守護龍として造られたらしいけど、特に護る義理はないので好きに生きます   作:シェリーザ

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壮大に何も始まらないシリーズのつもりが始めてしまった…今回は多分長いと思います(小並感)。形式としてはダイジェスト的な短話纏めみたいな感じです。

後日談ネタが思いついたので、また投稿しようかと思います。

〜(謎の)もこたん♂裏設定〜
もこたん♂は天地が崩壊しようが、世界が新しく作り変えられようが他の藤原妹紅に直接出会う事は不可能になっている(作者側の都合も含まれているが)。なので原典は勿論、守護龍世界線の妹紅にも直接会う事は出来ない。…まああの馬鹿の場合グレーゾーンを使って会いそうだけど。


【番外編】不死鳥 meets 青猫

1:星々巡る不死鳥

【急募】すすぎが原の歩き方

 

2:タタリすぐ発狂する

>>2

却下、君に脚本を渡した所で結局アドリブで解決する

 

3:ポケットモンスターミキシン

全くその通りだな

 

4:風都住まいの死神

酷え扱いだけど、流石に何が起きたかとかは聞いてやろうぜ

 

5:猟犬文豪戦記

かか、此奴の苦労旅程の娯楽も中々ないしのぉ!

 

6:星々巡る不死鳥

>>5

幼女戦記だろうから燃やしに行ってやる。事の顛末を軽く説明するが…推定時空乱流に吸い込まれて輝夜と一緒に放り出された

 

7:ポケットモンスターミキシン

マホロアとかは平然に巻き込むのに、嫁さんを巻き込んだとは珍しい

 

8:風都住まいの死神

多分嫁さんの方がついて行ったと見た

 

9:猟犬文豪戦記

>>6

それは宣戦布告と見做して良いのだな?良かろう、我が国の兵力を味合わせてやろう!

 

10:星々巡る不死鳥

>>8

御名答、スフィアローパーの所に行ってゲート開く力を貰い受けるのについて来たんだが…こうなるとは俺にも想像つかん訳で

>>9

とりまACとジェフティとアヌビス、後はダブルオースカイとか持っていってやるヨ

 

11:タタリすぐ発狂する

それは構わないのだが、君は今何をしているのだね。我々に助けを求めるのなら現状を把握させて貰えないだろうか

 

12:ポケットモンスターミキシン

物騒な単語達が聞こえたが無視して…そういや今どうなってんだ妹紅ニキ

 

13:星々巡る不死鳥

>>11

んーとねぇ…のび太君の家にお邪魔してる

 

14:風都住まいの死神

はいおつかれ〜、解散解散

 

15:猟犬文豪戦記

なら心配なかろうぞな!

 

16:タタリすぐ発狂する

小学生の家に居候する君の絵面を思い浮かべたせいでお茶を溢してしまったではないか、どうしてくれるのかね

 

17:星々巡る不死鳥

>>16

勝手にお茶吹いてろ、乾かして欲しいなら俺の炎で乾かしてやるよ

 

18:ポケットモンスターミキシン

>>17

死刑宣告の間違いだろそれ

 

19:星々巡る不死鳥

…ま、余計な事口走らねェように抜けとくわ

 

20:【システム】

星々巡る不死鳥が退出しました

 

21:風都住まいの死神

…所で妹紅ニキの住居をバイオネキが探り回ってる話は黙ってて良かったかな

 

22:猟犬文豪戦記

>>21

彼奴なら問題なかろうぞな、我等にも現状を伝えれるようLIVEをしていたが…奴は言葉選びに大きめの欠陥が見えたのでな。そのツケとしておけば良い

 

23:タタリすぐ発狂する

それはそうと何か面白そうな話のネタをくれ、近頃思いつく話のネタがマンネリ化してきてね…このままでは全てをカットしてしまう

 

24:ポケットモンスターミキシン

そういやタタリニキは劇団運営してたな、ってかカットしてしまうってなんだよ…FFとかやったらどうだ?

 

25:タタリすぐ発狂する

FFか…確かにやっていないな。ならシナリオ構想を練るためにゴルニキやイヴァニキ辺りに話を聞くか

 

〜〜〜〜〜

 

「ドラえもんまだ帰って来てないのか…とりあえず僕の友人が帰ってくるまで、ここで待っててください!」

 

「(すまないな、少年)」

 

「(ありがとうね、僕)」

 

不慮の事故で異界に飛ばされ、そこで出会った冴えない眼鏡の少年…野比のび太の家に上げてもらった不死鳥こと藤原妹紅と蓬莱山輝夜。2人は自分達が異界の人間と言うことを示す為、彼等の現在の在住世界プププランドの言語を使って彼とのコンタクトを取ったわけである。

 

それはさておきのび太が部屋から出て行き2人きりになる、輝夜は姿勢を少し崩して楽な体勢になり妹紅は正座をしてのび太の帰りを待っている。2人とも無礼講じゃない理由は単純で、自分達は彼に拾ってもらった身なのだ。そんな無礼な真似はしてはならないと言った所である。

 

「…ふー!カービィちゃん達の言葉は難しいのが多いから、ちゃんと話せてるか心配だったわ…」

 

「普段は夢の泉のおかげで問題なく通じてからな…あ、問題なく話せてたから心配するな」

 

「そう?なら良かったわ。でもカービィちゃん達の言葉をあの子の友人は理解できるのかしら?」

 

「まあ、あれだけ自信満々だったんだ。賭けてみるのも悪くないだろ」

 

カービィ世界の言語を使う必要がなくなった為、彼等が慣れ親しんだ日本語で会話しており問題なく話せていたか輝夜が心配していたが、言語の方にも強い妹紅は問題なしと彼女に伝える。それは良いのだが…

 

輝夜はカービィ世界の言語を少年、ひいては少年の友人が理解できるのかを心配しており彼女の心配は頷けるものだ。だが妹紅は輝夜の心配が杞憂で終わるだろうと言うことを伝えた…その時部屋のドアが開きのび太と…全体的に丸い印象の青い何かが入って来た。

 

「お待たせしました、このロボットが僕の頼れる友人の…」

 

「ドラえもんです。のび太君、この人達が君の言ってた遠い国の人かな?」

 

「(あぁ、その通りだ)」

 

「(違いないわ)」

 

「…のび太君、この人達が話す言語は未来にも存在しない、僕達が知らない言語だ。君がここに連れて来たのは正解だったね」

 

のび太の紹介に預かり自己紹介をするドラえもん、彼の問いかけに妹紅と輝夜はカービィ世界の言語で返答。その言語を聞いた途端ドラえもんは顔を少し顰め、のび太に2人を連れて来たことは正解だったと伝える。のび太はドラえもんがそんな事を言うとは思ってなかったらしく、驚いていたが…

 

兎も角言語間の問題を早期に解決しようと言う事で、お腹に付いているポケットに手を突っ込み何かを探るような動作を数秒した後に…ポケットの中からこんにゃくのようなものを取り出した。

 

「ほんやくコンニャク〜!お2人さん、このコンニャクを食べてください!」

 

「(いただきましょう)」

 

(ペロッ、これは無機物の味…!はさて置き)「オホン…これで大丈夫かな?」

 

「はい、それで大丈夫です!」

 

ドラえもんがほんやくコンニャクと呼ばれるものから2つ千切り、1つずつ2人に渡す。輝夜は丁寧な手つきでこんにゃくを受け取り、妹紅も輝夜に倣って丁寧な手つきでこんにゃくを受け取って食べる。そして心内でしょーもないふざけをした後に、カービィ世界の言語で彼等に話しかける。

 

そうするとのび太は彼の言葉が分かるようになったらしく、大きく頷いて妹紅は一息吐いた後改めてと言った様子で自己紹介していく。

 

「よし、そんじゃ改めて…俺の名前は藤原妹紅。君達の世界とは違う世界からやって来た…よろしく頼む」

 

「それじゃあ私も、私は蓬莱山輝夜よ。よろしくねのび太君、ドラちゃん」

 

「はい、よろしくお願いします!」

 

「僕もよろしくお願いします!…所で一つお聞きしたいのですが…「ドラえもんもだが敬語はいらん、俺等は君に拾ってもらったンだからな」…わかった、輝夜さんってかぐや姫…だったりする?」

 

互いの自己紹介が終わった所で…のび太が手を上げて輝夜に質問をする。彼女に尋ねた内容…それは彼女はかぐや姫なのではないか、だ。恐らく彼女の名前からの安易な質問だろう、ドラえもんが呆れた顔をしていたが輝夜はと言うと…

 

「別に話しちゃっても良いよね、もこたん?「話したいと思うならな」わかったわ、ええそうよ。私こそがかつて竹取の翁に拾われ、帝や貴族達に難題を出した月の民…かぐや姫よ」

 

「…え!?かぐや姫って…2人いたの!?」

 

「………あら?思ってた反応と違うわね…」

 

「あー…成程。ドラえもんとのび太君や、ちょいと長くなるが俺から話をしても構わないか?」

 

「そうだね、其処の差異を無くしておこう」

 

自慢げな顔で高雅な雰囲気を出しつつ、彼女の容姿では妖艶にも思える仕草でのび太に返答する…が、のび太君は彼女の仕草は一切気にせず輝夜がかぐや姫だと言ったところに意識が向かっていた。輝夜は決まったと思ったらしかったが、のび太君の反応を見るに少し引き攣った笑みで額に汗を流していた。

 

それはさておき妹紅は輝夜の返答を聞いたのび太の反応から、仮定結論を導き出しそれの答え合わせの為にドラえもんに自分達の詳細を話すことを決意する。輝夜は妹紅の言葉に少し驚いていたが、全部は話さずともある程度の事情を話すのだろうと納得しさり気なく彼の横に座り直す。

 

「…そうだな、遡ること1億年も前…正確な年数は忘れちまったが、俺達が…君達とは別の地球にいた頃の話だ」

 

 

 

「え!?それじゃあ妹紅さんはかぐや姫が難題を出したと言われる車持皇子…藤原不比等の御子息さんで、2人共に不老不死の存在…ってこと!?」

 

「その通りだ、側から見りゃ忌まわしき女に復讐をしようとする藤原家後継…だが、俺ァ復讐には興味ないのでね。あと政治の才能は父上達藤原家の者程高くないし」

 

「いやー、今の輝夜さんと妹紅さんの距離感とか見たらそんな因縁…だっけ、あるとは思わないよ!?」

 

「えへへ…恥ずかしいことに当時の私はそれをダシにして、彼を弄んでやろうだとか考えてました」

 

 

 

「科学の発達と共に忘れ去られた魔術、妖怪、神々などの楽園幻想郷…凄いなぁ、僕行ってみたいよ!」

 

「来るのはお勧めしねェな、博麗の巫女…霊夢って何代目だっけ?…まあ良いか、霊夢という巫女が生きてた時代なら兎も角、それ以外の時代は滅茶苦茶荒れてたから。幻想郷の外から来た人間を外来人、って言うんだが霊夢以外の時代は外来人が容赦なく妖達に喰われてたからな」

 

「霊夢の生きてた時代は凄かったのよ、もこたんの助力もあるけど幻想郷の目標である人妖が共存する世界だったのだから。…またあの時を過ごせれば良いのになぁ」

 

「…そうか。妹紅さんも輝夜さんも寿命も病気も、外傷でも死ねないんだ。だから…」

 

「…重苦しい空気にして悪かったな、此処からは楽しい話をしてやるよ」

 

 

 

「…で、この写真がエンデ・ニルっつー俺達が今いる世界の神様との戦いのワンシーンだ。この時は皆カービィの友達、フレンズになって銀河を駆け巡って一致団結して倒したなぁ」

 

「この時の私はジャマハートっていう物質に乗っ取られて、もこたんに心配かけちゃったわね〜」

 

「神様を相手に勇敢に立ち向かえるなんて…凄いなぁ」

 

「まあ僕達も規模は小さいけど似たことをしてるけどね」

 

 

 

「…と言った感じで、俺達は君達とは違う地球だが日本出身だ。けど俺達が住んでる世界に帰れないが故に、のび太君を利用する真似をしてしまった。すまなかった」

 

「私からもお詫び申し上げます…」

 

「あ、頭を上げてよ2人とも!?僕が2人を見捨てれない、って思ったから2人に声を掛けたんだよ!」

 

「のび太君のお人好しは本当底なしだね〜…まあ、其処が君の良い所なんだけどね」

 

輝夜の返答による誤差から、自分達の詳細や経緯を話し切った妹紅。彼はのび太を利用したことに2人に頭を下げて謝罪、輝夜も彼に倣って頭を下げてのび太へ謝罪する。のび太は初めて呆けていたのだが、正気を取り戻し慌てながら頭を上げるように言う。事の顛末を理解したドラえもんは側から見れば不審者に声を掛けたのび太君にジト目を向けたが、彼の生来の性格を思い出しやれやれと息づく。

 

話がひと段落着いた後妹紅はのび太とドラえもんに視線をあわせ、彼等に自分達がここに居て良いかの許可を取ろうと質問していく。

 

「…それでだが、恥ずかしい話だが俺達は住居なしの身でね。帰還の目処が立つまで、君達が良ければ暫くの間泊めてもらえないだろうか?」

 

「勿論いいよ!ドラえもん、『かべ紙ハウス』とかあったでしょ」

 

「うん、はい」

 

「?ただの紙じゃない、これがどうしたの?」

 

彼の質問にのび太とドラえもんは快諾し、ドラえもんがポケットから今度は巻かれている紙を取り出す。輝夜は何故紙を取り出したのかを疑問に思い、2人を不思議そうな目で見つめていたのだが…そんな輝夜を驚かせようとしてるのだろう、ドラえもんとのび太は向き合って笑ったあと紙を広げ、襖に貼り付ける。

 

一見するとただの紙…かと思いきやそれには家の模様が描かれており、のび太とドラえもんは扉の模様についてるドアノブを握るような動作をした後…扉の模様を開けて中に入っていく。その一連の行動に輝夜の顔に驚愕が張り付けられ、妹紅は目を輝かせている。両者共に異なる理由とはいえ、固まってるので壁紙の中から顔を出したのび太が一言。

 

「2人共、この壁紙の中に入ってきてよ!」

 

 

 

「おお、凄え広いな」

 

「あのメイドみたいに襖の奥を拡張してるかと思ったけど、あの壁紙の先に別の異空間が作られてるわけね。…中々に凄いわ」

 

「鋭いね輝夜さん、これは『かべ紙ハウス』と言う道具で壁に貼ったり、立てかけたりする事でこんな空間が生まれるんだ。まあ剥がしちゃうと中がぐちゃぐちゃになるけどね」

 

「でも2人がいる間は剥がす事はないだろうから、安心してください!」

 

「そうか、そりゃ助かる」

 

壁紙ハウスの中に案内された妹紅と輝夜はそれぞれ中を見回っており、好奇心が溢れている。そんな2人をかの温かい目で見ながら道具の説明を開始するドラえもん、ドラえもんの説明を聞きつつも空間内に存在するカフェや図書館などを見回る2人をのび太とドラえもんは、大人な人でも童心に帰ることがあるんだなぁ、と思い微笑ましげに眺めていた。

 

それはそうと粗方見終えた妹紅がドラえもん達の元に戻り、ドラえもんの方にとあることを尋ねていく。

 

「暫くの間寝泊まりは此処を使わけてくれるのは感謝する、所でだが…君の道具に次元や時空を調査する道具ってあるか?」

 

「うん、勿論あるよ!」

 

「OK、なら帰還のこともあるから君の道具を借りて次元調査をしたいが…構わないか?」

 

「なら僕も手伝うよ、2人を待つ人の為にもね!」

 

「…ありがとうな、ドラえもん」

 

それは次元・時空を調査する道具、或いは機械がないかと言うこと。勿論ドラえもんは未来から来たロボットなのだ、ドラえもんは胸を張って答えならばと妹紅も彼の力を借りれないかと頼み込む。その質問にドラえもんの返答は…勿論OK。更には助力すると言うことで妹紅も安堵の息を吐き、ドラえもんと握手をしていた。

 

と言うわけで暫くの間妹紅、輝夜がのび太家のかべ紙ハウスに宿泊する事となり暇な時間では2人共のび太以外の者との交流、更には働かざる者食うべからずの精神でのび太家へ貢献することになった。…因みに。

 

「そういえば聞きたかったのだけど…ドラちゃんって、狸型の絡繰なの?」

 

「僕は猫です!猫型ロボットです!」

 

「輝夜、マミゾウの配下の化け狸なら兎も角実際の狸に髭は生えてないからな。猫にはちゃんと生えてるが」

 

…輝夜が本当に悪意なくドラえもんに狸型ロボットなのかと尋ねてしまい、ドラえもんが輝夜が悪意なしというのと彼女の美貌からあまり強く怒らず訂正していたのは別の話。そして翌日…

 

「はぁ〜?のび太の友達に凄い人が出来た〜?」

 

「うん!その人はなんでも藤原の…えっと、まひと?だったかな…兎に角その人の息子さんと、かぐや姫なんだ!暫く僕の家に泊まってるよ!」

 

「はっ!子孫なら兎も角、その…まひと?の息子が生きてるわけねーじゃん!それにかぐや姫だったらルナがいるじゃん!」

 

「藤原不比等よ、武さん、のび太さん。…でものび太さんのそのお友達が嘘を吐いてる可能性も否めないわね」

 

「なら実際に会いに行こうよ、僕もどんな人達か興味が湧いてきたし」

 

「分かったよ、それじゃあ皆僕の家に来てよ!」

 

この日は土曜日であり小学生の皆様はお休みなのだ、のび太と4人の少年少女が昨日妹紅達と出会った空き地に集まっていた。小柄の少年が疑念を込めた視線をのび太に当てているが彼は珍しく怯んでおらず、だが彼の言葉からのび太の友人とやらは嘘つきでは?と大柄の少年も疑う。紅一点の少女も少し怪しんでる様子だが、のび太の対極にいそうな少年が皆を纏め一先ずのび太家へ向かうことになった。

 

「ドラえもん、妹紅さん、輝夜さん!皆を連れてきたよー!」

 

『お邪魔します』

 

「あぁのび太君、ちょうど良いところに来たね!」

 

「ん?どう言うこと?」

 

「今2人がいた世界の遊びを見せてもらってたんだ、皆も座って見てみなよ」

 

のび太の部屋に皆が入ると、ドラえもんが5人を迎えており何やら手招きして妹紅達が住地にしているかべ紙ハウスに入っていく。ドラえもんの少しウズウズしていた様子から5人は頭に疑問符を浮かべていたが、ドラえもんに誘われてかべ紙ハウスに入ると…

 

其処では烈火の如く赤い弾幕と色鮮やかな弾幕が飛ばかう、誤って当たった時は恐ろしそうだが幻想的に見える光景を生み出している所だった。発生源を見ると珍しく全身を燃え上がらせて炎に包まれているが人の形を取り目と口も炎で形成されてる妹紅と、『永夜返し』を発動しているのか全身が暗転し目と口だけが赤く光って狂気の笑みを浮かべている輝夜がいた。

 

両者の弾幕は密度も量も半端じゃなく、少しのミスが命取りと言っても過言ではない。だがそんな光景をのび太達は美しく感じており見惚れている。彼等に妹紅と輝夜は気づいたのか一瞬お互いを見合った後、妹紅は目に当たる炎、輝夜は赤い眼光で笑い合い…激突。その衝撃で爆風が発生しのび太達は吹き飛ばされないよう踏ん張っている。そして爆風が止んだ時には…

 

「…久々にやったが鈍ってないな、輝夜」

 

「そりゃそうでしょ、私…私達だってもこたんと一緒に戦えるようにする為に、カービィちゃん達にも協力してもらってるのだから」

 

「それは良いんだが…何故抱きついてるんで?」

 

「ふふっ、分かってるくせに」

 

「…子供等が見てるんだ、あまり長くはするなよ」

 

妹紅の延焼が終わり、輝夜の暗転も治っていたのだが…輝夜が彼に抱きついて顔を近づけており、それの意味を理解した妹紅は仕方なしと思い彼女を受け入れる。輝夜が彼にした事…それは接吻である、それはそれは長く濃厚なものである。それを見ていたのび太達だが2人の顔の良さもあって、最初は微笑ましい感じで見ていた。

 

だが数十秒しても輝夜は彼から離れず接吻を続け、のび太達の顔に汗が少しずつ流れ始める。のび太は静かにドラえもんに目配せをするが、彼は我関せずと瞑目していた…妹紅の方を見ると彼は右腕を上げて恐らくヘルプコールを出しているのだが、打つ手なしののび太は彼の勇姿を静かに見届けた。

 

 

 

「…輝夜、確かに数秒だけなら許した…けどな、ディープは許可してねえぞ」

 

「そ、それは…その、貴方の唇が美味しかったから…つい…てへ」

 

「…まあ、甘くした俺も悪いし次からは自重も覚えてね、といった所でこの話は此処で一度締めるか」

 

1分後、解放された妹紅は輝夜を正座させて反省させていた。だが彼女が全て悪いとはしておらず、自分が彼女に甘くして居たのも事実。次から人前での接吻をする時は短めに抑える、と輝夜に誓わせてから妹紅は改めてのび太達に向き合う。

 

「見苦しい姿を見せてすまない、自己紹介しよう。俺は藤原妹紅、宜しく頼もう」

 

「私は蓬莱山輝夜、此処とは違う星のかぐや姫でーす♪」

 

「別世界のかぐや姫…確かに、そう言われても納得の美貌をお持ちですね。あ、僕は出来杉英才です」

 

「のび太さんって本当色んな人をお友達にしてるわね〜私は源静香と言います」

 

「す、すげー綺麗な人達だ…お、ぼ、僕は「敬語は要らん、俺達はそう言うのに慣れてないし」分かった…俺は剛田武、よろしくな!」

 

「…僕ちゃんは骨川スネ夫…です」

 

自分の名を名乗った妹紅達に同じく名乗り返す少年達。妹紅と輝夜は彼等に一礼して挨拶し、彼等も倣って2人に一礼する。此処で妹紅が静かに彼等を観察するのだが出来杉、静香は好奇心、武ことジャイアンは恐らく憧憬、スネ夫は懐疑心を持ってるだろう。

 

彼は出来杉と静香の抱いてると思われる感情に若干引きつつ(側から見ると、全身燃え上がらせて突如美女にキスされる謎の男なので)、ジャイアンに関してはどこに憧れる要素があるのかと思い、スネ夫の感情に共感を示していた。それはさておきスネ夫は妹紅に恐る恐るながらも、彼に近づいて質問を投げかける。

 

「あ、あの!も、妹紅さんはあの藤原不比等の息(・)子(・)って、のび太…君から聞いたのですが…本当ですか?」

 

「敬語は不要だと言ったがな…あぁ、そこに関してはのび太君の言う通り正真正銘、俺は藤原鎌足の子である藤原不比等、その人の子だよ。平安京が存在してた時代が懐かしいな…因みにウチの親父は車持皇子とも呼ばれてるぜ」

 

「その事については彼の父でもある車持皇子に難題を出した、私が保証するわ。烏滸がましいかもしれないけど、あの時の私については許して頂戴…」

 

「なに、俺に母君が居た記憶はないが、父君と交流した記憶も…駄目なんだがない。当時の輝夜も俺の存在を知らないのは当然だし、それに言ったろ。お前のことは一回たりとも恨んだことは無い、ってな」

 

「…」

 

「あれスネ夫?…スネ夫が固まった…」

 

「多分情報の真偽より、妹紅さん達の惚気話で思考停止したんだ…」

 

スネ夫君は妹紅がのび太の言ってた、藤原不比等の息子と言う話は嘘だと信じたかったようだが…残念ながらこう言う事に関しては嘘をつかない、妹紅と輝夜の真顔での肯定でその想いは打ち砕かれ、その後の妹紅と輝夜の惚気で思考が止まった。

 

それを冷静に分析していたドラえもんだが、目の前で美人達に惚気られたらそりゃ止まると即座に結論づけ話を切り上げ…妹紅達の交流を見守っていた。尚スネ夫は思考停止の海から救出されることはなかった。

 

「あぁそうだドラちゃん、この壁紙以外に何か面白そうな道具はないかしら?」

 

「折角なら、遊びながら親交を深めたいのでな」

 

「勿論あるよ!ちょっと待っててね!」

 

 

 

…と言った感じでのび太達と打ち解けた妹紅と輝夜、少年達の非日常を傍観、時に楽しませてもらいつつ数日が過ぎた。妹紅は分身を駆使して調査等を進めており基本本体は調査、分身を外に出している。今日は分身を出さずに本体だけでかべ紙ハウス内で、ドラえもんから借りた機械の画面を睨んでいた。輝夜の方はと言うと外の世界をドラえもん達と散策している。

 

「…ドラえもんの道具、22世紀の道具も悪く無いが…こればっかりはハルカンドラの方がな…しかし時空間の歪みからこの世界の座標諸々を割り出すのも難しいな、異形郷の奴等から幻想郷侵略から発展した次元関連の話を聞いといても良かったかねぇ」

 

「マホロアの奴から其処ら辺の詳しい話もまだ聞けてなかった…ってか彼奴等また侵略してないよな、してたら俺…だけじゃ無理だから信頼できるニキネキとか何人か呼んで制圧してやろうか」

 

妹紅は機械のキーボードやボタンをポチポチ叩いたり、押したりしながら頬杖している。機械の横にはローアからパク…借りてきた探査機が置かれておりそれと接続している。ドラえもんに許可をとった上で機械を改良して、性能を上げているのだが…それでもかなり厳しいようで口元に手を添えて考え込んで作業を続けている。

 

だが作業が行き詰まったのかスッと立ち上がって身体を伸ばし、彼が着ている赤いズボンのポケットに手を入れて歩き始めた。

 

「…考え込んでも何も動かん時は、身体を動かすかネ」

 

そう言って首を回しながらかべ紙ハウスの出入り口へ向かい、扉を開ける…と。其処は無論のび太の部屋なのだが、彼とドラえもん、妹紅と同じ居候の輝夜が居るのだが他に人形遊び用の家と思われるものを持った静香も居て、そして…彼等の足元によく見ないと踏み潰しかねない小人がいた。

 

妹紅は始め、一種の人形かと思いそれを見つめていたのだが…よく見ると目元や口元が動いており人形などではなく、実際に生きる生物…いや人間だと分かる。妹紅は少し驚きつつも足元に細心の注意を払いながら、一先ず輝夜に近づく。

 

「帰って来てたんだな、皆。…所でこの小人君はどちら様だい?」

 

「あ、もこたん。この小人さんはね、パピ君って言うのよ。…多分私達と同じ異星から来た子で、訳ありかもしれないわ」

 

「…了解っと…ドーモ、パピ=クン。俺の名は藤原妹紅、宜しく頼むぜ」

 

「あ、貴方が藤原妹紅さんですか!僕の名前は輝夜さんから聞いてるかもしれませんが、パピと申します。以後宜しくお願いします」

 

輝夜から話を聞き妹紅は思考を加速させる、どうやらドラえもんの過去作の話が起きているのだと察し其処から起きるだろう事を色々考え…まあその話はドラえもんに後でするとして、先に今回起きるだろう事態の中心となる小人…パピに近づき言葉を交わす。

 

パピとのび太達の初邂逅に立ち会ってない妹紅だが、輝夜の方が熱心に彼の事を話したのかパピは初めて会った気がしない、と言う表情をしながら彼に言葉を返す。ドラえもん達は今日は引き篭もるだろう妹紅が外に出てたのに少し驚いていたが、気を取り直して話を進めていく。…だが其処で妹紅と輝夜は何かの気配を感じ取ったかのように顔を持ち上げ…

 

「ごめんなさい皆、私ともこたんはちょっと用事が出来たわ」

 

「ドラえもん、君の道具に改造に関する道具はあるか?」

 

「うん、あるけど…何に使うの?」

 

「まあちょっと…捕鯨の為に、な。あとスモールライトも借りれるか?」

 

「まあ良いけど…はい、天才ヘルメットと技術手袋…ヘルメットはいらないかもだけど、一応つけとくね。それとスモールライト〜!」

 

「ありがとな、そんじゃちょっと出てくる」

 

ドラえもんに道具を借りてから輝夜と共にのび太の部屋の窓から出て、屋根に登る。そして…

 

「もこたん、1分あれば大丈夫かしら?」

 

「はは…分身使うから30秒で問題ない」

 

「なら私も手伝うわ、それじゃあ…始めるわ」

 

輝夜が目を光らせ能力を発動、一瞬の時間である須臾を集めて実質的な超加速を自分と妹紅に付与。更に永遠を操り世界の時間を止め…ると流石に何かしらの影響が出るだろうので超鈍重にし、ドラえもんの道具を装備して…行動を開始した。

 

〜〜〜〜〜

 

どうも皆さん、藤原妹紅♂=デス。現在私は輝夜が作った超加速空間内で知人から貰った、あるものをドラちゃんの道具の補助の元改造しています。リアルドラちゃんって結構小さいね、約130cmだぜ?意外で驚いたわ。それはさておき何故謎の改造計画を実行しているか、と言う疑問が浮かぶと思うので答えよう。

 

先程俺は小人のパピ君に出会ったが、このパピ君…実はドラえもんのある映画における重要キャラで、まあ簡単に言えば異星の大統領である。見た目はのび太と変わりない子供だが、あの見た目で地球の大学生レベル以上の頭脳を持ってるそう。…それはさておきなら一大統領がなんで地球にいるの?と皆は考えるだろう。

 

彼は大統領なのだが部下…かな、部下に反乱を起こされて国を制圧され追われている身なのだ。そんなわけで俺が外に出た理由…それは彼の追手を対処する為だ。一応殺生をするつもりはない、この世界で明確な死の描写があるのは大魔境のメドゥーサ…だけのはず。他にも探せばあるだろうけど、無機物とかがラスボスになるからなぁこの作品…

 

「これで完成なのよね?」

 

「ああそうだ、スモールライト使ってと…輝夜、さてはわざと光を浴びたな?」

 

「てへ、バレちゃったわね。でも貴方なら簡単に蹴散らせるわよね?」

 

「…御期待に添えるよう努力しよう」

 

と言うわけで道具をのび太君の部屋に窓から丁寧に入れた後そのあるものに輝夜が上、俺が下になるように乗り込み…それの操縦桿を握り移動開始。にしても流石だなぁ…観賞用の時点で作り込みが凄かったのに、改造を加えればサイズは小さいが戦えるたァ驚きだ。まあ流石に原典やそれを丸ごと真似できるあの子には及ばんが。

 

それは置いといて…今回の戦いの前に、よくよく考えてみよう。反乱軍とパピ君の立場、それぞれからの視点でお送りします。…パピ君は俺達が出て行く際何か憂う様な顔をしていた、つまり巻き込みたく無いと思っているはず。なので多分平和主義者。地球を巻き込んだとは言え自己犠牲の精神を持ってしまってるので、まあ…一先ず保留で。

 

だが反乱軍の方は地球人からすると、侵略紛いの行為を受けているのだ。劇中では一応両者共に地球に大きな被害は齎していない、のだが…反乱軍の方はスネ夫の私物を破壊、スモールライトの強奪、更には静香ちゃんを誘拐している。スネ夫の方はもしかすると自分達が…と思うので理解できるし、戦争などにおいて物資の破壊・強奪や人質は重要。まあ全部悪い事だが、俺も必要ならその手は取るから人のこと言えないけどね。

 

「もこたん、ダークマター族と比べれば微弱な悪意が3時方向にあるわ」

 

「OK、こいつについては初めての操作だからナビゲート頼む」

 

まあそれとこれは話が別、って奴でね…パピ君は子供ではあるが大統領、故に狙われて…と理解できる。それにパピ君は子供ながら、別惑星の子供を巻き込まないと自身を犠牲にできる覚悟もある。…前置きはここまでにして、俺は何が言いたいかだが…

 

反乱軍の方は事情を知らないとは言えど、子供を巻き込むのが許せない。悠久の時を経て俺は戦争やらも幾つも見てきた、ガンダム世界とかその代表枠だわ。綺麗事にはなるが子供が戦争に駆り出されると言うのは、やはり心苦しいし許せない気持ちが高い。理想論である事は重々承知しているから、前面に押し出す事はあんましないが…

 

…本来ならパピ君も大統領ながら、子供らしく楽しく生きたい筈だ。なのに反乱軍が作られたせいでその心を押し殺さねばならない、ひとえにそんなのおかしいと声を大にしては言えないが、それでも疑問や違和感はある。…何より生死の描写が曖昧な世界と言えど、命の奪い合いである戦争に子供達を巻き込ませてたまるか。

 

「…もこたん、もしかしてまた…喪う事を」

 

「…心配するな輝夜、あの時みたいに冷静さは失ってない」

 

…本来なら輝夜や雷鼓達だって戦争に巻き込ませたく無い、…まあ、輝夜に指摘された通り喪う事を恐れてるってのもあるけどな。…今でも最初の幻想郷の霖之助や慧音達、それに…ポップスターに移ってからの色んな人の最後の顔が、眼に焼きついて___

 

「兎も角殺しは無しで行く、もし危険だと思ったらすぐに離脱させるからな」

 

「…そこまで私も我儘じゃ無いわ、でもどうせなら…危険だと思わない様に戦ってちょうだい」

 

「…了解した」

 

それはそうと…重力がきつい。太陽炉搭載機ならまだ幾らかマシなんだろうけど、この機体でそんなたらればを言ったって状況は変わらないので黙っておこう。そんな切実な問題を抱える中、俺達は漸く…のび太家で感じた悪意の大元にたどり着いた。

 

因みに周囲を見回したが…何とここは、スネ夫君のお家じゃありませんか。そして下を見ればラジコン戦車?でのび太君達が走り回ってると思われる…相手は恐らく自分達の襲来を予期して戦車を用意したと誤認して、のび太君を狙うだろう。なら此処は武力介入をして、お相手さんを怖がらせましょう。

 

「邪魔するぜぇ!」

 

「きゃあ♪」

 

そんな訳で今回の搭乗機を紹介、今回は…ゴーストガンダムでございます。…画面の前の皆様、ゴーストガンダムは宇宙戦向けだろって思うよね?その通りでございます、はい。けど考えてみてくださいよ…全身から炎(厳密には違う)を吹き出して、オッドアイでフェイスオープンできて変形もできるモビルスーツで、相手を撃滅するの楽しく無いですか?…つまりはそう言う事だ、ユクゾー!!

 

敵戦艦からミサイルが放たれ、艦載機系統と思われる機体が出撃されていくがゴーストガンダムに搭載されている武器の1つである多目的攻撃兵装のクジャクを装備。スマッシャーモードに切り替えて艦載機の中枢…を撃ち抜くと脱出する前に死ぬだろうのでブースターやウイングを撃ち抜いて脱出の猶予を与える。尚今はファントムライトを起動していない、起動しちゃうとクジャクの弾道が歪んじゃうからね。

 

「もこたん、敵さんがカービィちゃんみたいなビーム攻撃を仕掛けて来てるわ!」

 

「周囲に被害を出すわけにゃいかんね、なら…ファントムライト起動、激しく動くからしっかり掴まれよ!」

 

「うん!」

 

艦載機やミサイルをビーム兵器のクジャクで撃ち抜いたのが効いたか、ビームで相手も対抗して来た(エクバが分かりやすいが実弾兵器だとビームに打ち消される)。クジャクでビームを狙い撃ちして相殺しても良いが、外した時の代償が重いんよね…なのでゴーストガンダムの固有兵器、ファントムライトを起動。此奴を使えば鉄血機体にも負けない、ビーム兵器絶対殺すマンと化する。

 

なので全身を使ってビーム兵器を受けながら周囲の被害を最小限に抑え、同時に敵の母艦に突っ込んでこれまたゴースト(と言うよりファントムガンダム)の武装フレイムソードを取り出し、刀身に妖しく揺らめくビーム刃を生成…敵母艦にダイレクトアタァーック!!粉砕、玉砕、大喝采!!…海馬社長は良いんだが問題があるナリ。

 

「おっと、フレイムソードでごっそり斬れたな…」

 

「殺しは無し、って言ってたけどまずそうじゃない?」

 

「…さーて、通信繋げるか」

 

輝夜から冷静なツッコミが来たけど、一旦向こうの安否確認という意味で置いとかせてもらいます。フレイムソードで想定以上に損害を与えてしまったので、一先ず目の前の敵戦艦と通信回線を繋げてお話ししましょう。…損害状況的に半壊やら中破の筈なのに飛べてるとは、すげー科学力やね。確か敵側の長官さんは命を粗末にする人ではなかった筈なので、話が通じると良いが…

 

「前方の戦艦、止まれ。お前達は何者だ」

 

『…我々はピリカ星という惑星の軍人だ、この星には我々に敵対する大統領が逃亡したと思われる為、来訪した』

 

「ほう、まあ其方さんの事情はある程度理解した。…所で一つ聞くが…この星にまだ危害を加えていないな?」

 

『っ、…あぁ、ま(・)だ(・)危害を加えていない』

 

たった今加えようとしていた、なんて言えないだろうなぁ…此処からは心理戦要素も入るね。此方視点では向こうに実弾兵器を撃たれると面倒だが、お相手さんから見ると…重力下の環境で(ある程度)自由に動ける人型機動兵器が、ビーム兵器を無効化して艦体に大きな損傷を与えたのである。なんならゴーストのファントムライトの影響もあって、この星の怒りが幽霊となって具現化し自分達を殺しにきた…なんて誤認させれるかもしれない。

 

悪足掻きや最後の抵抗、大和魂の自爆特攻など一応他の手が無いわけじゃ無いだろうが、まあそんなの当然俺「私も忘れないでよ、もこたん!」…と輝夜がゆ''る''さ''ん''っ''!!…ので、向こうの取れる手段は降伏かワンチャン狙いの実弾兵器の不意打ちである。不意打ちは兵器や弾速によっては躱せんが…まあゴーストを破壊されたら最悪生身で突入するか!

 

『…降伏しよう、事情を話したい。此方に寄ってもらえないだろうか』

 

「これは釣りよもこたん、相手は不意打ち狙いよ絶対」

 

「それは俺も思う…が、相手の希望をな…真正面から打ち砕いてやった方が置かれている立場を理解できると思うんDA☆」

 

「…撃墜されたら暫くそのネタで煽ってあげるわ」

 

「はは、そうならないようこっちも仕込んでるから心配するな」

 

敵さんがこっちに来てちょ、と言ってきたので親ガモに着いて行く雛みたいに行く俺氏。十中八九不意打ちだろうけど、しっかりと対策を立ててるわけで。確かにゴーストは実弾兵器に弱い、ファントムの時より実弾兵器に耐性はあっても本格的な肉弾戦になれば厳しいものがある。なら何故そんな釣りに乗るかと言えば…まだア(・)レ(・)を解放してないからね。

 

そうして近づいたらまあ…案の定実弾兵器で砲撃を受けました(過去形)。爆煙が俺達を包み相手は「やったか!?」と言ってる頃だろう。言ってたら生存フラグになるのでありがたいけどね、まあそんなフラグがなくとも…ゴーストの頭部を攻撃したのが間違いなのネ。

 

「…なんなんだぁ、今のは…?その程度の砲撃で俺達を倒せると思ったか?」

 

『!?馬鹿な、お前の機体はビーム兵器には無類の強さを誇るだろうが、実弾には弱いはず………!?』

 

「なんで実弾が効かないかって?それは…俺達が幽霊(ゴースト)だからだ」

 

と言うわけで答え合わせのお時間です、答えは…全体的に厚く装甲を固めた+対衝撃性能を高める改造をしたからです。因みに装甲を厚くしたから機動性は落ちてる、排熱性能も悪化、核を撃たれたら余裕で死ねるし、衝撃性能を高めたと言っても劇的な変化はないしのデメリット改修では?としか思われる要素しかないが。まああの子ならその問題全部解決した上でマジモンのゴースト出来そうだけどね。あと何より…

 

『ひっ、ひぃぃぃ!!?ば、化け物が…!!?』

 

「俺達は化け物じゃないんだがねえ…よっと」

 

『…実弾兵器も大した効果なし、か…悪足掻きをしてすまなかった。我々は君達に本当に降伏しよう』

 

「降伏するようなら悪いようにはせん、君達を取って食うつもりもないからな」

 

アイカバーが外れて、今頃左目が木星式のモノアイになってるだろうのでそれで敵を威圧できる。クロボンゴーストの連載当初、主人公機なのに醍醐味とも言える大きな改造を特に加えておらず、だが機能が徐々に解放されて最終決戦にて敵の攻撃を対策する為にバチクソかっこいいオッドアイのモビルスーツになるなんて予想できただろうか、いやできない。

 

それはさておき此処はスネ夫家なので当然スネ夫君や、映画撮影に協力してただろうのび太達が俺達を捕捉している。まあアレだけ派手にドンパチやればバレるわな(すっとぼけ)、なのでファントムライトの点滅を利用してモールス信号をする。コードは…『此処に着陸して構わないか』、っと。すると戦艦とゴーストの着陸スペースが急いで作られたので、敵さん方と一緒に着陸。ふぅ、捕縛の方はどうしようかな…

 

〜〜〜〜〜

 

パピの追手である敵戦艦がスネ夫の庭に着地し、スネ夫をはじめ彼の家に遊びに来ていたのび太とドラえもん、ジャイアン、連れられてきたパピは何事かと様子を見に来ていた。先程まで彼等はスモールライトで小さくなってラジコン戦車で遊んでいたのだが、彼等の上空で戦っていた人型機動兵器と鯨のような戦艦が戦闘を開始。数分後には終戦したのか人型機動兵器が出した炎のような光の点滅を出し、それがモールス信号だと気づいたドラえもんが急いで準備し終えたのだ。

 

戦艦と人型機動兵器がスネ夫家の庭に着陸し、人型兵器のコックピットハッチが開いて中から…のび太達が見たことある銀髪の男と黒髪の女が姿を現し、5人の表情が驚愕に染まる。

 

「妹紅さんと輝夜さん!?なんで2人が…!?それにこの戦艦は…!!」

 

「ヨ、のび太君達。ちょっとあの人達とオハナシ、がしたくてネェ。スネ夫君すまんな、勝手に庭を借りて」

 

「い、いえ!僕の家の庭くらいいつでも貸しますよ!」

 

「それはありがたいわね、それじゃあ敵の親玉さん…出てきてもらいましょうか」

 

パピと同じスケールの2人にドラえもんとのび太は原因に心当たりがあるらしく、理解はした…がそうだとしても、なんでそうなったかは納得してない模様。だが輝夜の言葉を聞いてパピとドラえもんが表情を引き締めており、2人の顔を見たのび太達は深刻な事態が起きていると静かに悟り戦艦の方へ視線を向ける。

 

戦艦からブリッジが伸ばされ戦艦の中からパピと同じスケールの、服装的に軍人と思われる者達が次々に縄で捕縛された状態で現れる。そしてその列の最後には軍人達をまとめ上げるだろう男1人と、軍人達を繋いでる縄を握っている妹紅が…

 

「ちょっと待って!?なんで妹紅さんが2人…!?」

 

「あ、アレ俺の分身。内部の制圧の為に送り込んでた」

 

「す、すげー…!」

 

「後は任せたぞ、本体」

 

「OKお疲れさん」

 

妹紅が2人いる事に輝夜以外のその場の全員が驚いていたが、妹紅は淡々と分身とタッチし分身が炎へと姿が変わり人の形をしている妹紅の方に入り込む。一連の流れを間近で見たのび太達は停止していたが、先に我に帰ったであろう敵の長官らしき男が話し始める。

 

「…我々の星でも貴方のような技術は存在していない、貴方は一体…?」

 

「俺か?そうだねぇ…君達と同じ異星に住まう不死鳥、と言っておこう。俺のことはどうでも良くてだな、まずは君にこの場で話し合いを始めてもらおう。話し相手はもちろん…パピ君だ」

 

「…ドラコルルの率いる隊を単騎で崩壊させるとは、貴方の目的は何なのですか?」

 

「俺の目的か、まあ簡単に言えば…子供を戦争に巻き込みたくない。だから戦争を武力でも、対話でも良いから終わらせることだ」

 

妹紅は普段のにこやか、或いは穏やかな表情から一変して絶対零度の表情で自身の目的を告げる。彼の表情から言ってることは虚偽などではなく真実だとパピも、ドラコルルと言われた男も理解。のび太達の方は妹紅がそのような顔をするとは思っておらず、どうするべきか困惑していたが…

 

輝夜が4人の前に手をスッと抑える様に伸ばし、振り返って彼等に微笑みを浮かべて口元に人差し指を持ってくる。

 

「大丈夫よのび太君達、今のもこたんは確かに凄く怖いけどそれは最高で最善の未来を掴み取る為よ」

 

「で、でもパピ君やあの人が…」

 

「彼は余程の悪人とかじゃ無い限り、冷静に対処するわ。それにもし彼が暴走したら…私が止めるから」

 

と言った感じで、輝夜に諭され大人しく見守る事を選択するのび太達。一方妹紅達の方はと言うと、妹紅が仲介のもと敵同士であるパピとドラコルルが対談を始めていた。妹紅が仲介とは言っても特に下手な口出しをせず、事情を深く知る者同士で話し合わせており静かに話の行末を見守っていた。

 

パピとドラコルルの対談から数分後、スモールライトの効力が切れて元の大きさに戻る輝夜と妹紅。だが妹紅は変わらず口数を少なくして2人の仲介を務めている。因みにこの間輝夜とのび太達はドラコルルの部下達と交流しており、なんとか仲良くなっていた。そして…

 

「…妹紅さん、貴方が良ければですが我々に力を貸していただけ無いでしょうか。今の僕達の母星ピリカは独裁者ギルモアの圧政が横行しています、それを止めるために…お願いします」

 

「私からも頼む、彼の方は野心だけは凄まじい。圧政に反対すれば即座に粛清されてしまう、私は自身の命欲しさに奴に平伏したが…反旗をあげた私の友人が今も牢に囚われている…虫がいい話だとは思いますが、どうか御力添えをしていただけないでしょうか」

 

「…お前達の話は分かった、俺の力が必要だと心から思ったのなら…俺はそれに応えよう」

 

2人の話に結論がついた様で、両者共に妹紅の方に振り向き彼に力を貸してもらえないかと頼み込む。妹紅の方は目を瞑ってたのだが、2人が本心から協力してほしいと言うのは読み取れている。なので…彼の答えはYES。2人と握手を交わし、早速パピ達の母星に向かおうとする…のだが此処で問題が。

 

「あ…さっき分かったけど妹紅さんと輝夜さんなんだけど、2人はスモールライトの効力が短すぎるんだ。だからパピ君達に合わせた船とかだと、移動中に…」

 

「え"…マジか…」

 

「君達の道具を解析して、妹紅殿達を長時間小さくできる道具も作れないことはないが…時間がかかる」

 

「その問題なら大丈夫よ皆、私の力を使えば一瞬の時間も永遠に、永遠の時間も一瞬にできちゃうのだから♪」

 

どうやらドラえもん曰く、妹紅達のスモールライトの効果時間がのび太達やドラえもんと比べて非常に短いらしく、パピ達の船に乗れば最後…大惨事になるのは眼に見える。

 

ドラコルルがピリカの科学力を持ってすれば何とかできそうだが、時間がかかると言う。時間をあまりかけたく無い妹紅はどうしたものかと、悩んだが…此処で輝夜が自分の能力を利用すれば、スモールライトの効力を理論上無限に引き延ばせると言う。

 

「言われてみりゃ確かに、輝夜の力を使えば良いねぇ…ヨシ、思い立ったが吉日。だが冷静沈着を忘れずに…ドラコルル、パピ君。お前達の母星ピリカへの案内を頼む」

 

「了解した、修復が終わり次第すぐに出発する!」

 

「勿論です!」

 

「因みに作戦は決めてるの、もこたん?」

 

「んー?まあそうだな…決めてるには決めてるが、子供等がいるからなぁ…」

 

と言った感じで作戦内容も決まり、あとはドラコルルの戦艦の修復を待つだけになった妹紅達。しかし作戦内容が到底子供達に見せれるものでは無いらしく、どうしたものかと悩んでいた。

 

だがそこでドラえもんとのび太がそれぞれの意見を告げていく。

 

「なら僕達は地球に居ておきます!特に危害も加えられた訳じゃないし…ね、ドラえもん?」

 

「そうだね…それもそうだけど、パピ君達がやってるのは戦争だ。戦争って言うのは命の奪い合いをする場、そこに君達を連れて行く訳に行かないからね」

 

のび太君の言葉もそうだが、ドラえもんの言葉が何よりも重く戦艦に忍び込もうとしてただろうジャイアンとスネ夫が固まる。のび太達は彼等の方に振り向きやっぱりかと、苦笑いしており妹紅は溜息をついていた。

 

そして…修復が終わり、戦艦も浮上が可能になる。妹紅と輝夜はスモールライトの光を受け、輝夜がその効力の時間を能力でほぼ無限に延長。改めて甲板に立ちドラえもん達の見送りを受け…ピリカに向けて出発したのだった。

 

「…子供達もいなくなったし、作戦の詳細を聞かせてもらえないかしら?多分パピ君達も気になってるわよ」

 

「りょーかい、我々の文化に雛流しとか灯籠流しとかあるじゃろ?つまりな…」

 

〜〜〜

 

「くそッ、ドラコルルと連絡がつかないとはどう言う事だ!まさか彼奴もこの私を裏切ったのか!!」

 

「もういい、こうなれば見せしめとして自由同盟の奴等を根絶やしに…」

 

「ギ、ギルモア将軍!!大変です、我が軍のものでない人型兵器が此方に向かってきています!!」

 

「なんだと!?今すぐ映せ!!」

 

「は、はぃぃぃ!!」

 

「自由同盟の奴等が新兵器を開発したとでと言うのか!?いや、奴等は武力行使を好まない…なら侵略者…!!?」

 

『キィィィーーー…!!!』

 

「…な、なんだ…この、人型であっても自爆を前提とした様な造りは…!!?…やめろ来るな、私の…私のそばに…近寄るなぁぁぁぁ!!!」

 

〜〜〜

 

「…ってことで、うまいこと制圧してパピ君達は無事ピリカの平穏を取り戻すことに成功したぞ」

 

(すごい子供に言えない内容を端折って言ったわね)

 

「…良かったぁ、パピ君が無事に故郷に帰れて!」

 

「ドラコルルさんも無事そうで良かったよ」

 

パピがピリカの主導者として改めて台頭し、ドラコルル達も罪を償って軍人として再出発していただろう頃。妹紅と輝夜は無事に地球に帰還し、のび太とドラえもんに今回のことの顛末を伝えていた。

 

尚今回妹紅がとった作戦というのが…自爆特攻機で有名なガガを、分身で真似て(顔は隠していた模様)嗾けると言う人の心を失ったとしか言えない作戦である。だが妹紅は巧みに酷い部分を隠して話していたので、止める理由もない輝夜が苦笑していた。

 

「あー…だがどうするか、結局まだ帰る方法が思いついてないんだよな」

 

「僕の道具もあまり役立てなくて、ごめんね」

 

「ドラちゃんは悪くないわ、けどどうしましょう…このまま帰れなくなるのは困るわ」

 

「何とかできないの、ドラえもん?」

 

「うーん、2人の話を聞く限り僕の知らない星や宇宙、世界とかが関わってくるから厳しいかな…」

 

それはさておき妹紅は未だポップスターに帰る手立てを見つけておらず、それについて力になりきれないドラえもんが悲しそうな表情で彼に謝る。これに関してドラえもんは本当に一切悪くないので輝夜が宥める。

 

しかしのび太としては2人とも安心できる場所に帰ってほしく、自分では何もできないので何か出来るかもしれないドラえもんに2人を助けてやれないか、と尋ねるが…ポップスターはドラえもんの知らない星だ、故に自分の協力が及ばない可能性が高いと考えている。

 

「はぁ…なら仕方ない、最終手段を使うか」

 

「最終…」

 

「手段?」

 

「最終手段って…何をするつもりなの、もこたん?」

 

すると此処で妹紅が本当に嫌そうな溜息を吐き、胡座をかきながら右手で頭を掻く。ドラえもんとのび太は息を呑む様に復唱するが輝夜はその最終手段に心当たりがないらしく、彼に尋ねる。

 

妹紅は彼女の口に左の人差し指を当てて、静めた後…大きく息を吸って一言。

 

「ヘカーティアァァァ!!愛してるぞォォォ!!!」

 

「「!?」」

 

「あ…そ、そう言うことね…」

 

「はーいダーリン♪やっと、やっと会えたわ〜!」

 

「ぐふっ!?」

 

愛を叫ぶ言葉を近所迷惑にならない程度に解き放ち、ドラえもんとのび太がその勢いに少しふっ飛ばされる。輝夜はその言葉を聞いて『あぁ…』と納得した様子を見せていた。

 

そして彼の言葉に応える様に何もないない空間から突如、地球の様な球体を頭に乗せた青髪の女が妹紅に飛びついて押し倒し、口にキスをしてから彼の頭を自分の大きな胸の中に押し込めている。妹紅は口を塞がれて助けを呼べないので、自由な両腕でヘルプコールを出す…が。

 

「…ごめんもこたん、今はその女神の邪魔したら面倒になるから何もできないわ」

 

「ふふ、よく分かってるじゃないお姫様♪ダーリンが居ない間ずっと寂しかったんだからね、その分のダーリン成分を補給させてもらうわよん♪」

 

「ただ子供もいるから程々にしなさいよ、あと普段の癖でもこたんの背骨を…」

 

…ゴキッ、ボキボキボキィ!

 

「「あ…」」

 

 

 

「…俺に久々に会えた嬉しさがあるのは勿論理解している、けどな…だからと言って背骨だけじゃなくて全身の骨を砕くんじゃないよ」

 

「…ご、ごめんなさいダーリン…」

 

「…まあ、無言で姿を消した俺も悪いからこの話は此処で終わりだ。ヘカーティア、俺達をポップスターに連れて行けるか?」

 

「ええ、勿論よ。直ぐにでも行けるわよん!」

 

「分かった、それじゃあその前に…」

 

…ヘカーティアに愛の抱擁を受けて全身の骨を満遍なく折られて、不名誉なリザレクションを遂げて復活した妹紅。彼はヘカーティアに正座で少し説教した後に、ポップスターに帰還出来るかを尋ねたところ直ぐに帰るらしい。

 

ヘカーティアが未だ抱擁か接吻をせがんでくるので、俊足の早業で対処。ヘカーティアが顔を紅潮させて固まってる間に輝夜と共にのび太達の方に振り向き、彼等との別れを始める。

 

「ありがとうな、のび太にドラえもん。君達のおかげで楽しい数日間を過ごせた、特に俺達の事を恐れず寝泊まりの場を提供してくれたのび太君には感謝し尽くせない」

 

「私からも、衣食住を提供してくださり本当にありがとうございました。貴方達の事は絶対に忘れないわ」

 

「ぼ、僕達も妹紅さんや輝夜さんが見せてくれた弾幕ごっこ、絶対に忘れません!」

 

「すごく綺麗だったもんね〜、…僕も2人のおかげでのび太君に学んでおいてほしい教養を学ばせたり、新鮮な経験をさせてあげれたので、2人が来てくれて良かったです」

 

「そうか、…分かった。それじゃあのび太君、これを」

 

「わっ!?これは…?」

 

ほんの数日間と言えど、妹紅と輝夜、ドラえもんとのび太はそれぞれの感想などを述べて、互いに握手する。言いたいことも言い終え、そこからは延々と話が続く気配がした妹紅が何とか切り上げ…のび太に何かを渡す。

 

「それは俺の生涯を綴った教養本みてーなモンだ、君の今後に役立つ事や、後は一般常識とか色んなことを書いてある。君が読みやすい様に配慮してるから、是非読んでくれ」

 

「!はい、大切に読ませてもらいます!」

 

どうやら彼の人生(の一部だろう)を纏めた割と分厚めの冊子らしく、のび太はそれを大事に抱えドラえもんも内容が気になるのか、喜ばしそうにしている。妹紅も嬉しそうに頷いた後、輝夜と手を繋いだ後復帰したヘカーティアの元に駆け寄る。

 

「それじゃあな、2人共。ジャイアン君達にも伝えておいてくれ!」

 

「静香ちゃん達にも、『貴女達と遊べてとても楽しかった』って、伝えておいてちょうだいね!」

 

「はい、任せてください!」

 

「2人共お元気でね!」

 

「別れの挨拶は済んだかしら?それじゃあ…いざ、私達の今のお家、ポップスターに行くわよん!」

 

のび太達との別れも完全に済んだのを確認したヘカーティアは、妹紅の腕に抱きついて指パッチンをし3人の姿が消える。そうしてのび太の部屋には静寂が訪れたが…のび太は首を横に振り。

 

「…お別れは寂しいけど二度と会えない訳じゃないんだ、元気で居なきゃ!ねぇ、早速これ読もうよドラえもん!」

 

「うん、読んでみよう!」

 

明るく振る舞いを見せて妹紅から託された、分厚い冊子を床に置きドラえもんに読む事を提案する。ドラえもんも勿論彼の提案に乗り、冊子を開き早速読み進めていく…読み進めて数分後、彼等は呟いた。

 

「「妹紅さん…女性関連で苦労してそうだなぁ」」

 

 

 

「そういやヘカーティア、俺達が居ない間ポップスターに何か起きなかったか?」

 

「うんとね、確か空から変な機械が落ちてきてるわ。今は皆その機械を使ったレースやバトルで、盛り上がってるわよん。…あ、そうだ!ダーリン、私とドライブデートに…」

 

「そうは行かないわ、貴女には助けられたけどそれはそれ、これはこれよ!貴女に勝負を挑むわ!」

 

「良いわよん、ダーリンとのドライブデートの前にまずは貴女から潰してあげる、お姫様♪」

 

「…変なマシン…ドライブデート…まさか、エアライドか?」

 

こうして、彼の新たな旅と戦いが始まるのであった。




以上で守護龍本編の裏で起きていた、もこたん時空乱流巻き込まれ事件のダイジェスト的な話でした。またこう言う話を書く時が来るのかもしれない、まあこの不死鳥の話なんて誰も読むとは思わないけどネ。

(超久しぶりィ…!!な)キャラ紹介
風都住まいの死神
江戸川コナンの容姿で仮面ライダーWの世界に転生した転生者。Wの事は知識としてはあるがアニメは見た事がない。転生当初はコナンの姿に転生した事でコナン世界に転生したと思い、(当然毎日の如く事件が起きるので)絶望していたらドーパントの事件に巻き込まれた事でWの世界だと分かり、更に絶望する。
その時はまだ存命だった鳴海荘吉に助けられたが今後もそうとは限らない為、転生特典の阿笠博士の技術力と偶然手に入れたガイアメモリを組み合わせた護身用のメカを作る。
コナンとしての体質からか必ずと言っていい程ドーパント関係の事件に(被害者もしくは目撃者として)巻き込まれているので翔太郎達に気にかけられており、護身用のメカもフィリップとの合作。普通に殺されるか、ドーパントに狩られてもおかしくないが小学生離れした推理能力と技術力で翔太郎達を助ける事でなんとか生き抜いている。強く生きよ、少年。

タタリ、すぐ発狂する
ズェピア・エルトナム・オベローンの肉体と能力、タタリとワラキアの夜の能力を転生特典にしている吸血鬼、すぐ死ぬの世界に転生したニキ。ニキ本人とズェピア、ワラキアの人格が三権分立しておりニキ本人でもワラキア節が強めに掛かってる。因みにワラキア、ズェピア共にスレを閲覧、利用できるらしい。
死徒(それも二七祖の十三位)と言う人間からなった吸血鬼なので、主人公陣営や吸血鬼退治者、吸血鬼研究家などに狙われている。だがタタリの性質やエルトナムの固有技能であるエーテライト、ブラックバレルなどを利用して全て捌いている。尚真祖(すぐ死ぬの方)にも特性の都合上危険視されている。
ワラキアのバケモンみたいな吸血衝動はズェピアとニキ本人の意思と根性で食いしばって耐えてるらしく、精神力が尋常じゃないレベルで高い上、タタリの特性から情報戦が刹那君並に強い。
転生前は脚本家をしていたらしく、転生後もズェピアの言い回しや自分の前世の作品の劇や舞台を作りたい、と言う事から人妖関係なく集めた『劇団死期』を設立し団長を務めている。人数がどうしても足りない時はタタリを使って、悪性情報から生み出した虚像で1人舞台を当然のように演じる。脚本が思いつかなかったり、自分のミスで劇が上手くいかないとすぐに発狂し、目と口から血を溢れさせてカットカットと叫んで悪性情報の刃でマジであらゆる物をカットするヤベー奴。劇団員はズェピアの手によって鍛えられている為、トンデモな連中以外であれば対処可能らしい。
戦闘に関しては肉弾戦も当然のように強く、悪性情報を利用した弾幕戦も可能。更にはスレから抜き取った悪性情報を利用しあたおかやヤベー転生者の虚像を作り出し、それと共に戦うと言う一種のサモナーみてーな芸当もできる。更には錬金術師時代の技能や高速思考と分裂思考も健在なので、ハガレンごっこも可能。
結婚はしてるらしく、マントを武器とする教授とニート系チュパカブラの2人なんだとか。海外で結婚したので多重婚の問題はクリアしているらしい。…ん?

ポケットモンスターミキシン
コジロウに憑依転生したニキ、しかしただのコジロウではなく中の人補正が全開になってるコジロウなので運転技術、狙撃・乱れ打ち、農業(特にりんご)、戦闘技術が極まっている。
原作みたくロケット団には入っていないがブリーダーの道を目指しており、ポケモン(特に草タイプや毒タイプ)に好かれやすい体質は変わらないようで原作の手持ちに加えてヤバソチャやジャローダにオオニューラ、キラフロルにドラミドロなどをスカウト形式でゲットしているが、出す度に食われたり毒を浴びたりしている。お前も十分マサラ人に匹敵する耐久力だよ。
サトシ達との関係についてはサトシから見ると先輩トレーナー、タケシから見ると先輩ブリーダーみたいな感じになっている。カスミさんは…まあ、手先が器用だとか思ってるんじゃない?一時期彼等の旅に同行していた。
バトルに関して本人は得意とは言ってないが、新無印でいうところのハイパー上位に喰らいつけるぐらいには強く(ポケモン達が全力で応えるのもある)本人もなかなか型破りな戦いをする為、上手く嵌ればチャンピオンのガチポケを1体だけなら何とか倒せる。
現在はシンオウにてスローライフ目的で住居を構えており、農業で満喫中。ハクタイシティに在住しているのでハクタイジムとも面識があり、ジムトレーナーやリーダー代理をナタネに直々に任されている。そしてナタネと脈ありらしく…

猟犬文豪戦記
幼女戦記の世界に転載した、文ストの大倉燁子の肉体と異能が特典のTSニキ。
戦争の話を祖父から聞かされたこともあり、初めは戦争への参加を拒否していたがターニャの存在を確認後彼女の性格等を考え、最終的に戦争への参加を決意。加え文ストの最推しである大倉燁子になったので、彼女の猟犬以前に軍人としての生き方に恥じない様に心掛け、身体能力と異能をフル活用して戦場を荒らしまわっていく。
ターニャとは上司と部下の関係であり、彼女の叱咤を受けることもあるがそれを糧にして精進する精神を持ち合わせている。後一応彼?も無神論者である。
周囲の仲間からは一度狙いをつけた相手を半殺しにされても絶対に殺すと言う執念と、異能を利用した拷問の愉しそう(比喩抜き)な姿から『狂気の猟犬』と呼ばれている。特に彼?の拷問に居合わせた者は、拷問のえげつない内容が暫くの間脳裏に焼き付けられる。
尚燁子の手術については、1ヶ月に1回薬を飲めば問題ない様になっているが薬を飲み忘れると原典と同じく身体が腐り果てていく為、絶対に忘れないように薬の服用日は戦場に出ない様にしてる模様。

今回の話を書く上で追加したオーディエンスの詳細を知りたい方は(いないと思うけど)質問受け付けます。

何かしら人気ありそうな方々で人気投票をやってみた

  • 白崎龍護
  • 八雲蒼焔
  • クロ君
  • メル・ゼナ
  • 怨嗟マガイマガド
  • ヌシジンオウガ
  • 藤原妹紅♂
  • 鋼華刹那
  • マガイマガド(コテハンニキ)
  • ゴルベーザ
  • ハン
  • イストワール(図書院長)
  • シン
  • 霍青娥(やべー方)
  • 作者「え?」
  • ラインハルト卿
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