守護龍として造られたらしいけど、特に護る義理はないので好きに生きます 作:シェリーザ
東方人気投票にてもこたんが9位だったのを確認、そろそろ8位に上がっても良いんじゃないかなと思うこの頃。雷鼓の順位も変わらずなので上がって欲しいなぁ…
それと今回の時系列は地霊殿後です。
「…綺麗だな」
「ええ、そうね…」
月に叢雲、花に風と言う諺を知っているだろうか。良い事には邪魔が入りやすく、長続きしないと言う意味だ。月を見ようにも雲が掛かり美しい月の姿が隠されてしまい、美しい花を見ようにも風が吹き花弁を残酷にも散らかせていく。…今のは適当な例だから気にしないでほしい、それはさて置き何故このような話を唐突にしたのか。
答えを簡潔に述べるなら…俺もその諺の意味を思い知らされたからだ。この日の夜は雲ひとつない満月で月がよく見え、鈴仙達もいなかったので永琳と2人きりで月見酒と洒落込んでいた。団子も捏ねて酒も用意し、静かに眺めていた…
「…地球を見る日が来るとは思わなかったよ」
「私もまさか、貴方と此処に戻るとは思いませんでしたよ…」
だが突然永琳と共に地球が見える場所…地球との距離や永琳の言葉的に、おそらく月へと移動されていた。こんな形で月に移動しても嬉しくないし、と言うか酸素問題はどうしたのか…と思っていたが、今思い出したが確か永琳が居た都市があったな。証拠…と言えるか分からんが湖があるし、桃の木が生え揃っている。…本当に何故桃の木なのかは知らんが。
もう一つ思い出したが、先日紫が『月に行けるなら何をしたいの?』とも言ってた。その時は観光をしたいと答えておいたが…サプライズのつもりだろうか、サプライズなら唐突にやらねば意味がないのは分かるが前振りを教えて欲しかった。
そうして俺達は…月面旅行を楽しまされる羽目となった。
421:星々巡る不死鳥
んでー?次のリクエストは…Through Patches of Violetか、ボカロや東方、アニソンときてリンバスも来たか。雷鼓に手伝ってもらうっきゃないな…
422:このすばでいいですとも!
アイドルのリクエストが来て、ゲッターチェンジすると思ったら本当にしやがったからなこの不死鳥
423:月の薬師の守護龍
…何事だ?
424:第八世界存在いーすん
あ、イッチさん。これは妹紅ニキが気まぐれで開く、サビ歌ってみた的なやつです
425:マガニャン
なんでこの人、ナルハタと淵源ナルハタのBGM完全詠唱できるの?
426:蒼の月光
>>425
まあ黒棺とかエクスプロージョンとか無限の剣製の詠唱も覚えてる時点でな…
427:星々巡る不死鳥
あーゴホン、ゴホン…
428:廻る呪いの赤い霧
現地で聞いてる民だがマジでネイティブで歌も上手いなこの人、雷鼓さんの明るめのボーカルとニキの暗めのボーカルがベストマッチしている
429:月の薬師の守護龍
歌か、懐かしいな…それはそうと尋ねたい事がある、東方で月はどう言う扱いなのだ?
430:歌の魔王withシェム・ハ
>>429
東方の月はだな…地球なんか比べ物にならない超高度な技術を持つ文明、都が築かれてる場所だ。イッチみたいなクロスの場合は知らんが、基本的に月勢力は寿命の発生原因『穢れ』を嫌っており地球というより、月以外の生物には非常に厳しい…ってところか?
431:呪霊喰いの神モドキ
しかし月のことを聞くなんて、まさか月との戦争に参加するのか?それとも…
432:月の薬師の守護龍
>>431
戦争を起こすつもりはない、今は恐らく紫に攫われて月に居てな…一先ず観光旅行にでもと思ったが…むぅ、穢れか…
433:メタルの神in神喰い
あら?でもイッチは純粋無垢の古龍として生まれ変わったのでしょ、なら問題ないと思うのだけど
434:一高教師の❾=熾天使
そういえばそうだったな
435:星々見渡す破滅因子殿
一先ず警戒を怠らず周囲の探索をするのを勧める、イッチの世界の月の都がどの様なものか分からんからな
436:月の薬師の守護龍
了解。それと不死鳥ニキ、先程リクエストを受け付けてると言ってたな。なら俺は創世のアクエリオンをリクエストする
437:星々巡る不死鳥
OK、イッチからこう言う系のリクエスト来ること少ないから受け付け………待って、アクエリオン???
438:幸運と不幸の死霊術師
…イッチ、もしかして
439:引き換えチケット
>>437
こう言うイベントに中々参加しないイッチのリクエストよ、聞いてあげなきゃ可哀想じゃない
440:ひとつなぎの魔神さん
やばい、チケットネキの悪魔の笑みが想像できるwww
441:一斬必殺の鳩
これには普段不死鳥ニキに迷惑をかけられている、チケットネキも黒笑
442:月の薬師の守護龍
…折角久々にアクエリオンを聞きたいと思ったのだが、そうか…聞けない…か
443:ワンピ世界の国背負いの蛇神龍
イッチの追撃が上手すぎるw
444:星々巡る不死鳥
…もー、何とかなれーッ!
445:バイオ娘娘
っ!?!?!?もぉ、妹紅さんったら…そんな堂々と愛の告白をしてもらわなくても、私達は妹紅さんの愛を十二分に受け取ってますわ〜♡…で、も、そんなに大々的に仰るのなら…この後、私達全員の返答を受けてくださいね♡
446:旅する金属生命体(分体)
わ、わぁ…現地で聞いてたのですが、青娥ネキや雷鼓さん達が凄いことに…
447:このすばでいいですとも!
ぶっはっはっw最高にハイって、奴ダァーッwww
448:第八世界存在いーすん
イッチさん、わかっててやりましたね…w
449:月の薬師の守護龍
…まあ、妹紅ニキの生きてる年数的に予想できていたが実際やったらどうなるのかと思ってな
450:マガニャン
イッチは鬼だった…?それはさておき、じゃあ僕はスピカのスタートダッシュをお願いしまーす
451:星々巡る不死鳥
…あいよ、折角だからダブルオースカイも用意して…(ヤケクソ)
恐らく紫の仕業で月に飛ばされた龍護と永琳、2人は周辺調査という訳で一旦分散して単独行動に移る。視点は龍護が当てられ彼は桃の木々に囲まれた、妙に整備された道を歩いていた。移動中、彼は実がなってる木に近づき香りや見た目を確認していたのだが…
どれも色や艶が良く、みずみずしいように見え香りも素晴らしい。仮にこの月という環境で桃が自生することが可能だとしても、これだけ綺麗な実が自然になるのはほぼ不可能だろう。龍護は少し怪しんでた、月に人がいるという認識を改め…ならば他の人と会おうと考える。
「む、遠目にだが建物が見えた…あれが恐らく都市だな、永琳と合流する為に矢文を飛ばしたい…が」
そこで龍護は遠く離れた地点の建物を発見、其処なら人が居るだろうと思い早速永琳と合流を図った…が。永琳の位置は分かるが彼女に伝言を伝える事ができない、矢文は桃の木に刺さった時が怖いし翼で飛ぼうも羽ばたきで桃の実を落とすかもしれない。
他人の田畑を荒らす真似をしたくない彼は、仕方ないと思いながら永琳と合流する為のルートを早歩きで進んでいく。歩みを早めて数分後…彼は背後に視線を感じたので、歩みを止めて息を吐く。
「…貴女の管理してるだろう果樹園に、無断で踏み入れた事についてはお詫び申し上げよう。だが今は急ぎの身だ、見逃してもらえないだろうか」
「黙れ、地上からの…侵略者、貴様の目的は読めないがそう易々と手放すつもりもない」
彼の背後には…紫髪の長い髪を束ねポニーテールにして、右肩側だけ肩紐のある赤いサロペットスカートのような物を着ている女性。彼女の纏う雰囲気は神聖ながらも非常に厳格で、普通の人間や妖怪、竜なら震え上がるだろう。
だが龍護は古龍…彼女のオーラに当てられるも震えず、彼は大人しく両腕を上げて何もする気はないという意思を見せるが…彼女は知ったことではないと言ったら様相であり、これは話を聞かないなと考えた龍護は…
「…わかった、では大人しく捕縛されよう。しかし此方の話を聞いてもらうがな」
「ふん、地上から来た癖に生意気な…だが此方としても貴様の目的を知らねばならない、話は聞いてやるが…適当なことを言えばその首がないと思え」
彼女にあえて捕まる事を選択し、女性も彼の両腕を腕輪の様な機械で捕縛。女性の方はよく見なくても気が立ってるのは明らかなので、一先ず鎮めることにした龍護。彼は果たしてどうなってしまうのだろうか…
「必要ないかもしれんが名乗ろう、俺の名は白崎龍護…(そう言えば月は確か、古代都市の…なら)…かつて都市を護ってた守護龍だ」
「………何を戯言を、其方が勝手に名乗ったに過ぎないが私も名乗ろう。私は綿月依姫…貴様等地上の者が言う月人だと言っておこう」
「まあ!それはそれは、おめでとう御座います師匠!」
「ふふ、ありがとうね豊姫。それにしても龍護さん遅いわね、多分彼と会うのは依姫だろうから…喧嘩してそうね」
「本当、うちの妹がすみません…師匠が月に来た事を確認してすぐ、文字通り飛んで行きましたから…師匠の旦那さんに手を出してたらまた叱っておきますので」
「そこまでしなくても良いわよ、依姫は確かに少し先走る所はあるけど…」
一方永琳の方、彼女は依姫とは異なる女性と何やら別荘の様な場所で話していた。亜麻色の髪で白のシャツに紫のサロペットスカートを着ている女性、綿月豊姫。
名前からわかる様に彼女は依姫と姉妹であり彼女が姉だ、依姫と違っておっとりしているが、ミステリアスな雰囲気が漂っており彼女また只者ではない…それはそうと彼女は自分の師である永琳の結婚を祝っており、喜ばしそうにしていた。
「私の自慢の夫は無用な争いを好まないわ、桃畑の中に私達は放り出されたから…多分彼は畑を荒らさない様に大人しくしてると思うわ」
「姉様!穢れが感じられない、不気味で不審な男を捕縛しました!」
豊姫が手を打ち自分の妹の事を思い出し、永琳に少し申し訳なさそうに誤る。彼女は笑って許すも豊姫は許さないらしく、頬を膨らませてぷんすか可愛らしく怒っていた。
その様を見て永琳は変わってないことに少し安心する、それはさておき永琳は自分の旦那…龍護が不要な暴力を振るうことはないと説いており、豊姫は彼女が言うのなら真実なのだろうが確認は必要…そう思った矢先に依姫が彼を連れて帰ってきたので2人で苦笑する。
「ほらね?」
「…はあ、依姫。貴女が捕まえた男だけど…その人、師匠の旦那さんよ」
「………えっ、そうなのですか!?」
「すまん、ややこしくなるから言ってなかったな。…永琳の言う通り、俺は永琳と共に生きる事を誓った夫だ」
依姫は相変わらず大人しく捕まっている龍護の手をブンブン振っていたが、永琳の変わらず優しげな表情と豊姫の溜息を吐きながらの言葉に少し固まり…驚愕の声と共に龍護の方に振り向く。
龍護は目を瞑りながら彼女の抱えているだろう疑問を肯定、詳細を伝えると依姫は開いた口が塞がらない状態になったが…すぐ様気を取り直し、彼の腕の捕縛を解いて解放。すぐ後に、
「す、すみませんでした!まさか師匠の旦那様だとは思わず、私の主観だけで怪しいと決めつけ捕らえてしまい…!!」
「気にするな、あの時の俺は不審者だ。警戒して当たり前だしな」
「そうよ依姫、私の教えを守れてるようで良かったわ」
彼に綺麗な土下座を捧げるが龍護は依姫に頭を上げさせ、依姫の警戒は正当性しかないものだと言って締めさせる。永琳も彼女の行為は当然のものだと理解してる為、依姫を不当に怒る事はしなかった。
と言った感じで一悶着も終え、改めて交流を開始する。それぞれ自己紹介を終えた後談笑や、龍護と永琳の指輪を見せてもらったり…とした後に依姫がふと思い出したように龍護に問いかける。
「あ、そういえば…龍護さんはかつて都市の守護龍をしていた、と言ってましたが…あれは本当なのですか?」
「…話しても良いよな、永琳?「ええ、2人は私の弟子で
「…はい、師匠から最悪の軍事計画と聞いています」
「かつてこの都市が月に移る前、地上に居た竜達を改造して人為的に生み出した計画…ですよね?」
彼女のふと抱いた疑問は『龍護が何故自分を守護龍だと名乗ったか』と言う事で、龍護は初め言い渋っていたが永琳に言っても良いかと聞くと、OKと返ってきたので話す事を決意。
だがその事を話す前に彼は自分…いや、護龍ゾ・シアが生まれる原因となった『護竜計画』について知っているかを2人に尋ねる。2人の返答は知っている…なのだが何方も表情は芳しくない。
「あぁ、そうだ…今の都市がどうなってるかは知らんが、かつて都市の人間は妖怪や竜に対抗する為、竜を自分達の言う事を聞くように改造して生み出した。それ等の個体は
「けれど、それも長くは続かなかった。護竜達が自我に目覚め、私達に叛逆を起こし護竜達は都市を脱走。大半の護竜が改造元の竜と同じ生活を過ごそうとしていましたが…それは置いておきましょう」
「おっと、そうだな…流石にこれ以上長くなったらな…それでだ、ある人間は都市の最終兵器として1匹の龍を造った。名は『ゾ・シア』…目覚めれば都市を滅ぼす事も簡単にできる力を持つ龍をな」
それもそのはずだと龍護は静かに悟り、だが2人は聞く覚悟があると理解した龍護は永琳の補足と共に自分が守護龍と言った理由、そして生い立ちについて語っていった。この間豊姫と依姫は静かにしている。
「ゾ・シアって…命を賭して都市を護ったとされる、私が目標にしてる護龍じゃないですか!?あの龍が都を滅ぼしかねない最終兵器だったって…」
「実際ゾシアは当時の竜の中で、最強と言っても過言じゃない力を持っていたわ。当時の私はゾシアが他の護竜と同じく自我に目覚め、暴走する事を危惧してならば先に討とうとしてたわ。…けど」
「護竜が本能のまま生きるのに対し、ゾシアは明確な自分の意志を持って生きていた。人間…後に妖怪や竜との異種族間との平和を得る為に、本能と共に刻まれた護龍としての使命に抗い、戦い続けた…」
「…これから盛り上がる所かもしれないけど、1つ聞かせてください。龍護さんって…都市の守護龍、ゾ・シアだったりしますか?」
「「…」」
そうして話が佳境に入り盛り上がるだろう…そんな時豊姫が申し訳なさそうにしながら、龍護がそのゾシアでは?と尋ねた。
その言葉に龍護と永琳は固まり、依姫は笑い飛ばしながら豊姫に手を振る。
「またまた〜すみません師匠、龍護さん。姉様の冗談が…師匠?龍護さん?」
「…私の弟子の中で貴女が1番頭が回る事を忘れてたわ…ええ、貴女の考える通り龍護さんこそかつての都市を護り抜き、今も地上や生態系を護る純粋無垢なる守護龍…ゾ・シアその人よ」
「………えぇぇぇぇ!!?」
「まあそうなるよな…だがすまんな依姫、全て真実だ…」
豊姫の疑問を何の捻りもなく肯定した永琳、龍護も彼女の言葉に頷いており依姫は非常に驚く…が、会話の流れを思い出したのだろう。あれこれ1分考えたら納得できる要素を見つけたのか、項垂れている。
「確かに、龍護さんがゾ・シア本人でなければ知り得ない話などをしてました…うぅ、これじゃあ師匠の弟子失格です…」
「まあ依姫、私も少し怪しいなーぐらいの軽い気持ちで聞いただけだから!そこまで深く考えてた訳じゃないから元気出して、桃を食べましょう!…そうだ、龍護さん、お願いがあるんですけど…」
「む、何だ?」
…うぅ、龍護さんがあのゾ・シアだったなんて…見抜けなくて悔しいです、確かに彼の言葉に疑問を抱く点はありました。護竜計画は師匠が消えない罪、負の遺産として私達に伝承させてましたがだとしても他人に言いふらしたりするのは、師匠の性格から考えてあり得ない。
それに護竜計画について妙に詳しかった、師匠から予め聞いてたと言われたらそれでお終いですが、最終兵器とされてたゾ・シアの詳細は愚か、名前までは教えられてないと思う。それを知ってた時点で…
「会話からある程度察せたのに…私ってなんて馬鹿なんだろう…」
「よ、依姫!元気出して、貴女が桃に釣られないのは分かってるから…貴女の大好きなものを用意したわ!」
…姉様の心遣いがむしろ辛い…あぁ、また修行を積み重ねなければなぁ…
「ジャジャーン!貴女の目標である…都市最強で、最高の守護龍…ゾ・シアさんでーす!」
「…GH、GUOO」
…っ!?実物のゾ・シア…ですって!?…!!この神々しさ、力強さ、逞しさ…どれ師匠から聞いてたよりも素晴らしい…!!あ、綺麗な結晶だ…ゾ・シアの身体はこんな穢れない結晶で作られて…ん?穢れが…ない…?
「師匠、ゾ・シアさんから穢れを感じません!?何故なのですか!?」
「それは彼の能力、『純粋無垢である程度の能力』が作用してるからよ。それのおかげで彼は穢れを始め毒や病気、精神に影響を及ぼすものも全て通じないわ」
純粋無垢の守護龍…なんて、なんて凄いのでしょう…!都市に伝わる伝承なんか参考にならない程、ゾ・シアさんから凄まじい力を感じます!!
「…GHUOO?」
「ごめんなさいね龍護さん、依姫は都市に伝わる伝説の『命を賭して民を護り抜いた守護龍』である貴方を目標だとか、信仰だとかしてて…」
「信仰の件は後で詳しく聞かせてもらいますが…ふふ、可愛らしくて良いですけどね」
なんか今姉様に貶された気がしましたけど…まあ、ゾ・シアさんに思う存分触れ合えるので気にしないでおきましょう!
「依姫は一旦置いといて…どうして師匠達は月に来られたのですか?」
「恐らくだけど妖怪の賢者、八雲紫の仕業だと思うわ。前に月に侵攻してきた事があったわよね、あれの意趣返し…と思います」
「あの時の…此方としては敗れる可能性があったのですがね。妖怪だけなら兎も角向こうの異種混合の竜の群れが新人だけでなく、中将レベルの軍人ですら蹴散らされましたから…」
ゾシアと戯れてる依姫を放置し、永琳に何故月に来たのかを確認する豊姫。豊姫の確認に対し永琳は地上の賢者八雲紫の仕業であろうと答え、豊姫は彼女の姿などを思い出して頷く。かつて紫は龍護がねてる間に月に侵攻していたのだが、どうやら敗れたらしい。それの復讐か意趣返しとして2人を送ってきた…のだろう。
仕返しと言う割には余りにも緩過ぎるものだが、豊姫は自分の師に会えた上彼女の結婚を祝うことも出来たのだ。別に良いかと思いそろそろ依姫を止める為、子供みたいに目を輝かせてゾシアの周囲をくるくる回ってる依姫の肩に手をかける。
「そろそろ止めなさい、依姫。ゾ・シア…龍護さんも困ってるでしょ?」
「…はっ!?申し訳ございません、貴方に実際にお会いできた喜びの余りに…!!」
「…喜んでもらえたならなによりだ」
豊姫の姉としてのオーラを放ちながらの制止に、依姫は正気を取り戻しゾシアの姿から戻った龍護に頭を下げる。龍護は勿論彼女の行動を咎めるつもりはない…が、自分が都市で祀られる様な存在になってた事に少し困っている様だったが。
兎も角積もる話も終わり、帰ろうという流れになった龍護と永琳。彼等を送り出すべく豊姫と依姫も2人についていく。
「文通もいいですが、たまにはこうして会いにきてくれれば私は嬉しいですよ師匠」
「まあ、時間が出来ればね」
「またいつか会った時は手合わせ願えないでしょうか、また来るであろう竜との戦いに必ず役立てますので」
「うむ、2人も達者でな」
豊姫と永琳は笑い合いながらまた今度、直接会おうなどの約束を交わしており依姫と龍護の方は真面目な表情で組手の誓いをしている。彼の性質的に月より地上の方が強い気がするが…まあ気にしないでおこう。話が終わって豊姫が懐から扇子を取り出し、何やら光を解き放ち…光が収まる頃には龍護と永琳の姿は消えていた。
「…じゃ、サボった業務の続きでもしちゃおうかな♪」
「私は訓練にもd…サボった!?姉様、またですか!!」
…どうやら豊姫は業務をすっぽかして来たらしく、それを今知らされた依姫が怒りながら彼女を追いかけるが…結局追いつけなかったのは別の話。そして…
「…何処だ此処は…何故だか物凄く眠い、すまん永琳…少し寝るぞ」
龍護は景観から地上ではあるが、近代的な都市が一望できる山に放り出され、突如眠気が襲って来た為ゾシアの姿で眠りに着くのだった。
「私達からの新婚祝いよ、純粋無垢の古龍さん。少しは楽しんでくださいな」
おまけ オメガ戦後の美鈴
「…ねえバルカン、なんであんな異物が暴れてたのに処理しなかったの?」
「そ、それはですね…爵銀や白熾の龍達に任せて問題なしと判断したので…」
「それにかまけて寝た結果、貴女の住居の近くの湖の環境が激変したと…一回ボレアスやラースに絞られて来なさい」
「やだーッ!?ボレアスさんも嫌だけどラースさんはもっと嫌ー!?」
「因みにラースは今超不機嫌でとうの昔にキレてるわよ」
「あ、終わった…」
…その後美鈴の姿を見た者は「居ますよ!?メルさんとかお嬢様が居ますから!!」…居るらしい。
龍護「多分紫の仕業だな」
永琳「賢者の仕業ですね」
紫「何それ私知らない…」
少女「私がやりました☆」
何かしら人気ありそうな方々で人気投票をやってみた
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白崎龍護
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八雲蒼焔
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クロ君
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メル・ゼナ
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怨嗟マガイマガド
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ヌシジンオウガ
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藤原妹紅♂
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鋼華刹那
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マガイマガド(コテハンニキ)
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ゴルベーザ
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ハン
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イストワール(図書院長)
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シン
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霍青娥(やべー方)
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作者「え?」
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ラインハルト卿