最高のM.A.V. 俺とパイロット 作:脳を焼かれた00ユニット
結構始めの頃から思ってたこと
なんでガンダムもキケロガもゲロビ撃ってるんだろう
ゼクノヴァが水の音するのも理由があるのかな?
ああ、窓に!窓に!
突然フルスロットル。
ガンダムだけ見たい人はこちらから
ついき:誤字報告ありがとう。システムちょっと壊れてる?
それとも脳が暗号を受け取れていない……!?
ああああああチャートあああああああああ
訓練用のコックピットを出てシイコが休憩室に入ると、そこには先客がいた。
一組の男女の内、女性が話かけてくる。
「お疲れ様、シイコちゃん。日本語は慣れた?」
「ハヤセ中尉。オカゲサマで、少しは」
「うんうん、いいことね。動きもよくなってきたわ。この調子なら次の作戦には出れるわよ」
「I'm honored. アリガトウございます、中尉」
「もうっ、私のことは速瀬でいいって言ったじゃない。同じ中尉なんだから」
「そうですカ?」
「そうよ。貴女だって呼び捨てのほうが楽じゃないの?
ミセスとかサー、とか英語も敬称多いじゃない」
後ろに控えていた男が指摘する。
「おいおい、そんな聞き方は失礼じゃないのか?」
「いいのよ、私が助けたんだから」
「それだってなぁ」
「イイんです、少尉。命のオンジンな上、
実際、日本語と同様程度に英語の敬称関係は宇宙世紀になっても面倒である。
とりあえずサーだ。というのは有名な話。
「ほら、本人もそう言ってるじゃない。タカユキは女心がわからないもんねぇ」
「そういうもんかぁ? まぁ本人がそういうならいいんだけどよ」
「では、ハヤセと」
「それでよろしい」
そのまま水分補給をしながら一息ついて世間話に興じる。
だが、急かされる軍人はいた。
「こんなところにいたのかタカユキ、中隊長がカンカンだぞ!」
声に反応すれば。
入口から新たな衛士が顔を覗かせていた。
「げぇっ、シンジ! くそぉ、休暇は終わりかぁ」
「ほらお迎えよ。アンタは早くハルカのとこに行きなさい、待ってるんだから」
「へいへい……」
肩を落としてタカユキは衛士と共に退出していった。
「仲ガよろしいのですね」
「まぁ、腐れ縁だしね。アンタはこれからどうする?
自信があるなら――――
ちらりと視線を演習機に向ける。
速瀬の挑発的な笑みにシイコは汗を拭って答えた。
「当然、オネガイします――――ボコボコにしてやる」
瞳を開いた好戦的な表情を向けられ、速瀬は笑みを深める。
「……あはっ。アンタのそういう顔、
それからところ変わって研究室。
画面に大きく表示されたのは各地に点を示す世界地図だ。
なお、夕呼の左手は何がしかのコンピューターを操作し続けている。
紙が貴重となった今は電子データ管理が多い。
資源を消費しないスタイルは人に過労を強いる。
夕呼は権限を濫用しまくって無駄を省き続けた。それでもながら作業をする量である。
「これまで基礎的な知識を教えて来たから、今日はG元素についてよ」
「G元素?」
「そう。貴女の世界でいうミノフスキー粒子のように、これまでの常識を変えた新物質よ」
「……穏やかな始まりには思えないのだけれど」
「いい勘してるわね、その通り。
さて、BETAの落着ユニットがどう落ちて来たかは覚えているかしら?」
「確か、最初はチャイナ。そのあとはアメリカに落ちて、ユーラシア大陸よね」
「ええ、十分よ。
そしてこの北米大陸に落ちた落着ユニットを核で迎撃した後、見つかったものが」
「G元素、というわけね」
夕呼は首肯した。表示する画像を変更。
「
詳しく調べられたら、もっと数は増えるんじゃないかしら。
なにせBETAが地球に来たのもこれを製造するためなんじゃないかってくらいのものだからね。
その中でも特に重要なのがグレイ・イレブン。数あるG元素の中で兵器転用されたものよ」
爆発物が爆発する過程を示したスライドショーになる。
「その兵器の名前を、Fifth―dimensional effect bomb――通称G弾というわ。
正確にはムアコック・レヒテ機関の応用なんだけど、まぁ名前の通り
その特徴は発射した時点でBETAでも迎撃不可能なこと。
G-11によって生成されるラザフォード・フィールドが球形に広がるわけだけど
その境界外部は重力偏差で触れたもの全てをスパゲッティ化させて
内部は無秩序な方向に重力が同時発生し、質量を持つあらゆる物質を分子原子レベルで引き裂く
つまり、触れたら終わりなブラックホールと言ってもいいんじゃないかしら。そういう兵器よ」*1
「重力干渉!? しかも言っていること全部狂ってる兵器じゃない。
何食べたらそんなもの考えるのよ……」
「さぁ?
戦術機より安価で、簡単で、大量破壊できる素ン晴らしい兵器が欲しければ、
地球がもうどうなったっていいや、って思ったら考え付くんでしょ。
実にアメリカらしい兵器よ」
夕呼の態度は悪態とほぼ同義である。
「ちなみに、重力を弄った場所はどうなるの?」
夕呼は笑って質問を返した。
「どうなると思う?」
その反応だけで、シイコが額を抑える理由に十分だった。
「ああ…………直るなんて夢見すぎよね」
「そう、夢見すぎなのよ。
でも、そんな夢しか見られない一部が起こした
「前に話してた、地殻変動の話?」
「そう、よく覚えてるわね~。
…………ああ、ごめんなさい。そんな風に言われる年じゃないわね。
そのバカで半離島化したおかげで、このヨコハマがなんとか踏ん張っているわけだけれど。
厳しいものは厳しいわ」
食料、弾薬、日用品。問題なんて探さなくてもやって来る。
それをここ最近でシイコも思い知らされていた。
コロニーの難民となんら変わらない。むしろ悪いかもしれない。
それを管理するというのなら、ため息も出るというものだろう。
「個人的には、グレイ・ナインに未来を感じるけれど、軍隊は難しいものね」
夕呼は手を叩いた。どうやら片手間の作業も終わったらしい。
「さて。こんなことになっている地球、どうにかする意思はある?」
そんな問い、する必要はない。やれと言えばいいだけなのだ。それでも聞いてきたのなら。
シイコは瞼を下ろし、数秒の思考をした。
現状、シイコとしては戦術機の操作さえ覚えれば――
別に地球の命運、なんて大げさだが。そういったものに本気になる必要はない。
けれど。
一度付き合うなんて言ってしまった手前、言葉を反故にするのは致命的に恰好が付かない。
それに。
どう見ても詰んでる世界で奮闘する、目の前の人を手助けしたいというのも、事実だった。
目を開く。
「当然。地球連邦軍の軍人は、その程度で折れないわ」
夕呼はその返事に無表情だったが、ほんの少し。笑ったように見えた。
「よろしい。これからが地獄よ」
◇
示し合わせたわけでもなく、シイコの率いる小隊はセイラたちと合流した。
連邦の布陣は先頭にMS隊を配置し、艦隊と続いて最後尾にコンペイトウの形をとっている。
「これが地球連邦の今の総力というわけね」
宇宙を進むモビルスーツ群を見ながらシイコは呟いた。
その数200あまり。ソロモン戦で消耗したりニコイチ修理で無くなった数は思うより多い。
これで都市攻略をするというのだから、敵の情報が間違っていた場合は全滅もあり得るだろう。
『念のため情報をこちらで洗いはしたが、やはり空き巣を狙うことは出来るらしい』
「それはなによりね。残った警備員が問題だけれど」
兎の返事に嘆息すると、隣にやって来るは白い軽キャノン。
『怖気づきましたか?』と当たり前のように通信に入ってくる。*2
「子供が生意気よ。あなたの方こそ土壇場で裏切らないでしょうね?」
ふふふ、と笑い声。
『私は妹です。兄のような
「ほんと、態度は一丁前ね」
シラヌイから伝わるモノとは質が異なる意思の直感。
それがセイラの、アルテイシアの本気を伝えてくる。
(ダイクン家に興味なんてないけど…………)
その腹の
すると。
『……子供です、私は。
(ああ……わかりすぎるのもよくないわ)
どこでそんな入れ込まれたのか。琴線に触れた事情が分からないのはちょっと怖い。
だが恐ろしい
シイコはそれを無碍に扱うことは出来ない。
「そう思うなら、大人ぶり過ぎないことね。軍人なんて100年早いわ」
『でも、私は』
「わかってる。だからこの場は私が守るのよ」
『…………はい』
賽は投げられたのなら、川を渡り切るしかないのだ。
『難儀な性格をしているな』
『あら、兎さんもでしょう? 実は私、私が嫌いなんです』
『…………人に指摘されるのは、納得いかない』
「こっちを見ても答えは変わらないわ」
『……そうか』
『ふふふ』
ピコピコ、シュン。兎は複雑な心境を耳で表現した。
して、こんな会話も傍から見れば気に食わないのがマリーである。
『誰ですかあなた。先輩に馴れ馴れしい!』
『あら、番犬のつもりに? 可愛らしい子を飼っていらっしゃるのね』
『飼っ……!? 先輩に……飼われる……ちょっと、いいかも……』
『……え? な、なにこれは――――えっ?』
『ネジが壊れた馬鹿お姉…………』
皮肉を皮肉と受け取るにも知性は必要なのであり。
ニュータイプがゆえに妄想すら受信してしまうセイラは、まるで意味の分からない電波を。
言うなれば――毒電波を受け取って困惑した。
「…………戦場でピクニックの引率をするつもりはないのに」
想像力豊かな後輩にシイコは眩暈を感じそうになる。
『まぁ……人の意思は自由だからな』
「他人事だと思って、あなたねぇ……」
『奴らの集中がおかしな方に向く前に言ってやれ』
(面倒なところは投げたがるのね……もう。まぁ、緊張は解れたようだからよしとするわ)
シイコは収集をつけるべく通信を飛ばす。
「作戦宙域に入るわ。おしゃべりもおしまいにね」
『は、はいっ』
『ん……いよいよ』
『頼りにしています、大尉。ランバ、援護なさい』
シイコが先頭に立てば、隣に
『姫様はお任せを』
「……目を離さないで頂戴よ」
『必ず』
かつての敵はなんとやらか。
ヘンテコに乗っていても実力の確かな男が頷いたのなら、シイコは信じることにした。
『あれが……
まもなく。
うっすらと
ギンは感慨深いような言葉を零した。
月のクレーターにテラフォーミングされた都市たちが光を放っている。
「見たことない?」
『そうだな……人の営み、という意味では。データにある物も戦いばかりだ』
「……これからそれを壊すわけだけど」
『心配してくれるのか? 思うところがないと言えば嘘になる』
「核で平和なんて……馬鹿らしいと思っただけ。やめるなら今しかないわよ?」
『冗談。俺が何人殺したかを想えば、今更都市ひとつをシイコの命より優先する理由がない』
「…………やっぱり、あなたも重いわよ」
シイコは花に目をやった。
「それに、私たちでしょう。甲斐性を奪わないでくれる?」
『……人たらしめ』
機械のデレなんてものを誰が期待しているのかわからないが。
「失礼ね、誰でもいいわけじゃないのよ」
『…………』
「どうしたの?」
突然静かになった相方に尋ねても、反応が鈍い。
心で刺激すると、うわごとのような言葉が飛び出した。
『馬鹿な……そんな予兆はひとつも……』
流れて来るのは光のイメージ。
「ミサイル?」
次いで、引っ掛かりを覚えた地点を
そこには此方に向かう飛翔体が映っていた。
次第に大きくなる姿。
それは生存本能を激しく刺激する異様な気配を放っていた。
『このご時世に?』通信越しにセイラの困惑。
「…………迎撃する」
対応を迷ったのも一瞬で決断。
シイコがライフルを構え、照準を合わせようとしたとき。
『ここを離れるぞ!』
「うわっ! どうしたの!?」
突然コントロールを奪われ、回避動作に入ったことで体が揺れる。
本気で焦ったように兎は叫んだ。
『あれはG弾だ! 何故かは話しているヒマがない!』
「ええっ?」
『先輩?』『ん、異常?』
突然動いたシラヌイに驚くふたり。
困惑したシイコだが、送り込まれた情報を
焦燥を宿した声音で告げた。
「各員散開! アレから離れて! セイラさんもよ!」
『わ、わかりました!』『ん……』
『私には……その勘、信じます』『姫様、こちらに』
戸惑いを表しながらもその剣幕に、言葉を聞いた者はその場を離れる。
だが、離れられないものだってある。
「
(間に合って欲しいけど……!)
焦りとは裏腹に、現実の腰は重い。
《こちら
<高エネルギー体接近! 目標はコンペイトウの模様!>
<迎撃させろ!>
<グローザー及びコンゴウの主砲が直撃…………え? も、目標健在!>
<ミサイルだろう!?>
通信越しに混乱が伝わってくる。
「時間はないの!」
『想定被害を送ろう』
《は………これが起こるか!?》
納得せずとも無視出来ず。
司令部は発光信号で艦隊に飛翔体の航路から離れるように通達した。
「やられたわね……」
苦虫を噛み潰したようにシイコはこぼす。
ソロモンの進路は変えられない。直撃は不可避だろう。
残り時間も40を切った。
『……やはり月はイレギュラーか』
「あなたを責める時間はないわ。出来ることをする!」
『…………すまん。この隙を奴らは突くつもりだろう』
「わかってる――――ふたりとも、来るわよ! セイラさんも備えて!」
『はいっ』
『ん』
『これは……おいでなさるわ』
多くは飛翔体を避けたものの、そうではなかったものは、文字通り轢き潰された。
欠片一つも残りはしない。異次元に喰われたように。
そして、着弾。
コンペイトウの中心部に極大の花が咲き誇る。
色を付けるなら、紫色の。キレイな光に魅了されかねない。
だが、猛毒だ。
花弁が散るようにソロモン内部は一瞬で崩壊した。
コンペイトウは――残った東部以外も中心から小さな隕石へと砕けていく。
もはや質量弾としては使えない。
《なっ……コンペイトウが割れる!》
《馬鹿な、コロニーでもないのに!》
《退避、退避ィ!》
《ビグ・ザムをだせ! 今しかない!》*4
そして、そんなことが起きれば艦隊に動揺が広がる。
「見守る時間もないのね……ッ」
その機会を逃さぬものをシイコは感じ取った。
こちらの様子をじっと見つめていた奴が、動いたと。
「ギン、リンクを最大にして頂戴」
『…………いいのか?』
安全マージンはあれど機体との意識同調が及ぼす後遺症を兎は警戒する。
「私ひとりの命じゃない。わかるでしょ?」
しかし決意の瞳を向けられれば、それを拒否することなんてできず。
『――――了解』
これまでの記録からギリギリなんとかなるラインを割り出し、解放する。
瞬間。
「うっ……! ふ、ぅ……ッ! 来、たぁ……ッ!」
機体と感覚を同期したシイコの脳内に莫大な情報が入り込む。
宇宙の風。色。匂い。
心臓の鼓動が誰よりも加速する。生き急ぐように、ドクンドクンと高鳴った。
「っは………ぁ……これ、が……!」
快楽と遜色つかぬ万能感に酩酊しそうになる。
ああ、この快感に身を任せられたらどれだけ幸せか。
「はぁっ、はぁっ……ふ、ひ、あ、がっ」
『バイタルの許容値を超える――やはり』
「その、まま……!」
『しかし……』
「い、ひっ、ぃから…………!」
何かに溺れて、依存して、その果てにみっともなく死ぬのか。
何も得ることなく。
(ちが、う……私は……ッ!)
『先輩! どうしたんですか!』
『……動けない?』
『な、なんで……どうしようノア』
接触回線―――別名肌のふれあい。
過敏なシイコはそこで後輩たちの剥き出しの真心を感じ取った。
(この子たちの、ためにも……!)
「大、丈夫……! 予定通り、アローヘッド・マーズ……!」
優れた理性で乗りこなすのだ。
『……わかりました。ノア!』 『わかってる』
『過分はこちらで処理する』
「おね、がい……!」
防衛本能とも呼べる脳内物質の過剰分泌。
ガクガクと震える体を意志の力でねじ伏せる。
全身から溢れる汗を
命を縮めるような行為だが、飛躍的に拡大した空間認識能力は確かに敵の姿をみていた。
瞳の
(これで、ふざけた真似はさせない……!)
勝利も、命も。どちらも得るために、戦っているのだから。
◇
4隻のグラナダ防衛艦隊、および旗艦のソドンは歓喜にあふれていた。
『ソロモン崩壊! やりました!』
『おおお、流石キシリア様!』
『ザク一機がおしゃかになりましたが、十分ですよ!』
『ちょっとドズル中将に申し訳なくなるくらいの砕けっぷりですね』
『いいや、ドズル閣下ならそれはもう豪快に笑い飛ばすはずだ!』
「なるほど、これが秘策か」
シャアはガンダムの中でその結果を見届ける。
ソロモンは砕け、モビルスーツ隊は混乱し艦隊はバラバラで連携も薄くなっていた。
(……しかし、これが何発もあるなら連邦相手に苦労しないはず。一度きりなら警戒しすぎか?)
「諸君。喜ぶなとは言わんが、作戦行動中だ。目的を見失うなよ」
『はっ、失礼しました。依然、連邦艦隊主力は健在です。阻止限界点まで残り40』
「よろしい」
オペレーターのセリフに頷き、シャリアへと意識を向ければ。
『大佐、いつでもいけます』
「よし、これより作戦の第二段階を始める」
(アルテイシア……お前は何を求めているのだ)
懸念点はあるが経過は順調だ。
赤いガンダムはカタパルトデッキへ移動、足場を固定した。
「ガンダム、出る!」
カタパルトが火花を伴って走り出す。
宇宙に出た赤いガンダムとキケロガは他部隊に先行して連邦軍へ向かう。
スコープ越しに、状況をシャアは分析した。
「核を抱えた突撃艇はモビルスーツが護衛しているか。
連中が混乱しているうちに、大尉と私で核をやる。モビルスーツ隊を強行突破するぞ」
『はい、大佐!』
ビットを含めたガンダムと、そもそもがモビルアーマーとして大推力を誇るキケロガ。
両者が本気で加速すればあっという間に接敵する。
連邦のモビルスーツが隊列を組んでいる様子を発見すれば。
「一網打尽にさせてもらう」
ガンダムから放たれたビームが戦場を縦断、複数の爆発が起きた。
生じた隙をキケロガが四方にメガ粒子砲を照射することで
デブリやモビルスーツが光の柱になっていく。
「やはり大尉に背中を任せて正解のようだ」
『ありがとうございます、大佐』
「この調子で進むぞ」
『はっ!』
「では……うん?」
アラートがミサイル発射を警告した。
艦艇と突撃艇の一部からのようだ。
しかし、いくら長射程ミサイルでもこの距離は無茶だという他ない。
「焦ったか? 罠だとしても、落とす」
シャアはビットを展開、射出した。
「私にも出来るか……」
意識を拡大し、ビットを体の延長端末として認識する。
「――――そこ!」
大きな火球がいくつも生まれる。一射で全てを破壊できずとも連鎖誘爆していった。
中でも大きなものは。
「やはり核を持っていたか。なりふり構わんとは、思い切りがいい」
自分の出来に少しばかりの満足を感じた。
『大佐!』
ビビビ。モビルスーツの接近警報が鳴る。
「来たか……!」
自身らに向かってくる機影を認め、シャアは不敵に笑った。
◇
『ひと暴れした後らしいな』
グラナダが目視できる距離になったころ、宇宙戦やモビルスーツのバーニアの光が確認できた。
仮面の男の気配。
先の戦いではざわついたというのに、シイコはどうしてか今回は透き通るような清々しさを持てる。
「――――。そうみたいね」
見計らったようにセイラから通信が入った。あちらも見つけたらしい。
『予定通り、シャアはこちらで。大尉はあの大きなのを任せても?』
40mはありそうな巨体。大きさの分だけ火力もあるのだろう。
なにより、ひと手間ではいかない予感があった。他人に任せるのは避けるべきだ。
「構わないわ」
『助かります』
通信を切ろうとしたセイラにシイコは釘を刺す。
「必要と感じたら援護するから。命大事に、よ」
『ふふ、どうぞご自由に』
調子が戻ったようで、言外に「出来るものなら」と言っているようだった。
それはキャノンに乗ったキャノン。
あるいは奇天烈なキャノンを足場にした白いキャノンというべき姿で、ガンダムに迫って来る。
「どういうものだ……?」
困惑した口調をしながら、シャアはライフルを照射。
しかし、それは足場のキャノンが構えたシールドに当たって拡散した。
「バリアというわけか、よくも間に合わせたものだ」
一切減速する気を感じられない速度に、シャアも打って出る。
『大佐!』
「大尉、君は蜃気楼を頼む。私は、真意を聞かねばならない」
『はっ』
「さて…………」
再びキャノンたちと正対する。
ビットでの攻撃も加えるが直撃を受けないあたり、凡百の乗り手ではないらしい。
やり手か。
「うん!?」
ふと、髭面の大人の顔が脳内に飛び込んで来た。
(お前か、ランバ・ラル!)
一瞬、コンマ秒、思考に硬直が生まれる。
その瞬間、目前に迫るは
だが、体は動ける。
挨拶代わりに飛んできたハンマーを躱せば、すれ違い様に意識が交流した。
「やはり、アルテイシアか」
『兄さん、今日こそ私があなたを討ちます。お覚悟を』
「アルテイシア、なぜ戦場に立った!」
旋回し、再び向き合う形になれば、シャアが問う。
「お前は静かに生きるのではなかったのか?」
『閉じこもっているだけの時間は、終わったんです!』
今度は、ビームサーベル同士の剣戟。
「なに?」
『兄さんがこんな戦争など始めなければ、私は待っていました。
でも、兄さんは始めてしまった。ルウムで得た栄光は、さぞお気持ちよかったのではなくて!?
それなのに自分本位で私に帰れと仰るのなら、今度は私が兄さんを閉じ込めて差し上げます!』
シャアは、粘性を有した触手めいた意思がセイラから伸びてくる様子を幻視した。
己を絡めとろうとする、肉食植物を。
「怯える? 私が?」
如何にガンダムと言えど。
キャノン系2機分のスラスター推力をもってすれば、つばぜり合いで後退させられる。
それとも、精神が影響するのか。
『兄さんが何に乗っていようと、私はあなたを討つ!』
「だがアルテイシア。お前はこのガンダムを――――!?」
密着状態で発射された肩のキャノンを、頭をずらして回避。
直後、サーベルをはらってつばぜり合いから脱出した。
サーベルでシャアは白キャノンの
しかし、白キャノンは青の残影を残して突如
「アルテイシア! なんだそれは!?」
『兄さんにはわからないものです』
「そういうものではない!」
キャノンを躱し、サーベルを掃い。
だが、残影を纏う動きに戸惑いを与えられる。
感受性も目も良過ぎると、見なくていいものまで見えてしまう。
「ええい、まやかしが……! 甘い!」
ハンマーの鎖を焼き切る。追撃しようとして、ひらめきがその意思を押しとどめた。
『甘いのは兄さんです。いつまで拘りますか!』
「なにィ……ッ」
勘に任せて機体を捻れば、先程の位置をサーベルが振り払う。
異常なモビルスーツとは思えない機動。
シャアは反撃を試みる。
『若様、姫様のことも考えていただけませんか』
「貴様も言うか!」
横槍に動きを拒まれ、仕切り直すために蹴りをお見舞い。そのまま離れようとするが。
そんなことを許すわけがない。すぐさま姿勢を立て直し、白は接近する。
『兄さん! そうやって私から離れようとする、許しません!』
「なんなのだ、このプレッシャーは!?」
振り回された鎖を回避した瞬間、襲い来るサーベルを受け止めた。
『ビットとやらもこうなれば使えませんね?』
「ちぃ……鼻が利くようだな、アルテイシア」
お互いが密着するような状態では確かにビットは大きすぎる。狙いなどつけられない。
『選んでください。今、ここで。私と住むか、私に冥府へ送られるかを』
「この程度で私が諦めると思うか!」
ビットを操り、艦艇への攻撃を行う。
(仲間の危機を無視できるような――何!?)
思惑成らず。セイラはそのままシャアに張り付いて離れない。
『だから、甘いと言いました!』
「なんという……!」
サラミスの爆発を背に、セイラはシャアに斬りかかった。
(まぁ、いい。ビットは核の排除に動かせば)
なんて考えたのを読むように、セイラは吠える。
『そうやって片手間で女を扱おうとするから、いつまで経っても上手くならないんです!』
「なんの話だ!!」
一方、シャリアとシイコたちもビームの砲火を交わし合っていた。
「……やっぱり、あの時のドムね」
《あなたは少し、雰囲気が変わりましたか》
「口説き文句としては、30点よ……!」
跳躍ユニットの出力を増したシラヌイは
反撃のライフルは、キケロガのスラスター機動で回避された。
《お生憎様で。そのような意図はありません》
「美人3人が追いかけているんだから、ちょっとは揺れたりするものじゃないかしら」
『私は先輩一筋ですよっ!』
『そういうんじゃないよ……』
《女性というのは……3人集まれば姦しいとは、よく言ったものです》
無駄口を叩く程度の余裕をもって、ライフルと肩のキャノンで攻撃を仕掛ける両名。
だが、それ以上の余裕でキケロガは回避運動を取れている。
こちらが余裕を
『それにしても……あのガンダムに意識を取られているようだな』
キケロガの有線ビット4本のうち、1本は常にガンダムの方を向いている。
(そうね。あちらが決着する前に、こっちを決着させるつもりで行かないと)
舐められているのが気に食わないのもある。
もっと言えばキケロガはいつでもガンダムの援護をするため、わざと姿を見せている。
「だったら!」
シラヌイはキケロガ本体に向けて増速。
突撃砲の残弾に任せた弾幕を形成する。
当然、巨大モビルアーマーを撃破する威力なんてないのだが。
《その程度ッ!?》
キケロガの動きが鈍った一瞬。
「――今!」
『はーい!』
『外さない』
マリー機とノア機のキャノンがキケロガに直撃する。
爆発は、しかし小さい。傷にはなったようだが、致命傷には遠い。
ただ、命中したというのは確か。
《これは……弾丸ひとつひとつに意思が載っている……!》
加速したキケロガの中でシャリアが頭を押さえている様子がわかる。
「ご名答。どうやらこれは、間違いじゃないみたいね」
自分が
ここまでハマるとは思っていなかったが、思わぬ僥倖。
今の状態ならば、物質ひとつに意思を込めるのも容易――ではないが、出来ることだった。
200近い殺意が目の前に飛び出して来たら、誰だって驚く。
ましてそれがニュータイプならば、深く
ただ、それは
《しかし、このくらいで私を止めようなどは》
「思っていない!」
(ただ、逆説的にこの男がニュータイプと言うようなもの――今は、どうだって!)
シラヌイは更に機動に複雑さを増す。
「ぐ、ううう!」
『対Gプロトコル、最大だ』
「この、程度で!」
急激に増加したGで体がシートに張り付かん勢い。
内臓が圧迫され、血が逆流する不快感に耐える。
それはキケロガの
シャリアはそこに惑わされるほどお人よしではない。
ビームは当然に避けるし、突撃砲は脅威度足りえないとして無視している。
《確かに、蜃気楼のパイロット。あなたはお上手だ……しかし、足手まといを連れては》
当然のように比較して
『あっ……!』『ヘックス-3!』
ビームの刃がコックピットを貫こうとした瞬間。
《消えた……!? はっ!》
ノア機がその場から消失した。
その瞬間、気配を感じて回避行動に移ったシャリアは、正しいもの。
ビームが通り抜けていく。
《今のは……?》
感覚を凝らしたシャリアは、宇宙の闇に同化して視えないものの、何か線のようなものを感じた。
《そうか、あの時の剣と同じ!》
「あの時、殺しておけなかったのが厄介過ぎる勘の良さね……!」
『……これがジオンのニュータイプか、恐ろしいな』
これもまた手品で、ネタは簡単。
単純に、スティグマをマリー機とノア機――正確には両機の強化通信装置に接続しているだけ。*5
アローヘッド・マーズとは自身の周囲をM.A.V.セットの僚機を飛ばすというもの。
シラヌイの行動も制限されるが、2人の行動をこちらである程度操作できる利点がある。
それともうひとつの利点もあったりするが。
とりあえず、バレたらそれはそれである。
ワイヤー機動を利用した3次元機動を宇宙で行えば、次々変わる変則的な攻撃方法が仕上がる。
もちろん、無理すればパイロットには著しいGがかかるのだが。
『内臓の、ひとつやふたつ……!』『わけない……!』
意志の力で無理やり押さえつけていた。
(2人の限界もある……)
「早めに始末をつけさせてもらう!」
打ち切ったライフルを放棄。長刀を抜刀して斬りかかる。
《確かに、強力な戦術やもしれませんが……所詮、意思は有限にひとつ』
シャリアは勘を研ぎ澄ました。結局、シラヌイが司令塔であるのは明らかなのだから。
そこさえ把握すれば、全体の動きも分かるというもの。
《そこ!》
斬りかかって来るイメージを補足したシャリアは待ち伏せのビームを放った。
『残念っ! 私でした!』
ビームの先には誰もおらず。マリー機の軽キャノンがサーベルを抜き放っているだけ。
「はぁぁぁっ!」
《ぐっ……! まさか、意思も……シャッフルしているのですか!?》
ワイヤー機動で背後に現れたシラヌイの斬撃を躱し、メガ粒子砲の反撃を行った。
それをひねるような機動でシラヌイは回避した後、さらに接近しようとする。
スラスター推力に任せてキケロガは距離を取った。
人間なら誰しも自分の境界というものがあるはず。それを手放すなど、本能が許さない。
「ちょっと違うけど、似たようなものよ。それにしても、よく躱すわね」
実のところ、いろいろ喋るのはよくないことだが。
気が高ぶるとそうなるのは仕方ない。
『これは……長期戦になるか』
そうして幾度か攻撃の交差が行われたが。
なかなか、決着はつかないでいた。
「3対1でやり切れないなんて……ほんと、嫌になるわね……ニュータイプ」
打ち合わせも当然ないのだが、ある時シャリアとシイコたちは膠着状態に陥った。
それは、ガンダムと白キャノンの動きが止まったからでもあった。
「ふたりとも大丈夫?」
意思を観測しつつ、言葉での会話を行う。
『はぁっ、はぁっ……大丈夫です』『私も……』
言葉とは裏腹に、現状は厳しい。
(だいぶ限界そうね……)
それも無理ないだろう。ほぼぶっつけ本番のようなものなのだから、疲労の蓄積だって早い。
特に精神的には。
やはり艦の側においておくべきだったか――
そう考えたところで、意思の流入が起きる。
『私は、先輩の隣で戦いたいんですから!』
『そろそろ、頼ってもらって大丈夫って言いたい』
「…………ッ」
(本当に、良い子たち……だから、やらせやしない)
そう思っていれば。
《わかりませんね……》
「なに?」
シャリアが意思を交流してくる。
《その優しさを持つあなたが、どうしてそのような獣に乗っているのか》
「獣?」
《生物と懸け離れた姿が、見えないのですか?
まさか、姿を偽って……いや、これは……なんだ!?》
「ちょっと、いきなり何!?」
突然、狂乱状態手前になったシャリアを前にシイコは混乱した。
隙……というには見えなすぎる。
攻撃するチャンスではあるのだが。
『ふ、ふふ。見える……見えるよ先輩!
先輩と繋がって私にも……あはっ! 先輩と繋がってる! あはははは!
これは……これは [**宇宙世紀スラング**]!』
「今度は何!?」
次はマリーが突然おかしなことを口走り始めた。
『いや、これは……感覚に酔ってキマっているだけだ……』
「…………それはそれで駄目でしょうが!」
『ヘックス-2側の精神感応をロックする。ヘックス-3は無事か?』
『ん……私は、なんとか』
「よかったわ……それで、これはなんなの?」
『相当にジオンのニュータイプは能力が高いらしい。あちらを欠片でも見てしまったか』
「あちら側……?」
『……気づかない方がいいことだ。それより、向こうだ』
促された先では、ガンダムが白キャノンと向き合っている。
何か一段落したのだろうか。
虹色の空間の中で、シャアとセイラは――キャスバルとアルテイシアは言葉を交わしていた。
「兄さんは………最後の自分の言葉を覚えていて?
あの日、明日帰ると言ったわ。何も言わないよりも、罪深いことを」
遠い記憶の話だ。
「…………」
キャスバルは黙って聞くしかない。
結局、アルテイシアが誰かに操られているとは思えなかったのだから。
アルテイシアはアルテイシアだった。
「私はそれを信じて明日、また明日だと待ち続けていたのに」
「急にジオンの軍人になんかなって、不相応なことをしだす!」
「父さんや母さんがどうして亡くなったか、今の私にはわかるのよ!」
「わかる年に、なったのよ……」
「兄さんは私にすら関心がなくなったの?」
「軍なんてやめて、兄さん。静かに田舎で暮らせばいいのよ」
実妹の悲壮な叫びにキャスバルは心を動かされないかといえば、嘘になる。
しかし。
「アルテイシア………お前の心は、わかるつもりだ」
「なら!」
服を掴んで来た、その手を上から握る。
「しかし! 通さねばならぬ筋というものがある。
私にはあるはずなのだ。スペースノイドという民族の中で、ただ一人。
ジオンに、ザビ家に誅を下す権利が…………!」
兄も兄で葛藤があるというのはわかる。それでも、妹は。
「そんなもの、捨てなさいよ! キャスバル・レム・ダイクン!」
虹の光は終わりを告げた。
連邦軍もすでにある程度は立て直し、ソドン率いるキャメル艦隊との戦闘に入っている。
固定砲台と化したビグ・ザムを超えることは残存艦隊には少し荷が重い。
ガンダムとキケロガのどちらかが戦線に復帰すれば、その波も変わるのかもしれないが。
「くっ、一機逃したか!」
その時。
戦線を突破したパブリクが、グラナダに迫った。
『これで終わりだ! 独裁者の血筋の者!』
核の炎が指揮所目掛けて飛翔する。
――――ザビ家の女を、やれると思うな!
『そのはずなんだ!』
彼は見た。
己目掛けて
核の炎を退ける恐ろしいものが。
『うわっ――――』
発射された核もろとも。
肉の一片すら残らずパブリクの操縦者は消失した。
光のない極光。あるいは破壊の嵐。あるいは純粋なエネルギー。それが、突如荒ぶった。
一直線に進むナニカが戦場を縦断したのだ。
「なに!?」
『なっ!』
『なんですかこれは……!』
『眩しい!?』『先輩!』
『姫様、お下がりください!』
『兄さん!? なんてものを!』
『グラナダか!? 私ではない!』
連邦のモビルスーツ、艦艇、巻き込まれたジオンのモビルスーツ。
直線上にあったそれらが一様に爆発、あるいは消失した。
狂気を正気に戻してしまうほどの事象。
機械の補正による映像ではない。巨大な螺旋が戦場を横切ったのを彼らは
その軌跡にあるすべてを飲み込んだことも。
《なんだ!? 何が起きた!》
《光って、消えたんですよ!》
《センサーの故障か? バカを言うな》
《あああ、俺の艦がない! どこにいったんだよハイネ!》
《す、スワメルロスト! トクワン隊応答ありません!》
《マーカーが…………おかしいですよ!》
《嘘だ、嘘だよこんなのっ》
《自分でも見たろ!》
《全滅……とでも言うのか》
《消えたとしか言えませんよ!》
《エリー! どこいっちまったんだよ!》
遅れて、両軍の兵士が現実を
皮肉なことに、
未練も執着もなく逝った魂に質量はない。
この数の死を感じ取ってしまえば、それこそ壊れてしまう。
代わりに、それは
一瞬にして、グラナダの正面はデブリまみれの空白地帯と化す。
その異様さに戦闘を止めてしまうほどの衝撃があった。
「こんな寒いことを……!」
シイコは発射源と思しき方角に目をやる。
それをもたらした巨大なシルエット。
「ビグ・ザムより大きい……?」
巨人を超える、まさにそれは
全高300m超の存在。
その存在を知るモノだけが名前を呟く。
『ハーキュリーズが、なぜここに――誰が動かせた?』
『あれが……キシリア様の秘策……?』
『夢でも見ているのか、私は』
誰もが呆然とする。
巨神の中で女――キシリア・ザビはマスクを
『シャア――いや、キャスバル坊や。私のもとに来る覚悟を見せて貰うぞ』
ぐぬぬ。もっと書きたい。
次回、さらば青葉区。永遠に
ps ついにおわっちゃった・・・・・・
TIPS
・南海トラフ地震
南海トラフ地震をきっかけとした一連の連鎖地震によって帝国は物理的に「分断」された。
キョウトを中心とする西都、ヨコハマを中心とする東都、センダイを中心とする北都にである。
それぞれの境界線には巨大な亀裂が走り、海水が流入したことによって現在は海溝と化している。
地震による被害は人的、物的合わせて日本帝国に著しい打撃を与えることになったが
皮肉にもその地震によってプレートごと断裂した結果
「離島」である東都はBETAの侵攻が遅れることになった。
なお、本地震の原因としてG弾投下による地殻活性化を指摘されているが
米軍は一貫してこれを否定している。