と言う電子音声が聞こえさらに焦る永琳。尚何故離れていた彼等が聞こえたかだが、どうやらプラネテスが確実に倒すため彼等を尾行していたようだ。

 

ネルスキュラも何故だか勝ち誇ったように見え、このまま全滅までまっしぐら…そう思われた矢先、咆哮が戦場に響きネルスキュラの真上から何かが降ってくる。降ってきた衝撃で爆煙が発生し視界が一時的に塞がれるが…煙が晴れた時、龍護達の目に映ったのはネルスキュラ・クローンに上から組みついていたクロ。

 

「!クロさん、そのまま止めてください!!」

 

「GYAUAA!!」

 

クロが作り出した絶好の機会を逃さまいと、メルが左翼をネルスキュラの背中に突き刺し、ゾシアもすぐ駆け寄って鋏角を引き千切っては翼脚を握りしめてネルスキュラの身体を貫く。怒涛の連続攻撃にトドメの永琳の竜の一矢にルカの撃龍槍の鋒と、これらを受けたら流石に耐え切れないのかひっくり返って死亡。

 

そうするとネルスキュラの亡骸を中心にドーム状のバリアが形成、人の姿に戻った龍護、メル、ルカと永琳は急いでバリアの中に入る。そしてクロはと言うと、彼はオメガを介して彼等の話を聞いていたのか、オメガとアルファ、妹紅や紫苑にチルノ達を背中に乗せて浮上し始めている。

 

「龍護ー!私達は無事だから、気にせずにそいつを倒してくれよー!」

 

「ルカ、皆無事だから貴方も無事に帰ってきて…!」

 

「あ、永遠亭のお兄さんだ!それを倒してくれたら私の屋台のお代半分にするのでお願いします!」

 

「やいメル!親b「チルノちゃん?」…友達として、そのヘンテコな奴を絶対倒してちょーだいよ!そいつのせいであたいら妖精は酷い目に遭わされたんだからな!」

 

彼女等全員、無事でいるらしくデルタアタックの前兆である光が眩しいようで顔を腕で覆っているが、全員が応援の言葉を龍護達にかけてからクロによって飛び去っていく。全員乗ったのを確認したクロが飛び去って行ったすぐ直後。

 

『チャージ100%…標準固定、セーフティー解除………最大出力、デルタアタック…!!

 

プラネテスの正面に展開されている光の輪と正四面体から波動砲よりも遥かに巨大な極太ビームが放たれ、眩しい光が霧の湖の木々などを全て飲み込んで消し去る。他に巻き込まれる者達が居そうなほどの出力だが、プラネテスが襲来してきた事を影狼や蛮奇が知らせ回ってたようで被害は木々以外に拡大せず。

 

周囲に煙が蔓延。デルタアタックを終えたプラネテスは反動からか、膝をつくように右前脚を曲げて地面についていたが…デルタアタックの轟音の影響で周囲は静かになっている。しかしその静寂を破るように煙を晴らすのと同時に龍護達が姿を表す。彼等の姿を捉えたプラネテスは動揺を漸く顕にし始める。

 

『…!?対象の生存を確認、想定外……プログラムの更新を開始……!!』

 

「これ以上は学習も何もさせん、行くぞ皆の者!!」

 

「お任せを…!!」

 

「ええ!」

 

「楽しい楽しい解体の時間ダァ…!!」

 

プラネテスの動きが鈍ってる内に攻撃を再開する龍護達、メルが変わらず頭部を叩き龍護達がボディや脚を叩く。やることは先程と大して変化していないが、手早くは兎も角確実に討伐するにはこれが1番なのである。それはさておきプラネテスから余裕が幾らか失われており、挽回のために諸刃の刃であるパントクラトルモードに移行する。

 

『殲滅プログラム遂行の為、パントクラトル・モード実行。航行用リソースを全て武装生成に割譲…!!偵察端末を攻撃モードに設定して射出、マスタード・ボムを使用…ロケットパンチを展開…!!』

 

もはやこの後のことは考えていないのか、オメガ・ミクロスを大量射出しマスタード・ボムをルカに狙いをつけて発射、ロケットパンチも6発展開して乱れ撃つ。加えてブースターを蒸しての今まで以上に速い突進で龍護達に襲いかかる。

 

ある種の発狂状態に突入したプラネテスの過激な猛攻を、なんとか受け流したり耐え凌いだりする一行。ルカはマスタード・ボムに狙われていたので一旦下がったが…だがロケットパンチは永琳が矢で大半を射抜き、射抜かなかったものはメルが弾いて、更には突進で再び鍔迫り合い。龍護はプラネテスの脚攻撃を鬼人化【獣】の回避攻撃で躱しと同時に反撃、プラネテスの体力を削っていた。

 

『右舷、左舷斉射・波動砲放射…多弾頭ミサイル起動…!!』

 

「っ!周囲の薙ぎ払いと24発のミサイルが来るぞ!!」

 

「それは流石に下がりましょうか…!」

 

「ミサイルは撃ち抜ける分は撃ち抜きます!」

 

「なら俺は永琳を護ろう…」

 

プラネテスが自身の両側面を計10本のレーザーで薙ぎ払い爆破、そこから更に背中から人数分×6…つまり24発ものミサイルをぶっ放し戦場に降り注がせていく。ガードできる武器を持つルカとメルはレーザーと爆破の方は防ぐが、上から降り注いでいるミサイルのガードは厳しいと納遁術とルカは自身の糸を使って後退。

 

永琳が上りと下りを合わせてミサイルを数発ほど撃ち抜くが、それでも10発以上残っており逃げれない。なので永琳を護るように龍護が翼脚と火属性耐性に振り切った結晶でミサイルを防ぎ、そして凌いだ後は彼女を翼脚で抱えてプラネテスに接近して反撃を開始していく。

 

『…敗北の可能性を検出…ありえません…!!殲滅…殲滅…!!』

 

「おや、あちらさんも怒りという感情を得たようですね」

 

「猛攻が続くことに変化はないがな」

 

「だがコイツはパントクラトルモードだ、先程同様脚部を攻めるか」

 

「ええ、最後まで気を抜かずに行きましょう!」

 

冷静さを失ったパントクラトルモードのプラネテスを好機だと捉え、攻めに姿勢転換をする龍護。とはいえ冷静さを失ったプラネテスだが、パントクラトルモードなので攻撃の激しさだけでなく威力や速度も上がっている。2連火炎放射や脚の振り下ろし、波動砲の乱れ撃ちで龍護達に激しく抵抗する。

 

無論受けれる攻撃はメル、ルカが受けて受けれない攻撃は全て回避か受け流しで対処。流れ弾などは龍護が引き受けていく。そうしている内にプラネテスの動きの鈍りが目に見えるレベルまでになっており、プラネテスの体力がかなり減少してきていることが露見する。

 

『…!…波動砲…出力全開、対象…ベータクラスの…集落…!!』

 

「!?集落ってまさか…!!」

 

「くっ、人里に狙いをつけましたか…!」

 

「ちっ、なら…!俺が受け切る!!」

 

だが此処でデルタアタックで霧の湖の木々が大半消し飛んだ弊害が来る、プラネテスはこのままでは彼等に討たれる事は何処となく悟っていたが…此処で人里がうっすらと見えた。なのでプラネテスは最後の抵抗に人里を攻撃しようとしたらしく、波動砲を今の己が放てる限界まで出力を高めていく。

 

狙いに気づいたメルが頭部を攻撃して敵視を得ようとしても得ることが出来ず、このままでは人里が撃たれる…そこで龍護がゾシアの姿になり、プラネテスの前に立ち塞がる。それに加えて龍属性以外を通さない神竜結晶を生成して完全防御の構えをとっており、プラネテスはそれに気づいているがならばまとめて撃ち抜くだけと考えたか、波動砲をそのまま放つ。

 

『波動砲…発射!!』

 

「ぐぅ…!?」

 

今まで放ってきた波動砲を超える出力のレーザーが、ゾシア…ひいては人里を滅ぼさんと轟々とした光と共に解放される。ゾシアが神竜結晶で作った盾を掲げて波動砲と対抗しにいくが、デルタアタックには及ばずともそれでも今までの攻撃を上回る力を見せている。

 

結晶が属性攻撃によって破られる事は恐らくないだろうが、波動砲の出力によって破られる可能性が出てきておりその証拠に結晶の盾に罅が入り始め、少しずつ大きくなっている。だが龍護が耐えているお陰でプラネテスは現在無防備であり、それに気づけた永琳が曲射を放ち矢の雨霰をプラネテスに浴びせ追撃の竜の一矢でボディを貫く。

 

「これでもまだ倒れない…!?」

 

「キィ…!?このままだとまずいぞ…!!」

 

「なら…!」

 

しかし永琳の攻撃も気に留めず波動砲を放ち続けており、神竜結晶が出力方面で破られゾシアが波動砲を受け始める。やはり波動砲は厄介でありゾシアの翼脚の結晶がすぐ破られ、黒の翼脚となって波動砲をなんとか受け止めている。

 

だがいずれ破られる可能性があり、ルカは急いで懐から橙色の袋を取りだし中の粉薬を全てゾシアにぶちまけて彼を援助するも、全力の波動砲の前には焼石に水らしくゾシアの翼脚から汗が流れている。そこでメルは龍の姿を取って左翼でベルデライトニングの盾を器用に持ち、ゾシアの横に並んで波動砲を防ぎに行く。

 

「…!?何をしている、メル!お前は…」

 

「ええ、確かに辛いですが…貴方ばかりに苦しい思いはさせませんよ!」

 

「…わかった、なら頼むメル。共に人里を守ってくれ」

 

「!…勿論お受けしましょう!」

 

ゾシアは最初メルを下がらせ自分だけで波動砲を受け切るつもりだったが、メルが紅い眼光を光らせ彼だけに任せて引き下がるつもりはないと強く訴えゾシアもならばと彼に共に防ぐことを選ぶ。神竜結晶を改めて追加で生成してメルへの負担を減らし、防御を強固にしていく。

 

メルもキュリア達を集結させてリソースを全て防御に注ぎ込み、波動砲を受け止める。波動砲が放たれ数秒後…プラネテスは波動砲を撃ち終え、エネルギーが底を尽きかけているのか足取りがおぼつかなく、頭部や背中のユニットの光が弱々しい。

 

『…リソースが…5%未満に減少………機能維持が不可能、…スリープモードに移ります…』

 

そしてプラネテスはか細い電子音声を残し、頭部から光が失われて背中のユニットもボディに仕舞われ四脚が地面につきボディが地につく。そうしてプラネテスが機能を停止した事で侵略者との戦いが終わりを迎えた。

 

波動砲を受け止め終え、焦げ果てた翼脚と盾を地面につけて荒い息を吐いているゾシアとメル。だが彼等の尽力によって波動砲は受け止め切られ、人里は守られた。ゾシアとメルは互いに人の姿に戻った後に拳をぶつけ合って勝利を祝う、だがすぐに表情を引き締め永琳達と合流後にプラネテスの前に立つ。

 

「…今コイツはスリープモード、謂わば冬眠に入っている。冬眠という事はいずれ目覚める可能性がある。今のうちに破壊しておきたいが…」

 

「…ダメですね、もう武器が通らなくなってます。これは解体不可能かと…」

 

「キィ…解剖して未知の技術を手に入れたかったのだがな…」

 

「しかし放置はして置けませんねえ」

 

龍護の言う通りプラネテスはあくまでスリープ、つまりは休眠・冬眠に入っただけな為死んではおらず未だ生きている。このままにしていれば何年、何十年も後に復活して再び殲滅行動を再開するだろう。なのでプラネテスを解体しようとした龍護達だったが…流石に休眠状態は破壊されるのを防ぐ為だろう、非常に硬肉質となっておりあらゆる武器の刃を通さなくなっている。

 

これの破壊に困り果てて打つ手なしに陥ってしまったのだが…此処でプラネテスが撃破されたことを察知したクロが妹紅達を連れて戻ってきており、オメガとアルファがプラネテスに寄ってくる。

 

『これは…スリープモードに入っていますね、こうなれば破壊はこの世界では不可能なので…私達が責任持ってこの同胞を、破壊する技術を持つ別次元に送り届けましょう』「クェーッ!!」

 

「…わかった、すまないが頼む」

 

『構いませんよ、元々は私達が不慮の事故でこの世界に来てしまったのが原因だと思われますから』「クェェ…」

 

「…ってことはアルファとお別れになるのか…ちょっと、悲しいなあ」

 

オメガはプラネテスの状態を確認後、すぐに対応策を打ち出し龍護達に公表。龍護はオメガに負担をかけることを申し訳なく思うが、オメガは自分達に非があると彼の謝りを苦笑いのような声で受け、プラネテスに向かって何やらスクリーンのようなものを映し出して両前脚を使わずに操作をしている。

 

…だが此処で妹紅が、オメガが去ると言うことはアルファもいなくなる…そんな事実に気づいてしまい少し悲しそうな、寂しそうな表情を見せる。異界の生物とは言えアルファは妹紅にとって癒しとも言える存在だったのだ、それがこの世界から去ってしまう…そんな妹紅の感情を察知したアルファは彼女の足に駆け寄って頭を擦り寄せる。

 

「クェ!クェー!」

 

「アルファ…分かったよ、私も元気にしとくからお前も元気でいろよ」

 

「クェェ!」

 

…と言った感じでアルファと妹紅が別れを告げている間、オメガは作業が完了したのかスクリーンが閉じてプラネテスの下の空間が破れ、プラネテスがそこに落ちていく。どうやら別次元への送り出しが成功したようで、空間の破れが閉じ平穏が漸く訪れた。

 

プラネテスがこの次元から去ったのを確認したオメガは頷く動作をした後、龍護達に向き合って電子音声を流す。

 

『短い間でしたが、大変お世話になりました。今後の旅でこの次元に近づくことがあれば、その時は寄らせてもらいます』「クェッ!」

 

「あぁ、好きに滞在してくれて構わん。紫には俺から話を通しておこう」

 

「此方もお世話になりました」

 

「解剖したかった…未知の兵器…」

 

『この世界にはオーバーテクノロジー過ぎますので…』

 

「そこは諦めなさいルカさん、彼等の力はこの世界では強大すぎますから」

 

「GYAOO」

 

「アルファ、いつでも好きに来てくれていいからな。その時はまた撫でさせてくれよ!」「クェー!」

 

彼等も因果関係などの問題で幻想郷、ひいてはこの次元から去るようだがプラネテスを解体できず未練たらたらなルカを宥めるオメガ。ただプラネテス、ひいてはオメガの技術は危険なものだと理解しているルカは未練を…断ち切っていないがなんとか捨てて、オメガ達を見送る体勢を取る。

 

そうして…オメガとアルファの前に次元の裂け目が現れ、それに入っていく様子を龍護、永琳、ルカ、メル、妹紅、クロが見届ける。オメガは完全に入り切る前に、一度一向の方に振り向き一礼。そのまま裂け目に入っていき…アルファは入る前に黄色く小さい翼を挙げて左右に振りそのまま裂け目に入る。そして2匹が入ったのを確認したかのように、裂け目は閉じて辺りは元の…木々を失った霧の湖となった。

 

「…さてと、これから霧の湖を復活させねばな。竜乳を持ってくる」

 

「竜乳だけでは問題が起きてしまうので…幽香さんや隠岐奈さん呼んできますね」

 

「このままではお嬢様方の散歩コースに出来ませんので、私も手伝いますよ」

 

「乗りかかった船…だったか、我等も手伝おう」

 

「私も手伝うよ、影狼ちゃんの友人が此処に住んでるんだ…こんなに環境が壊されてちゃ、その友人さんがしんどいだろうしね」

 

今回の霧の湖の環境破壊はオメガ・プラネテスが原因とはいえ、そうなった要因には自分達も含まれている。なので環境まで元通りには出来ずとも、少なくとも景観や植生だけは破壊される前に戻そうと龍護が提案しそれに全員が賛同する。

 

霧の湖復興には彼等だけでなく、そこを拠点とするチルノ達や影狼、蛮奇、あとは彼等が助力を頼んだ者達によって進められ…霧の湖は元の木々が生い茂る景観を取り戻すことに成功したのだった。…尚後日談として永遠亭に入院していたわかさぎ姫の見舞いに龍護が行った際、彼女の彼を見る目が妙に熱っぽいと妹紅に語られたのは別の話…

 

 

 

「…よ、漸く…紅魔館の修理が終わったわ…!!ありがとう咲夜、皆。今日から暫く長めの休暇を出しておくから、ゆっくりしてきなさい」

 

『やったぁぁぁぁ!!!』

 

「ではお嬢様、暫くお暇いただきます」

 

「ええ、休んでちょうだい。…紅魔館が直ったことだし、やっとゆっくり…」

 

キュイオォォォォォォォ!!!

 

「…わァ…ぁ…うー☆」

 

「なになに!?なに今の音…って、お姉さまが小さくなって泣いちゃった!」

 

「…紅魔館が三度も爆発したからレミィのカリスマが壊れちゃったわね」

 

「すいません、すいません咲夜さん!居眠りしてて紅魔館の警備を怠ったのは私の腕と脚2本を捧げるので首と股関節を極めるのは辞めて咲夜s」




これにて星惑いの侵略者篇終了となります。紅魔館は三度爆ぜる…あと後日談ネタが尽きましたが本編またはNo本編の番外編が思いついたら投稿しようかと思います。

おまけ シェリーザ作品での苦労人キャラ集(候補含む)

森近霖之助(もこたん♂短編)…あの馬鹿に何度も香霖堂を焼かれたりしている。それはそれとして彼に意趣返しや倍返しをしてるのでノーカン…かと思いきや結局苦労してるよね?と作者に目をつけられたのでカウントされた。

マホロア…Wii編開始と同時に企みを見抜かれ常に彼の分身を側に付けられて命の危機(本気)に晒されることに。ランディアを倒した際は彼の分身の目を盗んで逃走し恒例のブラボーをしたが、カービィと共に行動していた本体にフルボッコにされた。
その後はなんとかマスクラを被ったが…まあ碌な展開にならなかったし、なんならカービィたちに倒された後異次元の旅(マホエピ)にあの馬鹿を巻き込んだので彼にかなり大きな恩が出来てしまう事に。
元の世界に帰還後はエンジニア・補助・例の馬鹿含むさま様々な者達の技術教育(強制)、遊園地経営・商売・遺跡、次元調査(自由)をやっている。本編裏ではあの馬鹿に良いように扱き使われているが、取引と称して異界の遺物などの調査等を好きなようにやらせてもらっているし、商売方面も彼が太客なので逆らえない様子。尚一度叛逆を起こしたことがあるが…数分で制圧されたので二度とやらないと誓っている。

ティエリア・アーデ(ヒロアカ)…ソラン、刹那親子に振り回されているイノベイド。更にはその特性から刹那君(の分身)が擬態したクアンタに搭載されたヴェーダのターミナルユニット経由で異界に召喚されたりして、彼のお目付役みたいなところをロックオン達にも任されてたりする。やべー奴等のブレインであり纏め役でありストッパーでもあるので、その分の疲労が酷く溜まっているのでそれが解放される際は絶望先生みたくなってたりするが…まあ、些細な問題だったりする。

鈴仙(守護龍)…白崎夫妻に振り回されている兎さん、なんならもこたん♂短編も含み本編裏でてゐの罠に掛かりまくってるのでかなり可哀想な事になっている。しかしそれ等の悲鳴が悉く龍護や永琳に無視されているので、彼女の心労は酷い。果たして彼女はいつ救われるのだろうか、彼女に素敵な殿方が付く可能性は…そんなに高くない。

何かしら人気ありそうな方々で人気投票をやってみた

  • 白崎龍護
  • 八雲蒼焔
  • クロ君
  • メル・ゼナ
  • 怨嗟マガイマガド
  • ヌシジンオウガ
  • 藤原妹紅♂
  • 鋼華刹那
  • マガイマガド(コテハンニキ)
  • ゴルベーザ
  • ハン
  • イストワール(図書院長)
  • シン
  • 霍青娥(やべー方)
  • 作者「え?」
  • ラインハルト卿
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