もしもジークアクスがナンバーワン戦隊ゴジュウジャーみたいなノリだったら 作:岩ノ森
赤いギャバンってシャリバンでは?
シロクマ人間に変身したララァはガウンを投げ捨て、二体の怪物へと向かっていく。
「ふっ!はっ!」
そして軽やかに敵の攻撃を避けながら、パンチやキックを放つ。戦い慣れているというか、格闘家みたいだ。
「シュウジ!あなたは私に戦う必要はないと言ったわね」
「・・・・・・・」
「でもそれは逆。あなたこそ戦う必要はない。これからはあなた自身が自分で戦う理由を見つけるの」
・・・何だよそれ。
シュウジは、あんたのためにずっと戦い続けてきたのに。
「がああああああっ!!!」
「「!!」」
そう思った途端、脚が勝手に動いていた。衝動的に走り出していた。
「おらぁっ!!」
「うおっ!!」
そして6つ目の怪物に頭突きを喰らわせた。反作用で脳天が痛いけどそんなこと気にしてる場合じゃない。
「勝手なこと言うんじゃない!!シュウジが戦ってきたのはあんたのためだ!!それを今更戦う必要ないなんて我儘過ぎるだろ!!!」
「・・・マチュ、いえ5代目。あなたシュウジの事・・・」
「うるさい!!今関係ないでしょ!!テガソード!!!」
―うむ―
「エンゲージ!!」
【ゴジュウウルフ!!!】
私は勢いに任せてゴジュウウルフに変身した。虚像のテガソードは私の手のテガソードに吸い込まれて一体化した。
「懐かしいわね、その姿」
「やかましい!!よく分かんないけどあんたみたいな大人には絶対負けない!!」
「なるほど、いいわね。じゃあ勝負しましょう。世直し対決で!」
「上等!!受けて立つ!!勝った方が本当のナンバーワンだ!!!」
【いざ掴め!!ナンバーワン!!!】
「世界に示せ!!歴史に刻め!!!これから始まる私の伝説!!!二代目世直しゴッドネス。ゴジュウポーラー!!!ララァ・スン!!!!!目に焼き付けろ、私の勇姿!!!!!」
「世界!歴史!そんなもの知らないけれど、友達の努力を無駄にはしない!!!アマテ・ユズリハ!!!ゴジュウウルフ!!!!!そして世界も元に戻す!!!!!」
世直し NO.1 BATTLE!!
READY GO!!!
戦いのゴングが鳴って、私とララァはそれぞれ戦い始めた。
私は6つ目と、ララァは狼とだ。
「おらああああっ!!」
私は6つ目にテガソードで連続攻撃を仕掛ける。
「ふっ、はっ」
対してララァは狼の剣劇を無駄な動きを全くせずに避ける。そしてカウンターで攻撃を仕掛けていた。
「このまま一気に・・・!!」
「フンッ」
「おっ!?」
私は6つ目怪人に頭を掴まれた。すると・・・。
「「「「グオオオオオンッ!!!」」」」
「っ!?これまで倒したノーワン!?」
私の前にいきなり4体のノーワンが現れた。お金持ち、アイドル、働き者、正義の4体だ。
「気を付けて。バングレイは相手の記憶を実体化できるから」
「それ早く言ってよ!!うわあっ!!!」
流石の私も5対1の多勢に無勢じゃ押されちゃう!!
【ゴジュウレオン!!】
ドギュウンッ!!
「マチュ!!」
「シュウジ!!」
シュウジがエンゲージして加勢してくれた。
「怪我は・・・?」
「気にしてる場合じゃないよ」
「そっか・・・」
私のために・・・頑張ってくれてる・・・・・。
「ウフフ、微笑ましいわね」
「なっ!?う、うるさいよ!!」
「・・・・・・・」
彼氏の母親に温かい目で見られたかのような恥ずかしさ。いろいろ間違ってるけど。
この屈辱、ノーワン達にぶつける!!!
「ムーンライトソニック!!」
「はっ!」
複製狼鬼が必殺の光の刃をララァに飛ばす。が、ララァはそれを身を翻して避ける。
「ベアックマさん!!」
「クマクマー!命令するなクマー!」
「まあそう言わずに」
ララァの号令で飛んできたベアックマ。理由は分からないがララァの言うことを聞くのは不服の様だ。ベアックマは渋々、ララァの拳に収まる。
「はあっ!!」
そして高威力の光線を狼鬼に向けて放った。
「ごおおっ!!」
光線に貫かれた狼鬼は膝をつく。
【フィニッシュナックル!!!】
「だああっ!!」
「ぐああっ!!」
そして狼鬼が怯んだ瞬間、ララァは懐に潜り込み氷の必殺拳を見舞った。狼鬼は遠く彼方に飛んでいき、爆散した。
「強い・・・!!」
「ララァ・・・・・」
マチュは戦いながら、ララァのその強さに圧倒されていた。シュウジはマスクの下で複雑な面持ちを浮かべていた。
その時である。
ゴオオオオッ!!
「っ!?」「あれは・・・!」
公園の日時計のサークルから現れた、白いロボット。両腕が握り拳になっており、その拳で街を破壊していった。
「あれって、この間の・・・!」
「王子!テガナグール様!!見つけました!!」
「あ、あいつ!!」
現れたのはブライダン幹部のブーケ。どうやらテガナグールと呼ばれたそのロボットを探していたようだ。
―我こそはテガナグール 破滅の王子―
テガナグールは街を乱暴に破壊し続ける。まるで理性がないかのように。
「あいつが全部の元凶か!!だったらとっととぶっ倒す!!」
「マチュ!待って!!」
テガナグールを倒そうと走って向かうマチュ。だが落ちてくる瓦礫に行く先を塞がれた。
―この世界を 破壊する!―
コロニーを破壊し続ける、テガナグール。
「王子!!我々の元へ!!」
テガナグールに呼びかけ続けるブーケ。
「違う」
―む?―
「あなたは、破滅の王子なんかじゃない」
そしてララァは、そのテガナグールに優しく、母のように呼び掛けた。
―我の邪魔をするな!!―
ララァに拳を振り下ろすテガナグール。
「たあっ!!」
「受け止めた!?」
しかしララァは右ストレートでその拳を受け止めてしまった。マチュは驚くしかなかった。
「思い出して!!あなたの本当の名前!!!」
ララァはテガナグールの頭部に、拳をぶち込んだ。
―我は破滅の王子として生まれた 世界を破壊する それが私の役目―
違うわ。あなたが生まれた理由。それは愛されるため。
―愛だと? そのような下らぬもののため、私は存在するのではない―
いえ、この世界に生きとし生ける者たちは愛されるために生まれてきました。それはあなただって例外じゃない。あなたはかつて、愛されていた
―・・・愛されていた? 我が?―
そう。そしてあなたを愛した人から、大切な名前を貰ったはず。
―・・・・・我は破滅の王子、テガナグール―
違う!思い出して!!あなたの名前は!!!
―我・・・ボク・・・僕の名前は!!―
【アウェイキング!!!】
純白の握り拳は、その身を変形させていく。
「人神一体!!」
そして白熊のような勇猛な姿を現した。
―グーデバーン!!!―
「そう!!あなたの名前はグーデバーン!!!!!」
グーデバーンはその身を輝かせ、壊れた世界を修復した。
「手なずけちゃった・・・」
「ララァ・・・グーデバーン・・・・・」
マチュとシュウジはグーデバーンに乗り込んだララァの胆力に呆気に取られていた。
「女王様の元へ帰りましょう。テガナグール様」
―その名は捨てた 僕の名前は、グーデバーン!!!―
「そう。クマデさんの意思を継ぐ。私たち二人で!!」
「そうはいかねぇ。王子、力づくでも連れて帰るぜぇ」
背後から現れたのは、ファイヤキャンドルの駆るキングキャンデラー。
「グルル・・・」
そして狼、ワニ、ハンマーヘッドシャークの3つの獣が一体となったような巨人であった。内部には倒されたはずの狼鬼が乗り込んでいた。
「ガオハンターイビル。かつての邪なる巨人も生成されたのね」
グーデバーンとパイロットのララァは、二体の巨人に対し構えた。
「女王様に報告しなくては・・・。あとは頼みます」
ブーケはマチュ達の相手をバングレイと複製ノーワン達に任せ姿を消した。
「あっ!くっ、こいつら早く倒さないと・・・」
「どうやら、助けが必要な用ですね」
「ヒゲマン!みんな!!戻ったんだ!!」
「何の話だ?」
「あれっ!?あいつら倒したはずのノーワン!?それにあの巨人何!?」
「後で説明するから!今はこいつらを!!」
「了解しました。では」
「「「エンゲージ!!!」」」
【ゴジュウイーグル!!ティラノ!!ユニコーン!!】
シャリア・ブル達はそれぞれエンゲージし、変身した。
「グーデバーンさん!共に戦いましょう!!」
―ホントはクマデさんがいいけど、共に意思を継ぐというのなら!!―
「ボクシングなら負けねえぜ!!」
キングキャンデラーが両拳に炎を纏わせ襲ってくる。
「グルルアァ!!」
ガオハンターイビルがワニの尻尾を模した剣を構え、振り下ろしてくる。
「ふっはっ!!たあっ!!!」
グーデバーンは軽やかなフットワークでそれらを避け、二体の巨人に鉄拳を見舞った。
「うおおっ!!」「ごあっ!!」
キングキャンデラーとガオハンターイビルはそれぞれ吹き飛ばされる。そして両機体は殴られた箇所が凍り始めた。
「俺の炎が凍っていく!?」
「どう?私とグーデバーンさんの力?」
地上ではマチュ達がバングレイとノーワン達と戦い続けていた。
シャリア・ブルがお金持ちノーワンとアイドルノーワン、エグザベが正義ノーワン、ニャアンが働き者ノーワン、マチュとシュウジがバングレイの相手をしていた。
「一度倒した相手なら!!はあっ!!」
エグザベが正義ノーワンをティラノハンマーで殴り飛ばし、爆散させる。
「負けるか!!どらぁっ!!」
ニャアンがユニコーンドリルで働きものノーワンの体を抉り、爆散させる。
「ふっ」
シャリア・ブルがイーグルシューターでお金持ちとアイドルノーワンの急所に的確に矢を撃ち込み爆散させる。
「バリバリィー!!」
バングレイが錨型の大剣から斬撃を飛ばす。
「はあっ!!」「ふっ!!」
しかしマチュとシュウジにかき消され、逆にウルフデカリバーによる斬撃とレオンバスターによる銃撃を喰らう。
「バリィー!!」
バングレイは連続攻撃を喰らい地面に転がった。
「決めるよ!みんな合わせて!!」
【ユニコーン!ドリルアタック!!】
【ティラノ!ハンマークラッシュ!!】
【イーグル!アローシュート!!】
【レオン!ガトリングバースト!!】
【ウルフ!デカリバーフィニッシュ!!】
「「「「はああああああああああっっっ!!!!!」」」」
「バリィーーー!!!」
バングレイは5人の合体攻撃を受け、爆散した。
「はあっ!!」
グーデバーンが拳を地上に打ち込む。すると氷柱が地面から突き出て、キングキャンデラーとガオハンターイビルの周囲を囲い拘束した。
「う、動けねえ!」
「ガルッ」
「グーデバーンさん!決めましょう!!」
―よしっ! 戦いの極意! 心は燃えてても、頭は凍える程クールに!!―
「はい!クマデ流鉄拳!!ブリザードクラッシャー!!!」
【ポーラー!!グーデフィニッシュ!!!】
鉄拳に変形したグーデバーンが突っ込み、キングキャンデラーとガオハンターイビルを粉砕した。
「ぐあああっ!!次は氷さえ燃やし尽くしてやるぅー!!」
「ガルガルアー!!!」
ファイヤキャンドルは逃げ、複製狼鬼はそのまま爆散し消滅した。
WINNER!!LALAH SUNE!!!
―グーデ!!バーン!!!―
「私こそ!世直しナンバーワン!!」
戦いも終わり、地上に降りてきたララァ。私たちはララァと相対していた。
「ララァ、あんたの目的は何なの?」
「・・・・・・・」
「突然我が物顔で出て来て、いったい何がしたいの?」
シュウジの救いたい相手、私はこの人のこともシュウジのことも何も知らない。
でも、この人は信用しすぎちゃいけない気がする。
「私の目的・・・それはね・・・・・」
優しいアルカイックスマイルを浮かべたと思ったら、手に持って挙げたのはニンニンジャーの指輪。
「いつの間に!?」
「私はね、神になるの」
「「「・・・・・神に!?」」」
「ほう」
「・・・・・」
いきなり何言いだすんだこいつ!?
「ええ。テガソードを超え、全てを救う神になる」
ララァはニンニンジャーリングをギュッと握りしめた。すると金色だった指輪は緑色に染まっていた。
「それが私の願い!!」
ララァはニッと笑う。
世界が壊れて、元に戻って、今度は自称神が現れた。
一体、何が起こるっていうの・・・?
「・・・・・・・っ!!!」
【ゴジュウレオン!!】
「あららっ!」
「「「!?」」」
シュウジがいきなりゴジュウレオンに変身して、ララァに襲い掛かった!?
「シュウジ」
「あなたを・・・戦わせるわけにはいかない・・・・・」
「なるほど。そういうことね」
「あなたは・・・僕が止める!!」
そしてテガソードを構え、シュウジはララァに向かっていった。
「シュウジ!!!」
・NEXT NO.1 BATTLE!!
エグザベ「彼女は向こう側からやって来たということはつまり!!」
ノーワン「それはそれとして野球大会だぁー!!!」
シャリア・ブル「野球には9人必要なのですよ」
ララァ「超監督!ララァ!!」
マチュ「私は今、猛烈に感動している!!!」
ララァ「第12話『爆発!SD(スーパーダイナマイト)野球大会!!』」
READY GO!!
・ジークアクス風次回予告
マチュ「突然現れた謎の女。あいつ一体・・・?」
ニャアン「気になるけど次回は野球大会らしいよ」
マチュ「でも野球って、9人必要なんじゃ・・・」
ニャアン「誰か知り合い呼ぶ?」
マチュ「うーん・・・じゃああいつら呼ぶかぁ・・・・・」
ニャアン「次回『爆発!SD(スーパーダイナマイト)野球大会!!』」
マチュ「あの人とあの人と・・・あの人呼んでいいのかなぁ・・・・・」