呪術廻戦って漫画があるんだが、俺の霊能力って五条悟と似てない? 作:かりん2022
運命の導き(天元護衛)をスルーしちゃいました
俺は転生者である。
そして、呪術廻戦の大ファンだった。
今世では霊能力を持ってしまっているのもあり、特訓方法を流用できないかと、フィクションをあらかた見ているのもあった。
その上で言おう。
この世界は呪術廻戦の世界かもしれない。
根拠はある。忖度である。
ーー忖度。他人の気持ちを推しはかること。最近はネガティブな意味で使われることが多い為、使用するシーンでは注意が必要。
その忖度である。ネガティブな意味での。
何が言いたいかって言うと、加茂家と禪院家の活躍がめちゃくちゃ増えてて腐った蜜柑じゃなくなっている。後、登場人物の名前も変更されてる。
お前ら、そんなキラキラした存在じゃなかっただろ。
後、学習漫画っぽさが増えている。
より実践的な訓練についてや、お化けが見える場合の連絡先、アドバイスが載っているのだ。
これもう、呪術廻戦の世界で転生者がいるでしょ。
そんで漫画連載しようとして圧力に屈したでしょ。
問題は、この世界がどこまで呪術廻戦かだ。
仮に俺の知る呪術世界だったとしても、既にこの漫画がある以上、世界は変質している。少なくとも、おそらく五条悟はいない。
と言うのも、六眼についてあまりにも詳しく載っているのだ。恐らくは、転生した六眼の持ち主……俺に知識を与える為に。
俺が生まれた時、両親が海外在住で本当に助かった。
子供の時に見つかって殺されていた可能性があるからな。
六眼の容姿は目立ちすぎる。目を隠すようになってから日本に戻って来られたのは僥倖だった。
俺に出来る事は、こっそり修練を積む事だけである。
そして俺は、中学で運命にあった。
「夕空 遥。よろしく」
呪霊操術の少女である。可愛い。繰り返す。めちゃくちゃ可愛い。
「俺、は。青空 中央。好きな漫画は呪術廻戦」
「あー、あれ、ね」
その微妙な顔に、俺は彼女もお仲間なのだと悟った。
「実は俺、五条 悟の成り代わりなんだ」
「本当に? じゃあ、私は夏油 傑の成り代わりだよ」
「「なら、親友になっちゃう?」」
そうして、二人、顔を見合わせて笑う。
その後、十種影法術の隣子や赤血操術の帰子とも知り合い、仲良くなった。
それから2年して。高校をどうするかという話になった。
「すまんっ 俺は呪術系統の学校に行く!」
「本気? って言うかどうしたの、そのボッコボコの顔」
「呪術界なんて関わりたくないって言ってたじゃない」
「双子が……。これは遙のご両親に……」
遥が頬を染める。
「はぁぁー!? 大学卒業まで我慢出来なかったの!? 予定日いつ!?」
「春休みには生まれる予定」
「どうするのですか〜!!」
「だから、高校から金を稼げる呪術系統の学校に行くよ……。遥と子供達を食わせなきゃ」
「六眼の家族だからね。私は子供が生まれたら姿を消すつもり」
「重ね重ねすまん……。六眼はちょっと誤魔化すの無理だし、そうしてもらえると助かる」
「はぁー。金策手伝う。私も一人で鍛えるの限界感じてたし」
「私は普通の高校に通います〜。でも子育てのお手伝いとバイト代は融通してあげます〜」
「倍にして返す。本当ごめん。助かる」
そうして、俺達は別々に行動する事になったのだった。
二卵性双生児として生まれた子供達。
それは、俺たちそれぞれにそっくりで……片方六眼だった。どういうこと?
六眼の方は、めっちゃキョトンとした顔をしてたし、ガン見してきた。
混乱しつつも、俺は子供達に名前を付けた。
悟と傑。
その名前が、何より相応しいと思えてしまったから。
願わくば、この子達が最強コンビみたいに強く仲良くなってほしい。
あ! 早死と離反は無しで!!!
そうして、俺は学校へ行った。
「青空 中央です。術式はバリア」
「家入 硝子。私の事憶えてる? 夏油傑って名前に聞き覚えは?」
「いや。誰そいつ。どこかで会ったっけ?」
「朝焼 隣子。術式は犬の式神の使役! よろしく。ねぇねぇ、呪術廻戦って漫画知ってる?」
「つまんないよね、あれ。作者が呪術師って聞いたけど、忖度入りまくっててさ」
「わかるー! でも私は好きだよ!」
うーん。逆行者。後、本物の呪術廻戦はすごく面白いんだよ。硝子に見せてみたい。別の問題でそうだけど。
硝子は残念そうな顔をしていた。ごめんね。その二人、多分あなたを差し置いて赤ちゃんライフ満喫してるかもしんない。
五条と夏油がいない事と漫画連載、俺たちの事以外は概ね原作通りらしく、下手しなくても甚爾に殺されるので何とか方策を練らねばならない。
ドキドキしながらその時を待っていたら、なんと護衛依頼されず、そのまま天元様は普通に同化失敗した。
ご、ごめん……。
そして、悟と傑はやはり逆行者だったらしい。
まだ思考が体に引っ張られているらしいが(悟が傑の髪の毛を食べてひっついている写真が送られてきた)、硝子に会いたがっているようだ。
身を守れる年齢になったらね。
5歳ぐらいになれば、普通に考えられるようになるだろう。俺らもそうだったし。
マシュマロ
https://marshmallow-qa.com/lucaluca
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