色々なブルアカ小説を読んでで触発された結果、今回初めて小説を書かせていただきました。
変なところが色々と出てくるかもしれませんが、どうか温かく見守ってほしいです…
あとこの作品はオリ主もので原作とは展開が変わったりする予定です。そしてキャラも原作とは性格が違うと思われる可能性もあります。
そういったものが苦手な方などはブラウザバック推奨です…
それでも大丈夫だよという方はどうぞ!
追記(5月19日):初投稿時はモモイとミドリは自宅通いというニュアンスで書いていたのですが、二人とも寮生活をしているという設定に変更しました。
原作の方でも寮生活である可能性がありそうだったというのと、そっちの方が都合も良さそうなので変更させていただきました。
第1話 才羽家の弟
『ミレニアムサイエンススクール』
学園都市キヴォトスにおいて科学技術に力を入れている学園であり、様々な生徒が日々研究に勤しんでいる。
世間一般では高等教育機関とされているこの学校に所属する生徒は、15~18歳が多いだろう。
つまり、20歳を超えている大人な人間や、12歳程度の幼い人間がミレニアム内を歩いている姿は異端な光景であると言える。
ましてやそれが、キヴォトスでは珍しい人間の「男」なのであれば…
「~♪」
注目の的になるのは必然である。
「ねえ、あれ見て…」
「何よ…って、子供?しかも小さな…」
「何でこの学校にあんな小さな子供がいるのよ…」
「しかもあの子って…」
「うん…男の子だ…」
ミレニアム内で注目の的となっている少年…
身長は140㎝に満たず、ミレニアムに所属する生徒よりも背は低い。
髪は金髪で短めであり、耳に髪はかからず、前髪も眉毛まで伸びているか伸びていなか程度である。
顔は中性的で可愛いタイプに見えるが、男であるというのは分かる顔であった。
「ここがミレニアムサイエンススクール…!おっきいー…! ……あっ!ロボットだ!すごーい!」
ミレニアムを歩き続ける少年は、天に届きそうな程高いビルの数々や、そこら辺を動き回っている最新鋭のロボットに蒼い瞳を輝かせていた。
「僕も大きくなったらこの学校に通いたいなあ……っとそうだそうだ、お姉ちゃんたちの所にいかなきゃ…」
すさまじい規模の学校に目を奪われ夢中になってしまっていたが、本来の目的を思い出した少年。
「どこにいるかは分かるんだけどこんなに広いと場所がわかんないよ……近くの人に聞こう。」
そう思い目的の場所を聞こうと周りを見始める少年だったが…
「ヒソヒソ…」
「ヒソヒソ…」
「ヒソヒソ…」
どうやら高等学校に幼い少年がいるという光景がかなり異端だったらしく、注目の的となっていた少年は周りの生徒から物珍しい視線を受けていた。
「うっ……なんかすごい見られてる…」
視線を感じくすぐったい感覚を覚えた少年は、一旦ここから離れようかと考えた。
そのために後ろに振り返って視線を移すと、白くて長い綺麗な髪をしており、白い制服を着ている人物が見えた。
この人は良さそうと思った少年はその人に近づいた。
なぜそう思ったのかに関しては特に理由はない。圧倒的なただの直感である。
「すみませーん!」
「はーい……あら?」
少年を認識した生徒はこちらを見て少し不思議そうな顔をした。しかしその顔も一瞬で、すぐに笑顔で応対してくれた。
「こんにちは!お姉さん!」
「はい、こんにちは。何か困ったことでもありましたか?」
「はい!えっと……あう…」
身長差があるのだろう。少しかがんでかつ笑顔で答えてくれた。綺麗な髪だけでなくとても綺麗な顔をしているお姉さんに笑顔を向けられて照れと緊張してしまう少年。
「ふふっ…ゆっくりで大丈夫ですよ?」
「は…はい…。えっと、お姉さんに聞きたいことがあるんですけど…」
「聞きたいことですか…?」
「はい…えっと…」
「ゲ、ゲーム開発部ってどこですか?」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「あああああ!!もうっ!!! また負けた――!!!」
「お姉ちゃん…」
ゲーム開発部の部室内に響き渡る絶叫。ゲーム開発部部員の才羽モモイ、才羽ミドリの「大乱狂スマッシュシスターズ」での対決はかれこれ30戦目に突入していた。
結果はモモイの0勝30敗。惨敗である。
「なんで1回も勝てないのさー!! 攻撃も全然当たんないしー!」
「だってお姉ちゃんって%高くなったらスマッシュ攻撃しか振らないじゃん。流石に分かりやすすぎるよ…」
行動がワンパターンすぎてミドリに全て読まれて狩られている。しかもこれを30戦も繰り返してなお治らないこの現状。
才羽モモイ、学ばない女である。
「~っ! もっっっっかいっ!!!!!!」
「ええっ!?まだやるのお姉ちゃん!? 私もう疲れたんだけど!」
「うるさーーい!もっかいやるったらやるのー!」
「何でそんな駄々っ子になるの!? ていうかシナリオはどうしたのお姉ちゃん!!」
「こんなにフルボッコにされてシナリオなんかやってられるかー!!」
「お姉ちゃんがシナリオ書かないと動き出せないんだけど!?」
突然一気に騒がしくなる部室。流石に30敗もすればストレスも溜まるわけではあるが、そもそも二人が対戦を始めた理由はモモイがシナリオが思い浮かばないので気分転換に始めたというのものである。
つまり気分転換のつもりで始めたゲームでストレスを溜める結果となってしまったのだ。この女、バカである。
そんな感じでやいややいやと騒がしている部室に…
―――コンコン
とノック音が響く。
「――!! …って誰?こんな時に…」
「こんな時って…大した状況じゃないでしょ。はやく対応してお姉ちゃん。」
「はあ…しょうがないなあ…」
ちょっとした言い争いをやめ、気だるそうにドアへ向かうモモイ。
そのままドアを開けると───
「こんにちは、モモイちゃん。」
「あれ?ノア先輩?」
ミレニアムサイエンススクールの生徒会であるセミナー。そのセミナーで書記をやっている生塩ノアがそこにいた。
「珍しいね?ユウカじゃなくてノア先輩がここにくるなんて。」
「あれ?ノア先輩だ。こんにちは、ノア先輩。」
「こんにちは、ミドリちゃん。ふふっ、ユウカちゃんじゃなくてごめんなさい?」
少しからかうように答えるノア。
「えっ、いやいや、むしろノア先輩なら全然歓迎するのに。あの冷酷な算術使いに比べたら…」
「あはは……ところでどうしてノア先輩がここに来たんですか?普段は来ないのに…」
「それはですね、お二人に用があるという子がいたので案内を「お姉ちゃん!!」あらあら…」
「へっ?ちょっ…グハァッ!!」
「えっ?わわっ…グフゥ!!」
急な来客であるノアは、ゲーム開発部に用がある人を連れてきたのだと説明しようとすると、途中でその少年はモモイとミドリの元へ飛びついていった。
中々の勢いだったのだろう。モモイとミドリは軽く吹っ飛ばされた。
「いったた……って、アオト!?何でここにいるの!?」
「うぅ……って、アオト!?どうしてここにいるの!?」
痛みが引いてきたので改めて少年の姿を確認したモモイとミドリは非常に驚いていた。この少年はアオトというらしいが…
「何でって…会いに来たんだよ、お姉ちゃんたちに!」
「会いに来たってまたどうして……たまに家に帰ってきてるじゃん。」
二人に会いに来たと言う少年。それに対してたまに家に帰ってきていると言うモモイ。わざわざ会いに来なくてもいいのにというニュアンスだろう。
ちなみにモモイとミドリは寮生活をしている。どうやら割とよく実家に帰っているらしいのだが。
それに対し少年は拗ねた顔で…
「たまに帰ってきてるって……二人とも最近はゲーム開発部に入り浸って全然帰ってこないじゃん…最後に帰ってきたのって1ヶ月近く前だよ…?」
「「あっ…」」
つまり、この少年は最近全然帰ってこず、遊んでくれない二人に対して淋しさをアピールするためにわざわざゲーム開発部に訪れたのだった。
「うぅ…ごめんねぇアオトぉ…(ギュー)」
「確かに最近アオトに構ってあげられなかったかも…ごめんね…(ギュー)」
「むぐぅ…モモイお姉ちゃんもミドリお姉ちゃんも苦しいぃ…」
拗ねた表情の中に淋しさと悲しさを含んだ表情を見たモモイとミドリ。少年のことを最近構ってあげられなかったことを自覚した二人は少年のことを強く抱きしめた。抱きしめられた少年は苦しそうだが…
「なるほど、そういうことですか…」
そしてノアは今までの三人のやり取りを見て、何かを察したようだ。
「ムググ…離してお姉ちゃん…お礼言わないと…」
「「っと、ごめんアオト…」」
どうやら二人の抱擁から離してもらった少年は、ノアの元へ歩みを進めた。
「えっと、ノアさんでしたっけ…?」
「…!はい、生塩ノアと言います。あの時みたいに「お姉さん」と呼んでくれてもいいんですよ?」
「ふぇ!?」
「ふふっ、冗談です♪」
いたずらっ子っぽい顔をして少年をからかうノア。それに少し赤面する少年を見て可愛いと思うと同時にからかいがいのある子だなと思ったノアであった。
「…こほん。改めてノアさん、道案内ありがとうございました。」
ぺこりと頭を下げる少年。ノアは、想像している年の割にはしっかりしているなと感じる。
「いえいえ、困ったときはお互い様ですから。えっと…アオトくんでよろしかったですか?」
「…あっ、そういえば自己紹介がまだでしたね。」
ノアが少年の名前を確認すると少年は思い出したかのように自己紹介を始めた。
「僕の名前は『才羽アオト』って言います。10歳です。お姉ちゃん二人が、いつもお世話になっています。」
キャラの口調とか一人称とかこれで合ってますよね?大丈夫ですよね?(心配)
こんな感じでやっていくつもりですのでよろしくお願いします。