もしもジークアクスがナンバーワン戦隊ゴジュウジャーみたいなノリだったら   作:岩ノ森

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少々遅くなりました。そのうえ今回説明が多くなります。すみません・・・。


爆発!SD(スーパーダイナマイト)野球大会!!①

 ・前回のあらすじ

 マチュ「破滅の王子とかいうロボットによって作り直された世界。そこにはみんな前とは違う姿で過ごしていた。そんな世界に現れた神を自称する謎の女、ララァ。何とか世界は戻したけれど、何故かシュウジがそのララァに襲い掛かった!一体何がどうなってるの!?」

 

 「シュウジ!!」

 テガソードを構えてララァに襲い掛かるシュウジ。ララァはそのシュウジの猛攻を避け続ける。

 

 【ゴジュウポーラー!!】

 

 ララァもゴジュウポーラーに変身した。そしてシュウジにカウンターのパンチを見舞った。

 「ぐあっ!!!」

 「シュウジ!!」「シュウちゃん!!」

 私とニャアンは倒れたシュウジに駆け寄る。でもシュウジは傷ついてるにも関わらず立ち上がって、レオンバスターでララァを射撃した。

 ドンドンッと連続の銃撃を見舞うけれど、ララァはそれを先読みしているかのように避ける。

 そして目にも止まらぬ速さで突っ込んできて、シュウジに再びパンチを見舞おうとする。

 「二人とも!やめて!!」

 

 【ゴジュウウルフ!!】

 

 私も変身して、二人の間に入ろうとする。

 その時だった。

 「! マチュ!!」

 「うおわっ!?」

 シュウジに抱き寄せられ、そのまま二人でドサァッと倒れる。距離が近くて一瞬脈打った。

 と思ったら。

 

 ドギュウンッ!!!

 

 「おっと」

 さっきまでララァとシュウジがいた場を銃撃が掠めた。

 銃撃が放たれた場所にいたのは。

 「外したか」

 「あいつ・・・!」

 銃の戦士、赤い彗星だった。

 「大佐・・・」

 

 【ゴジュウイーグル!!】

 

 静観していたヒゲマンも変身して、イーグルシューターで矢を放つ。でもやっぱり赤い彗星には防がれてしまった。

 「大佐、久しぶり」

 「ララァか。よもやこのような形で会うことになるとはな」

 「あんたら知り合いなの!?」

 「ええまあ。男女の仲、だったこともあるくらいよ」

 「えっ、それって・・・」

 「“だった”とは心外だな。私は未だにお前のことを想っているのだが」

 「あら、それは私も同じですよ」

 ララァはそう言いつつ、ゲンコツを赤い彗星の方へ構える。

 「でも、今は敵同士、ですね」

 「・・・悲しいことに、な」

 赤い彗星は屋根から飛び降り、地上へ降りる。そしてララァに近づいてきた。

 

 「ララァ、私と共に来い。共にこの不完全な世界を完全なものにしようではないか」

 赤い彗星はララァへと手を差し伸べる。それを見たシュウジとヒゲマンは武器を構えた。

 ララァ・・・赤い彗星と恋人なら、どうするつもり・・・。

 「・・・お断わりします」

 「・・・何故だ」

 「まだこの世界に未練も何もかも残したままです。だからこの世界を破壊させるわけにはいかない」

 改めてララァは赤い彗星に臨戦態勢を取った。

 一触即発って感じだったけど、とりあえずララァは味方ってことでいいんだよね?

 「交渉決裂か」

 「悲しいことに、ね」

 言い終わらないうちに二人の武器、銃とゲンコツが両者の懐を捕らえた。お互いにダメージが入る。

 

 ガァン!!

 

 「くっ」

 「おっ」

 その拍子にお互いが持っていた指輪が飛んだ。ニンニンジャーの指輪とギンガマンの指輪だった。二つの指輪は入れ替わるように、ララァと赤い彗星の手元に入った。

 「・・・ふむ、今日はここまでにしておこう」

 「逃がしません」

 ヒゲマンがイーグルシューターを構える。今にも殺しそうな勢いだ。

 「シャリア・ブル、貴様ともいずれ戦うことになろう。その時までその首、預けておく」

 そう言った赤い彗星は、地面の丸いタイルの円の中に消えた。

 

 「・・・・・・・」

 世界が終わって、また世界が始まって。赤い彗星が敵になって、今度はララァが現れて。

 どんどん事態が目ぐるましく動いている。

 この先この世界、どうなっちゃうんだろう・・・。

 「とりあえず私も帰るわね」

 「え、ちょっと!まだ聞きたいことが!!」

 「同じヒーロー続けるならまた近いうちに会えるわ。シュウジもそれまで元気で。じゃあねー」

 「・・・・・・・・」

 そう言ってララァは能天気に去って行った。

 「元からあんな人だったの・・・?」

 「違う。あんなんじゃなかった」

 そう言い放つシュウジの口調は若干疲れているように思えた。

 

 

 

 そんなこんなで喫茶ニュータイプに戻ってきた私たち。とりあえず今回起きた事件についてと今後の方針について話し合うことになった。

 「シュウジ君にまず聞きたいのは勿論彼女のことです」

 ヒゲマンがコーヒーを淹れながらシュウジに問いただす。いつもマイペースなシュウジも今回は渋い顔をしていた。

 「単刀直入に聞きますが、彼女はいったい何者なのですか?」

 ララァ・・・。前回の指輪争奪戦チャンピオンでシュウジの救いたい相手・・・・・。

 でもそれ以外のことは何も知らない。

 それに、未だに私たちはシュウジのことも何も知り得なかった。

 「・・・彼女は、向こう側からやって来た存在」

 「向こう側!?ゼクノヴァか!?」

 「抑えてよエグザベ・・・」

 「あ、ああすまない・・・」

 「別にいい。彼女がいた世界ではジオンが連邦に負けている」

 「「「!!!」」」

 「パラレルワールド、といった所ですね」

 「・・・驚かないんだ」

 「先の戦争でも、何かが違えばジオンが負けていた可能性も多分にあります。そのような世界があってもおかしくはありません」

 驚愕の事実が明かされたのに全く表情を変えないヒゲマン。でも心の中では一体何が渦巻いているんだろう。

 「その世界で彼女は赤い彗星を守ろうとした。連邦の白いガンダムから」

 「白いガンダム・・・。そういえばガンダムって元々連邦のだっけ」

 「そう。その世界ではガンダムは赤い彗星に奪われることなく連邦のMSとして使われた。そしてその白いガンダムに、赤い彗星は殺された」

 「・・・また凄い情報が出てきたな」

 「ララァは赤い彗星とマヴを組んでいた。自分のマヴを守り切れなかったショックで、ララァの専用機だったシャロンの薔薇のサイコミュが反応して別の世界を作り出してしまったんだ」

 「別の世界・・・」

 「赤い彗星が、白いガンダムに殺されることが無い世界。つまりこの世界を」

 ・・・めちゃくちゃ驚愕の事実が明かされた。

 この世界、ララァによって作り出されたの?

 だから自分のこと神って呼んでたのか?

 「ララァは一度その世界を作り出して、赤い彗星が殺されずに生きることができるという願いを叶えた。でもその後、とんでもないものが現れた」

 「とんでもないものって?」

 

 「“厄災”よ」

 

 「「「「「!!!」」」」」

 話してる最中、現れたのは当のララァだった。あのメイド二人も連れている。

 「ちょ、何で?何しに来たの!?」

 「あら?随分な言いぐさね?お客として来たんだけど?」

 客って・・・。昨日の今日どころかさっきの今で・・・・・。

 「おらおら、こっちは客だぞ?」

 「お姉様にご奉仕できるんだからありがたいと思え」

 「ちゃんと応対しなかったら、食べ○グに批判書き込もうかしら」

 「ぐっ・・・」

 「マチュ君、お客には違いありません。応対をお願いします」

 ヒゲマンにそう言われて渋々席に案内した。でも私以外の奴らもすごい警戒してるけど?

 「・・・こちらお冷となります。ご注文の方はお決まりですか?」

 「んー、そうねー。ニンニクラーメンチャーシュー抜き野菜アブラマシマシサラダチキン別皿、あとプロテインバナナ味トールサイズ」

 「いやいや、そんなものあるわけ・・・」

 「ありますよ」

 「あるの!!??」

 どこの層の誰に向けたメニューなんだ!?喫茶店だろここ!?

 「私はスタミナ丼!」

 「チャーシュー丼」

 「あるんだそんなメニュー・・・」

 喫茶店ならトーストとかカレーとか置いてるんだと思ってた。どういう心境でそんなメニュー載せたんだヒゲマン?

 「プロテインはかき混ぜなくていいわ。自分でかき混ぜるからそのまま持ってきて」

 「・・・・・分かりました」

 オーダーを受けて渋々キッチンに向かう私だった。

 

 「お待たせしました。こちらスタミナ丼とチャーシュー丼、こちらニンニクラーメンチャーシュー抜き野菜アブラマシマシサラダチキン別皿、プロテインバナナ味トールサイズとなります」

 「来た来た。2人とも、私の奢りだから遠慮なく食べなさい」

 「はーい!じゃあいただきまーす!!」

 「ありがとうございます。いただきます」

 くせ毛のメイドがスタミナ丼を、オールバックのメイドがチャーシュー丼をかき込み始めた。そしてララァはニンニクラーメンに箸を伸ばす。

 「ねえ・・・」

 「食事がすむまで待って」

 「ちょっと!!」

 痺れを切らしたのかニャアンが声を張り上げた。

 「何なんだよお前!!散々場を引っ掻き回したと思ったら今度はシュウちゃんのことかどわかして!!話ぐらいちゃんとしろよ!!!」

 「へー、シュウちゃんって。だいぶ色んな女の子に想われてるのね、シュウジ」

 「からかってんじゃねえよ・・・」

 「・・・・・・・」

 「分かったわ。じゃあ大事な部分だけ先に話すわね」

 ラーメンを天地返しして一口すすりこむララァ。あまりマシマシのラーメンを食べるって感じの人ではないように見えるけど。というかサラダチキン別皿ってどういう取り合わせだ。

 「シュウジの言う通り、私は大佐が死なない世界を作り出して願いを叶えた。でもその後、世界を滅ぼすものが現れた」

 「それが厄災・・・」

 「そ。宇宙世紀の人類の科学力じゃあ到底叶わない位の相手。打つ手なしだと思ったけどその時現れたのがテガソードとスーパー戦隊の巨神たち。彼らと戦士たちが協力して厄災を打ちのめした」

 「ユニバース大戦、ですか・・・」

 「そちらの少尉さんは詳しいのね」

 「その時、ララァが世界を救ったの?」

 「いいえ、私はその時まだ指輪争奪戦に参加してなかったわ。宇宙世紀におけるユニバース大戦は3代目ゴジュウウルフが中心となって厄災に勝利したの。私が参加したのはその次の戦い」

 おろしにんにくで味変しながら語られる宇宙救世の話。そんなスケールのデカい話をラーメンかっこみながらしないでよ・・・。

 「宇宙世紀における・・・ですか」

 「流石ジオン最強のニュータイプ、気づいたのね。ユニバース大戦やテガソードや指輪争奪戦ってのは、元々別のユニバースで行われていたの」

 「別のユニバース?」

 「なるほど。合点が行きました」

 「え、今ので分かったの!?」

 ユニバースってどういうこと?ニャアンとエグザベと顔を見合わせる。お互い何が何だか分からないって感じの顔してた。

 「世界は色々ある。これは分かるわよね?」

 「まあ、うん・・・」

 「その別れた世界の中でもユニバースっていう括りがあるの。そしてその括りもたくさんある」

 「うん・・・うん?」

 「ガンダムが存在する世界をガンダムユニバースとすると、ガンダムどころかMSすら存在しない、でも戦隊というヒーローが存在する戦隊ユニバースがある。そういう世界の理が違うユニバースがたくさんある」

 「「「???????」」」

 

 「つまりね、ガンダムが存在する世界というのも色々あるんだ」

 見かねたシュウジが助け舟を出してくれた。

 「人類が宇宙に進出して一年戦争を起こした宇宙世紀の世界。戦争の代わりにガンダム同士で格闘技戦を行う世界。宇宙世紀ではなくて未だに旧世紀の西暦が使われている世界。こんな風に常識は違うけどガンダムとMSという概念は存在する世界を纏めてガンダムユニバースと仮に呼んでいる」

 「・・・学校ごとに色々ルールも教育方針も分かれてる、みたいな?」

 「それでいい」

 情報量が多すぎて頭がパンクしそうだ。いきなりユニバースとか言われても全然分からん。ニャアンとエグザベも同じ感じみたい。

 「つまりは決して交わることのない別の世界の存在。それがテガソードや戦隊の指輪、というわけですか」

 「理解が早くて助かるわ。テガソードも指輪も、本来この世界には存在すらしないもの。それが何かの拍子でやってきてしまった」

 「ゼクノヴァ・・・」

 「原因は分からないけどね。でもそれが果たして偶然なのか。はたまた必然なのか」

 ラーメンをある程度啜ったララァは今度は別皿のサラダチキンに齧り付いた。チャーシュー別皿ならまだ分からないでもないけど、サラダチキン別皿って・・・ラーメンに合うんだろうか。

 「いずれにせよ、私は自分の力で願いを叶える。神になるって願いをね」

 「神って・・・ホントになれると思ってるの?」

 ニャアンが呆れたように言う。でもララァは一つも表情を変えずにラーメンのスープを飲み干していた。

 「なるつもりよ。この宇宙全部救うためにね」

 「宇宙全部救うって・・・」

 「一体何でそこまで・・・」

 思わずニャアンと意見が合う。ただの人間が神になるなんて大言壮語もいいところだ。

 「一言でいえば、大佐を救うため」

 「!」

 「今まで何度やり直しても、全く救うことができなかった。ようやく救えたかと思ったら、今度は世界ごと壊された。絶望してる最中、初代ゴジュウポーラーに言われたの」

 

 『どうしても救えねえ奴がいるってならよ、神になって宇宙全部救っちまいな!!』

 

 「それで私はグーデバーンさんの指輪とゴッドネスの称号を継承した。あの人を救うため、ひいては宇宙丸ごと救うためにね」

 好きな人のために、宇宙全部救う・・・。

 「でっかいな・・・」

 「どうも」

 ラーメンとサラダチキンを食べ終わったララァは、今度はプロテインに手を伸ばした。粉を容器に入れ、シャカシャカと混ぜている。

 「やっぱプロテインは自分で混ぜなきゃね。この混ぜる時の感覚も音も好きだから」

 「(シュウジの救いたい相手ってあんな筋肉キャラだったの?)」

 「(違う。断じて違う)」

 プロテインを混ぜ終わったララァはそれをゴクゴクと一気に飲み干した。傍から見たら全然救う必要ないように見える。むしろ肉体言語で全部どうにかしそうだ。

 「指輪もテガソードも、向こう側のものと言いましたよね・・・?」

 エグザベが真剣な顔をしてシリアスな口調で言う。

 「あなたも向こう側からやって来た!それはつまり!!」

 

 ガシャーンッ!!

 

 ゴッ!!

 

 「ぐおおっ!!!」

 「エグザベぇ!!!」

 シリアスな話をしてたと思ったら、窓をぶち破っていきなり何かが飛び込んできてエグザベの頭にぶち当たった。頭を押さえているエグザベを他所に、その球状の何かはゴロゴロと床に転がった。

 「野球のボール・・・?」

 「硬式野球のボールのようですね」

 拾い上げてみるとそれは野球ボールだった。でもこの辺に野球なんてできる所なんてあたっけ・・・?

 「すみませーん!ボール取らしてくださーい!!」

 そう言って店に飛び込んできたのは、ヤギみたいな姿をした怪物。

 「ノーワン!?」

 「ファーハハハ!!その通り!!我こそはノーワンワールド、野球ナンバーワン!!ノーワン甲子園で優勝し、女王様の寵愛を受けるのだ!!」

 「こんなややこしい話してる時に・・・」

 「うるさい!!青春の汗の前ではややこしい話など後!!それはそれとして野球大会だぁー!!!」

 今世界の真実について話してる最中だってのに、ノーワンって奴らは本当に空気を読まない。今回ばかりは全員ノーワンのノリにしらけ気味だ。

 「さあ!この俺と野球ナンバーワンバトルで勝負だぁー!!」

 「せっかくですが、お断りします」

 「「あら!?」」

 間髪入れずに断りを入れたヒゲマン、思わずノーワンとともにずっこけてしまう。

 「何故だ!?この俺との青春群像を受けれないというのかぁー!!?」

 「そうだよ。このノーワンほっとくの?それはそれでまずいんじゃない?」

 青春群像はどうでもいいとして、このままじゃこのノーワン周りに確実に被害を出す。一応ヒーローとしてそれは見過ごせない。それくらいヒゲマンも分かってるはずだ。

 「受けたいのは山々ですが、こちらには受けれない理由があるのです」

 「理由って何?」

 「何だ!?教えろ!?」

 ノーワンと一緒にヒゲマンに詰め寄る。

 「野球には・・・」

 「「野球には?」」

 

 「9人必要なのですよ」

 

 「「あ・・・・・」」

 言われてみればそうだ。

 私たちと仮にララァもいれるとしても6人しかいない。どこから見ても人数が足りなかった。

 「ええい!しようのない奴らだ!!じゃあ人数が揃ったらこの番号に連絡しろ!!今日は帰る!!!」

 野球ノーワンはヒゲマンに連絡先を渡すとどこかへ行ってしまった。連絡先まで渡して待つなんて妙に律儀な奴だ。

 「さてどうしますか」

 「ララァのことも気になるけど、まずあいつどうにかしなきゃね」

 

 「誰か僕のこと気にしてくれないだろうか・・・」

 「大丈夫・・・?死んでない・・・・・?」

 

 

 「実際どうする?最低でも3人はいるよね?」

 「何かあった時のために一人か二人、補欠は欲しいですね」

 「そもそもさ、みんな呼べる人いるの?」

 ニャアンの言う通り、ナンバーワンバトルに呼べる人間なんて限られてくる。それなりに戦闘力のある人じゃないと。

 「私呼べる子いないかも」

 「マチュ、友達いないのかい?」

 「ちげーよ!!私たちの事ゴジュウジャーって知っててナンバーワンバトルに参加させられる友達がいねーってことだよ!!!」

 「そ、そうか。すまない・・・」

 失礼な奴だ。前から思ってたけどエグザベって微妙にデリカシーに欠ける所がある。

 「私はソドンの方に当たってみましょう」

 「私も・・・3人くらいに声かけてみる」

 「え?ニャアン呼べる人いるの?」

 「まあ・・・」

 私すら呼べないのに・・・。何か負けた気分・・・・・。

 あ、そういえば忘れてた。

 「ララァはやるの?」

 ノーワンが来てからてんやわんやだったからララァのことすっかり忘れてた。一応指輪持ちだし、参加するんだろうか。

 「勿論。野球選手といえば年俸が凄いから」

 「金かよ・・・」

 「あら、世の中を生きていくのにはお金は大切よ5代目?」

 「その5代目ってのやめてよ・・・」

 「お姉様はお前なんかより世の中の酸いも甘いも知り尽くしてるんだ」

 「人生経験豊富な方に従え小娘」

 「あんたらも小娘でしょうが・・・」

 ララァに対して文句言ったらすぐさまメイド二人の攻撃が飛んでくる・・・。やってられなくなってきた。

 「じゃあとりあえず、声を掛けれるだけ掛けてみよう。ギリギリ9人くらいなら集まるかもしれない」

 エグザベの意見にみんな賛同して、その場はお開きになった。

 

 

 「と言っても、どうしたもんかな・・・」

 街をテクテク歩きながら野球ノーワンとの戦いについて考えていた。

 当然学校の友達は参加させられない。参加させられそうな奴らと言ったらポメラニアンズだけどもう縁は切れてるし、そもそもあいつらが参加してくれるとは思えない。

 となると・・・あと一人思いつくのは・・・・・。

 いやいやダメだ。あの人はダメだ。ジオン軍人がいる場にあの人呼ぶのはまずい。

 しょうがないけど諦めよう。

 

 と思ってたその時だった。

 「あ・・・」

 「あら」

 あまりにもタイミングよく、その人と出会ってしまった。

 

 

 

 後日。天気は晴れの絶好の野球日和。私たちは球場へ集まっていた。

 「メンバーを揃えたようだな!!それでは野球ナンバーワンバトル、始めるぞ!!」

 野球ノーワンの号令が球場全体に駆け巡る。

 ノーワン側のメンバーは野球ノーワン、ファイヤキャンドル、ブーケ、ケーク&ナイフ、その他はアーイー達。

 

 対してこちらのメンバー。

 私、ニャアン、シュウジ、エグザベ、ヒゲマン、コモリん、黒い三連星のおっさん達、そしてシイコさん。

 「でもって私が超監督!ララァ!!」

 そんでもって何故かララァが監督だった。

 

 何でこうなった・・・・・。

 

 




クソデカシャア、やったほうがいいんでしょうか・・・・・。
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