もしもジークアクスがナンバーワン戦隊ゴジュウジャーみたいなノリだったら   作:岩ノ森

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ギャバン1話、結構面白かったです


爆発!SD(スーパーダイナマイト)野球大会!!④

 「地獄の千本ノック!!」

 野球ノーワンが大量の野球ボールをバットで打ち放ってくる。ゴジュウポーラーにエンゲージしたララァはそれをいとも簡単に躱す。

 「ちょっと!!乱闘はルール違反じゃなかったの!?」

 「えー、事情が変わりました!ここからは戦って勝った方の勝ちとなります!!」

 「じゃあこっちも!エンゲージ!!」

 待ってましたと言わんばかりにエンゲージするマチュ。そのまま野球ノーワンへ向かっていった。

 「あら、張り切ってるわね5代目」

 「あんたばかりに良い格好させるかっての!!」

 そのままノーワンを二人で追撃するララァとマチュ。その連続攻撃にノーワンはたまらず押される。

 「ぐっ!2対1とは卑怯だぞ!!スポーツマンシップを守れぇ!!!」

 「八百長して何がスポーツマンシップだっつーの!!!」

 

 ギャアンッ!! 

 

 「うぎゃあああああっ!!!」

 「よし!このまま一気に・・・!!」

 

 ドォォォォンッ!!!

 

 「あれって・・・!」

 「花束ロボ!!」

 『ルゴーさん・・・。この始末どうつけるおつもりですか・・・・・?』

 「ひぃっ!!」

 ブーケは敵の八百長に手を貸したゴーグ・ルゴーにご立腹のようだった。無理もないのだが。

 「こ、この私が野球ノーワンさんに代わってドラマをメークします!!アイアイザー!!!」

 

 ドゥゥゥゥンッ!!!

 

 「ベルロボットまで出てきた!!」

 「あの女は私が!!テガソード!!!」

 

 【アウェイキング!!】

 

 「リングイン!!人神一体!!!」

 

 【貫け!突進!!ブラック!!!テガソードブラック!!!!!】

 

 「テガソードブラック!!!」

 「頼んだよニャアン!!」

 「じゃあ非戦闘用員は避難しとくから!!」

 「後は任せた!!」

 「中佐!僕たちも!!」

 「乱闘もたまにはいいでしょう」

 

 【ゴジュウティラノ!!イーグル!!】

 

 「丁度いい。まだまだ体が動かしたりなかったところだ」

 「美容のためには運動が欠かせないからねぇ」

 エグザベたちとナイフ&ケーク夫妻も参戦し、乱戦となってきたグラウンド。

 そして宇宙空間ではブーケ専用ドレスガード「カレンデウス」とテガソードブラックは相対していた。

 「ゴジュウユニコーン・・・」

 「花束女・・・」

 両機体から走る火花。

 宇宙空間には酸素が無いはずなのに、彼女たちのバックに紫色の炎が燃えているように見えた。

 「さっきの応援は私のチアの勝ちですわ」

 「あんなハレンチなのより、伝統ある学ランのが良いに決まってるだろ」

 「「ハッハッハッ、フゥー・・・」」

 元来静かな宇宙空間が、さらに静けさを増した。

 「「ぶっ潰す!!!」」

 その瞬間、宇宙が光り戦慄いた。

 

 

 「ノーワンワールドボール!!!」

 「「たぁっ!!」」

 「踊れナイフよ!!」

 「はっ!!」

 「ふっ」

 コロニー内でも激戦は続いていた。ララァとマチュが野球ノーワンと、エグザベとシャリア・ブルが夫妻と戦っていた。

 「ハッハッフッ!!!」

 

 ドォンドォンドォン!!!

 

 「グゲゲゲゲゲゲゲ!!!」

 分身する野球ボールの合間を縫って、ララァが軽やかなフットワークでコンビネーションパンチを決める。野球ノーワンはフラフラの状態だ。

 「負けてたまるか!!エンゲージ!!!」

 

 【ダイナマン!!】

 

 「ダイナ剣!!夢の翼!!!」

 「決めるわよ!!」

 

 【フィニッシュナックル!!!】

 

 凍り付いた野球ノーワンに対して、ダイナレッドに変身したマチュの二刀流とララァの必殺拳が決まり、ノーワンは吹き飛びそのはずみで中に囚われていた少年は助け出された。ついでにグラウンドはド派手に大爆発した。

 「どあああああああああああああああ!!!」

 「うわっ、景気よく爆発するな・・・」

 自分が半分決めたにも関わらず、マチュは必殺技後の爆発の規模に若干引き気味だった。

 「ごおおお、まだまだ・・・。ナイターは延長してからが本番だ・・・・・」

 野球ノーワンはグラウンドに転がっていた野球ボールの円の中に消えた。

 「あいつ逃げた!」

 「よそ見をしている場合かねゴジュウウルフ!?」

 「ぐっ!!」

 隙を見せたマチュにシャイニングナイフの操る無数のナイフが迫る。

 

 「後は任せなさい。グーデバーンさん!!」

 

 【アウェイキング!!】

 

 「リングイン!!人神一体!!!」

 

 【グーデバーン!!!】

 

 「さてと、神を継ぐものとして若い子たちを導かなくちゃね」

 

 

 

 「はあああああああ!!!」

 「だあああああああ!!!」

 宇宙空間ではテガソードブラックとカレンデウスの剣による激戦が繰り広げられていた。

 「目障りな小娘め!!シュウジさんにはもっと健全な女性が似合いますわ!!!」

 「いい年したおばさんより同年代の女子の方がいいに決まってんだろうが!!!」

 傍から見たら醜い争いを繰り広げる両者。結局のところ、戦いの原因になるのは愛なのだろうか。

 

 ギュウンッ!!

 

 「っ!!」

 「あれは!!」

 彼方より放たれたのは、ビットによるレーザー。

 赤いガンダムが飛来してきた。

 「赤いガンダム!!」

 「ハッハァ!!勝ったな!!」

 赤いガンダムは当然、ニャアンの乗るテガソードブラックに味方する。

 「むっきー!!一度ならず二度までも邪魔を!!宇宙の藻屑にしてやる赤いガンダムぅぅぅ!!!」

 そのガンダムに想い人であるシュウジが乗っているとも知らず、撃墜しようとカレンデウスは向かう。

 

 「ブーケ隊長!!私も助太刀いたします!!!」

 「野球ノーワンさん!!」

 「なっ!?あれはジオンのギャンじゃないか!!!」

 そこにやってきたのは先の戦いで下されたはずの野球ノーワン。ジオン軍のギャンを強奪し乗り込んでいるようだ。さしものエグザベも、コロニーから声を上げた。

 「まだ勝負はついておらん!!ここから逆転サヨナラ勝ちを狙う!!!」

 意気揚々と雄たけびを上げる野球ノーワン。その心の炎はまだ消えていなかった。

 「じゃあ私も。超監督はもう飽きたわ」

 「ララァ・・・」

 グーデバーンに乗ってララァもやってきた。腕をグリングリン回し、ルーティンを行っているようだ。

 「やっぱり選手として出ればよかったわね」

 「我儘な女だな・・・」

 「それでは!ここからは野球大会延長戦!!障害物レース!!!」

 「「「えっ?」」」

 「あの向こうの大きな隕石まで、小さな隕石を避けながら進んでください!!」

 「何で?」

 「MS戦だろこれ!!」

 「私もやるんですか!?」

 シュウジ、ニャアン、ブーケはそれぞれ困惑している。だがそんなことお構いなしにレースは始まろうとしていた。

 

 「それでは位置について!!ヨーイ・・・ドンッ!!!」

 

 パァン!!

 

 アイアイザーの空砲により、レースの火蓋は切られた。

 「「「「おらあああああああああああっっっ!!!」」」」

 (シュウジを除く)全員が物凄い雄たけびを上げながらブースターの出力全開で飛んでいく。

 「それではお先に!おーっほっほっほ!!」

 「あっ!てめえ!!」

 カレンデウスがその身軽さを生かして隕石を避けながら飛んでいく。

 「ならこっちも!!突進モード!!!」

 テガソードブラックがケンタウロスのような突進モードとなり、隕石を足場に加速をつけていく。

 「一位になるのは俺だ!!秘技『ハクジ千本ノック!!!』」

 「させない」

 「何ぃぃぃ!!!???」

 ギャンは装備しているハクジで周囲のスペースデブリを打ちまくるが、それら全てが赤いガンダムのビットのレーザーにより撃ち落された。

 

 「ハクジにあんな使い方が・・・」

 「エグザベ君、よそ見しないように」

 

 「さあさあ白熱しております!!待ち受けるのは壁破り!!一方にはゴールが!!一方には電撃が待ち受けております!!!」

 向かう先のゴールには、何故か宇宙空間なのにバラエティで見るようなAとBの壁があった。

 「そんな・・・。くっ、電撃はご免ですわ!!」

 「えーっと、どっちにすれば・・・」

 「こういうのは勘よ。おっさきー」

 「あっ!くそっ、もうっ!!」

 それぞれがそれぞれの直観に従い、AとBの壁に向かう。

 

 ゴオオオオオッ!!!

 

 「邪魔しないでくださいシュウジさん!!・・・・・・!?」

 赤いガンダムがカレンデウスを追い越した瞬間、ブーケは頭の中を妙な感覚に襲われた。

 

 (なぜ・・・?なぜ赤いガンダムのパイロットがシュウジさんだと・・・・・?)

 

 初めて感じる謎の電撃のような感覚。それにブーケは戸惑うばかりだった。

 「「こっちだあああ!!!」」

 「あっ、しまっ・・・!」

 謎の感覚に意識が向いている間、全員が壁をぶち破りゴールへと到着した。

 結果は・・・。

 

 「「「ぎゃあああああああああああ!!!!!」」」

 「ふふんっ。ざっとこんなもんよ」「・・・・・・・」

 「ブーケ様ぁ!!野球ノーワンさぁん!!」

 Aを選んだニャアン、ブーケ、野球ノーワンは電撃を喰らい、Bを選んだララァとシュウジは正解で無事だった。

 「勝者!グーデバーン!!赤いガンダム!!」

 「ぐっぐ・・・。私は味方だろう・・・・・」

 「何で私まで・・・・・」

 電撃を喰らったテガソードブラックとギャンはヨロヨロだった。

 「・・・・・今日の所は引き上げます」

 重い物言いの中、ブーケの乗るカレンデウスは隕石のクレーターの円の中に消えた。

 「「ああちょっと!!ブーケ隊長!!!」」

 「あとは、あなたたちを倒せばサヨナラ優勝ね」

 「「ああヤバイ!!!」」

 

 「熊手流鉄拳!!ブリザードクラッシャー!!!」

 

 【ポーラー!!グーデフィニッシュ!!!】

 

 「ガンダムシューティングスターバースト」

 

 アイアイザーとギャンは、氷の鉄拳と赤い閃光により大破し爆散した。

 「ブーケ様!野球ノーワン!ごめんなさ~い!!」

 「失敗は成功のマザー、とはならなかったー!!!」

 

 「私こそが!!野球ナンバーワン!!!」

 

 WINNER!! LALAH SUNE!!!

 

 「ああっ、ノーワンがっ」

 「私たちもおいとましましょっ」

 状況が悪くなったと見るや、夫妻も野球ボールの円の中に消えた。

 「ああもうっ、逃げた!」

 「とりあえずは退けた、と見ましょう」

 ひとまずコロニー内での勝負も着いたようだ。

 『これにてゲームセットです。いかがでしたかカンチャナさん?』

 『茶番でした』

 『全くですね。次はお姉様が出る勝負の時に呼んでください』

 「あんたら・・・・・」

 

 

 

 野球ノーワンも倒して一件落着。

 のはずだったのに・・・。

 「何で私たち走ってんの!!?」

 何故か私とニャアンとシュウジとエグザベはコモリンに連れられて夕陽の河川敷を走っていた。

 「あんな体たらくじゃ次の試合には勝てないからよ!!ほらっ!!ファイト!!!」

 「え、何で?コモリンこんなキャラだっけ・・・?」

 「今日の試合で変なスイッチが入ったようだな・・・」

 「お腹減った・・・」

 「はぁっはぁっ、というかっ、他の奴らはっ?」

 

 『ソドンで仕事があるので』

 『市長の仕事があるから』

 『『会社設立で忙しいから』』

 『家族のご飯作らないとだから』

 

 『『『『今日は失礼しまーす』』』』

 

 「「あいつらぁぁぁぁぁ!!!!!」」

 「ほらっ!文句言ってないで走るっ!!」

 「「ぐうっ・・・」」

 「僕もソドンで仕事があるんだが・・・」

 そういやコモリン、色々勉強してきたって言ってたっけ・・・。

 自分にも他人にもスパルタなのか?

 「ほーらっ頑張ってみんなー」

 「がーっ、あんたまでっ」

 涼しい顔でララァが軽やかに横切って行った。

 「筋肉付けるのは大切よ。筋肉は裏切らないから」

 「多分だけどあんたそんなキャラじゃないだろ!!」

 「・・・・・・・」

 そんなララァを見て、シュウジが速度をちょっと上げた。

 「シュウジ!?」

 「やる気みたいね。じゃ夕陽に向けて走りましょうか」

 「勘弁してよー!!」

 私たちは、完全時代遅れな青春群像に悲鳴を上げていた。

 

 「・・・・・・・」

 ただ一人、ニャアンが黒い顔をしていたのに、私は気づかなかった。

 

 

 

 ブライダン城に帰還してから、ブーケはずっと考え込んでいた。

 「あの・・・感覚は・・・・・」

 カレンデウス内で感じた、脳に稲妻が走るような感覚。

 中をのぞいてもいないのに、赤いガンダムのパイロットを感じた。

 「シュウジさん・・・・・」

 遠くを見つめる彼女がどこへ向かうのか。

 それは彼女自身にも分からなかった。

 

 

 

 「シュウちゃん」

 「ん?」

 夜のコロニー。地下のシュウジの隠れ家に何故かニャアンはやってきていた。

 「あの・・・ララァのことなんだけど・・・・・」

 「・・・・・・」

 「シュウちゃんの・・・大切な人なの・・・・・?」

 「・・・・・・うん」

 しばしの沈黙の後、シュウジは肯定の言葉を口にした。

 「・・・あの女、危なくない?信用できないんじゃないの?」

 「・・・・・・」

 あからさまに敵意むき出しな言葉。それは嫉妬から来る物なのか、もっと黒い感情から来る物なのか。

 「・・・それでも、僕は・・・・・」

 「そっ・・・か・・・・・」

 シュウジの返答を聞き、無理やりのようにニャアンは微笑んだ。

 「シュウちゃん」

 「ん?」

 「おやすみ」

 「うん。おやすみ」

 そう言って自分のねぐらに戻ろうとした時だった。

 

 「っ!?」

 

 シュウジは後頭部に強い衝撃を感じ、そのまま意識を失った。

 「シュウちゃん」

 後ろには、ニャアンが立っていた。

 「大丈夫」

 そのまま倒れたシュウジを抱きかかえる。

 「私がシュウちゃんを幸せにする」

 そのままニャアンは、シュウジとともに夜の闇に消えた。

 

 

 

 




 ・NEXT NO.1 BATTLE!!
 ニャアン「私たち!駆け落ちします!!」
 ノーワン「駆け落ちとはまさにトレンディ!!」
 エグザベ「何で僕がこんな役を?」
 マチュ「私が台本を書く!!」
 ???「坊やである君たちを、私が導こうというのだ」
 
 ニャアン「第13話『ギラリ輝け!駆け落ちフォーミュラ!!』」
 
 Ready Go!!!
 
 ・ジークアクス風次回予告
 マチュ「ニャアン、一体どうして・・・」
 ニャアン「ごめん、もう私にはこれしかない」
 マチュ「地球には3人で行くって・・・約束したじゃんか・・・・・」
 ニャアン「次回『難民、推しと付き合うってよ』」
 マチュ「違う違う!!次回『ギラリ輝け!駆け落ちフォーミュラ!!』」
 ニャアン「チッ」
 
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