もしもジークアクスがナンバーワン戦隊ゴジュウジャーみたいなノリだったら   作:岩ノ森

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今回、カイさんに関して若干趣味の悪い描写がありますので注意してお読みください。


新生ヒーロー、愛・戦士たち!③

 「ゴジュウジャーだと!?ちょっとカッコいいではないか!!絶対正義の私よりカッコよくなるんじゃない!!!」

 わけのわからない理屈を叫びながら、正義ノーワンがジャスティスナックルを繰り出してくる。

 「たあっ!!!」

 そのエネルギー波をエグザベが変身したゴジュウティラノは怪力による左拳でかき消した。

 「ぬおっ!?バカな!!?」

 「よしっ!このまま全員で・・・!!」

 マチュの一声で正義ノーワンを袋叩きにしようとした途端、無数のナイフと火炎弾がゴジュウジャーたちを襲った。

 「うわっ!?」

 「先日の第2ラウンドの続きをさせてもらおう」

 「借りは返さないとねぇ」

 「3度目の正直だぜ!ゴジュウウルフ!!」

 「ファイヤキャンドル!!」

 「半分こケーキ!!」

 そこに現れたのはブライダン幹部、ファイヤキャンドルとナイフ&ケーキ夫妻であった。

 「幹部も来ちゃったんだ」

 「彼らはこちらで相手をします。エグザベ君はノーワンを」

 「分かりました!」

 多数の敵味方が入り混じり混戦状態となってきた戦場。それぞれによるそれぞれの戦いが始まろうとしていた。

 

 

 「燃えやがれゴジュウウルフ!!」

 「くっ!!」

 ファイヤキャンドルが燭台型の棍棒に纏わせた炎でマチュとシャリア・ブルを焼き尽くそうとしてくる。2人は紙一重の差でそれを避けた。

 「キャッキャッキャ!どうやら俺とお前には因縁があるみてえだなぁゴジュウウルフ!!」

 「あんたとの縁なんて小指ごと切り落としてやる!!キショい!!」

 マチュもテガソードで応戦するが、やはり腐っても“不敗”の異名を持つファイヤキャンドル。戦闘においては場数が違うようだ。事実、マチュは押し負けつつある。

 「マチュ君、離れて」

 いつの間にか上空にいたシャリア・ブルがイーグルシューターによる矢で援護射撃を行った。無数の矢が二人に降り注ぐ。

 「わあっ危なっ!!」

 「こんなもん!!」

 マチュが矢を避けた後、ファイヤキャンドルは棍棒を振り回し自分に降り注ぐ矢を弾き返してしまった。

 すかさずシャリア・ブルは翼をたなびかせ、イーグルシューターの弓幹の部分でファイヤキャンドルを斬り裂こうと滑空する。

 「うらぁ!!!」

 「むっ」

 弓と棍棒が拮抗し、火花が散る。

 「喰らえ!」

 「ちぃっ!!」

 マチュもテガソードで斬撃を繰り出す。しかし二人して放つ攻撃もファイヤキャンドルには届かない。

 「同時に遠隔攻撃で行きましょう」

 「分かった!」

 

 【パトレンジャー!!】

 【ゴーゴーファイブ!!】

 

 「イチゲキストライク」

 「カラミティブレイカー!!」

 

 マチュはゴーレッド、シャリア・ブルはパトレン1号に変身しそれぞれ必殺の銃撃を放った。

 「ぐあああああ!!!!!」

 攻撃を喰らったファイヤキャンドルは吹き飛ばされ転がった。

 「まだまだぁ!!!」

 しかしダメージを喰らった状態でも強引に立ち上がった。

 「なるほど、実力は伊達ではないようですね」

 「言ってる場合か!!」

 強気な口調のマチュだが若干焦りを感じていた。

 マヴに仮にも軍人でありニュータイプであるシャリア・ブルがいるというのに、未だ完全に倒せるダメージを与えられていない。

 つまりファイヤキャンドルはそれほどに強いということである。

 そんな奴らとこの先戦わなければならない。マチュは自分の今の実力に内心不安を覚えていた。

 

 

 

 「私の華麗なるナイフ捌きを見るがいい!」

 「わああっ!!」

 「うわっ」

 シャイニングナイフが至る所から凄まじい量のナイフを召喚し操る。まるで街中でナイフが踊り狂っているようだ。ニャアンとシュウジの二人はそれらを避けるのに精一杯だった。

 「なめんなよこのケーキ野郎!!」

 「落ち着いてニャアン」

 

 【メガレンジャー!!】

 

 「サイバースライダー。捕まって」

 「う、うん!」

 メガレッドに変身したシュウジが空飛ぶボード「サイバースライダー」に乗りニャアンを引っ張り上げ飛ぶ。

 「生意気な!!」

 無数のナイフがシュウジとニャアン目掛けて飛んでくる。シュウジはそれらを、ボードを使い軽やかに躱す

 

 【カーレンジャー!!】

 

 「ナビックショット!!」

 レッドレーサーに変身したニャアンの持つ「ナビックコム」から放たれた光線。乱れ飛ぶナイフを自動でくぐり抜けナイフ&ケーキ夫妻の体に直撃した。

 「ぐおおお!!」「きゃあああ!!」

 「よしっ!ざまあみろ半分こケーキ!!」

 「ハニー!大丈夫かい!?」

 「なまいきな小娘めえ~!ちょっと教育してあげる!!」

 怒り心頭のスウィートケーク。強く念じたかと思うとシュウジとニャアンの足元から大量の白いクリームが湧き出てきた。

 「うわ気持ち悪!!何!!?」

 「秘技クリーム固め。遠慮なく味わうといいわぁ」

 二人は逃げようとするもクリームが固まって動けない。まさに捕らわれた羊であった。

 「さっきのお返しをさせてもらおう!ダンシングナイフ!!」

 「「わあああああっ!!!」」

 クリームで動けない二人をまたも無数のナイフが斬り刻む。このままではダメージが蓄積しやられるのは時間の問題であった。

 

 【ゴーオンジャー!!】

 

 「ゴローダーGT」

 「何ぃ!?」「何ですってぇ!?」

 ゴーオンレッドに変身したシュウジはタイヤ型ロボット「ゴローダーGT」を、自分たちを固めているクリームにぶつけ、それを砕いて脱出した。

 「好き勝手やりやがって!!」

 

 【アバレンジャー!!】

 

 「アバレモード!!」

 アバレッドに変身したニャアンは体中からトゲを生やした「アバレモード」にパワーアップ。そのままナイフの嵐の中をものともせず駆け抜けて行った。

 「うがあああああああ!!!」

 「ぐわあああああああ!!!」

 「ロードサーベル。サーベルストレート」

 「あああああああああ!!!」

 ニャアンの連続の攻撃とシュウジの剣撃をくらい夫妻は倒れ伏した。

 「きいいいいクソガキめえええ!!!」

 「わが妻を傷つけるとは!!子供とは言え容赦はせん!!!」

 怒りの感情が頂点に達した夫妻。こちらの戦いもどんどん激化していく。

 

 

 「おーおー、やってるねー」

 混沌と化していく戦場に現れたのは、先の喫茶店ニュータイプでマチュ達にオムライスを作らせたカイ・シデンであった。

 「あんた、何でここに!?」

 「子供に戦争させといて大人が知らんぷりってわけにもいかんでしょ」

 

 【センタイリング!!】

 

 「エンゲージ」

 

 【トッキュウジャー!!】

 

 「勝利のイマジネーションってね」

 カイ・シデンは赤い列車の戦士「トッキュウ1号」に変身した。

 「ついでにおまけだ。ほらっ!」

 「うわぁ!?」

 カイはマチュとシュウジとニャアンに3つの指輪を投げ渡した。

 「俺の友達から預かった指輪だ!大事に使ってくれよ!!」

 「じゃあ遠慮なく!!」

 マチュ達はそれぞれ受け取った指輪をテガソードにはめ、手拍子する。

 

 【フラッシュマン!!】

 【ダイレンジャー!!】

 【ブンブンジャー!!】

 

 シュウジはレッドフラッシュ、ニャアンはリュウレンジャー、マチュはブンレッドにそれぞれ姿を変えた。

 「これなら!!天火星・稲妻炎上破!!」

 「プリズム聖剣・ファイヤーサンダー」

 「「ぎゃあああああああ!!!」」

 ニャアンが手のひらから火炎を発射して牽制しつつ、シュウジがプリズム聖剣を使い夫妻を斬り裂いた。相当なダメージが入ったようだ。

 「よーし!私も!!」

 「レンケツバズーカ!」

 「え?」

 「夢幻創造(クリエイト)!ミサイル!!」

 

 ドンドンドンッ!!!

 

 「わああああああああ!!!」

 トッキュウ1号の合体発車砲「レンケツバズーカ」から発射された幾多ものミサイル。無数のアーイー達をブンレッドに変身したマチュごと吹き飛ばした。

 「ちょっと!!!私ごと吹き飛ばさないでよ!!!!!」

 「わりぃわりぃ。やっぱ俺のイマジネーションだとこれくらいが限度みたいだわ」

 「たくっ!ブンブンハンドル!ロッドモード!!

 マチュはハンドル型の武器「ブンブンハンドル」を展開し槍のようにさせ、ファイヤキャンドルと鍔迫り合いをし始めた。互いの武器が打ち合うたびガンガンと鈍い音が鳴る。

 「やるじゃねえか小娘のくせに!!」

 「子ども扱いしないでよね!!バクアゲハンドリングドライブ!!」

 「がああああああ!!!」

 エネルギーを込めたブンブンハンドルを叩きつけるマチュ。その衝撃でファイヤキャンドルは吹き飛ばされた。

 「しゃあっ!気分ブンブン!!バクアゲだー!!」

 それぞれ幹部たちを圧倒し始めるゴジュウジャー達。段々と勢いがマチュたち側に付いてきたようだ。

 

 

 

 「むおおおおお!!ジャスティスナックル100烈拳!!!」

 正義ノーワンは無数のパンチを向けて放とうとしてくる。

 

 バシッ!!

 

 「なにぃ!!?」

 しかしエグザベはそれらの拳を手を添えただけで止めてしまった。

 「痛だだだだだだ!!!!」

 ノーワンの両拳を強靭な怪力で無理やり下の方に捻じ曲げるエグザベ。そのまま思い切り頭突きをぶちかました。

 「だああーーーーーっっっ!!!」

 正義ノーワンは悶絶しながら遠くに吹っ飛んだ。

 「ぐっ、まだまだ!!」

 

 【デカレンジャー!!】

 

 「ディーマグナム01!ディーマグナム02!!」

 

 ドドドドドドドッ!!!

 

 「ごぼぼぼぼぼぼぼ!!!」

 デカレンジャーに変身したエグザベから繰り出される、変幻自在の連続射撃の銃術。縦横無尽に動き回りつつ、二丁拳銃で無数の相手を撃ち貫く格闘術「ジュウクンドー」である。さしもの正義ノーワンもこれには膝をついた。

 「くおおっ、このままでは・・・!」

 「諦めろ。悪いが倒させてもらうぞ」

 「くっ、仕方がない!あーっ!!あんなところにケガした少女がーっ!!!」

 「何ッ!?」

 「今だ!必殺騙し討ち!!」

 「ぐわあっ!!」

 エグザベが声につられてよそ見をした隙に、正義ノーワンは思い切り体当たりをした。狡い手である。

 「ぐっ、貴様それでも一応正義と名の付くノーワンか!!」

 「ふっ、正義の在り方などその人間によっていくらでも変わるものだ!!ならばどんな方法でも勝った者が正義を語るのよ!!」

 実際、正義ノーワンの言い分も100%間違いではない。

 先の戦争でも勝利したジオン側が官軍なのだ。エグザベはその官軍側にいる。

 エグザベもそれは重々理解している。だからこそ、せめて自分のエゴを貫こうと決意したのだ。

 

 「でもさ、それじゃ正義ナンバーワンなんて決めれなくない?」

 「え・・・・・?」

 

 シュウジの一言で、正義ノーワンを中心とした世界が一瞬静止した。

 「しまったぁぁぁーーーーー!!!!!」

 「今気づいた!?」

 「遅いよ!!!」

 自らの正義がガラガラと崩れ去り、愕然とする正義ノーワン。もはや戦うまでもなく勝負は決まったようなものだった。

 「今だ!!!」

 動きの止まった正義ノーワンの隙を見逃さず、懐に入るエグザベ。何発も何発も物凄い力の拳を叩きこんだ。

 「ぐわあ!!き、貴様っ!!正義などいう曖昧なものを信じて戦う資格があると思うのか!?」

 「僕の願いは正義や大義を守ることだけじゃない!!もっとその先!!平和な世界でみんなと平穏に暮らすことにある!!!」

 「ぐおおお!!そ、それは正義などではなく欲だあああ!!!」

 「ああそうだ!!ならば僕はその欲を貫くまで!!!」

 ゴジュウティラノはテガソードを使い、正義ノーワンの内部を切り開く。

 「捕まって!!」

 そのまま内部にいた警察官を救い出した。

 

 【ティラノハンマー50!!】

 

 胸の円からティラノハンマーを取りだしたエグザベ。正義ノーワンにアッパーを放ち、宙に浮かせた状態でそのままハンマーの強烈な一撃を叩きこみ吹っ飛ばした。

 「僕こそ正義・・・いや、欲深ナンバーワン!!!」

 

 WINNER!!GOZYU TYRANNO!!!

 

 

 「やるじゃんエグザベ!!よしっ、このまま!!!」

 そうやってマチュが勢いに乗って押し切ろうとした時である。

 

 ドゴーンッ!!

 

 「あっ、ベルロボット!!」

 信号機の赤のレンズから現れたアイアイザー。両手に3連の大砲を装備しているようだ。

 「伝説のヘルパー『チョウ・シンセー』!!ヘルプにきまちたよー!!」

 内部には金アーイー「チョウ・シンセー」が乗り込んでおり、大砲から放つミサイルでコロニーを破壊していった。

 

 ゴオオオオオッ!

 

 「正義とは不滅なり!!再び正義を執行する!!!」

 「あれは!ジオンのリック・ドム!!」

 彼方から飛んできたリック・ドム。どうやら正義ノーワンがジオン軍から盗んできたものらしい。

 

 「もう戦争はごめんだぜ。始まる前に潰すしかないよなぁ。夢幻創造(クリエイト)!!」

 カイの指輪の能力『夢幻創造(クリエイト)』により、巨大な黒いトッキュウオーが実体化した。

 「僕も行く!来い!テガソード!!」

 

 【アウェイキング!!】

 

 彼方より光とともに現れるテガソード。エグザベはエグザベは指輪の光に包まれ、テガソード内に乗り込んだ。そして巨大化したティラノハンマーも合体し、テガソードの姿がどんどん変わっていく。

 

 「リングイン!!」

 

 【叩け!噛みつけ!!イエロー!!!叩け!噛みつけ!!イエロー!!!】

 

 「人神一体!!!」

 

 【テガソードイエロー!!!】

 

 「テガソードイエロー!!!」

 巨神『テガソードイエロー』がコロニーに生誕し、トッキュウオーとともに並び立った。

 

 

 

 「やっぱり・・・あいつも乗れるのか・・・・・」

 テガソードに乗れるのは私だけだと思っていた。

 ようやく見つけた自分のアイデンティティがどんどん崩れていっている気がする。

 「ゴジュウウルフ!!気ぃ抜いてんじゃねえぞ!!!」

 「・・・っ!!誰がぁっ!!!」

 コンプレックスをそのままファイヤキャンドルにぶつける。

 忘れてやる。がむしゃらに戦って。

 

 

 

 「コロニーを傷つけるわけにはいかない!宇宙で戦いましょう!!」

 「あいよ」

 二体のロボは異空間を通り、コロニー外部の宇宙へ出る。ここにブライダン対ゴジュウジャーのマヴ戦が始まった。

 

 SPECIAL ROUND! NO.1 CLAN BATTLE!!

 FIGHT!!

 

 「おねんねちまちょうねー!」

 アイアイザーが無数のミサイルの弾幕を放ち、テガソードとトッキュウオーをけん制してくる。

 「くっ」

 足からのジェット噴射で避けようとするテガソード。しかし重いティラノハンマーが付いているせいか、完全には避けきれなかった。

 「ぐわあ!!」

 「大丈夫かい兄ちゃん!!」

 トッキュウオーはフミキリケンを銃に変形させ、援護射撃を行う。しかし相手も素早く着弾しない。

 「ダメでちゅよー!ちゃんと狙わなきゃ!!」

 アイアイザーの後からワイヤーが伸びてくる。それらがテガソードに絡みつき、電撃を流した。

 「うおおおおおおおおおお!!!」

 「はっは!!正義の厳しさ教えてやろう!!!」

 慣れないテガソードの操縦に苦しむエグザベ。どのMSでも体験したことのない重量に四苦八苦していた。

 助けに入ろうとするトッキュウオー。しかしアイアイザーが邪魔をする。

 「困ったねえ・・・」

 実力の半分も出せていないトッキュウオー。カイは頭に敗北の文字が一瞬浮かんだ。

 

 

 僕は 負けない

 

 ん?

 

 理想の世界を見るまで 負けるものか!!

 

 

 「でいやぁぁぁ!!!」

 「おおっ!!?」

 エグザベは逆に、テガソードに引っかかっているワイヤーを引っ張り上げ、リック・ドムをこちらに引き寄せた。

 「だあっ!!!」

 「がああっ!!!」

 そのまま強烈な一撃を叩きこむ。リック・ドムはその衝撃で半壊した。

 「調子に乗るな!!」

 リック・ドムはバズーカを放つ。しかしテガソードはその爆撃にあえて突っ込む。ミサイルが着弾しても意に介さず敵へと向かう。

 「何と!!」

 「なるほど!!この頑健さを生かせばいいのか!!!」

 いたずらに動き回るのではなく、自身の堅牢な装甲を生かして戦えばいいと気づいたようだ。

 「だああああ!!」

 「どおおおお!!」

 テガソードはリック・ドムに体重の込めたキックを喰らわせた。ドムは大部分がスパークしており、もはやまともな操縦はできないようだった。

 

 

 「理想の世界ねえ」

 いい想像力だ。

 「俺もみてえよ!その世界!!」

 こっちも負けてらんねえな!!

 

 

 黒一色だったトッキュウオーが5色に色づき、虹色の光を放った。

 「ベルの姉ちゃん。介護相手にそんな赤ちゃん言葉はいただけねえなぁ」

 「はぁ!?うるせえ!!こっちも気ぃ使ってんだぁ!!」

 アイアイザーが怒りとともにミサイルを放つ。トッキュウオーはミサイルの弾幕を避けつつアイアイザーに突っ込む。

 「フミキリケン!烈車スラッシュ!!」

 「ああああああっ!!!」

 すれ違いざまにフミキリケンでアイアイザーを斬りつける。かなりのダメージが入ったようだ。

 「さて決めるか!」

 「ああ!!」

 「トッキュウオー・フルバーストフィニッシュ!!」

 「テガソード・礼賛竜撃!!」

 トッキュウオーは無数の烈車の光弾を発射、テガソードは両腕の拳を突き出し強烈なビームを放った。それらの攻撃により、アイアイザーもリック・ドムも粉々に爆散した。

 「きゃああああ!!分かってもらえないこの苦労!!!」

 「ぎゃああああ!!正義とは十人十色だああああ!!!」

 

 

 

 「チョウ!くっ、四度目はねえぞゴジュウウルフ!!」

 「あらー!頑張ってたのにおしまい~!?」

 「ここは一旦退こうハニー!!」

 ファイヤキャンドルとナイフ&ケーキ夫妻は広場の時計の丸い円の中に消えた。

 

 

 

 

 「これで一先ず一件落着、といったところですかね」

 宇宙でのマヴ戦も終わり、トッキュウ1号もゴジュウティラノもコロニーに戻ってきていた。

 「これでお前たちも、正真正銘の戦隊ってわけだな」

 「それは・・・ちょっとダサいなぁ・・・・・」

 ニャアンが若干拒否する。多分仮面の下で嫌そうな顔をしているに違いない。まあ、私も正直あのセンスはちょっと・・・。

 「あのオムライス、忘れんなよ」

 「・・・ええ!」

 カイの奴に激励され嬉しそうにするエグザベ。私、あまりこういうノリ好きじゃないんだけど。

 でも、今日くらいはいっか。

 

 そう思った時だった。

 

 ドギュウンッ!!!

 

 「ぐおっ・・・!」

 

 「えっ」

 「あ」

 「むっ」

 「なっ!?」

 

 目の前でカイが変身していたトッキュウ1号の胸が撃ち貫かれ、その場に倒れる。

 「あれは!!」

 エグザベが指す方を見る。そこのはボロボロのマントを身に着け、頭には斜めに銃のようなものが付いている、片目のいびつな戦士がいた。

 「あいつ・・・!!」

 あいつが・・・カイを撃ったのか・・・・・!!

 

 そいつから今まで感じたことのない邪気を感じた。

 

 

 

 

 ブライダン城に戻ったファイヤキャンドルは、信じられないものを目にしていた。

 「んだてめぇ!!」

 なんとブライダン城に人間がいたのである。驚き怒るのも無理はない。ノーワンワールドには基本人間はいないはずなのだから。

 「何でノーワンワールドに人間がいるんだよ!!ああ!?」

 

 落ち着けファイヤキャンドル

 

 「女王!?」

 響き渡ったのはブライダン女王「テガジューン」の声だった。

 

 その人間は私が呼んだのだ

 

 「はあ!?どういうことだよ!!?」

 女王相手にもため口なファイヤキャンドル。粗暴ゆえに敬語などは使えないが、今回は納得のできない物事が相まっての結果である。

 

 私はその人間と同盟を結んだ

 

 その人間はニット帽を被っていた。堀は深めの中年と言ったところ。目には濃いめのレンズをかけており、目の奥は伺い知れない。

 

 私の期待に応えてくれるな?

 

 だがその顔には幾多もの死線を越えてきたかのような冷酷さがにじみ出ていた。

 

 バクス・オムよ

 

 

 

 ブライダン城内部の工場では、整備のためのアームがいくつも蠢いていた。何か巨大な機械を作っているようだ。

 「早く乗りたいなぁ」

 その辺の段差に座り、足をプラプラさせている色白の少女はその巨大な物体を物欲しそうに見上げる。

 「サイコガンダム」

 




・NEXT NO.1 BATTLE!!
 バクス・オム「歴史に名を刻めよ」
 ドゥー「僕は心臓だから」
 ノーワン「アイドルの秘訣はキープスマイリング!!」
 ニャアン&ブーケ「シュウちゃーーーん!!!」

 ドゥー「第7話『キラリンアイドルと切り札X』」
 
 READY GO!!
 
 ・ジークアクス風予告
 マチュ「謎の戦士、連れ去られるカイさん、そして私の目の前に現れたのは謎の少女、歴史が、全てが、ゆっくりと動き始める。・・・で、ニャアンは何やってんの?」
 ニャアン「推し活」
 ニャアン「次回『キラリンアイドルと切り札X』」
 マチュ「え、どういう話になるの?」
 
 ・正義ノーワン
 身長:199cm
 体重:210kg
 秘技:ジャスティスナックル、騙し討ち
 生成ワード:正義、勧善懲悪、悪即斬、人間、ナンバー1
 
 警察官の「正義を守り悪を倒したい」という願いからジェネレイティブされたノーワン。混じってしまったセイウチのように、その巨体を使い悪を打ち倒し正義を執行する。エグザベに正義ナンバーワンバトルを挑んだ。
 
 ・正義ナンバーワンバトル
 どちらが自分の正義を貫けたかを競うナンバーワンバトル。最初は自分の薄っぺらな正義を大声で叫んでいた正義ノーワンが優勢に見えたが、シュウジの指摘により自身の正義が揺らぎ劣勢に。最終的には自分のエゴと欲を貫くことを決意したエグザベが欲深ナンバーワンとしてナンバーワンバトルに勝利した
 勝者:ゴジュウティラノ・欲深ナンバーワン

 ・トッキュウオー
 カイ・シデンの変身したトッキュウ1号の能力「夢幻創造(クリエイト)」の能力で作り出したトッキュウオーのレプリカ。エグザベの理想の世界を追い求める想像力(イマジネーション)に触発され、本来の力を取り戻した。必殺技は「フミキリケン・烈車スラッシュ」と「トッキュウオー・フルバーストフィニッシュ」
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