呪術廻戦って漫画があるんだが、俺の霊能力って五条悟と似てない?   作:かりん2022

10 / 13
保育園

「はぁー。ヤリチン」

「うっ」

「避妊をしろ。避妊をしろ」

 

 女の子二人に責められる。

 

「でもさ、遥との間に、子供何人いても嬉しいんだもん」

「育てられる数を考えなよ」

「五条家へいけ、五条家へ」

 

さて、そろそろ交流会の時期である。

 

「青空 中央ってお前やな。目の所の布とりぃや」

「俺、目が弱くて痛むから布取れねぇんだ」

 

 そうして、直哉から距離を取る。そろそろバレたのかな。

 学生じゃない直哉が交流会に出るなんて。

 

「ふぅん……。まあええわ。お金に困ってるんやろ。当家で雇ってやってもええよ」

「いや、いいよ。いらない」

 

 俺はキッパリと断る。

 

「意地はるなや。同級生にも借金してるって聞いたで」

「うん、だから、これ以上増えるのは困るんだ」

「そーだぞ、中央は私が使い潰すんだから」

「硝子」

「そーそー。中央は私達のヒモなんだから」

「女の子に庇ってもらって恥ずかしくないんか?」

「ありがたいって思うよ」

「はっ 男の風上にもおけん腰抜けやな」

「腰抜けでいいよ。事実だから」

「つまらん奴やな。まあええわ。絶対手に入れたるから」

 

 そうして直哉は去って行く。

 

「完全に目をつけられたな」

「そろそろめざといのにはバレるか。五条家の庇護を得た方がいいと思うけど」

 

 悩む。結果的に庇護を得た方が早い場合もあるからだ。

 

「あー。超絶繁忙期もこれから来るんだよ」

「正直、戦力は欲しいな。普通に死人が出ると思う。遥も帰子も戦えるんでしょ?」

「相談はしてみるけど……。あっけど、忙しいって事は保育園代が出せるな。今日見学なんだよ」

「ばか、お前も死ぬかもなんだよ。五条よりずっと弱いんだからな、お前。常に術式を展開することもできないし」

「うっ」

 

 力を見せないよう手を抜いて、お茶を濁してギリギリの所で勝てた交流会。

 そんな時、電話が鳴った。

 

『どうしよう、中央。傑、保育園に行って呪霊を出して暴れて、ずっと泣いてて』

「すぐ行く」

 

 俺はその場で『跳んだ』。

 

 俺が遥の気配の所に飛ぶと、泣き声が聞こえた。

 

「傑の父です! この度は申し訳ありませんでした!」

「お父さん? 傑くん、ずっと怯えてて、心当たりはないですか?」

「いえ、とりあえず今日は連れて帰りたいと思います。謝罪には後日伺わせてください」

 

 怪我をした子供を見つけ、頭を下げる。

 

「傑が本当に申し訳ないことをしました」

「いいよ。僕、無理に近づいちゃったし」

「傑くん、近づくな猿だって。コータくん猿じゃないもん!」

「本当にごめん……」

 

 遥はひっついて泣きじゃくる傑を抱きしめ、困惑していた。

 

「ごめん、中央。でも傑がちょっと様子がおかしくて……」

「うん。わかってる。虫がいいけど、仕方ない。五条家に頭を下げる」

「傑、傑大丈夫?」

「ごめんなさい、ごめんなさい、パパママ、殺しちゃってごめんなさい……!」

「傑。怖い夢をみたんだね。大丈夫だよ。パパもママもここにいる」

 

 甘くみていた。

 夏油傑の歩んだ人生の壮絶さを。

 

「悟。五条家に行って、傑が大きくなるまでは術師で周囲を固めてもらうことにする。選択肢を上げると言いながら、ごめん」

「選択肢はくれたろ。で、今選択した。それだけだ」

 

 そうして、俺達は五条家へと向かったのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「突然の訪問、失礼致します。保護をお願いしに参りました」

「ただいまー」

 

 そういて、悟は目隠しを取る。

 

「六眼!?」

「大空 中央です。こちらは内縁の妻の遥。それで、双子の息子の悟と傑と言います。傑が非術師に怯えてしまって、幼稚園で術式を使って暴れてしまって……どうか虫のいい話ですが、お助けください」

「とにかく、中へ」

 

 そこで、俺は眼帯を取った。

 

「あり得ない! 術式は、もしや」

「はい、俺も悟も六眼無下限です。妻と傑が呪霊操術で。傑は非術師恐怖症に罹っていて」

「何か怖い目にでも?」

「信じ難いかもしれませんが、息子達は前世の記憶を持っているんです」

「……信じましょう。しかし、なぜ今まで来なかったのです?」

 

 俺は土下座した。

 

「すみません、俺は息子達を一般人として育ててやりたくて、隠してました!」

「……いくらご当主様でも、愚かとしか言いようがありません」

「それでも。それでも、二人は前世ですり潰されています。親として、それは避けたかった」

「これからは、五条家にお戻りくださるのですよね?」

「はい」

「ならば、いいでしょう。直ぐに受け入れの準備をいたします」

「ありがとうございます……!」

 

 そうして、俺達親子は五条家の世話になることになったのだった。

 




マシュマロ
https://marshmallow-qa.com/lucaluca
今度からマシュマロ返信していくことにしたので、よろしくお願いします!
返信不要の場合は返信不要と書いておいてください。

こっそりな感想はこちら
https://odaibako.net/u/karin2022v
リクエスト、返信不要の匿名感想はこちらにお願いします。

読みたいのは?

  • 短編1 続き
  • 短編2 続き
  • 短編3 続き
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。