才羽家長男・末っ子10歳   作:Kyob

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書ける時に書く! 出せる時に出す!

最近、小説書くのが楽しいので(*´꒳`*)

今回はゲーム機の話題が多めかも…?


あとごめんなさい!明言し忘れてたんですけど今やってる話は原作開始前です!

「原作開始前」という章も追加させていただきましたのでよろしくお願いしますm(_ _)m




第4話 部室探索、佇むロッカー

 

 

「そういえばゲーム開発部って色々なゲーム機があるよね。」

 

 

モモイとアオトの「スマシス」決戦から少し、アオトはゲーム開発部の部室に興味を示していた。

 

 

「そう?ふふっ、なんてったってゲーム開発部だからね!」

 

 

そう自慢げに語るモモイ。まるでついさっきまで何もなかったかのような雰囲気だ。先ほどまでメンタルブレイクしていたにも関わらず元気な姿を見せている。よく復活できたな、才羽モモイよ。

 

モモイのつえ―心がそうさせたのか、それとも自分の中であの出来事を無かったことにしているのか、真実は定かではない。

 

 

「せっかく来たんだし、部室の中とか色々と見ていったら?」

 

「…いいの?」

 

「もちろん、アオトなら大丈夫だよ。」

 

 

ミドリに部室を見てもよいという許可を得たアオト。早速、部室を探索することにした。

 

 

「そういえば『Wee』のソフトって他に何があるんだろう?」

 

 

先ほどまで遊んでいた「スマシス」、その対応ハードは『Wee』であった。

 

このゲーム機の特徴はやはり、リモコン型コントローラーであろう。一般的な横持ちのコントローラーのボタン操作以外にも、コントローラーそのものを動かす直感的なゲーム操作が可能なのである。

 

まあ、「スマシス」は基本的に横持ちスタイルなので『Wee』リモコンそのものを動かす操作はしないのだが…

 

その『Wee』だが、もちろん「スマシス」以外にも様々なソフトが存在しており…

 

 

「あ、「Weeパーリー」じゃん。「Weeスポーツリゾート」もある。」

 

 

ミニゲームをはじめ、スゴロクや爆弾ゲームなどのパーティモードもある大人気パーティゲームの「Weeパーリー」

 

ボウリング、バスケ、卓球、アーチェリーなど含め12種類の遊びがあるこれまた大人気ゲームの「Weeスポーツリゾート」

 

どちらも昔から三人でよくあそんでいたゲームであった。ちなみにアオトは「Weeスポーツリゾート」の遊覧飛行が大好きで、よく火山の火口から突っ込んでいっては失敗する行為を何回も繰り返す遊び方をしていた。

 

 

「…?あれ、このゲーム機って…」

 

 

どうやら違うゲーム機を見つけたアオト。しかしアオトはそのゲーム機について詳しく知らないらしく…

 

 

「モモイお姉ちゃーん」

 

「んー?」

 

「このゲーム機ってなんだっけー?」

 

「…あー!それは『ゲームガールカラー』だね!」

 

「えっ、これがあの?」

 

「そーそー!」

 

「そういえばアオトは『ゲームガールカラー』について詳しくはなかったね。」

 

 

『ゲームガールカラー』、かつて一世を風靡したゲーム機と呼ばれている。レトロゲームに割と精通しているモモイとミドリは『ゲームガールカラー』についても知識があるが、アオトはそこまでレトロゲームに詳しくないため『ゲームガールカラー』の実物を見てもすぐには分からなかった。

 

 

「…そういえばお姉ちゃんたちって『ゲームガール』系統の新しいやつを持ってなかったっけ?」

 

「それって…」

 

「『ゲームガールズアドバンスSP』のこと?」

 

 

そういってモモイとミドリは懐から『ゲームガールズアドバンスSP』を取り出した。

 

このゲーム機は8コア16スレッドカスタムCPUに8K解像度を誇る高性能機であるとされているが、なぜか16bit機である。

 

ちなみにアオトはこのゲーム機は持っていない。

 

 

「僕もそのゲーム機欲しいんだけどなあ……あっ、『プライステーション4』みっけ。」

 

 

またすぐに新しいゲーム機を見つけたアオト。

 

大人気家庭用ゲーム機の『プライステーション』シリーズ、その第4世代機である『プライステーション4』。アオトはこのハードで遊べる「エースコンバート7」が好きであった。

 

 

「…あ!『プライステーション3』まであるじゃん!」

 

 

『プライステーション4』の1つ前の世代である『プライステーション3』。普通、『プライステーション4』を持っているなら古い機種である『プライステーション3』はいらないのではないかと思われるのだが、持っているのには理由があって…

 

 

「いやあ、4じゃ3のソフトが遊べないからさあ…」

 

「うん。しかも3なら2と1のソフトも遊べるから結構重宝しちゃって…」

 

「あー、やっぱりそれが理由なんだね…」

 

 

そう、『プライステーション4』では『プライステーション3』のソフトで遊ぶことができないのである。さらに『プライステーション3』では初代『プライステーション』、『プライステーション2』のソフトも遊べるというおまけ付き*1

 

そういう意味でゲーム開発部でも『プライステーション3』は重宝されているみたいだ。

 

だが一応、部室には初代『プライステーション』と『プライステーション2』もあったりする。

 

ちなみにアオトは4よりも3派である。昔はよく「ブリキギアソリッド ピースランナー」のオンラインプレイで戦車やヘリをしばいていたらしい。他にも2のソフトである「連ザ」と呼ばれるゲームもよく遊んでいたとか。

 

ちなみに近々第5世代機の『プライステーション5』が発売されるらしい…

 

 

「……そういえば『Xfox360』はないんだね?」

 

「うん。正直欲しいんだけど予算がね…」

 

「まだ家にあったよね?今度遊びに帰ろうかな…」

 

 

『Xfox』シリーズの第2世代機である『Xfox360』。アオトは「エースコンバート6」をやりたいがためにこのゲーム機をもっているらしい。

 

ちなみにアオトは、「エースコンバート」シリーズの6と7しかプレイしたことがなく、有名どころである4,5,ZEROの内容は知っているが遊んだことはないらしい。

 

 

(本当に色々なゲーム機があるんだなあ…)

 

 

レトロなものから新しめのものまで様々なゲーム機が置いてある部室に楽しくなってしまうアオトであった。

 

 

 

―――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

ゲーム開発部部室を探索中のアオト。そろそろ探索終了かと思っていたところである一つの場所に目が行く。

 

 

「…ロッカー?」

 

(もしかして、このロッカーの中にもゲーム機とかソフトとか置いてあるのかな…?)

 

 

部室の中にロッカーを見つけたアオト。彼はまだロッカーの中を調べていなかった。

 

ロッカーの中にゲーム機もしくはソフトがあるのではないかと思ったアオトはロッカーへと近づく。

 

 

(一体何があるんだろうな~♪)

 

 

たとえゲーム関連のものがなくても、小物とか掃除用具とか部の備品とかそういったものが入っているんだろうなー程度の認識でロッカーの取っ手に手をかけるアオト。変なものが入っているとか、とんでもないものが入っているとか、そういった想像は何もしていない。

 

まさに無警戒。心の準備なんてものは何一つしていなかった。

 

 

────ガチャ

 

 

取っ手を引いてロッカーを開けたアオト。そこには…

 

 

 

 

 

 

「────────」

 

「……………………」

 

 

あった。いや、()()()ではなく、()()

 

白いジャケットを羽織っており、下の方は太ももから生足が見えておりサンダルを履いている。

 

髪の毛は綺麗な赤色で、長いからか一部を編んでいるようだ。またそういう髪型にしているのか、おでこがよく見えた。

 

ロッカーの住人も非常に驚いているのか、目を大きく開け、口は小さく△の形をしている。

 

静寂。お互いに何が起きたのか理解するのに時間がかかる。実際に流れている時間は数秒程度だが、体感的には5分以上たっているように感じる。

 

お互いにお見合い状態が続き数秒、ようやく脳が相手のことを認識できたのだろう。

 

お互いに目と目が合う、瞬間────

 

 

 

バアァンッッ!!!

 

 

アオトは凄まじい勢いでロッカーを閉め…

 

 

「お゛ね゛え゛え゛え゛ち゛ゃ゛あ゛あ゛あ゛ん゛ん゛ん゛!!!!!!!!!」

 

「「…!?!?!?」」

 

 

全速力で姉二人に近づき後ろに隠れた。

 

 

「ヴェッ!?なになに!?どうしたのアオト!?」

 

「ちょっ、ちょっと…急にどうしたのアオト…!?」

 

 

弟の急な取り乱しに驚きと困惑が隠せないモモイとミドリ。

 

 

「にゃっっっ、にゃにかっ…にゃにかいるっっっっ!!!!!」

 

「何!?何かいる!?お、落ち着いてアオト!!大丈夫!大丈夫だから!!」

 

「そ、そうだよ!落ち着いて深呼吸しよ…?」

 

 

半ベソかきつつもはや滑舌もままならない中、必死にロッカーを指さして何かいると訴えかけるアオト。状況はよくわからないがとりあえずアオトを何とか落ち着かせようとする姉二人。

 

ただアオトが部室を探検していただけの部室内は一気にカオスへと変貌してしまった。

 

才羽アオト、10歳。苦手なジャンルはホラー系。

 

ホラー系のみならず、アオトは不意を突かれるというものに対して耐性が無かった。気配を消して後ろから耳元で大きな音を出すと凄い勢いで飛び跳ねるし、視界外から急に人が現れても飛び跳ねてしまう。

 

特に彼は風船が苦手であった。割れると大きい音がなるし、何時割れるか分からないものでもあるから不意を突かれることが多かったからだ。

 

今回の件に関しても、「ロッカーの中に人がいるかもしれない」という心の準備をしていればここまで取り乱すこともなかっただろう。しかし、ロッカーに人がいるなど普通は予想なんかできるはずがない。

 

結果として、心の準備が何一つとして出来ていなかったアオトはロッカーの住人に出くわしてしまったことで不意を突かれ、大きく取り乱してしまうことになってしまったのである。

 

 

「うぅ…うううううぅ……」

 

 

モモイの服をガッシリ掴み、うめき声をあげるアオト。モモイの後ろに隠れながらチラチラとロッカーを見ている。

 

 

「こ、こうなったら…!ミドリ、アオトのことお願い!」

 

「う、うん、分かった!アオト、こっちおいで…?」

 

 

アオトがロッカーで何かがあったということは分かったモモイ。なのでそのロッカーを調べようと決意する。ただアオトがしがみついているので、一度ミドリにアオトをバトンパスしてからロッカーに向けて歩み始めた。

 

 

「どこの輩か知らないけど…」

 

 

徐々にロッカーへ近づくモモイ。弟を怖がらせた存在に制裁をという思いを胸に近づいていく。

 

 

「アオトを怖がらせるやつは、私が許さ「ま、待ってっ…!」…!?」

 

 

突如、ロッカーから声がした。それと同時に開かれるロッカー。

 

 

「ヒッ…!?」

 

「…!……あれ?この声って…」

 

 

聞こえた声と開かれたロッカーにビビるアオト。しかしミドリは声に聞き覚えがあるようで…?

 

 

「今の声って…」

 

「…………」

 

「あ、あれ…?ユ、ユズ…?」

 

 

どうやらモモイも知っている声のようだった。その声を聴いた瞬間、臨戦態勢も解いたモモイ。そしてロッカーの住人は姿を現す。

 

 

その姿は────

 

 

「ご、ごめんなさい……怖がらせるつもりなんてなかったの……」

 

 

半泣きになりながら話す少女、ゲーム開発部部長、花岡ユズであった。

 

 

 

 

*1
『プライステーション2』のソフトに対応していたのは初期型のみ






ユズがロッカーの住人であることを、モモイとミドリは今回の出来事で初めて知ったという形にしました。

原作開始前なので問題はない…はず…


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